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●2004.2.12悲観は気分、楽観は意志
●2003.10.9バリ島から、東アジアの協力に向けて
●2003.9.4歳出改革
●2003.7.17「命」の尊さ
●2003.6.26メルマガ100号記念企画「らいおんミーティングin官邸」
●2003.6.5サンクトペテルブルクからエビアンへ
●2003.5.15SARS対策に万全の体制をとっています
●2003.4.24構造改革特区の誕生
●2003.4.10君子豹変
●2003.3.27早期の解決を望む
●2003.3.6来年度予算の衆議院通過
●2003.2.13まん丸丸く 丸くまん丸
●2003.2.6勇気と希望をもって
●2003.1.9新年のはじまりにあたって
●2002.12.26一年をふり返り、新たな年へ
●2002.12.19天辺の月
●2002.12.5産業再生と雇用対策
●2002.11.14産業再生と雇用対策
●2002.10.31APEC首脳会議と経済再生のための総合対応策
●2002.10.17拉致被害者の方々の帰国
●2002.9.12テロから一年
●2002.8.8夏休みに英気をやしなう
●2002.7.25改革を続けていきます
●2002.6.6真剣勝負
●2002.5.30ワールドカップサッカー開幕!
●2002.5.23瀋陽の事件と東アジアとの連携
●2002.5.16沖縄復帰30周年
●2002.5.9アジア・大洋州諸国訪問と新官邸での執務開始
●2002.4.25総理就任一周年を迎えて
●2002.4.18有事法制
●2002.4.11指導者の自覚
●2002.4.4和して同ぜず
●2002.3.28卒業の季節に
●2002.3.21春風接人(しゅんぷうせつじん)
●2002.3.14無信不立
●2002.3.7司法制度改革
●2002.2.21日米首脳会談とパラリンピック
●2002.2.14若者に期待
●2002.2.7改革への決意は全く揺るがない
●2002.1.31国会審議に臨む
●2002.1.24今年は日韓国民交流年
●2002.1.17アセアン諸国訪問
●2002.1.10新年を迎えて
●2001.12.6内親王殿下のご誕生を祝して・政治を身近に!
●2001.11.22尊敬する人物
●2001.11.15教育について
●2001.11.8食欲の秋
●2001.11.1文化交流
●2001.10.25APEC首脳会合
●2001.10.18「思無邪(思い邪無し)」
●2001.10.11論語「忠恕(ちゅうじょ)」の意味
●2001.10.4真昼の決闘(「真昼の決闘」)
●2001.9.27ファイト テロリズム
●2001.9.20難局にひるまず立ち向かおう!!
●2001.9.13米国同時多発テロ事件への特別声明
●2001.9.6官邸の居心地
●2001.8.30歌を詠む
●2001.8.23いたって元気。夏バテ防止法
●2001.8.17夏休みの思い出
●2001.8.2なくて七癖
●2001.7.26歴史小説は面白い
●2001.7.19音楽は詳しいよ!
●2001.7.12小泉流ストレス解消法?
●2001.7.5リーダーは孤独
●2001.6.28「変人」とは
●2001.6.21感動のスポーツ


●新年を迎えて2002.1.10ページTOPへ
新年おめでとうございます。小泉純一郎です。新しい年を迎え、皆さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

時間がたつにつれて、私の目指す「改革」が本物だなと、多くの方に理解していただけてきているのではないかと思います。改革は着実に進んでいます。「民間でできることは民間に」「地方でできることは地方に」の考え方に立って、政府が大きな方針を示すことによって、民間でも新たな動きが始まっています。

今年は午年。私も還暦を迎えました。千利休は「稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一」と詠っています。私も初心にかえり一から努力し、総理の重責を全力で果たしていきたい。

本年も、メルマガでいろいろなことを語っていきますので、どうぞ楽しみにしてください。



総理の新年の挨拶は羽織袴で、パフォーマンスされており、還暦のバースデーも迎えられました。
その後息つく暇も無く、田中大臣共々、新年早々から、諸外国を訪問されており、外交に励んでおられるという印象があります。

2002年は、選挙の無い年であり、改革に邁進すると意気込んでおられる姿を見ると、「どうか不況も視野に入れて頑張っていただきたい!」と今年もまたエールを送りたい気持ちで一杯になります。
どうも、総理は今までの歴代総理と違い、あの微笑の中に明るい未来を約束してくれそうな可能性を秘めている人相をしていると思うのは私だけでしょうか?

