TOEICプロジェクト改め

英語なんか嫌いだ日記

    

●こんなことからやってみる  ●まずは相談 ●再入学してみよう ●いよいよ再レッスン

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●英語なんか嫌いだ日記

7/14

 便りのないのは良い便り。っていうのは当たってる時と当たってない時がある。ここんとここの日記を書いていないのはほんとにもう何もしてないからである。英語リスニング入門のテキストとMDは一応毎日持ち歩いてはいるが、全然聞いていない。ちょっとくらい時間があってもまず聞かない。これはもう完全にあきらめた状態になっている。

 近々うちのボスが替わることになった。今度の奴も外人なのでやっぱり英語しか喋らないだろう。おまけにタチが悪いことにアジアのGMを兼任するらしいので、英語喋れないと日本人的にはかなり肩身が狭いかも。

 何故かというとコリア支社はインテリが多いとかハイソが多いとかで、ほとんどの人が英語を喋れる。つまり俺レベルの営業さんでも英語はいけるのだ。さてそこで比較してみよう。同じ営業さんがいて、同じ様な仕事をして、同じ歳くらいで、コリアの子は英語が喋れて日本の子は日本語しか喋れない。どっちが覚え目出度いでしょうか。

 最近うちの人事部長(日本人)がHQへ行くと英語で話しかけてくる。これ、洒落だと思ってたんだが、まさか俺の英語力はかってんじゃねえだろうな。なんか不安になる今日この頃。いや不安だったら勉強すればいいじゃん。

5/19

 もはや日記じゃなくて月記だな。

 ここんとこ英語について話す機会がいくつかあった。英語が喋れるおねえちゃんにいかにして英語をマスターしたかをゆっくり聞くチャンスがあったのだ。

 ひとりのおねえちゃんは留学経験があるらしく、まあずいぶん前から英語は得意だったらしい。興味深かったのは「英語は聞いてて気持ちがいい」というものだった。わかるから気持ちいいんだろうけど、基本的に英語の音が好きらしい。好きだから聞く、聞くから慣れる、慣れるから解るという好循環なんだろう。好きこそものの上手なれってことか。このおねえちゃん、よく聞いたらスパニッシュもちょっといけるらしい。

 もうひとりのおねえちゃんは海外で仕事をした経験があるひと。本人曰く、社内では自分が一番英語がうまいという。自分で言うとこみると間違いないだろう。そのおねえちゃんに聞くと、俺が「奴くらいにはなりたい」とひそかにライバル視しているおねえちゃんですら「喋れる」というレベルではないらしい。これにはちょっとへこんだが、考えようによっちゃそこは届きそうなレベルだとも思える。でもあそこまででも遠いのにまだ先は長いんだなとちょっといやになる。

 このおねえちゃんもやっぱり今でもトレーニングというか、常に英語に接しているらしい。無論、仕事でも使うんだが、家でも英語を忘れないように映画見たり、本読んだりしてるという。このおねえちゃんは昔から英語が好きで、高校の頃にはもうかなりのレベルだったらしい。俺も受験生の頃には普通の英文だったら困りゃしなかったんだけどな。このおねえちゃんに聞くと、ヒアリングのトレーニングは解らないものはいくら聞いても無駄だという。結局知らない単語は聞こえないし、何言ってるか解らないものは聞き取れるはずがないという。そりゃそうだよな。会話をしているならともかく、ただ聞いてるだけじゃ呪文聞いてるのと同じだもん。聞き返せるわけじゃないし。彼女とは「学問に王道なし」という意見で一致した。そうだよな。解っちゃいるが、つい近道を探しちゃう。

 さらに今度は英語が商売のおねえちゃんと話す機会があった。彼女はTOEIC910点だという。おまけに特にTOEICシフトで勉強したわけではないというので、それ向きにちょっと勉強すれば完璧だろう。そんな点数とっていったい何の不満があるんだろう。ないか別に。

 道は遠いな。今んとこ続けてるのは「ベラベラブック」と「英語リスニング入門」。「ベラベラブック」の方は比較的面白く、言葉を覚えていく面白さをすこし感じている。やはり継続に必要なのはやりやすさと面白さという演出だな。英語リスニング入門の方はためにはなるが、まだあんまり聞こえるようにはならない。新しい章へいくと何言ってるのか全然わかんない。6月号が出たというのにまだ5月号が終わっていない。せめてこのくらいはがんばれ俺。

