TOEICプロジェクト改め

英語なんか嫌いだ日記

    

●こんなことからやってみる  ●まずは相談 ●再入学してみよう ●いよいよ再レッスン

●英語なんか嫌いだ日記 ●続 英語なんか嫌いだ日記 ●別館

     

●英語なんか嫌いだ日記

11/23  ラストレッスン

 さて、いよいよ事実上のラストレッスンである。ラストレッスンはあっけなく終わった。祝日のためカウンターが閉まっているのでセクレタリーに会うこともなく、最後のカウンセリングもすることなくさみしく終わった。まあ継続するつもりもないのでめんどくさくなくてそれはそれでよし。生徒も少ないみたいで、俺ともうひとりくらいだった。

 最後のレッスンはラッキー先生。この先生は授業も会話っぽいのでわりと好きだった。レベル2の授業は終わってるはずなのでレベルチェックするのかなと思ったら、違った。間があき過ぎてたからかな。今日がラストレッスンだって事が判ってたからか先へ進めないからかわからんないが、「何か聞きたいことはありますか」みたいなことを聞かれた。俺ももう授業よりは話がしたかったので英語の勉強について話がしたいといって、2レッスン話をした。最初は結構話せていたのだが、話が込み入ってくると先生の話を聞くばっかりになってしまってなかなか突っ込めない。CNNが聞けるようになりたいっていったら、あまり高い目標を設定してもゴールは遠いので身近な目標を設定して、ひとつひとつクリアしていくようにした方がいいとのアドバイスをもらった。とりあえず、weater reportを聞けるようになりましょうと言われた。なるほどな。

 ほんとのラストレッスンは初めての先生。布袋先生と命名する。このひと最初にロビーで見かけたのだが、若いし、背高くて布袋に似てるし、英語もネイティヴっぽくなかったので「生徒にしちゃ英語うまいな」と思ったら先生だった。本人もよく生徒に間違えられるといっていた。ラッキー先生が今日はディスカッションをしたいと伝えてくれたのでこの先生ともお話をする。お互いの自己紹介みたいな今迄の経歴の話をした。

 喋ってみて気がつくが、ほんとに俺って途切れ途切れにしかしゃべれない。リズムが大切だといわれたが、俺は単語の羅列が精一杯。つまりきちんと文章として憶えていることが少ないんだな。

 そんな訳でわたくしの英会話学校レッスンは今回を持って終了。多分しばらくはどこの学校にも行かないと思います。結論としては英会話学校は毎週通って、レッスン内容を完全に頭に叩き込まなければ意味がないこと、レッスンで出て来たことも繰り返し次のレッスンで出てくるわけではないので、復習が必要であること、フリートークで会話の練習をしたい場合にはあまり意味がないこと、などがあげられます。

 無論ネガティヴな部分だけではなく、行ってみたからこそ解ることもありました。外人慣れする、外人との会話に慣れる、ということはネイティヴのいる学校に行かなきゃ不可能だし、行かなければわたくしが外人のいるバーに行って外人と喋ってみようなんてことは考えても見なかったでしょう。またインプットやヒアリング力アップは結局自分で自習して獲得していくしかないこと、などは行ってみなきゃ解らないことでした。

 しばらくは自力でがんばってみようと思います。

11/17

 久しぶりに英会話学校に行った。実に3ヶ月ぶりである。あまりに久しぶりなのでやっぱりちょっとちょっと緊張した。藤井隆先生は前久しぶりに来た時にはワンレッスンdiscussionにしてくれたのだが、今回はとくに会話も弾まなかったので普通にレッスンが進む。レッスンの進行方法は憶えていたのでやりにくいとかそんなことはなかった。せっかくなのでYes,Noだけでなく、ちょっと長めにしゃべってみる努力をした。

 結局は今のところ俺には英会話学校は必要がないかもしれない。今欲しいのは圧倒的なヒアリング力と簡単な会話力。ヒアリング力は英会話学校に来ている程度じゃ身に付くわけもないので、自分で死ぬほど聞いて読んで見るしか手はない。今の俺のレベルで英会話学校で習う会話はどっかでインプットすればいいことだ。何しろベルは教科書通りに授業が進むので過去形、疑問形、付加疑問文といちいちくだらないことまでやりなおさなきゃいけない。そして何より大切なことは週に一回程度のレッスンではそれこそ意味がないって事だ。インプットしたはずのこともどんどん忘れちゃう。簡単で必要なことなのにね。ベルのレッスンの内容を全部覚えていけば会話には不自由しなくなるかもしれないが、それを維持する記憶力と必要性が今の俺にはない。

 ある程度の能力がついて、それの確認もしくはステップアップの為には英会話学校は必要かもしれないが、今の俺はちょっとその時期じゃないようだ。ネイティヴとしゃべる機会を得るためにはいい場所だが、フリートークがほとんどないのでフリートークをしたい俺にはあんまり意味がない。先生の台詞を繰り返すだけならCDで充分だ。

10/23

 とにかく必要なのは英語のある生活を実現すること。とりあえずその実現のためには今のとこ予算を惜しまないつもり。そんなわけで今日もプライベートレッスンに行ってみる。しかしせっかく見つけた優しいオーストラリアンが今週でオーストラリアに帰ってしまうという。これは困った。またネイティヴスピーカー探しの旅に出なければならない。

 最近「日経English 日経ホーム出版社」という雑誌を買ったのだが、これのおまけについていたCDがなかなか使える。ビジネスドラマ仕立てになっているのだが、簡単な英語で喋っているので俺でもけっこう聞き取れるのだ。やっぱり聞き取れると面白いし、ドラマ仕立てになっているので聞いててもわりと飽きない。何回も聴いているうちに少しずつ細かいところまで聞けてくるので、なんか進歩してるような気がする。こういう教材がもっとあると面白いのだが、新聞とかで宣伝してる奴ってこういう感じなのかな。でもあれはけっこう高いしな。悩むところである。

 ジョーク集みたいなペーパーバックもひとつ買ってみた。ペーパーバックにしては簡単な英語なのでわりと読みやすいのだが、簡単な英語だけによけいわかんないところもけっこうある。まあ何でも読まないよりはマシであろうと地道に英語に接しているつもりの今日この頃。

 英会話学校のレッスンが5レッスン残ったままになっているので、そろそろケリをつけるつもりである。多分しばらく英会話学校はお休みすることになるだろう。

10/18

 プライベートレッスンに行ってみた。世間では夜遊びと言うかもしれないが、実はわたしは本気である。一杯飲んで緊張が解けて、フリートークが出来るなどという都合のいい場所はそうそうない。予算は結構かかるが、他に選択肢がないので今のところしょうがない。とりあえず懲りるまでやるつもりである。他にもっと勉強しろよとも思うのだが、英語が日常にある生活を体現するのには今のところこれしかない。

 今回は優しいネイティヴにあたったので、結構色々喋れた。いざ喋ってみると、実は覚えているフレーズくらいしか喋れない。圧倒的にインプットされている文章が少ないようだ。ただ、何でもいいから喋って伝えてみようというスタンスは身についた。しかし、簡単な文章と単語しか使えないし、時制は自分で気がつくが、かなりめちゃくちゃな場合が多い。

 しかしネイティブ同士が何話してるかは全然わかんない。話すスピードが全然違うし、単語すらほとんど聞き取れない。これはまあしょうがないか。そんなもの聞き取れたらCNNだって聞き取れるはずだし。

10/2

 久しぶりにプライベートレッスンに行ってみた。英会話学校はもう止めたも同然状態になっているが、プライベートレッスンも多分2ヶ月ぶりくらいである。

 思いたった理由は簡単。先日本社で会議があったのだが、そこでクライアントを招いたパーティーがあったのだ。そしてそこでアメリカ人のボスと話が出来なかったのだ。度胸の問題もあるのだが、今回ボスはなんだか暇そうにしていた。だからひとりであっちこっちをプラプラしていて、俺のそばにもやってくるのである。ボスは俺には話しかけはしないが、社員がボスに話しかけないってのは、やっぱりまずいんじゃないか。しかし挨拶は一度済んでいるので、「How are you」という訳にも行かん。色々考えて「スーツを着たところを久しぶりに見ました。スーツ似合いますね」と言うことにした。「It's first time that I see you wearing suits.your suits suits you」と30分くらいかけて考えた。あってるかどうか解らんが、多分通じるだろう。そうこうしているうちにボスは帰ってしまった。

 やはりエンプロイたるもの、せめてボスに話しかけるくらいは出来ないとまずいだろう、と反省をかねて、外人馴れとスピーキングの練習に行ってみたのであった。英語の能力は多分落ちてもいないし、上がってもいない。顔を見て話し、お互いにコミュニケイションを取ろうとすれば単語で会話は通じるのだ。こみいった話じゃなきゃね。一応日常生活に英語を取り入れる努力をしているつもりなのだが。しかし、プライベートレッスンは予算がかかるもの。英語圏のおねえちゃんを引っ張り出すまで結構な予算がかかった。もうすこし安けりゃなー、もっと通えるんだが。ちなみにわたしは本気で英語の為だけに通っています。誤解のないよう。

 その後、おねえちゃんから英語で営業電話をもらったんだが、ケータイの留守電に入った英語ってのは何言ってるか全然わかんない。まだまだだ。

9/16

 英会話学校へもプライベートレッスンへも行っていないが、少しモチベーションが戻ってきた。先日、俺がもうちょっと英語が出来ればもう少しひとさまのお役に立てる事があり、それが原因という訳でもないのだが、一応毎日少しだけでも英語を聞くようにしている。「ACTiVE ENGLiSH  潟Aルク発行」をMDに落とし、聞いてみてわかんない時はテキストを見るということの繰り返し。一文やひとつのコンテンツが短いので、途中で意味が解らなくなることがないのでまあいいかなと思う。ヒアリングばっかりは繰り返しやらなければ聞けるようにならないし、やらなきゃいつまでたっても進歩するなんてことがないので、ちょっとづつでもやらないよりはマシだと言い聞かせている。

