FLIGHT JACKET

私の持っているフライトジャケットです。
最近フライトジャケット、というかレザージャケットに凝りだしました。
ただ、私はフライトジャケットオタクと言うほどではないので、
実物や、完コピのレプリカ何ぞは 持っておりません。
まあ単なる革ジャン自慢ですね。

B-3


TYPE B-3
DWG NO.3H595
SPECIFICATIONS FOR HIGH SPEED FLIGHT
BRANDED
BY ORCHARD MOTERCYCLE
L.I.C.,N.Y.U.S.A

購入時期:95年2月頃  定価 不明
購入場所:SHOT


 初めて買った革ジャン。というよりは初めて買ったフライトジャケットがこれです。
これを買ったことによって、私のフライトジャケットとレザージャケットへの傾倒が始まったわけです。
いわゆるレプリカじゃないけど、どっから見たってB−3。今でもすげえ気に入ってる。
 昔知り合いのお姉ちゃんが薄手のワンピースの上にこいつ羽織ってきて、カッコ良かったんだ。
その時は「ボマージャケット」くらいに思ってて、あまり意識はなかったんですが、 さかのぼって考えてみると、それがB−3である事が判明しました。
 フライトジャケットブームというのは、何年か周期であるようですが、 初めてちゃんとB−3を認識したのは、多分横浜の片田舎、港南台のジーンズショップでした。 確か90年頃。アヴィレックスで、その頃でも10万円位して、あー高いなー、こんなの一生買わねえなー(買えねえなー(笑))と思った記憶があります。
これ買った当時は片ポケットのヴィンテージタイプの奴なんか見たことなくて、ヴィンテージマニアじゃない私は、アヴィレックスが一番だと思いこんでました。 そこそこ流行っていた年だったので、398くらいの安売りの奴もゴロゴロ出まわってた時でした。
出物の値段だったので、ノータイムで買った。後でミナミでオーチャードの同じモデルを見たとき 私の買い値より高く売っていたのを見て、「勝った」と思いました。(笑)

 さすがにごついだけあって、雀荘でおばちゃんに、「暖かそうだねー」って言われたり、ちょっと流行った翌年にはママに「今年はもう見ないねー」って言われたり、 いろいろツッこんでもらって なかなか話のネタにもなってます。
愛してる。すげえ気に入ってる。だって一番気に入ってるんだもん。ニューヨークへも一緒に行ったんだ。 初めての本物の革ジャン。ごつい、でかい、重い、腕曲がらない。でも、できれば死ぬまで着たい。忘れられない初めての女みたいだ。 あああ、だってこれが好きなんだもん。
 私はその後幾つかレザージャケット買ってますが、こいつが一番気に入ってます。
ああ、アヴィじゃなくてもいい。昔欲しかったのはアヴィレックスだけど、今うちににあるのはこいつなんだもん。傷まないで。
まあ死ぬまでにはもう1つ買おかなと思ってます。次はヴィンテージタイプか、アヴィレックスの奴。
買ったときはきっちりコーティングされていたはずなのだが、最近なんだかけばだってきてる。
なんか塗った方がいいのかな。ミンクオイル塗ると感じがかわるので、迷っています。
よいお手入れ方法ご存知の方はご一報下さい。


TYPE A-2
DRAWING NO.30-1415
CONTORACT NO.1978-81
AVIREX
REG.U.S.PAT.OFF.
U.S.ARMY AIR FORCES

購入時期:96年10月9日 定価¥58000
購入場所:大阪市長堀の、旧ニチワの対面の革ジャン屋

 憧れのAVIREX。初めてAVIREXを知ったのは、10年くらい前、 横浜の郊外型のジーンズショップでB-3を見つけた時だったかな。 当時でも10万以上してて、「すげえなー、アビレックスって高いんだー」と思ったのを良く覚えてる。 それ以降アヴィレックスは私の中で革ジャンの代名詞になりました。
フライトジャケットファンのみなさまには笑われると思いますが、 これは定価では物を買わない私の所有しているジャケットの中では比較的高い方。(笑) もちろん初めてのアヴィレックス。まだ寒くなる前の10月頃買ったのだが、寒くなるまで 壁にかけてあるジャケットを見ては、「あーアヴィだアヴィ」とほくそえみ、1週間程小躍りするくらい嬉しかった。
 素材はラム。ポケットの脇にはハンドウォーマーが付いており、寒い時はこれがなかなか便利です。 今でこそかなりの完コピレプリカが出まわってますが、 買った当時はアヴィレックスのA−2といえばこれが一般的なモデルで、 ホースハイドにはほとんどお目にかかることはなく、 バックプリントしてあるタイプのA−2はほとんどこのタイプでした。 Sサイズを買ったにもかかわらず、ちょっと大きく、 また素材が柔らかいラムを使っているためか袖口やポケット廻りがすぐダメージを受けてしまいます。 この頃雑誌等で、アヴィレックスの広報が偽物に注意としきりに言っていたが、 並行輸入対策であったのだろう。買った当時はかなり心配しました。
 最低3年気合で10年。などという雑誌の受け売りを真に受けて、一生懸命着ていたら、 結構へたってしまいました。ハンガーに掛けておくだけで、ヒビが入ってしまいます。薄手のラムなので、 どちらかというと、結構大事に着てやった方がいいタイプなんじゃないかとおもいます。
背中とか結構引っ掛けて、傷ついてます。今年着てみたら、すげえでかかった。アメリカSじゃ全然でかいわ。
次は、馬革のタイトな奴1つ買おっと。


