曲阜(2)
孔子料理

夕食
孔子家の伝統料理、孔府家宴
これまで食べた中華料理とは、若干違う、油の使い方の少ない料理法のように感じた。
丁度ホテルで結婚式が行われており、婚礼の時そのお相伴として、お祝いに飲むものだという
老酒をいただく。皆うまいうまいといって大いに飲み、追加追加となる。
結婚式は盛大に行われており、出席者が300人程とのことであった。花嫁さんは、すらりとして背の
高い女性。婿への関心は皆なぜか少ない。
中国孔子古楽舞芸術団

17弦の琴

春秋楽舞

プリマドンナ

御

夕食後ホテル専属の舞踊団の音楽と踊りを見る。中国古楽舞踊芸術団と言う。
客は少なく我々以外には3,4人しか居なかった。その結果、料金は一人1000円と言うことになっ
た。正規の料金はよく分からなかったがたしか50元(日本円で700〜800円)?
出し物は、孔子をたたえる踊りとか・・、興味深かったのはそこで演奏に使われていた楽器が古代の
打楽器や17弦の琴があったこと。その琴の音程は広く迫力のあるものだった。豆腐売りのラッパに
近いような甲高い音を出す吹奏楽器を巧みに演奏しトランペットのような音を出している。踊りは、
華やかな衣装を付けた若い踊り子達によるもので、古代のものと言うより現代を思わせる。結構皆
楽しんでいた。
曲阜の夜店

お祭りの夜店
ホテルのそばで夜店が開かれており、張さんの案内で皆出かける。出されている店の数も多いが集
まってきている客の数も大変なもの。その雑踏の中で、全てが小さな屋台で雑貨や食材を並べて売
っている。食材を並べているところでは、その食材をその場で料理して食べさせる。大きなたらい
の中にザリガニ、川エビ、鯰や白っぽい殻の色をした貝等が生きたまま、また、豚とおぼしき肉や野
菜なども売られている。さらには、狗肉と書かれた犬の肉までもが屋台で売られている。そばを通ると
袖を捕まえて食べていかないかと誘う。そんな時には、つらつら(吃了、吃了)と叫べばいいとガイドの
張さんに教えられ、結城さんはそれを連発する相手は通じたようで笑いながら誘いをやめる。こんなこ
とを繰り返し夜店を楽しんでいた。かなり昔の日本にもあった光景ではないかと思う。