 あとは本なのだが、「"DOMO DOMO"PARADISE 3 発売ミニワールド」と言う本を買ってみた。実はその前に「猿の惑星 PLANET OF THE APES」のペーパーバックを買ってみたのだが、映画の内容は解っているので解るかと思ったらやはり英語は解らなかった。なのでもっと簡単な本はないかと紀伊国屋を物色していたらたまたま見つけたもの。立ち読みしてみてだいたい解ったので、これはいいかなと思ったら、これがほんとになかなかいい。もう俺ですらスラスラ読めて、まるで英語がわかるようになってしまったんじゃないかとうぬぼれるほど平易な英語で書かれている。内容も外人さんが日本に来て苦労した事とか失敗した事の話なので、結構面白い。あまりに英語がスラスラ読めるのに気をよくして、都合3冊も買ってしまった。やはり面白くなければ続かないものだな。

9/2

 さて久しぶりの更新である。更新したからといってレッスンに行ったかというと、そうではない。ここを見て2ヶ月丸々レッスンに行っていない事を知って、自分でもびっくりしている。

 この間、何をしたかというとほとんど何もしていない。英会話学校から2枚ほどお誘いの葉書をもらい、お誘いの電話を一本頂いたくらいである、ってそれは俺が何かをしたわけじゃないが、英会話学校も大変だな。プライベートでもオフィシャルでも全然英語を喋ってないし、NHKの「はじめよう英会話」ほとんど録画すらしなくなってしまった。英語のMDは一応毎日持って歩いてはいるが、ほとんど聞いておらず、聞くのはブルース・スプリングスティーンくらいである。

 日常的に英語に触れる機会がない中で、英語の勉強を続けて行くのは至難のわざである。ゴルフコースに出るあてもないのに家で素振りをしているようなもんである。コースに出る予定があって、打ちっぱなしや素振りならまだ楽しいし、はまっている時はゴルフの事を考えたり本を読んだりするだけで楽しい。しかし英語は結局「勉強」なので全然楽しくない。

 「勉強」と思わず「趣味」だ、と思うように努力してきた。「勉強」はせずに英会話学校に行ったり、映画を見たり、カートゥーンを見たりして、受験勉強のようなやりかたは避けてきた。だって俺は会話がしたいだけだったんだもん。しかし、考えれば考えるほど、英語は結局は勉強である。そんなことは肌身離さず出る単を携えて受験勉強してきた俺が自分で一番解ってる。能書言っても結局最後にものを言うのは単語力。そして単語力を身につけるには繰り返し繰り返しの反復練習しかないのだ。憶える憶える忘れる忘れる憶える忘れる忘れる憶える。これの繰り返しでしか身に付かない。

 何故こんなに悲観的かというと、最近オフィスのメールが英文付きになったからだ。無論英語の使えない俺達にはそんな指示はないのだが、本社から来るメールのほとんどが英文付きになった。これは何か動きがあったとしか思えない。そして当り前の話だが、英語の喋れる子はちゃんと書ける。すると、読み書きが必要になってくる。読み書きとなるとこれはもう完全に受験英語とおなじである。するとやはり「勉強」をしなくてはならないのだ。これはもう憂鬱以外のなにものでもない。それでも俺は今、英語のできない危機から目をつぶろうとしている。

  

 あまりにもモチベーションが上がらないので、ちょっと知り合いに相談してみる事にした。もちろん日本人ながら英語バリバリのプロである。そんな知り合いが身近にいるのはなかなか恵まれた環境ではある。いろいろと有効なアドバイスをもらったのだが、やはり俺の中では、英語習得の為に必要なのは時間と継続であり、そのためには費用もかかるという結論に達した。今の俺に必要なのは「英語をマスターしたい」というモチベーションであり、ある程度の必要性もある。しかしそれは今日明日中に必要な事ではなく、気付かない振りをすれば見ないことに出来る背中合わせの必要性なので、今はあまり真剣に考えられない。緊急に必要になってからではもう遅いのだが、どうしても気合が入らん。

 必要なのは反復だが、目先を変える事も必要なので、「ACTiVE ENGLiSH  潟Aルク発行」を買ってみた。一応CDをMDに落として持ち歩くことにした。これが何かになるとも思えないが、何もしないよりマシだろう。よく言われることだが、やはり外人のおねーちゃんを口説くのが一番有効かもしれん。

7/7

 さて1ヶ月ぶりのレッスンである。頭はあせっているのだが、英会話学校にはご無沙汰。うちでも明らかに勉強量は減っている。必要なのは迷いながらでも一日10分ずつでも勉強をする事なのだが、迷っている時はなかなかそうもいかん。昨日はプライベートレッスンにいったのだが全然役に立たず、金をどぶに捨てたようなものであった。こうしている内にどんどん遅れていく。学問に王道なし。受験生の頃は財布を忘れる事はあっても、でる単を忘れる事はないほど地道に勉強していた。必要なのは継続と圧倒的な時間量だ。わかっちゃいるんだが、できない。そしてその努力が出来ない奴はいつまでたっても英語も勉強も出来ない。

 今日のレッスンは楽しかった。先生は藤井隆先生。久しぶりのせいなのかなんなのか、1レッスン目はテキストを使わず、ずーっとフリートークの時間をとってくれた。韓国での話や夏休みの話や、最近あった事の話をした。どうしても英語で言えない事も2つほどあったが、英語で話が出来るというのはとても楽しい。先生も易しく喋ってくれるので、何言ってるかほとんど解るし。今俺が望んでるのはやっぱり勉強じゃなくて単なる会話だな。暗記や文法は結局自分ひとりでする事だし、会話が出来て、先生は間違いや表現を直してくれればそれでいいと思う。

休憩中トイレにいった後、煙草を吸っていたらマム先生が話しかけてくれた。

「今レッスン中? レッスン中に煙草を喫うってことは、あなたの集中力の維持に煙草はかかせないものなのね」と言われた。それもそのはず、俺はトイレに行ってて始業のチャイムが聞こえず、授業が始まっていたのにのうのうと煙草を吸っていたのであった。しっぱいしっぱい。

  

6/30    英語実践記 in KOREA

 さて、もう1ヶ月もベルリッツをサボっている私ではあるが、実は英語の必要性と経験値は少しだけ上がっている。実は韓国出張に行ってきて英語の必要性を痛感し、英語にたいする認識がまったく変わってしまったのである。

 一番変わったのは「英語が喋れる喋れないってのは、日本でだけ通用するいいわけだ」ってことが解ったことだ。

 韓国出張は、日本と韓国の合同会議みたいなもの。韓国での展開が比較的上手くいっているので、日本チームが韓国市場を視察し、フランス本国のマーケチームが韓国に乗り込んできて、アジアに対して新製品のプレゼンをするという形式のものだ。

 で実は楽しみにしていたのは、自分の英語のレベルを知ることと、実践で英語を使うこと。日本にいるとそんなことはあまりないしね。でも話しかけなければ使うきっかけはないので、なるべく英語で話しかけてみることにする。とはいえ実際にはそんな度胸はないので、喋ってる人のそばにいって口を挟んでみる程度。ホテルは日本語が通じるが、出来るだけ英語で通すことにする。また知らない人とあっても挨拶程度は出来るので、挨拶だけなら困らない、と思っていた。

 まあもともとよほど喋れる人じゃないと「英語はペラペラ」なんて言わないし、だいたいが謙遜しているのだが今回は同僚の英語レベルが結構解った。実際に仕事で英語を使ってるレベルの奴らは当然見事な英語なのだが、そうでない奴らも結構できる事が解った。

英語は聞けるだけと言っていた人編

 例えば「聞けることは聞けます」と言ってて日本じゃほとんど喋らない子は、会議の英語もほとんど聞けるみたいだった。スピーキングは多分俺とどっこいの語彙しかないと思うんだが、相手の言ってることがほとんど理解できるのでスピーキングは上手くなくても会話が弾むようだ。

 もう一人「少しは出来る」といっていた子は実際にはなんの不自由もないようで、積極的におねえちゃんを口説いたりしていた。

英語が出来ると言われていた人編

 市場調査の時は通訳がいなかったのだが、通訳代わりになってくれた「英語ができる」と言われている人もそんなに難しい文法や単語を使うわけではなかった。どこが違うかと言うと流暢さと慣れというような感じがする。流暢さが圧倒的に違うな。で、実際には向こうの人の話を聞いて軽い相槌を打ったり、簡単な質問をするだけでフルセンテンスで喋ってるってわけでもなかった。まあ日常会話ってのは実際にはフルセンテンスじゃなくても通じるもんだし。やはり何を言ってるか解る、聞けるというのが一番重要なのかもしれない。

     

 少しでも英語をかじっといてよかったなーと思ったのはディナーの時。俺は日本チームじゃなくて韓国チームのいる方の席になってしまったのだ。無論韓国語と日本語が共通言語のわけもなく、というか日本人と韓国人がコミュニケイションを取るには英語しかないのだ。だって俺韓国語わかんないし、向こうも日本語がわかんない。英語の方がまだマシである。彼らは当然のごとく英語で話しかけてくる。英語ごとき喋れて当然だという感じである。そこでは英語が喋れないことはありえないことだった。「I don't speak English」などと言おうものならコミュニケイションを拒否しているとしか思われないような状況だった。しかも今日来ているのはマネージャークラス。ボンクラの烙印を押されないためにも英語は必要だし、というよりもお互いがわかりあうためには拙い英語でも喋ろう、話そう、説明しようという意思を持つことが必要だった。