JACKET TYPE G-1
U.S.NAVY

BUREAU OF AERONAUTICS
SPEC.7823(AER)
AVIREX LIMITED
NEW YORK,NEW YORK

購入時期:96年12/3  定価¥58000
購入場所:大阪ミナミのニチワ

 これは3着目のフライトジャケットで、B−3、A−2ときて、当然次はG−1であろう、 と思って購入。
実はボア付きのカストロジャンパーみたいなG−1は私は別に好きではなかった。 その当時毎晩カタログを眺めたり、フライトジャケットの本に夢中だった私は、 ほぼコレクター状態になっていたので、 つい買ってしまいました。
これも昔のAVIREXで襟後ろのペイントもなく、前立てのパンチもなし。 が、一応ゴートスキンで出来ているのが気に入ってます。ボアはなんで出来ているのか不明。 実はこの時、私はこのG−1ではなく、昔っからあるショットのボア付きジャケットを探していたのです。 型はG−1ベースの、いわゆるボマージャケットという奴。 分厚いステアハイドで、ボアが取り外しが出来て、中のライナーが脱着可能な奴。 184SMという型番だったのですが、結構探しまわりました。 そんなナンバーの商品は今はないと神戸の革ジャン屋のオヤジに怒られ、 岡山や姫路に出張に行ったときは、郊外型のジーンズショップもこまめに回ったりしました。 いつから置いてあるんだって思うような革ジャンの間に探している型はあったりしたのですが 残念ながらサイズがなかったり、定価だったりして随分探しまわりました。
 そうこうしているうちに、わりと安売りのこいつを見つけ、 ショットはいつでもあるがアヴィの出物はそうはない、という結論に達し、こいつは家に来たのです。 今考えたら正解だと思います。 今99年の冬ですが、こいつはまだまだ新品同様です。 ボア付きなので、真冬しか着れないし、その割に薄手なので、 ちょっと着る時が難しくて困ってます。


TYPE -A2
DWG NO.30-1415
PROPERTY
ORIGINAL WEAR
MRI LEATHER CO.

購入時期:2001年12/15  定価¥25000
購入場所:中田商店

 繰り返しますが、わたくしには学習能力というものがありません。もちろんいずれA-2はひとつ買うつもりでした。しかし次にうちにやってくるそれは、ちゃんとしたレプリカの馬革の物であるはずでした。しかし今年うちにやってきたのは中途半端な牛革のA-2でした。

 12月16日、土曜日。東京出張で会議とEND YEAR PARTYがあり、朝まで飲んで寝ぼけまなこの土曜日です。寝不足の上、風邪で体調がすぐれなかった為、友人とも遊ばずにとっとと大阪へ帰ることにしました。東京駅へ向かう前についうっかり御徒町の中田商店に寄ってみることにしました。噂の代官山も見たかったのですが、あそこに行っても私の手の出るモノはありませんし、御徒町は東京駅からすぐそばだし、ちょっとだけ覗いてみることにします。
 実は今年N-3Bは買おうかなとちょっと考えていました。今の奴はもう10年選手でちょっとへたっていたので、セージグリーンのそれっぽい奴はひとつ買ってもいいかなとは思っていました。しかしステンカラーコートを買ってしまったので、今年はおあずけにするつもりだったのです。

 中田商店につくと無論気になるのは馬革のA-2。36,000円くらいなのでまあがんばれば手の届くお値段。しかしどうせ馬ならバズくらいは欲しいかななどと考えつつ店内を物色。  また出物ってのがあるんだなこれが。6000円くらいのアルファのMA-1や19800円のN-3B、しかしいくらなんでも4着目のMA-1はいらないし、N-3Bも今年はおあずけ。一通り見終わると、あるんですよ、A-2コーナーのすみっこに激安のA-2が。

 もう嘘みたいなお値段。MA-1をプロパで買うよりもダ○エーで訳のわかんない革ジャンを買うよりも安い。しかし私が欲しいのはレプリカの馬革のジャストフィットのA-2であり、今更中田商店の牛革のA-2なんか買う必要がありません。普通のA-2でよければAVIREXのA-2だって持っているのです。
 おにいちゃんに「試着いいですよー」などと言われ、しばらく考えながらまた店内をうろうろするものの、結局気になります。気がつくと3着ほどの中から革のコンディションや折りじわなどを比較しています。「牛革のA-2なんていらないし、買わないよ」と天使が囁きますが、「こんな激安見逃したら一生後悔するぜ。なんでも買っときゃいいじゃん。仮にも中田商店モデルのA-2だぜ。飲み会一回分で終わりじゃん」堕天使が大声でつぶやきます。

 こうなると最後の手段です。サイズは38しかないのです。ジャストサイズで着るのなら私のサイズは多分36。でかかったらあきらめよう。着てみるしかありません。「これねー、38しかないんだけど外国サイズじゃないからお客さんならちょうどいいんじゃないかな」店員がよけいなアドバイスをくれます。合わなきゃあきらめるのに。するとあら不思議、日本人向けに作ってあるらしく、袖丈はちょうど、身頃もほどよくいい感じ。
 さらにたたみかける様に「これねー、在庫になっちゃったんでこんなお値段にしてますけど、去年は25,000円で売ってたんですよ」。多分4年前くらいの中田商店オリジナルA-2だろう。もはや買わない理由はありません。どうせ今日買わなくたって次に来た時にまた探しに来るに決まってます。

 そんな訳でこのA-2は我が家にやってきました。さんざん悪口を言ってあきらめようとしたものの。おニューのA-2が嬉しくないわけがありません。お値段お手頃でドンピシャサイズのこいつはさっそく活躍することでしょう。


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