 今英語がいらなくなるか、もしくはさらに必要になるかの過渡期に来ている。ボスが変わる可能性があるのだ。もし、日本人社長になれば完全に今の所はいらなくなるし、万が一パンパシフィックのボスが日本にからむようになると英語が出来ない俺はますます肩身が狭くなる。どっちにしてもやっとくにこしたことはないんだけどな。どうするどうする。なんか面白い勉強方法ないかな。

4/28

 英語は相変わらずやろうと思っているが、思っているばかりで全然進まない。やはり学校とか、毎月の教材とかで強制的にやらなきゃだめかな。

 最近やってるのは「ベラベラブック ぴあ株式会社」。これ、土曜の夜香取慎吾がSmaSTATIONという番組でやってるものをまとめたもの。なかなか面白いのでせめてこれくらいは丸暗記しようと思っている。俺の英語、この程度だし、香取慎吾ごときに負けるわけにもいかないし。あと、「英語リスニング入門」も5月号まで続けている。

 しかしやはりどこかで覚悟を決めて、徹底的に英語づけにしなきゃだめだなと考え始めている。最近アメリカ人のボスとミーティングをしたのだが、何言ってるかほとんどわかんなかった。結構ショックだった。中途半端にやってても無駄かななんて思う。一年で300時間くらい、例えば受験勉強していた時くらい毎日毎日みっちり英語をやればリーディングは戻ってくるとは思うのだが、今はそんな根性がない。

 つまりボスの言葉が聞き取れる程度にならなければ俺の中では意味がないし、それはかなり遠い目標のような気がしてきた。まあある程度のレベルにしておくことも大事なんだが、俺の理想としているところははるか彼方にあり、そんなレベルの人が身近にいるとよけい自分のレベルの低さを感じる。

 もしかしたら、すぐ英語の必要な環境になる可能性もある。ただそれは可能性であって今はない。そして英語が必要な環境になったらそのレベルは非常に高いレベルで要求されるだろう。俺はそれに備えてやっているつもりなのだが、道はあまりに遠いことがわかった。俺もフランス出張にいかせろって、行ってもなんにも出来ないじゃん。料簡をわきまえるってのはそんなことなのかな。とりあえず、今はこの遠い道に覚悟を決めてチャレンジする気力はない。

3/29

 この日記を書くのは随分久しぶりである。ということは随分英語にはごぶさただったということだ。「週刊Speak ENGLISH」はあまりにもつまらないので止めた。毎週1,000円近くかかるわりに面白くないし、初歩の初歩なので役にも立たん。俺は自己紹介やレストランでのオーダーの仕方を覚えたいわけじゃないし、そんなの何回もやってもしょうがない。

 そんな訳で新しい事を始めてみる。「NHKラジオ 英語リスニング入門」である。ラジオなんかのんびり聞いてる暇もないのでCDも一緒に買ってみる。これはなかなか使えそうだが、ちょっと早い。会話形式なので3割くらいは聞き取れるが、オチまではやっぱり聞き取れない。まあ、あきるまではやってみる覚悟である。CDは1,050円だし、テキストは350円。Speak Englishよりもアクティブイングリッシュよりもかなりお買い得かも。まあやってみないとわからないけどね。

 友人から電話がかかってきて、4月にジュネーブへ出張に行くという。かっこいいなー。やっぱ本格外資は違うな。ただこの子はおそらく俺とどっこいの英語力しかないので、きっとかなり苦労するんだろうな。ただ、毎日英語に触れているはずなので、俺よりも着実に進歩しているだろう。いつだって刺激を受けるのは身の回りのこういう話だ。

 なので今日は久しぶりにプライベートレッスンへ行ってみる。丸2ヶ月ぶりである。どんな形式でもいいから英語に触れておこうと思っているのだが、なかなか思うようには行かない。今日はイギリス人のおねえちゃんと喋った。今日のおねえちゃんはなかなか親切でわりと長いこと喋ってくれたし、綺麗な英語であった。しかし、最初のうちはいいのだが、時間がたつと酒も進み、話題も途切れてくるので何を話していいかわからなくなる。うーん、まあネイティブと喋る機会を持つのはいいことなのでまた行きたいものである。

2/11

 「Activ English」の今月号と「週刊Speak ENGLISH DeAGOSTINI」の今週号が出ていたので買ってみる。今月はCDなしでテキストをファイルしておくファイル付きなのだが、このちんけなテキストで980円はめちゃめちゃ高いな。中身もさほど役に立つないようとも思えないしな。暇つぶしにしちゃかなり高い。まあせっかく買ってきたので、先週号のテキストをちゃんとやってみる。ちゃんとやってみるっていったって、くだらない内容なので面白くはない。なんでもやらないよりはマシかな。