 喋れる喋れないなんて区分けはそこには存在しなかった。どのくらい喋れるのか、どんな単語が解るのか、伝わらなければ別の言いまわしをしてどれだけ相手に説明し、相手の言っていることが解るかしかない。単語の羅列とジェスチャーだけでももう立派な言語である。

 ディナーがはじまってしばらくすると、今まで黙っていた隣りの韓国のおねえちゃんが話しかけてきてくれた。

「You don't like Korean food?」

 韓国料理にほとんど手をつけない俺に気を遣ってくれたようだ。これはちゃんと解った。そして見事に「韓国料理はお口に合いませんか?」と聞こえた。

 これがきっかけで、少し会話らしい会話が始まった。ここで、「うーん、俺にはちょっと辛いな」などといっては始まらない。「Korean food is tasty.But I don't like vegetables.」  お、いけてるじゃん、などとちょっと浮かれる。そうだよな、通じるじゃん。だってコリアンだってネイティヴじゃないじゃん、などとちょっと安心する。この会社は長いの?とか、前はなんの仕事してたの?などと話をする。聞けば彼女もこの会社に来てそんなに長くないらしく、お互い新人さんみたいなものだと解り、ちょっと安心して会話は弾む。

 コリアンイングリッシュはわりと聞きやすい。俺のレベルに合わせて優しく喋ってくれてるのかもしれないが、発音もネイティヴじゃないので日本英語に近い感じ。

 人間に必要なのはコミュニケイションである。次の日彼女は俺の顔を覚えていてくれてにっこり微笑んで「カムサハムニダ」と挨拶してくれた。実は重要なのは言語ではない。コミュニケイションに必要なのは愛である。挨拶をするという心意気である。

   

 さて韓国二日目、会議に出席してわれわれは一つの事実に愕然とする。韓国チームはマネージャークラスじゃなくてもほとんど全員が英語が喋れるのだ。昨日はマネージャークラスばかりだったのでまあ英語くらい喋れるだろうと思っていたのだが、今日の会議に出席した人のほとんどが英語が喋れる。出席者はほぼ同数。ということは俺レベルの奴でも英語程度は喋れるということなのだ。おまけに奴らはフランス語まで喋れる奴がゴロゴロいるのだ。さすがフランス系の会社だ、などと訳の解らない感心をする。同じ社員でありながら。後で聞いた話だが、韓国の社員はアッパークラスの人が多く、インテリが多いらしい。英語が出来りゃ偉いってもんじゃねえが、英語ごときできないで何が世界だという感じ。

 会議は英語でやるのかと思っていたら、フランスのマーケティングチームがフランス語をメインで喋るため、英語、韓国語、フランス語、日本語が飛び交う訳の解らない会議になった。もちろん通訳はいるのだが、それぞれがネイティヴで喋ったり、フランス語が喋れる人はフランス語だったり4ヶ国語が行ったり来たり。日本にはフランス語を喋れる人はいないので、パワーでちょっと押され気味。日本のボスが「英語ごとき喋れない社員はいらん」指令を出す日はそう遠くないかもしれない。

 本国のマーケが英語を喋れないとも考えにくいのだが、細かいニュアンスを伝えるため、フランス語で喋るのだという。英語の喋れるねえさんは、「会議フランス語でやるんだってー。まだまだインターナショナルじゃないわよねー、この会社」と言っていた。公用語が英語じゃないってのは、うちはまだまだフランスの片田舎の零細企業なんだってことなんだろうな。といって公用語がフランス語になっても困るが、英語になってもまあ同じこと。どっちにしたって俺にはわかんねえんだから。

 会議が終わって、ディナーも終わって、2次会で少し韓国チームとくだけて話をする機会を持てた。英語は道具である、という認識が少し理解できた。英語が喋れることが重要なんじゃない。異国の同僚と話をするのには共通言語が必要で、お互いの自国語以外で一番共通言語に近いのがエスペラント語じゃなくて英語だってことだ。例えば今回、俺が韓国語が喋れれば問題ないし、フランス語が喋れたらもっとよかっただろう。でもできない。だからフランス、韓国、日本で集まった時には英語が一番便利なコミュニケイションツールだということだろう。

 韓国英語は意外とわかるが、込み入った話や長い話になるとなんていって良いかわからなくなってしまうし、少し難しくなると相手の言うことが聞き取れない。それでもやっぱり英語で会話ができるのは楽しい。こういうきっかけはそんなにはないかもしれない。でも、こういう機会があった時にコミュニケイションをとれる準備をしておくことはやはり重要だ。「英語ができない」って半ば威張ってられるのはある意味で幸せな環境だったかもしれない。

 でも、ひとり英語の喋れない韓国のおねえさんがいて、それはちょっと安心した。なんだやっぱり喋れない人だっているじゃんって。

 ことに海外へ出て英語で喋るってことは、日本のことを喋るってこと。「日本はどうだ」「日本はこうだ」日本の会社、経済、習慣についてのことが多くなる。なにしろ彼にとっては俺が日本代表なのだから。異国と向き合って初めて日本を意識することになる。そういうことを再認識したという意味でも今回は貴重な体験であった。

6/17

 お気づきの諸兄もいるかもしれないが、この日記は最近滞りがちである。なぜかというと勉強に忙しくて更新しているヒマがないからである。

 などと嘘をついてみても始まらない。最近サボっている。ベルリッツも2週間サボっているし、TOEIC用の問題集もやっていない。NHKのTVも録画はしているが録画しているだけで見てないし、電車の中でもMDを聞くことが少なくなった。何が俺をこうさせてしまったのか。忙しいといえば忙しいのだが、別に前は忙しくたってやってたしな。プライベートレッスンも全然行ってない。そのくらいでも行くと違うと思うのだが、なかなか行く気にならない。

 やはり外資にいる友人が会社主催の英語教室に入って勉強を始めたり、香港に駐在していた知り合いが日本に戻ってくると聞いて、「あいつが英語喋れるようになったらどうしよう」などと気のあせるニュースはあるのだが、どうにも進まない。やはり必要性がないからだな。習得の必要があって会社で強制されるよりは趣味でやってるほうがマシだが、趣味レベルではなかなか続くもんじゃないな。だいたい俺は日常業務じゃ英語なんかいらねえし、HQの会議だって通訳がつくんだからいらないって言えばいらないしな。大体覚えたって使う機会がない。TOEICに向けて英語の勉強と割りきってやればいいのだが、勉強になっちゃうとどうも面白くないしな。

 しかしこの先を考えると英語はある程度やっておかねばならない。何しろうちの会社でも「英語が出来ない」というのが理由で契約社員が一人飛ばされるみたいだし。まあ目先を変えて地道にやっていくしかないか。いや、俺の言う「地道」にやってたら何十年かかるか解らんな。ほんとは死ぬほどやったって何年もかかるだろうに。まあ読み書きくらいは一日3時間やれば1年くらいでなんとか大学レベルくらいまで戻るかな。甘いか。

 そんな訳で日経ウーマンを買ってみた。前回の英語特集がおもしろかったのだが、今月号の特集も同じような英語特集なので買ってみた。今回は「オフィス英語に強くなる」である。まあ面白いことは面白いが、もう英語を使って仕事しているキャリアウーマンの自慢話に聞こえてしまい、さほどモチベーションがあがるわけではなかった。

 英語は道具、コミュニケイションツールだという考えかたもよくあるが、よく考えたら俺、そんな道具いらんぞ。今俺が英語やるのはカラーボックスのネジ止めるのに電動ドリル買ったり、シャツのボタンつけするのにミシン買ったり、テレビがないのにビデオ買ったりするようなもんじゃないのか。 

6/3

 実に3週間ぶりのレッスンに行ってきた。思うところあって、というほど偉そうなものでもないのだが意識的に時間をあけてみた。理由としてはだらだら毎週人に習うレッスンしていても慣れるだけで、スキルが上がるわけではない事。勉強やスキルアップは、つまり学力やパソコンやギターやゴルフ、まあなんだってそうだが、自分で徹底的に覚えこむまで壁に向かってレッスンしないと自分の実力にはならないのだ。

 かといって、初心者のうちは人にコツを習った方が簡単な事もあるし、実践のない練習ほどつまらない事はない。だから確実にネイティヴとのレッスンもいるのだ。だからまず自分で勉強し、自分でやった勉強の成果を試すという意味で英会話学校を使うべきなんじゃないかと考えている。単なる自己流では進歩しないってこともままあるし。

 そんなわけで今日のレッスンはマム先生。少し時間をあけても外人さん慣れはしてるし、繰り返しやってる挨拶はまあ口をついて出てくる。英会話学校レベルでのヒアリング力は落ちてない。しかし、自分での勉強時間が圧倒的に少ないので、スキルが上がっているわけでもない。維持している程度のようだ。

 しかし、ずいぶん場慣れしてきたので、疑問は質問もちゃんと出来るし、少し実践会話も積んでいるので、自分でめちゃくちゃな文法だなと思いながらもいいたい事が言えるようになってきた。ま、先生にもよるが。

   

 今日気持ちよかったのが「What does [    ] mean?」という疑問系である。彼女は俺が知らないであろう単語、「sales representative」を使ったのだ。

