lísn up Slap Nuts
- Calm Pieces -

 オブジェとして美しいお香立て。紙ならではの微妙な揺らぎ具合が見事で、白い煙りが緩やかに拡がります。

 PAPER OBJECTには#1〜#12の種類があり、1枚の紙から自分で組み立てる作業がなんとも愉しいです。紙とは言っても米国デュポン社のノーメックスペーパーなる自己消火性のある素材なので、そう簡単には燃えないのです。が、真下でお香に火を着けたら局所的に焦げて変型しちゃいました(涙)。注意書き通り火はちゃんと別のところで着けてからセットしましょう。

 創業1705年の香老舗<松栄堂>のモダンなインセンスのアンテナショップ<リスン>は古都京都・北山にあります。松栄堂のお店自体は京都・東京・銀座・札幌に。銀座店は西銀座通りに面したビルの1階にありますがあんまり目立たないかも。(余談ですが、京都本店の店員のお姉さんが綺麗で、親日家で和党の私は非常に嬉しかったです。) 更に、リスンのインセンスと松栄堂のお香「香:Xiang」シリーズは西武Loftのアロマのコーナーでも扱われています。この「香:Xiang」の方がいわゆるお香っぽい薫りで、中でも白檀とtea(写真はコレ)の薫りが私は好きです。

 先日、lisnのインセンスのセットと意外な場所で遭遇しました。その場所とは、英国はコベントガーデン、Paul Smith本店。いくら日本熱が高いUKとはいえ、これにはビックリ。流石ポール・スミス、お目が高いのねえ。海を渡る間にお値段も数倍に膨れ上がっており、他の小物類と遜色ない値段になってましたけど。別にPaul Smith大好き野郎ではないので、他には何も目に入りませんでした。

 ここのタイトルはアメリカWCW(World Championship Wrestling)のダブルJことジェフ・ジャレット(Jeff Jarrett)のT-shirtの文句から。リスンとはまったく関係ないっス。こんな南部訛りの悪い言葉で申し訳ない。それにしてもWindowMacの互換の問題で西洋文字が化けてしまうのはどうにかならないものでしょうか。『痴』と表示されてしまっているであろう文字はアクセントの付いたiとsです。ショップ名のリスンとは“listen”の発音記号だということなのです。

Calm Piece 8 (lisn \2,800) Xiang No.43 Tea (SHOYEIDO INCENSE CO. \800)

http://www.lisn.co.jp

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