いぜん支持率が70%以上をキープされており、今のうちにどんどん改革していって欲しいと期待して止まない心境です。

それとは別に竹部農水大臣は、発言の失言と言い、ノリの問題と言い、森首相を思い出さずにいられないのは、私だけなのでしょうか?

社民党の土井さんなどは、辞めさせようと必死になっているようですが。野党は攻撃する事しか考えていないのが悲しい限りです。

みなさま、今年も、便利屋岐阜をよろしくお願いいたします。

●アセアン諸国訪問2002.1.17ページTOPへ
9日から15日まで、アセアン諸国を訪問し、フィリピンのアロヨ大統領、マレーシアのマハディール首相、タイのタクシン首相、インドネシアのメガワティ大統領、そして、シンガポールのゴー・チョクトン首相とお会いしました。うちとけた雰囲気の中で、日本とアセアンの将来や当面の課題などについて、意見を交すことができました。

最後の訪問国シンガポールで「東アジアの中の日本とASEAN」と題した政策演説を行い、「ともに歩み、ともに進む」という考え方に立って、21世紀の日本とアセアンの新しい姿を築いていきたいと訴えました。

首脳会談では、各国が「改革」を推進しながら協力して一層の「繁栄」に向かうこと、2003年を「日・アセアン交流年」とすること、「日・アセアン包括的経済連携構想」などの未来に向けた協力などを提案し、賛同をいただきました。

来週から、通常国会が始まります。小泉構造改革は、日本のためだけに進めるものではありません。アジアや世界の国々のためにも必要なことです。そういう想いを今回の訪問を通じて、ますます強くしました。


総理、アセアン訪問、お疲れ様でした。

依然、小泉支持率は好調であり、自民党抵抗勢力が動けば動くほど、国民の目には「抵抗勢力=悪党」と映ってしまうという、なんとも小泉総理にとって都合の良すぎる仕組みが出来上がってしまったように感じます。

しかし、どんなに栄華を誇った国もいずれ滅びる時がくると同じように、いつか小泉支持率も下がる時が来ることでしょう。問題は、その時に、どういった対策を用意しているかだと思います。構造改革はすぐに景気の回復には向かないのは必然であり、むしろ回復させると言うよりも、今やっておかないと子供や孫の時代に大変な事になる、やらなければ日本は無い、そんな意味合いを持つ改革であると言う事です。

そんな状況に追い込んだ今までの政治家達は本当に何をやってきたの?と国民はもっと怒っても良いのではないでしょうか?

外務省の問題で現職の田中大臣が責任を取ったり、狂牛病では、武部大臣の責任を追及されますが、(失言問題は別として。)その状況を作ってきたのは、すべて過去の議員さんたちだと言う事です。



●今年は日韓国民交流年2002.1.24ページTOPへ
女優の藤原紀香さんを2002年日韓親善大使にお願いしました。韓国のキム・ユンジンさんとともに、両国の交流に活躍していただきます。

この機会に、たくさんの方々が日本と韓国をお互いに訪問し、サッカーの試合の観戦だけでなく、様々な文化や習慣に触れたりして、交流を深めていただければと思います。

今週は、アフガニスタン復興支援会議が東京で行われました。総額45億 ドル以上の支援が表明されるなど、大きな成果をあげることができました。

お互いの文化や習慣を知り、違いを受け入れ互いに尊重し、友好を深め、 信頼関係を築いていく。そうした積み重ねから、本当の国際交流が実現され ると思います。


先週、総理は美人に挟まれてご満悦でしたね。
いつまでも手を離さない所がちょっとイヤラシイ中年オヤジでしたが...。しかし、日韓親善に対する大変高いアピールにもなり、きっとサッカーも成功し、日韓の関係もうまくいく事でしょう!教科書問題など、シビアな面はありますが....

