Are you a inflationist?
MR & MRS PRICKLY.


 ロンドンのinflate社の塩胡椒入れ。PVC(ポリ塩化ビニール)製。ユーモラスな形、と言うか理科室御用達の人体模型の臓器っぽいデザインがナイス。色は他に紫とクリーム色があったのですが、lungとかheartっぽさという点ではオレンジが一番ハマってるでしょ、と。

 これは森井ユカさんの『とっておきロンドン雑貨58』(メディアファクトリー)という本で見て惹かれてわざわざ買いに行ったのです。どうもインフレイト社は事務所とショップが一緒。住所の場所までは辿り着きましたが、建物の入り口にはカギがかかっている模様(もしかしたら重い扉なだけだったのかも)。インターホンがあります。むぅ。しばし入り口前でうろたえながらしばし悩む。そうこうしているうちに中から人が! でもその隙に入り込むなんて不審げなコトは出来ませんでした。 覚悟を決めて受話器をとり、「ハロー、ユアグッズ、見たいデ〜ス、アイウォント」とやって侵入成功。いえ、ウソです。こんな無茶苦茶なことはゆってません。

 事務所の中では中心デザイナー3人と思しき人たちがなにやら話し込んでいました。ショーケースには名の通りぷくぷく膨らんだ製品がいっぱい。このトンガリ夫婦の他にもサボテン楊子さしとかいろいろ愉快なモノがありました。インターホンで応対してくれた人であろう事務っぽいお姉ちゃんに声をかけ、購入完了!と思いきや、「“きぇてろーぐ”要る?」と訊かれる。は?ナニ?? ここぞとばかりに「パードゥン?」が口を付くが、、、あ゛あッ、カタログか!! こんな単語が耳でわからないなんて・・・みんなニホンの英語教育が悪いんだわ! いえ、ひとえに己の精進が足りないのです。いゃ、さすがに情けなかったっスよ。でもまあ結果的に理解して「Yes,please.」と中学生英語で返せたので良しとする。良いことにさせて下さい(涙)。

 ところで、この2人、どっちが旦那さまでどっちが奥さまなのでしょう。日本に帰って2ヶ月ぐらいしてから、どっちがどっちかわかんなくて困ってます、とメールで訊ねてみましたら返事が来ました。勝手にのせちゃう。

>> mr prickly is the single spike.
>>
>> hope that is of help.
>>
>> X Nick

 デザイナーから直接返答。こういうのってeメールの醍醐味ですね。

MR&MRS PRICKLY SALT'N PEPPER (inflate £10.00)

http://www.inflate.co.uk

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