「Do you know what "sales representative" mean?」と来たのである。

もう俺は鬼の首をとったように勝ち誇って答える。

「Yes, I do. I'm sales rep.」

 たまにはこんな日もあるようだ。ちなみにこの日、録音に失敗したので俺の栄光の記録は残っていない。 

5/19

 そんな訳で今日はめずらしくレッスンはおさぼりである。やる気はまんまんなのだが、頭がついてこん状態。というかたまには土曜日にうちにいたいのである。しかし俺はすでに英語を喋れるようになってしまったので、実はもう英語の「勉強」をする必要はなくなってしまったのである。必要なのは「実践」である。わたくしはいかにしてこんなに短期間で英語が喋れるようになってしまったのか。まとめましたのでこのへんからどうぞ。

 あと、レッスン残数も残り少なくなってきたはずなので、効果的に通う方法を思案中である。実はそんなものはなくて毎週通うに越したことはないのだが、とりあえずお休み。ま、プライベートレッスンに一回行ったのでいいかなと。

 しかしさぼってばかりもいられないので、録画してあったNHKのテレビ講座を見て一緒に喋ってみる。ただぼーっと見てるとスカスカな番組に見えるが、実際に英語のところを一緒に喋ってみると、結構疲れる。20分番組を3本やってみる。目標としてはこの程度の番組に出て来る英語は全部覚えてしまうこと。何回やればいいんだろう。

 昔、めいっこに本を読んであげてたことを思い出す。彼女が3歳くらいだっただろうか、いつもは俺が本を読んでやってたのだが、今日は本を読んでくれるという。まだ字なんか読めるはずがないのに、と思っていたらすらすら読んでくれるのである。一字一句、ほとんど間違いもなしに。「そんなばかな」と思って姉に聞いてみたら、一冊丸ごと覚えてしまっているのだという。子供ってすごいな。言葉ってそうやって覚えていくのかも。ちなみにひらがな読めるようになったら読み方はめちゃめちゃ遅くなった。

今週買った本

笑う英会話  町田仁志+まついなつき 情報センター出版局

ただのエッセイ集なので英語の本としては何の役にもたたんが、心構えと、英会話の概念を知るのにはとても面白かった。中でも「サーフィンのビデオを何百回みてもサーフィンは出来るようにならない。大切なのは身体感覚である」というくだりに感銘を受けた。

NHKテレビ はじめよう英会話スタンダード40 5月号」 

読んだだけ。

ヤバイぞ!!日本の英会話 TOEIC TEST 攻略編  旺文社ムック」 

半額だったので買ってみた。買っただけ。

 

5/12

 そんな訳でうっかりしてたら結構英語から遠ざかっている。もう1週間以上英語を喋っていない。実は今日はレッスンなのだがいつもとは違う学校で受けてみた。なにしろ俺はプロパで買ったプライベートレッスンである。固定制じゃないので、どこの学校でもレッスンが受けられるのである。これはなかなか便利。

 実は会社帰りにもレッスンが受けられるようにと、今は会社の近所の学校に行っているのだが、どうせ土曜日しか行かないので家の近所の学校で授業を受けてみることにしたのだ。だって、休みの日に会社の近所まで行くのは会社に行くみたいで嫌だし、大体電車代だってばかにならん。

 そんな訳ではじめての学校へ。なかなか活気があって、人が大勢いる。ロビーもにぎやか。先生も大勢いるらしく、なんかちょっとエキゾチックな匂いがする。いつもの家庭的な雰囲気の学校も親密度があっていいのだが、なんかインターナショナルな感じもそれはそれでおもしろい。

 さて初めてなので一応セクレタリーに聞いてみる。「ここでは初めてなんですが、そのまま教室へ行ってもいいですか」と聞くと、教室まで案内してくれた。なかなか親切でよろしい。しかし教室へ行くと先生が二人で打ち合わせをしていた。先生の控え室も結構混んでいるのだろうか。ちなみにレッスン内容については俺の進捗状況も来ていたし、なにかコメントもついていた。申し送りはばっちりのようだ。さすがベルリッツ。って他の学校に行った事はないが。

 さてひとりめは割と見た目アメリカンな、日本語英語の発音に近い男の先生。発音も解りやすいし、声もでかいので聞き易かった。ただ、声がでかすぎるのが難点だ。

 ふたりめはよく覚えていないが、普通の男の先生。この人は黒板を使う先生で、字で書いてもらうとやはり安心するな。受験英語が抜けてないか。

 3人目は女の先生。結構若くて美人というほどでもないが、チャーミングではある。ちょっとはすっぱなアメリカンという感じか。カンフー先生と命名する。

 で、ここではチャプターチェックってのがあるんだな。今日1章が終わったので、チェックをするらしい。これはチェックシートみたいなものをくれて、先生の質問に答えて自己チェックをするというもの。自分での理解度を再認識させて、最後に先生がアドバイスをくれる。うーん、テストみたいな気もするが、区切りがつくし、キーワードも解るし、どの項目が弱いのかを認識するのにはいいかも。苦手な事を認識するのは不愉快な事だが、苦手があるようじゃいつまでたっても先に進まないし、知らなきゃ克服できないし。

 この先生と電話でのロールプレイングをやってる時に返事に困って「Ah, Mm, .....」と言っていたらガチャンと電話を切られて、「アー、とかハーとかばっかり言ってちゃだめよ。イタズラ電話じゃないんだから」とつっこまれてしまった。あまりに凄いつっこみで、面白かったがちょっとむっとしてしまった。しかし、その後の流暢さFluencyが大切だという話はなかなかためになった。

 ひとつのセンテンスを聞いて、質問を作って、答える。レッスンの復習をする時はこれが基本なのだが、それをvery quicklyでしろという。わかんなければ何度でもやる。「quick」が大切だという。割と早口の口移しでワンセンテンスをレッスンしてもらったが、聞けばわかるのに、全文はシャドウイングができない。4度目くらいで全部聞き取れてなんとか出来るようになる。ママが口移しで英語を教えるような感じだ。多分このやり方が一番効果的だと思うのだが、これはうちに外人を一人おいとかないと不可能だしな。ま、わかんなければ何度でも聞いてそのスピードでできるようになることが大事らしい。

 つまり速く喋るということは英語で速く考えられるということ、すると頭の中で日本語に翻訳せずに理解できるようになるというのだ。「おそいことは牛でもします」という誰かの科白を思い出した。

 この先生は珍しく「最低でも1週間に1時間は勉強をしなさい。2時間して普通です」とはっきり言った。まあ、そりゃそうだろうな。ちゃんと勉強の時間としてというか、集中して覚えて喋るトレーニングの時間をそのくらいとらなければだめだろう。わかっちゃいるけど再認識。

 この学校、生徒が多いせいかなんか先生も慣れてる。初めてだろうがなんだろうが何でもこいって感じだ。もちろんそれはスキルとして優れているのだが、いつもこじんまりしたとこに行ってるのでちょっと慣れないかな。いつもはいきつけの八百屋に通っているのに初めてスーパーに行ったおばあちゃんみたいな心境になった。

5/3    黄金英語週間 そのB

 お題目だけは英語週間なのだが、全然英語週間になっていない。ベ○リッツの授業もいつも通りの週1回の3レッスンだし、外人バーも全然行ってない。といって家で勉強しているかというと全然そんなことはない。まあ新しいベッドを買って家の片付けに忙しいのでそれどころではないのだ。いつもと違うところはTVをほとんど英語番組にしているところくらい。しかし流し聞きなので何の効果もなさそうだ。というか、なに言ってるか解らないので逆に日本語番組よりも他の仕事に集中できるくらい。

 英語と日本語は周波数が違うので、英語を聞いて耳が慣れるだけでも違うという説もあるのだが、ほんとかな。まあ、聞かないよりはマシかなくらい。そのうち少しでも耳が慣れて聞けるようになったら儲けもんだ。

 そんな訳で今日もレッスン。今日もラッキー先生。まあいつも通りに終わる。この先生とはトークが多くて結構楽しい。で、2時間目はイタリアン先生。いや久しぶりだね。Berlitz体験記の時に一度だけ習ったのだが、俺も向こうもいい加減に覚えていた。俺はこの先生をイタリアンだと決めてかかっているし、彼は俺がエスティ・ローダーに勤めていると思いこんでいる。どっちもどっちでしょうがないな。レッスンの内容は、忘れた。

 実はこの日記、1週間後に書いているのだが、レッスンの内容すら覚えていないようでは英語なぞ覚えられるはずもない。こんなことでいいのか。

4/29  黄金英語週間 そのA

 英語週間なので朝からCNNを見ることにする。すると言ってる事が解るのだ。アメリカが台湾についてなんか言ってるらしい。おかしいな、やけにスラスラ解るなと思ったら日本語で見ていたのだ。まだ寝ぼけているようだ。

 英語週間の決心にもかかわらず、朝からサンデーモーニングと笑っていいとも増刊号と電波少年を見てしまう。予定では英語のTVしか見ないはずなのだが。しかしこれは「日曜日の儀式」みたいなものなのでまあやむを得まい。これを見ておかないといつ日曜日があったのかわからなくなると困るし。

 午後TVは英語にしたが、しかし、これっぽっちも勉強は進まない。やはりやる気だけでは人間進歩しないものである。しなきゃいけない環境に追いこまれないと難しいね。

 で、日常英語を使わない環境で英語を学ぶというのは実はまったくもって難しくばかげた環境なのである。

4/28  黄金英語週間

 さてゴールデンウィークに突入である。実は私はこのゴールデンウィークにどこへ出かける予定もないので、あるひとつの計画を立てていた。それは「ちょっとした海外に行く程度の予算を使って日本で英語漬け三昧になる計画」である。

 つまり2日間くらい英語だけの生活をするのである。ベ○リッツのレッスンを少なくとも10レッスンくらいとって、テキストも死ぬほど勉強するのである。読む本は英語の本だけ、聞くCDも英語だけ。もちろんテレビも映画やCNNの英語番組だけ。うちはCATVをひっぱっているのでこれは簡単にできる。そして夜な夜な外人バーへ繰り出す。何の効果もなくてもいい、とりあえずやってみることが大事なのである。