ところで、アフガニスタン復興支援会議に最初出席が許されなかったNGOの問題、いつの間にか田中大臣と、鈴木宗男氏の取るに足らない政治家同士の内輪もめということで、片付けられてしまいそうです。
神崎代表はテレビのインタビューで2人の問題はこれ以上議論すべきではなく「不毛である。」と言っておられました。
まぁ、私もそう思いますが、真紀子さんは涙を見せてしまった事を悔やんでおることでしょう。
女の武器と言い放った総理は、その言葉の裏でどう考えておられるのだろうか?心中を覗いてみたいものですね。

それはさておき、NGOの業績を見れば、会議に出席させるのは当たり前だと思います。
一般市民から見れば、なぜこんな問題が浮上したのかが、いまいちよく分かりません。ただ、言えることは、政治家とお金の関係が見え隠れしていて、うさん臭いということ。
誰が見ても外務省と鈴木さんの方が悪事をはたらいていると見えてしまいます。外務省は外務大臣の言う事を聞かずに、外部の一議員の言う事を聞くという、滑稽な状態になっています。
田原総一郎さんの日曜日の番組(テレビ朝日)ではNGOの代表が出演しており、テレビではっきりと「当初、鈴木さんのせいで出られなかった。」と証言していました。
「田原さん、ヤル〜」って感じですね。
公金を食い物にする議員と業者の癒着を根底から構造改革して欲しいですね。一万円札の偽札を使っている人より、たちの悪い議員は世の中にたくさんいると思いませんか?
議員さんの数を減らしてはどうでしょうか?そんな意見を出したら、各党から猛反発をくらいそうですが〜!



●国会審議に臨む2002.1.31ページTOPへ
一昨日、田中外務大臣の退任について決断をしました。 今回の措置は、日本経済が厳しい情勢にある今日、補正予算をはじめ、来年度予算を一日も早く成立させることができるよう、全力を挙げていくため、やむを得ないものであったと思っています。

 田中眞紀子外務大臣には、内閣発足以来、日本外交の推進に活躍していただき、多くの国民を惹きつけ、透明で身近な外交の実現と、外務省改革に、真剣に取り組んできていただきました。このような形で退任していただくことになったことをとても残念に思っています。

 今後、外務省改革を推進し、山積する外交の諸問題に取り組む体制を一日も早くつくっていきます。


とうとう、田中大臣が更迭されてしまいました。
この小泉総理の決断をどう思うかという事について、新聞、テレビ、各メディアでさんざん語られてきました!

我が便利屋でもいろいろ議論してきました。

まず、真紀子さんは
「男でも耐えられないのに、フクマ殿でよく頑張った!」
そして、鈴木宗男氏は
「公人の立場で嘘つきは言語道断、議員辞職すべき!次期選挙でみんな、票を入れるのよした方がいいよぉ〜。」
野上元事務次官は、
「辞めて当然、退職金いっぱいもらうんだろうなぁ。」
要するに、罪の無い人が、多大な損をする時代であり、第2、第3のビン・ラディンが存在するみたいに、外務省では、第2の野上氏が繰り上がってくるだけだと思うんですよ。
今回、一番悪くない真紀子さんが、一番損害を被った結果だと言えます。

それはさておき、後任大臣に、川口環境大臣が就任しましたが、どう思いますか?

