細身の骨格で品の良い色をした、ちょっと気取った街乗りバイク。

　かなりお気になこの子ですが、チェーンガードが付いていないのがかなりの減点です。こんな軟派な自転車に乗る人間は、パンツの裾をチェーンの油で汚すのを好まない・・・。一応可能な一箇所だけガード取り付けているのですが、やっぱり色の薄いパンツだとすごく汚れが目立ってしまうので穿けません。その点で、チェーンレスなシャフトドライブの自転車にしようかともかなり迷いました（例えば無印良品の折りたたみ自転車）。が、最終的にはPEUGEOTの名の響きには抗えず。プジョーはクルマよりも先に自転車を製造している由緒正しい自転車メーカーですし（クルマ1889年、バイク1885年）。しかも、日本で販売されているプジョーのバイクの中でもこのモデルが一番エレガントでありながら一番安いんでスよ。

　自転車はほとんどゼロ・エミッション。似非エコロジストとしてはチャリ通は義務・必然てな訳で、毎朝（昼？）３キロ程、適度なエアロビックエクササイズ？になってます。もう自分の中では70km/hくらいの（出ねえよ）快走ぶりで。排気瓦斯吸いこんでいるので、ヘルシー効果はあっさり相殺されるような気もしますが・・・。

　世の人々の自転車に対する意識がもうちょっと高まると良いなあ、と常々思ってます。そうすれば「ちょっとボロっちくなった自転車は天下の廻りモノ」、というような風潮もなくなると思うのですが。とにかく「愛着がわかない物はすぐゴミになる」というのが私の確固たる持論。ママチャリはデザインや色が安っぽいものが多過ぎると思いますし（かといってＭＴＢのドギツイ色使いも私の美意識には相容れませぬ）、自転車を粗末に扱う輩が多過ぎだと思います。つーか、スーパーに買い物に行って食料品買い込んで出てきたとき、勝手に位置を動かされてたりするとえらく不愉快なのよね！ 倒されて傷でもつこうものなら、もう激怒。なんて人間が小さいんでしょう。

　私の通う農学部がこの春（2000年）から「構内の景観がうんぬん」と自転車の登録制なんてくっだらないことをはじめやがり、シール貼付を半強制させられ大変不愉快。登録しても何も特典がない。しかもまともな駐輪場所すら整備されていない。皮革製のサドルやグリップを雨曝しにしろと？　まあでも致し方ないのでワイヤー錠の裏面にシール貼ってますが、そこまで悪いデザインでもないのが救いで、Peugeotと東大のダブルネーム風だったりもしするし、それはそれで悪くもないかナ？という方向で不満を逸らそうと努力中。