 そんなこんなでまずはレッスンへ。しかし肝心なことを忘れている。休祝日のレッスンはお休みになる前に、前もって予約しておかねばならないのである。しょうがないのでいつもの通り3レッスン。

 最近よく当たるラッキー先生は俺の仕事や環境に例えてレッスンしてくれるのでとてもやりやすい。いや他の先生もそうしてくれているつもりなんだろうけど、この先生はとてもはめ方が上手い。授業そのものが会話になっていくというか、リアルな会話で授業が進むみたいな感じ。なので、ちょっととある事について雑談をしたり、自分で考えて話す時間がとれて、今俺が望んでいる「会話」の時間が結構あるのでとても望ましい。あちこちで喋る努力をしているせいか、自分でも喋りたいし、喋れるようになってきたと思う。文法はともかくね。

 一方マム先生は今日のキーワードや、大切なところをきちんと説明しながらすすめてくれるのでそれはそれで楽しい。授業時間は決まっているのだが、こちらから話しかけてみたりすると授業環境はもう少し変わるかもしれない。

   

 さて、英語喫茶か外人バーへ繰り出そうと思っていたのだが、あまり体調が良くないのですごすごと家へ帰る事にする。しかし帰りの電車の中で読むために「Jpan Times」を買う。この辺がまだやる気である。もちろん辞書も引かず斜め読みするだけではなにも解らないが、大切なのはやる気とやってみることである。

 さらに家の近所に最近出来た本屋で「だれでもできる英語耳のつくり方 CNNリスニング速習ガイド とじこみ付録CD付き」1,600円也を買ってみる。最近インチキ英語でもお互いに理解しようという姿勢があればとりあえず通じる事は解ってきたので、必要なのは絶対的なリスニング力である。ちょっと読んでみたが難しそうなので、CDを聞くのは後回しにする。

 一応テレビはずーっと英語である。初めCNNにしていたが全然解らない上に見ていても政治ネタばかりで面白くないので映画にしてみた。しかし映画も面白くないのでアニメにしてみた。世界中どこのガキだってアニメや子供番組を見て言葉を覚えるはずである。役に立たないわけがない。

 が、真剣に聞いている訳でもないのに英語ばかり聞いていたらなんだか頭がパンパンになってきたので早めに寝てしまう。結局勉強は一つもしなかった。

4/20

 さてさてミーティングである。今回はナショナルミーティングなので、アメリカ人の社長も出席し、フランスからもっと偉いインターナショナルの社長と部長が来ている。なので午前中のミーティングはほとんど英語。ヒアリング力の実力を試す絶好のチャンスである。もちろん通訳はつくものの、覚悟としては全部英語を聞き取る覚悟である。

 と思っていたのだが、やはり全然聞こえない。うーん、くやしい。みんな聞こえないのならそんなに悔しくないのだが、なんかオチらしきところで先に笑う奴がいるのでとても悔しい。オチなんか簡単な英語のはずなんだけどな。それでも前に比べたら1割か2割は聞けるようになったと思いたい。何言ってるか解らないけど、聞き取れる単語だけは増えたような気がしないでもない。

 で、マーケティングの子だけじゃなくて、普段俺と日本語で喋って、一緒の仕事をしている奴らも聞き取れるみたいなので悔しさは倍増。何で俺だけ聞こえねえんだよ。とてもじゃないがヒアリングが進歩してるとは思えない。やっぱ週1、2度英語聞いてる程度じゃだめだな。まだフランス訛りの英語の方が解りやすいくらいだ。あいつらローマ字読みだから、「Company」だとはっきり「コンパニー」っていうし。

 ちなみに帰りしなに挨拶したら、「Take care」だけは聞き取れた。でも何て言えばいいのかわからなかったので、お辞儀して帰ってきた。「Bye」でいいのか。それとも「Thank you」か。

 そんな訳で今日は日がな一日、英語の勉強方をインターネットで探して読んでみた。しかしそんな事をしている間に英語に触れた方がいいことはわかっちゃいるのにやめられない。

4/19

 さて久しぶりに東京へ行く機会があったので、同僚と外人さんのいるクラブへ行ってみる。大阪には少ないし、英語圏のおねえちゃんがいるのではないかとちょっと期待してみた。彼女たちは日本語が喋れないのはいいんだが、残念な事にやはり東欧系の子だった。それでも英語で会話をするのは楽しい。しかし、最近お決まりの言葉は覚えたのだが、お決まりの言葉しか喋れない事に気がついた。トレーニングも大事だが、自分でのインプットをもっとしておかないと進歩はない。

4/14

 さて今日はまじめな英会話の日。先生はマム先生で、なんだか今日はQ&Aもスムーズ。1週間に4回も英語に接しているとやはり多少慣れがあるのかな。

 2時限目は初めての先生。おっとり君と命名する。初めての先生ってのは大概聞き取りにくいものだが、この先生がまた輪をかけて聞き取りにくい。シチュエイションを英語で説明してくれるのだが、どうにも解らない。一つ一つの単語をはっきり発音してくれない上に、ちょっと早口。久しぶりに「Pardon」を連発した。でも、この先生多分オージーだろう。絶対訛ってる。いやイギリス人に言わせるとアメリカ人だって訛ってるんだろうけどさ。しかしオーストラリア訛りくらいで悩んでいるわけにもいかないので、それはそれでヒアリング練習の一環で良いことにする。

 今日電話の掛け方を習ったのだが、「Shall I have him call you back.」は憶えていたので結構すらすら言えた。自分で憶えたことがレッスンで出てくるのもまた楽し。

4/11

 何故だかここんとこ立て続けに英語に接する機会がある。「叩けよさらば開かれん」なのかな。今日は外人さんの出席するパーティー。ここんとこ英語三昧なので結構楽しみ。しかし外人同士の喋ってることってやっぱりなかなか聞き取れないな。道は近づいているような気もするし、まだまだ遠いような気もする。しかし目標は遠いが前いたところからは随分離れたような気もする。

 とうぬぼれていたらやはりまだまだだ。今日「スピード」を英語で見たが何言ってんだか全然わかんなかった。キアヌ・リーブスごときにまた負けた。いや別にどこも勝ってるとは思ってなかったけどさ。

4/10

 さて今日もプライベートレッスンである。今日は新しい学校を発見したので行ってみることにしたのだ。やはりネイティヴスピーカーは安定感が違うな。向こうが親切に接してくれるせいもあると思うのだが、何言ってるか結構判るし、俺の自分でも明らかに文法が間違っている英語でも結構通じる。このまま慣れればけっこういけるんじゃないかなと思ってしまった。おまけに「あなたの英語は上手い」とよいしょまでしてもらった。予算が続けばもっと勉強したいものである。

4/9

 今日はプライベートレッスンである。なかなか熱心だ。しかし面白いもので、今日英語で喋っていたのだが、いざ英語を日本語口語に直せといわれてちょっと困った。例えばそれは「For example」であった。もちろん「例えば」と説明したのだが、会話の中で文章として使う時に他の言い方はないのか、と聞かれるとこれが案外難しい。「例えて言えば」とか「たとえ話ですが」「例えばの話」と訳してみたが、人に教えるのはやっぱ難しいな。変なところで日本語の難しさを痛感してしまった。

 そういえば、イギリス英語の事を「King's English」と言ったら、今は「Queen's English」と言うんだといわれた。今女王だからかな。ところでヨーロッパ系はクィーンズイングリッシュなのかな。彼女はアメリカ英語は聞き取りにくいといっていた。「wannna」「gonnna」を多用するので比較的わかりにくいらしい。

4/7

 今週も英会話学校。今日はハーフレベルチェックである。進行状況のチェックをするようだ。先生はラッキー先生。チェックされると習ったはずのことって結構忘れてる。時計の読み方なんて全然憶えてなかった。It's 20 past 3o'clock.とかIt' 5 to 6o'clock.なんて完全に忘れてる。基本的な事なのだが、使う機会もないのでやっぱり忘れちゃうな。

     

 さて今日は英語喫茶という訳のわからないところへ行ってみた。TOEICプロジェクトのはずなのだが、なんだかどんどんTOEICと関係ない方向へ進んでいるような気がする。どこへ行きたいんだ俺は。だいたい俺はいつTOEICを受けるつもりなんだろう。

 そんな訳で英語喫茶である。インターネットで英語の喋れそうな場所をぐるんぐるん探していたらヒットした。なんだか怪しげだが、勇気を出して行ってみる事にした。場所も怪しげなビルの5階。ちょっと心配になったが一応覗いてみることにした。

 ドアを開けてみるといきなりソファーとテーブルがあって、その回りで何人かが話をしている。マンション、というかオフィスにテーブルを3つ入れただけの簡単な作り。紙コップのコーヒーを自分で作って案内されて席につく。基本的には喫茶店じゃなくて、なんか外人のいるフリースペースでお茶を飲みながら話をするという場所らしい。

 で、何をするかと言うと、ひとテーブルにひとりづつくらい外人さんがいて、ただそこで外人と話をするだけである。一度マネージャーらしき人が俺の隣りに座って二言三言話しかけてくれたが、後はほったらかしである。そのテーブルでの話題に勝手に参加せねばならない。別に学校ではないので、ことさら俺に親切に話しかけてくれるわけでもない。自分で話に加わらなければならないのだが、これが何言ってるのか全然解らないので、黙って聞くだけ。話題も海外の話とか宗教の話とか俺の苦手な話なのでどうにもついていけない。しばらくつっこみも出来ずにじーっと座っていた。