京都議定書の後のゴタゴタに貢献されたそうですが、優しい方っぽくて、どうもガツンと外務省改革は出来ないと思います。
最初のお仕事がロシアとの外交ですが、ロシアは鈴木宗男氏の専門分野。また、彼のご機嫌でも伺ったりしないでしょうね。結局、アドバイスを頂くと言っても、親分肌の宗男氏は深く介入してしまう性分なのでしょう。川口大臣、そこの所大丈夫でしょうねぇ。
さて、実現不可能な方法ですが、外務大臣に鈴木宗男氏、内務大臣に田中真紀子さんを起用したら良かったのではないでしょうか?
内務大臣の最大の使命は、公金横領の発見であり、そのためには、各省庁の電話を盗聴しても良い、等の権限があり、使命遂行の為には、総理の次に発言権があるくらいのエライ立場である...。まぁ、夢のような話しですけど。

国民としては、税金を無駄にされたくないので、公平な強い人に、官僚や議員たちをしっかり監督して、公金横領をあばいて欲しいのですよ!!!!

今回の外務大臣更迭!?そりゃないぜ〜、純ちゃん!って思っている国民の多い事、多い事!

このまま、小泉内閣の支持率が下がって、総理が空元気で「改革!改革!」と歌っている間に、抵抗勢力の思うつぼにならなければ良いのですが。



●改革への決意は全く揺るがない2002.2.7ページTOPへ
「小泉内閣に対する支持率が低下し、私の改革への姿勢が後退するのでは ないかと懸念する声があります。しかし、私の改革への決意は全く揺るぎま せん。

一、二年の低成長に耐えても改革を進める。これが国民の声と受け止めて います。改革は着実に進んでいます。国民の期待を背に、私は、ネバー・ギ ブアップの精神で改革に取り組みます。

 川口順子(よりこ)新外務大臣は、外務省改革に強い意欲で取り組もうと しています。私も全面的に支援していきます。

 長野オリンピックから4年。いよいよ、8日からソルトレーク・シティー で冬季オリンピックが開催されます。選手諸君が日ごろの練習の成果を十分 に活かして、思う存分活躍してくださることを期待しています。


雪印でも分かるように、信頼というものは、非常に大切なものです。

総理の支持率が高かった時期は、国民の8割が彼を信頼していました。
昨年、写真集がベストセラーになるなど、小泉さんは英雄視された。
ところが、支持率5割を切るいま、総理の写真集第2号を出版しても、決してベストセラーにならない。
売れない写真集を出すようなバカな出版社も無い。

田中元大臣更迭後、総理に対する信頼感を失った人々の中に、昨年総理の写真集を購入した人がいたならば、写真集は押入れの奥で忘れ去られている事でしょう。捨てられたかも?

なんで熱を上げて、写真集なんか買ったんだろう?などと半年も経たないうちに自分の行動を疑問視する事になっている。
わたしは買ってませんが。

議員は選挙で選ばれる、議員にとって国民の信頼、支持率はもっとも大切。だが、こんな感じで、支持率は不安定でもろい物なのです。メディアによって左右されてしまう物なのです。

最近の永田町のゴタゴタを見ていると、総理は支持率の高い田中さんを捨て、面倒見(内閣に差入れする等)が良く、集金力のある坂田俊夫、失礼、鈴木宗男氏を守った事になります。外務省の引継ぎ問題をめぐる川口外務大臣と田中さんについても全面的に総理は川口大臣を養護している。
しかし、田中さんの言う「けじめ」こそ、大切な物であると思います。
川口さんも、「困っちゃうわ!」などとはぐらかさないで、引継ぎをやってあげれば良いじゃないですか。
川口さんは、これから一国の外務省を担う重責ある人なのだから、おおらかにドンと構える広い心を持ってもらいたいですね。
引継ぎこそが、田中さんが9ヶ月間かけて、外務省改革を考え抜いたプランを聞く事になると思います。
田中さんは、辞めさせられて、依願免と言われ、慰労の花束も無く、引継ぎも無しでは、無念極まりない事でしょう。

国会で精神論を連発する小泉総理に、信頼感を無くしかけている国民が多い事は確かです。しかし、私は改革断行に期待を寄せていますよ。他にやる人が見当たらないのですから。