 しかし、びっくりしたことがひとつ。俺、生まれてこのかたビートルズのPlease please meの歌詞の意味を知らなかったのだ。ずいぶん長いこと知ってるはずなのに、日本語歌詞を読んだことがなかったのだ。まあそう言えば俺はビートルズのCDなんてひとつも持っていないので当たり前といえば当り前なのだが、それ知らんか。いい歳こいて。しかも俺はビートルズのコピーをしていたというのに。人間、日々勉強であり、知ってると思ってるつもりことも実は知らなかったりすることに今更ながら気がついた。

 おやすみなのでじっくり英語のTVでも見ようかと思ったが、オリンピックなのでそればっかり見ちゃう。英語でやってるチャンネルはないようだ。相変わらず英語は聞こえないので日経ウーマンの「英語で転職」みたいな特集を読み返す。だからそんなもの読んでる間に英語読めってば。

 しかし最近やっぱり探せば面白いものもあるんだなってことに気がついた。今聞いているなんかの雑誌のおまけのヒロコグレースのインタビューはとても面白い。ネタもお笑い芸人のネタだし、どちらもバイリンガルのせいか、比較的簡単な英語だし。やはり何度も聞けたり何度も読めたりする面白いものを繰り返し覚えるまでやるのがいいのかも。でもそんな面白い素材ってなかなかないしな。

1/27

 英語自体はやらないが、英語を勉強するための本は読むという馬鹿げたことはするのである。受験勉強はしないのに「わたしはこうして受かった」という受験体験記ばかり読むのと同じである。そして俺は受験の時も勉強をせずにそんな本を読むのが大好きだった。ほとんど進歩がない。そして「そうかー、この参考書をやればいいんだー」とか「なるほどやっぱり学力は勉強時間としか比例しないんだ」などと感心しては寝てしまうという。その間に単語のひとつでも覚えりゃいいのだが、そうもいかんのよこれが。

 そんなわけで今月の書評は「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本 向山淳子+向山貴彦著 幻冬社」である。本屋でやたらに平積みになっているので買ってみた。うっかり爆笑問題の英語の本と迷ってしまったのだが、こっちを買った。村上龍が帯に推薦文を書いている。よく考えたら村上龍が英語を喋れるのかどうか俺は知らなかった。

 実に解りやすい本で、内容としてはたいしたこともない。わかりやすいのだが、それは当り前の話で簡単な事しか書いてないのである。まあ俺、このくらいの事はわかってるなって感じ。ちょっと自信がついたくらい。中の例文や文章も簡単なので出張の電車の中で1日で読めてしまった。勉強になったのは冠詞と定冠詞の違いや前置詞の意味が割と解りやすく書かれていたところ。この「概念」を言葉にするというのは難しいので、それは勉強になった。しかし一番値打ちがあったのは英語の勉強について、「地道な方法以外に言語を覚える方法はない。劇的な解決法も画期的な近道も決してない」と書かれているくだりである。わかっちゃいるが、これだけはっきり言ってもらうと気持ちがいい。そして俺は地味だが地道な努力が苦手な男なのであった。

  

 そして新兵器がもうひとつ。今さかんにTV宣伝している「週刊Speak ENGLISH DeAGOSTINI」である。このディアゴスティーニって会社、何の会社か知らないがどうにもうさんくさいので好きじゃなかったのだが、今回はダマされてみることにした。創刊号はCDとCD-ROMとカセットがついて980円。カセットいらねえけどな。これが週刊なので毎週出るらしい。毎週買うかはどうかはともかく、月一回では飽きちゃうのでちょっと興味深い。ヒアリングマラソン始めようかと思ったが、とりあえずこれにだまされてみることにした。まだやってみていないので、感想はまた後ほど。

1/20 

 それでも少しは英語らしきものは続けている。雑誌の「アクティヴイングリッシュ」は一応毎月買って聞いてみているし、月に一回くらいは思い出したようにプライベートレッスンも行ってみている。しかし先日行ってみたプライベートレッスンでは全くもって思ったように喋れず、ものすごいめちゃくちゃなことを言ってる自分に気がついた。度胸だけはついてきたのでなんとか喋ろうとはするのだが、めちゃくちゃだ。あまりめちゃくちゃなのでトークもあんまり弾まない。おまけにこの店は今週で閉店してしまうという。またマザータンが英語のおねえちゃんの店を探さなくてはならない。ないんだよなー、そんなとこ。