 しばらくすると客がどんどん増え始めた。常連さんがほとんどのようだが、初めて、とか2回目という人も何人かやってきた。客層は色々なのだが意外と若い娘が多かった。これはなかなかいいチャンスかも。あと、おばちゃんやおじちゃんもいる。おもしろいのはにいちゃんがいない事。20代の若い兄ちゃんはいなかった。そのうち俺のいるテーブルは初心者らしき人ばかりになったので、みんなでちょっと自己紹介なんかしたが、日本人同士で英語で喋るってのはやっぱり気恥ずかしいし、初心者同士では話もそんなに続かない。

 とにかく会話に参加しない限りはほとんど喋る機会がないので、自分から話せないタイプの人はなかなか喋れないのでつまんないかも。まあ少しネタ振ってもらっても、ワンセンテンスくらいしか喋れないし、自分の事ではないある一定のネタについて喋るというのは経験もないし、意外と難しい。

 俺のいたテーブルはみんなけっこういい加減な英語で喋っていた。がなかなか流暢な人もいて、外人さんが何を言ってるのかはみんな結構解るようだ。 

 20人くらいになって、混んできたのでとっとと帰る事にした。それでも2時間近くいただろうか。ほんとに三言くらいしか喋れず、ただずーっと聞いてるだけだった。

 禁煙なのでベランダへ出て煙草を吸うのだが、その時おじちゃんと少し話した。もちろん日本語で。何言ってるか半分くらいしかわかんないけど、結局このレベルの英語が聞き取れないと話にならんし、ただネイティブの聞くだけでもなかなかチャンスがないのでここへ来てる、みたいな話をした。

 まあもうちょっと通って常連さんになるか、もうちょっと喋れるようにならないとつまらないのでもう行かないと思うけど、生の英語を聞く機会はないので、積極的にコミュニケーションがとれる人にはなかなかおもしろい場所かも。

 ちなみにお値段は何時間いてもよくて1,900円、ソフトドリンク代が500円でしめて2,400円でした。ちなみにマネージャーらしきカナディアンのおねえちゃんは外人然としてて、なかなか美人である。

   

 ちなみにTOEICの事も忘れないように「試験問題形式 TOEICテスト600点速習法 講談社+α文庫」も買ってみた。だから買っただけじゃだめなんだってばよ。

4/2

 さて週に2回は英語に触れた方が良いという先生のいいつけを守り、個人レッスンに出かける。場所はマンツーマン形式ワンレッスン60分ドリンク飲み放題というなかなかの学校である。

 今回も前に当たった先生だったので、2回目だと少し気が楽。実は英語でコミュニケーションがとれるというのはとても面白い。というかまあそれがやりたくて英会話なんかやってる訳だが。

 「煙草を吸ってもいいですか」と聞かれたので「Why not?」と答えてみた。するとその使い方はあってるぜ、みたいなことを言われた。使える言葉を少しずつ増やして確かめるのはなかなか楽しい。知識量が増えていくのも楽しいし、コミュニケーションがとれるのも楽しい。

 しかしこの先生、今週で辞めるので今日は2レッスンとっていけと言う。勉強熱心な俺はついOKし、2レッスンとることになってしまった。2レッスンになるとお値段が張るのであまりよろしくないのだが、帰国するのであれば餞別代りにまあしょうがないかなと。で、途中でつなぎに来た先生がなかなか流暢な英語でこれがよかった。聞けば5ヶ国後くらい喋れるらしい。頭良いんですね、と言おうとして「intellect」を使ったら「intellectual」は学者とかが学術的に頭が良いと言う時に使う言葉で、普通の人には「intelligent」を使うんだと言われてしまった。まだまだ英語は奥が深いようである。

     

 ちなみに俺はまだ「Back to the future V」をMDで聞きながらスクリプトを読むということを繰り返し続けている。初めはドクの台詞は早口過ぎて、スクリプトを追っかけられないくらいだったのだが、最近文字だけは目で追えるようになってきた。多少は進化しているかもしれない。これが口で追えるようになると完璧なのだが、まだ口はこれっぽっちも追いつかない。

3/31

 飲み過ぎのせいもあるのだが、目が醒めたらもうすぐ出かけないとレッスンに間に合わない時間。それでもあまり行きたくないのでまたちょっと寝る。ワンレッスンキャバクラ一回分以上の高額のレッスン料だというのにそれをフイにしても行きたくないのである。今までじゃ考えられない事だが、こんな事があるんだな。理由はないしょである。「レッスン料先払いしたのに結局行かなくなった」なんて話をよく聞くが、その気持ちがちょっとだけ解った。なんだろ、モチベーションが下がってるわけでもないと思うのだが。

 しかし、もったいないので行かねばならん。二日酔いの老骨に鞭打ってお出かけ。1時限目は丸々とばしてしまい、おまけに2時限目も半分ほど時間が過ぎている。でもちゃんと入れてもらえた。

 今日はロールプレイングの日。やっぱり人と一緒の授業はやだな。緊張するし、日本人同士というのは圧倒的に照れのほうが優先してしまう。ちなみに先生はラッキー先生。

 しかし、今日のお相手はなんと女性の生徒さんなのだ。すばらしい。で、このおねえちゃんはなかなか可愛くて、フライトアテンダントだという。カッコいいぞ。しかし英語の喋れないフライトアテンダントってありなのかな。待てよ、外資系企業に十数年も勤めてて英語のひとつも喋れない奴がいるんだから、何でもありに決まってるか。で、こういう日に限って俺は髭も剃ってないし、いつも持ってきているペンケースも持ってこなかった。なんだかな。やはりやる気はなくても支度は常にちゃんとしておかねばならんな。どこで愛が芽生えるかも解らんし。

 ロールプレイングの内容はごはんを食べる約束をするというトークなのだが、これがまた腹が立つのよ。俺がおねえちゃんを食事に誘うのだが、俺が誘うと、「I'm sorry. I can't」とか、「No. It's not good for me」とか断られてばかり。シミュレーションの時くらいちゃんと誘わせてやれ。断られるのは私生活だけで充分だ。(笑) しかし最後のオチは俺が彼女を吉兆に連れていく約束を取りつけてめでたしめでたし。何故だか勘定は俺持ちらしい、こんなところでまで。

     

 そういえば先日やはり英会話学校に通っている同僚とお互いにどんな感じか話をしてみた。彼の通ってるところはワンレッスン45分間の45レッスン、週1回の固定スケジュールで、料金はほぼ俺と同額らしい。おまけに初心者コースなので、先生は日本人。固定スケジュールでネイティヴじゃなくてそれは高いんじゃないのかな。それじゃあお値段お高めで評判の高い某英会話学校と大差ないじゃん。もしや意外と高くないのかベ○リッツ。

 しかし、やはりいい所もあるようで先生は美人らしい。美人英語教師。世の中にこれより魅力的な響きがあるのか。あと、けっこうフリートークの時間もあるし、時間も45分だが大体は1時間くらいはやってくれるらしい。まあやはりそれぞれ特徴があるんだろうな。

3/24

 ということで週に一回のレッスンの日。今日はマム先生である。とてもうれしいのだが、どういう訳だかこういう日に限ってMDのバッテリーが切れてしまい、ちゃんと録音できなかった。せっかくのレッスンなのに非常に残念である。彼女の英語は聞き取りやすいので、後で聞いていてもよく解るのに。相性でも悪いんかな。じゃあマム先生はきっとかに座かさそり座だな。

 2時限目は始めての先生。だるまん2号と命名する。この先生はなんだかわかりやすかったな。印象に残ってるのは眼鏡をかける動作はputting on なのだが、かけてるときはwearingなのだと言う。最初意味がよくわかんなかったんだがgo to bed とsleepingの違いだと言われてなるほどと納得した。あとhave on がwearだというのも始めて知った。これは多分忘れちゃいそうな気がするが。なんか久し振りに語学として、というか英語の持っている概念を習ったような気がする。

     

 最近英語でも丁寧な表現があるんだと言う事と、英語と言うのは非常に記号的な言語であるということが解ってきた。would you,could youってけっこう多用するみたいだし、逆にmust,hate,wantなんかはけっこう強すぎるくらいの表現らしい。まあこの辺が学問として英語を勉強する場合と、日常会話としての英語を身につけることの違いなのかな。

 あと、単純に音で覚えろと言うのも興味深かった。例えば「He goes〜」を「He go〜」などと言い間違えてしまう場合、三人称単数現在のsなんて難しく考えるから逆に間違えちゃうんだそうだ。「ヒー ゴゥズ〜」という音でおぼえちゃえばいいんだそうだ。つまりそれは「そうなんです」を「そうなんだす」と言い間違えるようなもんで、音としてありえない間違いであると認識しちゃえば割と簡単だ、というようなことらしい。まあ子供なんかもともと音でおぼえるんだし、3歳くらいの外人のガキが「この場合は三人称単数現在だから動詞の後には〜esが付くな」とか「疑問形の場合、最初の疑問詞に〜esが付いているから次の動詞にはesは付かない筈だ」なんて考えながら喋ってるわけはないもんな。この方法は採用する必要があるかも。

3/23

 「電話では日本語が喋れないので、英文を添えて頂けるとありがたいのですが」というクライアントのところへ商談にいく羽目になる。何の事はない、会って喋れば日本語はペラペラなのである。ただチャイニーズ系らしく、チューヤンそっくりの喋り方だ。チャイニーズ系の日本語というのはやはりちょっとユーモラスだ。しかし、「じゃ、英語にしましょうか」と言われても困るので日本語で押し通す。「うーん、多分この人、英語、中国語、日本語が喋れるんだな」と思って、今日もまた負ける。