●若者に期待2002.2.14ページTOPへ

米国のソルトレークシティーで冬季オリンピックが始まった。様々な競技 で若い選手の皆さんが活躍しているのをとても頼もしく思っています。

 選手の皆さんの健闘を祈ります。

 若者一人ひとりが夢と希望をもてるような社会をつくっていくことが政治 であり、私に与えられた責務です。問題を先送りせず、必要な改革を私たち の世代でやりとげていくことが、私の使命だと感じています。

 「美しい環境に囲まれ、快適に過ごせる社会」を若者や子どもたちの世代 に確実に引き継ぎ、若者に日本の将来を託していきたい。


ブッシュ大統領来日ということで、首脳会議の内容が注目されます。
言いたいことがはっきり言えない立場の日本に無理な外圧を与えられなければ良いのですが...。
小泉さん、頑張ってください!

さて、総理について、支持出来ない人々の一番の理由は、やはり田中大臣更迭問題です。
田中さんの影響は物凄いものだったのです。もうすぐNGO問題をめぐる一連のもやもやがはっきりするのなら良いのですが!
双方がそれぞれ自分の主張に誤りが無いと言い張って、解決の糸口が見えず、証言し合う事自体がナンセンスな扱いにならない事を願って止みません。

そもそも、今までもそうですが、田中さんを良く思わない人々は、田中さんのイメージをマスコミを使って悪く作り上げようとしてきました。
それは「熟慮しない、行動が先走ったあさはかな田中さんだ!」と言う感じにです。
また、所詮女性であるから、部下の扱い、人間関係すら円滑に出来ない。等など。

しかし、国際的に日本の金融政策は失望され、経済不信に陥った現在の状況を作り上げてきたのは、男性主導の政府ではないでしょうか?
決して男性主導を批判しているわけではありませんが。
外務省改革は現在女性大臣である川口さんが進めようとしてますが、残念ながら女性議員の力強さが感じられません。(しかし、期待はしています。)
国民は「問題を起こさない人が良い大臣」という考え方から卒業すべきでしょう。

ムーディーズから、最下位だと評価された日本を変える為には、以前のやり方ではもうダメなのです。多少喧嘩しても、勢いのある主導権を握る人が政治家として出てきてくれないと、本当にこの国は腐っていきますよ。



●日米首脳会談とパラリンピック2002.2.21ページTOPへ
17日から19日まで、ブッシュ大統領が来日した。大統領とは4回目の 会談で、親友に会えたような親しみをもって、とてもよい意見交換ができた。

首脳会談では、経済問題、テロ対策、地球環境問題など様々な話題につい て話し合った。

私も、今回の会談を通じて、ブッシュ大統領から自信と勇気をいただいた。

18日月曜日には、ソルトレーク・パラリンピックの結団式も行われた。 障害を乗り越えて、世界の一流の選手達と力と技を競いあう選手の皆さん の気迫を強く感じながら、「皆さんが健常者に勝るとも劣らない難しい競技 で健闘する姿は、多くの人々に勇気を与えます」と挨拶した。

 選手の皆さんのご健闘をこころから祈っています。


小泉総理は、メルマガでは、NGO問題や、田中元大臣、ムネオ議員の話しには一切触れていません。「臭いものには蓋をする。」あるいは、「NGO問題は、先日の参考人招致で終わりにしたい。」という考えが見え隠れしています。
このままでは、総理への疑問の声が増えていきそうです。
また、支持率は下がってしまうでしょう。
アメリカ側も、来日の際にはブッシュさんは、改革に期待していると激励ムードでしたが、実際は消極的な期待にとどまっているらしいです。
田中さん更迭が無かったとして、支持率も維持している中、ブッシュさんが来日していたなら、ブッシュさんはもっとシビアに日本に対して外圧を与えていたでしょう。

この国の経済状況は、それだけ深刻だということなのです。

セルフガソリンなどの普及が急激で、ガソリンの価格まで下がる傾向にあるらしいですが、かたやサラリーマンの医療費3割負担のように、国民の負担は増える一方である為、ムネオハウスなどの問題にマスコミや国民が飛びついて怒っているのでしょう。

参考人招致の後、自民党で森元総理は、「発つ鳥あとを濁さず」と言い放ったそうです。
田中さんを批判する前に、自民党存続を最優先に考える前に、物事の本質に気を配っていかないと、大変なことになると思わないのでしょうか?