 毎月ヘッドクォーターでの会議があるのだが、一応それは刺激になる。俺はまあ喋る機会はないのだが、見ず知らずの外人がいたり、喋れないっていってた人が一生懸命会話を聞いていたり、実は喋れたり。「てめー、喋れるじゃねーか」って文句を言ってみたら、「喋ってるうちに思い出した」。などと訳のわからないことを言うし。じゃあ喋れるんじゃねーか。この辺が英語が喋れる奴がゴロゴロいる会社のエクスキューズなんだろうな。「ビジネス英語は使えない」というレベルの。俺の喋れないのとは訳が違う。

 いつもは会議の通訳は通訳さんかセクレタリーがするのだが、今回は内勤のおねえちゃん。多分うちの部じゃ彼女が一番喋れるんだろうけど、全然ビビってないところを見るとかなりのものとお見受けした。あそこまでいくのには何年かかるんだろう。そんなきっかけがあるとモチベーションが少し戻るので、まあ意識がなくならないだけありがたい。しかし俺は今年の目標に「英語」をあげていない。半分あきらめかけている。去年やった程度の勉強ではほとんど役に立たないことがわかっているからだ。やるなら圧倒的にやって、ある程度のレベルまで上げておかなければ使いものにならない。さて今年はどうなりますか。実は今年は福利厚生の一環で、英語の授業料を会社が少し負担してくれるかもしれないので、そしたらその費用は英会話学校に当てようかと考えている。まあ、去年も出すって言ってたくせに出さなかったのであてにはならんがね。とりあえずヒアリングマラソンくらいやってみようかな。

12/某  一年後

 TOEICプロジェクトを立ち上げて早一年。決心したのは忘れもしない去年のクリスマスパーティーの時。「金に糸目はつけないから今すぐ俺を喋れるようにしてくれ」と決心したのはいいが、あっという間に一年経ってしまった。結局TOEICも受けていないし、英会話力もどの程度ついたのか全くもって謎のままである。相変わらず進歩していないような気もするし、少しは進歩したような気もする。強いていえば英語にビビらなくなった程度の進歩はあるかもしれない。しかし、あれほど固く決意したにもかかわらず実際にはたいした進歩はしていないし、無論俺の望んでいたレベルには達していない。人間って意外と努力できないものである。

 あんなに固く決心をしたのに、人間って必要がなければなかなか出来ないものだ。ちょっとした努力くらいじゃやっぱり英語はダメだな。日々毎日続けて、インプットして、もう嫌っていうほど接する必要がある。必要というか環境がいる。無論俺はその必要がある環境になったときに対応できるようになるために準備をしているわけだが、実力は程遠い。多分リーディングだけでも中学生程度の理解力しかないかもしれない。

 一年、途切れ途切れながらも続けてみた英語がこの程度の結果とは情けない。無論勉強時間が圧倒的に少なかったし、英会話学校へ行ったのもたかが40レッスン程度。それでももう少しいけるようになるつもりだったんだがな。結果もそうだが、あれほど固い決意をしたのにそれを体現するだけの努力が出来なかった自分が情けない。

12/7

 英会話学校を終了してから、少したるんでいる。あまりCDも聞いていないし、モチベーションも少し下がっている。英会話学校というのは免罪符みたいなところがあって、一応行ってると「英語の勉強を続けている」という意識が持てる。無論、しばらくごぶさたしてもそう思ってしまうので、勉強してないのにしてると思ってしまうという弊害はあるのだが、やはり縁が切れるとちょっと頼りなげな感じもする。

 久しぶりにプライベートレッスンに行ってみる。英会話学校を終了した今、外人と喋れる場所はもうそこしかない。相変わらず俺の英語はめちゃくちゃだが、最近はなんとなく通じるような気がする。いや気がするだけで自分の喋ってる文章や言い回しは全く増えてないことは解っている。それでも少しずつ進歩してないかなーと期待だけはする今日この頃。でも、ヒアリング力もあんまり上がってないような気がする。まあ、英語に触れておくことが大事かも。

 英語と日本語は使う周波数が違うという話を聞いて、パソコンでいろんな周波数を出せるソフトをダウンロードしてみた。高い周波数が聞き取れるように耳を鍛えれば、英語も聞き取りやすくなるらしい。努力の方向は違うような気もするが、何でもやってみないよりはいいだろう。


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