 帰ってきてFAXを送る約束をしていたので、書類くらいは英文をつけてみようかと思ったのだが、書式もわからないし、中途半端に英語をつけるのもよけいかっこわるいのでやめてみた。やめたら何の進歩もないんだが。

 言語力がついてくれば別だが、最終的には覚えてる言葉しか喋れない。なので、英文を丸暗記する事をはじめた。テキストはもちろん今お気に入りの「3か月英会話 お父さんのビジネス英語」である。15センテンスくらいのスキットをとりあえず憶えている。ビジネスイングリッシュなので憶えとくとどっかで使えそうかなと期待しつつ。今週で1月号分は憶えたので、来週から2月号を始める。でもこの番組もう終わっちゃうんだよな。ちょっと残念だ。

 どうでもいいがビリーバンバンの菅原孝が司会というのはどう考えてもミスキャストだと思う。あと、アシスタントのロビンハーダー、おでこにしわより過ぎ。美人なのに惜しい。

3/19

 こう見えても意外と熱心である。週一回のレッスンだけではもの足らず、外人さんと英語でフリートーク出来る場所を求めて東へ西へ探しまわる今日この頃。無論、別の学校に通う必要なぞない。レッスンは学校ですればいいのだが、フリートークをどこかでしたいのだ。 

 そんなわけで、やはり俺と同じく英会話学校に通っている同僚と情報を交換しつつ、外人さんのいるバーに行ってみることにする。これが探すのが意外と大変。探せばありそうなのだが、インターネットで探してもほとんどヒットしない。やっと見つけた店が2軒。電話をかけてみたのだが、一軒目は店が替わったらしく、「うちは違います」と言われ、2軒目はどうやら外人さんとお話できそうなので、勇気を出していってみる。

 まあなんというか、外人さんのいるショーパブだ。ショーはあるのだが、席にもついてくれるので、話もまあまあできる。

 店に入ってみると、外人さんがゴロゴロいる。しかし白人はなんかしれっとしてるな。ひとをなめてるような感じがある。壁際でお茶っぴいてても、なんだかやる気がないと言うか、偉そうな感じがする。

 しかしどうも東欧系が多そうなので、「英語の堪能なおねえちゃんはいる?」と聞いてみる。「おまかせください。もううちのナンバーワンが今あいてます」という決り文句で俺んとこに無理やりの指名で来たのは金髪のルーマニア人。もちろん日本語もいけるらしいが、英語が喋れると言うので、無理から英語で喋ってもらう。というか、英語で喋れなければこんなとこまで来た意味がない。金髪で、割とグラマーちゃんでまあ満足。

 しかし指名をしてみて、一杯飲んで、落ちついてから気がついたのだが、もっとグラマーちゃんや、マブちゃんがゴロゴロしているのだ。なんかぼよよーんもいるし、セクシー系もいるし、見た目アメリカンな感じもいるし、ちょっとはめられたかなという感じだ。いや、そのおねえちゃんもいい子だったんだけどね。となりの芝生さ。でも、次は別の子と話をしてみたいものだ。

 さて件の彼女、もちろんネイティヴではないのだが、完全な英語だ。もちろん、上手くはないが日本語だって何の不自由もなく喋れる。酔っ払いの日本語がちゃんと聞き取れて喋れるんだからね。というか、俺のたどたどしい英語に付き合ってくれて、解らなければちゃんと日本語で喋ってくれるんだから、相当なもんだろう。しかも日本語は3ヶ月くらいで喋れるようになったと言っていた。たとえば俺が今、英語圏に行って、3ヶ月くらいで喋れるようになれるのか。なれへん。いくらなんでも3ヶ月は短すぎるだろうと思って、ちょっと聞いて見た。

「自国にいたときに日本語勉強してたの?」 「ううん、ぜんぜん」

「じゃ、日本に来てから?」 「そうよ」

「よくそんなに短期間で話せるようになったね」 「だって喋れないとなんにもできないもの」

必要は発明の母、とよく言うがやはり必要に迫られる事が一番重要なファクターかもしれない。

     

 で、英語で喋ってくれと言ったものの、肝心の俺が英語がほとんど喋れない。結局喋れるのはどこから来たの、とか趣味は何、とか、基本的な事だけだ。もう中学の時に覚えたままの英語くらいしか口をついて出てこない。何か込み入った事を聞こうとしたり、説明しようとすると、何も喋れない。うっかりすると日本語で言いたくなってしまう。

 するとベルリッツでの「レッスン中は絶対英語を喋らない」ということが大切であるということがよく解る。困ったら日本語が使えるんじゃ意味がない。英語を英語として、または概念として理解するためには日本語は邪魔でしかない。いつでも通訳のいる状況で英語が喋れるようにはならない。追い詰めるということではなく、日本語訳に頼っていてはいつまでたっても完成しないのだ。

 特に俺のようにまだ日本語を英語に訳して喋ろうとする場合、頭の中でどんな英語を選択するか、もっと他の単語や言い回しはないのかを考える事が大切なのである。

「Why don't you drink more?」と言えなければ「Why not」でもいい。意味さえ通じればeatでもtryでもいいんだもの。まあ頭の中の引出しを引っ掻き回してフル回転させることが今の俺には必要なような気がする。

 彼女は「解らなければ日本語でいいよ」というのだがそれでも英語で喋らなければここに来た意味がない。一応は英語を押し通し、なかなか楽しめた。ヒアリングは結構わかった。多分彼女も難しい言い回しを使ってないし、ネイティヴじゃないので日本語英語みたいな感じのだろう。次はなんか覚えていって、いろいろ俺が喋ってみよう。

 ちなみに客も結構英語を喋れる客が多いらしい。また負けた。しかし、「けっ、英語喋れるくらいで偉そうな顔されてたまるか」とまた燃える今日この頃であった。

3/17

 二週間ぶりのレッスン。1時間目は藤井隆先生。彼は俺の事を忘れていたようだが、途中で思い出したらしく、そのことで結構フリートークができて面白かった。日本のビジネスシーンにおける髭談義をしてみる。フリートークをしてみると、自分がいかに喋れないかってことを思い知らされるが、英語でコミュニケイションをとれるのはとても面白い。ベルリッツはフリートークがないと聞いていたし、今までそんなにしたこともなかったのだが、なんかのきっかけがあったり、こちらから話しかけたりすればけっこうそういう時間もとれるんだということに気がついた。

 2、3時間目は顎鬚先生。うーん、この先生よく当たる。まあ慣れた先生は気が楽ではある。でもできれば女性の先生に習いたいのだが、なんとかならんかな。女性の先生は女性に当てるとかなんか決まりでもあんのかな。今度聞いてみよう。でも女の先生にしてってのは、なんかやっぱり言いにくいので、そのうちね。

 休憩時間に顎鬚先生と話をした。最初のうちは結構解るが、こみいった話になってくると、というか彼がのってきていろんな話をしてくれると、なに言われてるかほとんどわかんない。せっかく喋ってくれてるのに逆に申し訳ない。あまりヒアリング力は上がってないのかな。まだネイティブスピーカーのフリートークは聞き取れないようだ。でも以前よりは解ったような気がする。しかし彼も俺の英語レベル解ってるんだから、もう少し簡単な英語でゆっくり喋ってくれてもよさそうなもんだが、それはまあ休憩時間なのでお話してくれるだけでもおまけとして儲けもんだな。

 結局英会話学校に頼ってるだけではだめだって事が実感として解ってきた。いやそんなことは初手からわかってた事なんだけど。ヒアリング力も、スピーキング力もさほどついてきた実感が持てないし、2週間空けても衰えた感もない。まあヒアリング力が衰えてないのは俺の毎日のMDウォークマンによるヒアリングの地道な努力の結果だと思いたい。ここんとこ毎日録音したレッスンや、Back to the future 聞いてるしね。結局はいかに自分で憶えるか、少しずつでも英語を自分のものにしていくかってことなんだよな。

 実は俺の英語勉強時間の中で、英会話学校に頼る比率は減っている。減っているというのは、英会話学校に通う時間が減ったってことじゃなくて、絶対的に自ら他に英語に接する時間が増えたと言う事だ。前は英会話学校に頼りっぱなしだったのだが、それだけでは圧倒的に英語に接する時間が少なすぎる事をここへ来てやっと理解できたのかな。

 無論、きちんとした英語を喋るためにはきちんとした学校へ通う事が必要だろう。だってどんな英語がちゃんとしてるのかよくわかんないもの。なんでもいいからとりあえず喋れるようになりたいのは山々だが、宇多田ヒカルでさえ「はすっぱな英語」と批判されるご時世。ブロークンといわれずにちゃんとした英語を学ぶにはちゃんとした人か学校で誰かに教えてもらうしかない。その点で俺はベルリッツをセレクションした。 

 俺にはよくわからんが、宇多田の英語がはすっぱだと言われたり、けっこう喋れる人でも「いやブロークンだから」などと謙遜する事ってよくある。しかし今どきキングスイングリッシュが正当な英語であるとも思えないんだけどね。

 本屋さんに行って、なんか新しい本でも買おうかと思ってさんざん物色したのだが、新しいものを買うよりも今ある材料を覚える方が先だろうと思い、やめる。しかし少しリーディングも始めないと、英語力としては上がらないしな。悩んでる暇に勉強をしましょう。

3/10

 今週は英会話学校はおさぼりである。なぜなら今週はほんとは大阪にいる予定ではなかったらからである。

 授業には行かないが、NHKの「3ヶ月英語 お父さんのビジネス英語」の3月号のテキストを買って読んだり、今週は電車の移動時間が結構あったのでBack to the futureのスクリプトを見ながらの聞き取りは一応やってはいる。もちろん録音したレッスンも聞いている。先週は録音に失敗したのでちょっと残念。でも、ただ聞いているだけで、声に出したりしないので、ちょっと効果が薄いかも。学校のテキストの宿題もまだやってないし。