どうも、国会議員は自分の所属する政党が大切であり、国民を大切だと思うのは選挙の時だけだという気がしてならないのです。

小泉さんも、今後の行動を慎重にしないと、本当に3月解散説が現実にやってくるかも知れませんよ!



●司法制度改革2002.3.7ページTOPへ
皆さんの中で、裁判所に行ったことがある方はいらっしゃいますか。

「裁判所には、縁もないし、敷居も高い」「裁判所に行っても、解決までに時間がかかる」「費用もかさむ」「なんと言っても、専門的でわかりにくい」 これが多くの皆さんの印象ではないでしょうか。

裁判のスピードアップや弁護士、裁判官、検事の増員、裁判への国民の参加など、3年間で司法制度改革の姿を明らかにするよう本格的な作業を進めています。

「近い、速い、わかりやすい」 国民から頼りがいのある司法制度の実現にむけて、全力をつくしていきます。


司法制度改革は大切な課題ですが、証人喚問について、触れていないですね。 疑惑のデパート。鈴木宗男議員の証人喚問が11日に行われましたが、これまでに数々の疑惑が出るわ出るわで、政治に詳しくない私としても、「宗男さんって、本当に悪いことをたくさんやっていたんだ〜。」と、思わずにはいられないですね。

宗男さんは、現内閣閣僚の6人に1人に100万円から800万円までの政治献金を渡していた事実も発覚しています。
金で人を動かした代表格の代議士だったんですね。
しかし、集金力が1位ではない所を見ると、もっと悪いことをしてお金を集めたり、ばらまいたりしている議員はいるんじゃないの?
元秘書が逮捕された加藤紘一議員なんて。じつは...。

ベスト3に入っているもう一人はどうなのでしょうか?

第一、政治献金って、税金とか、かからないだろうし、同じ派閥、党の別の議員の面倒を見ると言う事で、議員から議員に渡すという構造自体が、怪しい事じゃないの?
受け取る方も受け取る方だぁ!

小泉さんは、お金にダーティなイメージも無いのにどうして、総理になれたのでしょうか?
素朴な疑問です。

選挙や政治家になるのにお金がかかり過ぎる現状がそもそもおかしいと思う。
ODAにしても、確かに諸外国に対する支援は必要ですが、「もっともっと、日本国内に目を向けて欲しい。」と誰もが思っているハズです。
税金の使い道について、個人の利権に使われるなんてもってのほかであり、宗男さん個人は「出世のためには手段を選ばず。」で、人間として恥ずべき行動です。

しかしながら、彼だけでなく、日本の企業がほとんど「売上のためには手段を選ばず。」で、食品表示偽装を長いこと行ってきているのです。

一部官僚や議員が今回は、取りだたされていますが、一般企業の人々も反省すべき点が無いわけではない。(否定の否定、川口順子風です。)

次回、証人喚問の結果についてを書きますね。



●無信不立2002.3.14ページTOPへ
最近の外務省をめぐる出来事は、日本の外交のみならず、政治や行政に対 する国民の信頼を揺るがす極めて重大なことと受け止めています。

一日も早く、国民に信頼される外交が取り戻せるよう、私も全力を尽くします。

「信頼の政治」。これが私の原点です。もう一度原点を見つめ直し、日本の発展のために改革を着実に進めていきます。


「三方一両損」 NGO排除問題の責任を取るという事で、小泉総理は、田中前外相を更迭し、鈴木氏が議院運営委員長を辞任し、野上義二前事務次官も更迭した!
しかし、官邸、総理は何の責任も取っていない。
それどころか、その時
総理は、鈴木氏の判断を「英断」と言った。
飯島勲首席秘書官は「議運委員長がよくやってくれた」と頭を下げた。
更に同時多発テロの対応策として、小泉首相は昨年10月と今年1月の2度、
首相特使として鈴木氏をタジキスタンに派遣しました。
そこまで鈴木氏と精通しておりながら、マスコミが騒いだ為に、「出処進退は本人に...。」などと、離党は当然だ!と言わんばかりに聞こえてくる。なんと、冷たい人情の無い人たちが多いんだ、自民党は....!(失礼;_;)
人間最後は自分が一番かわいいんだねぇ。寂しいことですが...。
政治資金を多額受け取っていた自民党のムネムネ会だった人々は、現在のムネオ騒動で自分に傷が付きはしないかどうか連日ドキドキしている事でしょう。
真紀子さんの言う通り、同じような利権的悪事をやっている人も中にはいることでしょう。
他にそんな人がいるならば、国民としては明らかにして欲しい。

証人喚問については、ほとんどの週刊誌や新聞では、「真相解明にはならなかった。」と言っています。
確かに、与党(主に自民党)が野党やマスメディア(世論)に詰め寄られて、しぶしぶ参考人招致と証人喚問をしました。
連日報道では、鈴木氏の話題が!
ワイドショーまでもが宗男話題でびっしりです。
あの松田聖子の娘「さやか」のデビューも、話題がムネオに取られそうだということで、延期になっているらしい。

最近はあの丸い顔写真とムネオ報道さえ流せば、視聴率は上がり、雑誌はバカ売れ状態だそうです。

証人喚問が終わると「待ってました。」と野党が議員辞職勧告決議案の為に動きました。
自民党は「昨日の友は今日の敵」とばかり、「党のイメージを汚す前にムネオに離党を!」と、右往左往とした結果、
ムネオ氏離党が決定しました。
私は個人的にはニュースステーションと同じ考えです。鈴木氏を離党や、議員辞職に追い込んで蓋をしようとする自民党の思う通りにしてはいけません。
他に悪いことをしている議員がいたら、国民に知らしめて欲しい。



●春風接人(しゅんぷうせつじん)2002.3.21ページTOPへ
今年は、春の訪れが早い。暑さ寒さも彼岸までというが、春分の日を迎え る前から暖かい日が続いている。官邸執務室から見える早咲きの桜は、もう満開だ。

今日から三日間の予定で、韓国を訪問する。37年前の日本と韓国の国交正常化の前には、両国の人の行き来は年間1万人程度だった。それが、今では一日1万人。日韓の交流は、ワールドカップサッカーの共催などを通じてさらにひろがって行く。

 今回の訪問では、投資協定の署名や、日韓国民交流の催しなどが予定されている。日本と韓国が、互いに手と手をとり合い、心と心を通わせて、日韓の友情と信頼の絆を強めていきたい。


永田町が、議員の暴露合戦に発展している最中、小泉総理は韓国へ行っておりました。かたや、田中前外相はご夫婦で中国へ外遊中でした。どちらが総理かと言いたいくらい、訪中しておる田中さんの報道が目立っています。
しかも、中国のマスコミから、「日本の総理になったらどうしますか?」というインタビューをされていました。
田中さんは日本の国会についての質問には一切ノーコメントと言っていたはずが、快く笑顔で答えていました。「私のようなものを小泉総理が、外務大臣という重要なポストに任命してくれました。感謝の気持は一生忘れないであろう。」と!