 これどうなるかは実は少し興味深いところである。英会話学校は自分の勉強の確認の場である、という考え方に基づけば、今やってる事でヒアリング力もしくは英語力が上がるのか、下がるのかによって、この勉強方法に意味があるかどうかが解る。まあ勉強というほどでもないんだが、多少の効果が見られるかどうかってことだよな。ま、この程度の時間じゃあまり意味もないだろうけど。

 本気でやるにはもっと圧倒的に英語に時間を割かなきゃダメなんだけな。否応無しに英語が迫ってくるというほどでもないのと、ベルリッツに入った事で逆に安心してしまったというか、免罪符をもらってしまったような感じだ。どうしたもんか。実は来週も行けないかもしれない。このままじゃ道は遠いぞ。

3/3

 今日はLABとかBAMとかいうレッスンだった。最近変わった授業が多い。レベル1の時は先生とのレッスンだけだったのに、レベル2になってからいろんな授業がある。なんか効果があんのかな。1時限目、普通にレッスンを受けた後、そのなんとかいうレッスンへ向かう。

 そのレッスンというのはロールプレイング形式で、他の日本人の生徒さんと一緒にやるらしい。ちょっと憂鬱。なにしろ俺は人見知りするタイプだし、見ず知らずの日本人と英語で喋るのは気恥ずかしい事この上ない。この相手の人は一日10時間の集中レッスンを受けているひとらしい。かなり本気なんだな。

 実は今日の先生はグラマ先生だったのだ。先生に「初めてでしたっけ」と聞かれたのだが、実はあったことがある。「twice」が思いつかなかったので、挨拶もそこそこに「yes」と言ってしまった。だって単純に2レッスン目だし、他人のクラスだし、知らない人いるし、緊張するじゃん。なんて言っていいかわかんない。

 一緒にやった人は悪い人じゃなかったので、まあ楽しく授業ができた。ロールプレイングはあとあと役に立つのかもしれない。たとえ短時間とはいえ、使える言葉を覚えるというのは必要な事だ。徹底的に覚えた言葉じゃないといざっていう時出てこないしね。つーか、むしろ言葉を覚えさせるのにはあの形式はいいかも。事実、彼は前回にやったときのロールプレイングの台詞を覚えていた。形式については今度の更新までにかいときます。

 一緒に授業を受けた人と少し話をした。30代前半くらいの彼は自営業というか経営者らしい。英語圏のクライアントと取引をする事になったらしく、先方との取引が英語なので、文句のひとつも言えないと困るのでベルリッツに通い出したと言っていた。かなり集中的にレッスンを受けているみたいだ。一目見て押しも強そうだったし声もでかかった。やっぱ自営だと、ぐずぐずしてたらやってられないし、必要に迫られてるから迫力も違うんだろうな。なんかパワフルし熱心だ。俺の「英語が必要だ」ってレベルとは違うのかもしれない。同時進行で喋れる必要があるのかもな。

 しかし今日日の30代は大変である。英語もパソコンもマスターして行かないと社会からどんどん取り残されてしまう。まあ、管理職として地道に登っていけない俺は自分で武装していくしかないんだが、まあまだ若くて、英語もパソコンも苦手な方じゃなくてまだよかったかもしれない。

 今日新しい先生を発見。髪が長くて、腰穿きのジーンズで、見た感じラテン系のちょっと若い女性の先生。助っ人かな。知らない人なので俺も挨拶もしないし、むこうも知らん顔だ。でも、他の先生と話ししてたんで、先生だろうな。何でもいいが、一度あの先生にレッスンをお願いしたいものだ。いや、スケベ心からではない。女性の発音の方が聞きやすいし、何より熱心に授業が受けられることが、上達に繋がるからである。邪心は、多分ない。

2/25

 お休みなので、のんびり日記を書いてたら結構夢中になってしまい、気がついたら完全に授業に遅刻する時間になっていた。あわてて出掛けたら、5分くらいの遅刻ですんだ。こういう日に限って先生はお気に入りのマム先生。練習しておいたとっておきの「I'm looking forward to seeing you again.」は「I'm sorry. I'm late.」に取って代わられてしまった。何たる失態。

 多分俺、今かなりつっかえてるんだろうな。先生に「難しいですか?」と聞かれてしまった。文法自体はなんら難しい事はないのだが、長いセンテンスの繰り返しは結構覚えにくいし、質問も過去、現在、未来のどれがくるか判らないので、結構解答自体が慎重になり、慎重になってるうちに忘れてしまうみたいだ。まだ瞬間的に時制を判断して聞き取れない。すると先生が「宿題はやってますか?」と聞く。一瞬答えに詰まった俺に、「今までで一番難しい質問だったようですね」と微笑まれてしまった。確かに俺は今回まったくもって宿題をやっていないし、よく考えたらテキストすら開いていない。

 「時間があったら1日15分か20分でいいからやってくださいね」といわれる。で、書いたら、テキストを見ずに、声に出して言ってみるようにとの事。まあできるだけ覚えろって事だろうな。読み書きも大事な事は解りきってる事なので、テキスト程度は真面目にやろう。継続は力なりだ。1日15分、一週間で約2時間。1年で80時間。それでも勉強時間としては全然足りないくらいなんだろうけど、80時間の勉強時間ってのは毎日の積み重ねでしかとれないだろうし。小さな事からこつこつと、だな。

 3時限のうち、残りの2時限はEDレッスンと称してパソコンでの授業。インカムを使って、会話を聞いたり、自分で喋ったり、自分の発音を聞いたり、クロスワードパズルを解いたりする。もちろん先生は横についてはくれる。でもパソコン相手にやるのなら家でだってできるのに。まあ内容自体は面白いし、先生とも会話したりするのでつまんない事はないんだが、やっぱ英会話学校であるからには会話がしたいな。ソフト貸してくれたら家でやるのに。売ってんのかな、あのソフト。

 ちなみにこの授業は会話だけだと読み書きが全然出来ない人がいるので、それのチェックの為だとセクレタリーのひとが説明してくれた。

 内容は家族に関する事なので、「relatives」とか「niece」「cousin」などというあまり使わないが基本的な言葉が出てきた。よく考えたら家族の事って基本的な事なのにあまり英語で読んだり、喋ったりする機会はなかったな。

今日初めて習った単語:面白いのは「divorce」が4回くらい出てきた事。意味は「離婚」なのだが、さすがアメリカ。離婚率が高いのかスキットの中で結構頻繁に出てきた。今日一日でもう覚えたかも。

2/17

 英会話学校にも入学し、TOEICプロジェクトもいよいよ本格稼動である。さて今日は2回目のレッスン。11:30からとっていたのだが、金曜日夜更かしした為、起きたらギリギリの時間だった。

 レッスン録音用に買ったマイクは結局お店では返品交換をしてくれないと言うので、アダプターを買ってとりあえず使うことにした。まあ指向性の高いマイクなのでステレオじゃなくてもいいかと無理やり納得させる。

 1時間目は顎鬚先生。この先生、よく話しかけたりしてくれて、いい先生なのだがレッスンに面白みがないのが難点だ。ま、お笑いを聞きに来てるわけじゃないのでそれはしょうがない。この先生は北米出身だったと思うのだが、かなり聞き取りにくい発音をする。まあネイティヴはみんなこんな感じなんだろうけど。

 2時間目はだるまん先生。しかし半年前に一回逢っただけの生徒の顔なんかよく憶えてるもんだな。「髭剃ったね」とだいたい聞かれる。だるまん先生はなかなか親切なのだが、結構文法にはうるさいかも。しかしヒアリングはなかなか難しいな。around ticket だと思ってたら a round ticket だった。冷静に考えれば around は副詞か前置詞としてしか使わないのでaround ticketなんて言葉はありえないのかもしれないが、俺は勝手に「周遊券」の事だと思い込んでしまった。この日はフリートークがほとんどなくてつまんなかった。いや別に喋れるわけじゃないんだけど、自分が考えた事を喋る機会は他にはないしね。ま、最初はテキスト重視でしょうがないんだろうけどね。

 ベルリッツのレッスンは意外とよくできているかもしれない。パターンは中学英語の進行方法と同じなのだが、なかなかビジネスでも役に立つだろうことも織り込まれている。電話の受け答えとか、スペルの聞き方とかね。ちょうど俺が今NHKの英語プログラムで見ていることがかぶってたりして、けっこう相乗効果でいいかもしれない。まてよ、同じ事を習うのならNHKのテレビ見てたほうが安いな。

 今日過去形に入ったところなので、時制の一致ってのは結構難しい。よく考えたら今まで現在形と現在進行形しか使ってなかったんだな。しかし、うっかり聞いてるとつい現在形で答えてしまったりする。最近は返事をする為に聞いているのでつい顔がしかめっ面になってしまうようだ。「そんな怖い顔で睨まないで」と言われてしまった。最近文章が長いので、口移しでそのまま喋るのだけでも結構大変だ。繰り返しも出来ないで喋れるようになれるとは思えんな。

今日初めて習った単語:「fare」 初めて聞いたわけはないと思うのだが、俺の頭の中にはこの単語はなかった。

今日解けた謎:「leave」という言葉は中学でも結構初めの頃に習った単語なのだが、俺はその概念がよく解らなかったので、今日思いきって質問してみた。仕事に行くために家を出るのは「leave for work」「leave the house」でも同じことらしい。これで一安心。


●TOEICプロジェクトトップに戻る。