平沢議員(真紀子さんの取り巻き)は、「真紀子さんは、トップに立つ人ではない=総理には向かない。」と言っています。
しかし、小泉さんが信頼出来なくなったら、次に来る人は誰もいないと、国民がほとんど思っています。
最有力候補としては、麻生さんですが、再び自民党一色で通すと、以前の不良債権を増やす政治方針から変わるとは思えません。
かと言って、野党にもなかなか信頼できる人材がいそうにありません。
議員秘書の給料を党費に回すという考え方をする政党に、日本の政治を任せたいとは思いません。でも、公金を党費に回す政党もどうかと思いますねぇ。

いつの間にか失脚させられそうな辻元議員。
本当に彼女は悪気があって行った行為ではないと思います。
しかしながら、鈴木議員は「悪い事をしてきた意識はない」と離党会見で言っておられたけど、辻元議員の行為では、日本が潰れるとは思わない。
しかし、鈴木議員の行為は、場合によっては日本国を潰す可能性があると思う。
なぜなら、海外からの信用も損ね、国交を悪化させかねない。
横領した金額が問題ではなく、将来の国益を損ねる事が一番の問題だと思います。

泣きたいのは国民ばかりなり!トホホ!



●卒業の季節に2002.3.28ページTOPへ
卒業の季節です。卒業生の皆さんおめでとうございます。

先週訪問した韓国では、日韓交流年の記念レセプションで、日韓の子ども達による童謡や両国の若手ミュージシャンによるワールドカップ公式テーマソングの披露がありました。日韓の交流も若者達がになっているのだなぁと 痛感しました

3月27日に、平成14年度予算が成立しました。国債発行額を30兆円以内にした上で、公共投資やODAなどを5兆円を削減し、重点7分野(少子高齢化への対応、教育、ITの推進、科学技術振興、地方活性化、都市再生、環境)に2兆円を重点配分した「改革断行予算」です。


なんとか、予算成立と、3月危機が免れて、世の中がちょっと「ほっ」としているのもつかの間。

今度は「ペイオフ解禁」ですね。

なんと、忙しい事!

政治では、辻元さんが辞めたばかりだというのに、武部農水大臣や、加藤鉱一議員が次の話題の人になっています。

早速小泉総理は政治資金規正法を改定する動きを示したらしい。反応が早くてちょっとエライ!
ガンバレ!総理!と久しぶりに言いたい気分になりますね。

世界的には、イスラエル情勢でアラファト議長が監禁状態になりっぱなしで、あとは沖縄沖、アフガニスタン、台湾で強い地震が起きたり、ニュースは本当に忙しいです。

地球の磁力が原因と思われるらしいですが、方向感覚が狂った「くじら」が相次いで日本の砂浜で多数死んでいたり、地球温暖化の影響で千葉県の大きさに匹敵する氷が剥離したり!

日本の政治、世界情勢以上に、自然界で起きている変化の方が極めて深刻で驚異に満ちています。

桜の早すぎる開花一つとってみても、やはり、「地球温暖化」が思った異常に進んでいるのでしょうか?

今年の夏は、想像を絶する暑さになるんだろうか。ぞ〜っとしますねぇ、想像したくない。

それはそうと、現在頻繁に新聞紙面で訴えられている、「東海地震」については、岐阜に住んでいる私どもにとっては、特に恐ろしい!



●和して同ぜず2002.4.4ページTOPへ
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和さず。」という言葉があります。 論語の一節です。

 4月2日、新任の公務員の研修開講式で、この言葉を引用しながら挨拶しました。

 「君子というものは、他人とよく心を合わせて事に当たるが、自分というものを見失って他人に引きずられたり、へつらったりしないものだ。それに反して小人は、人に引きずられたり、へつらったりはするけれども、本当に自分の立場を守りつつ他と調和していくことはないのだ。」という意味です。

 君子とは、模範とすべき立派な人物のこと。小人とは、君子でない人物のことです。

これからも、身を引き締めて、日本の再生と発展に向けて、構造改革に拍車をかけていきたいと思います。


私のような政治に鈍感な立場の人間から見ても、今の総理はよっぽど自民党内の抵抗勢力との力関係が不安定になってきていると思います。

武部農水大臣を守った(続投させた)総理は、橋元派や公明党との間柄がギクシャクしてきているようです。
ただ、女性とのスキャンダルが浮上した山崎幹事長だけは、特に総理の味方です。
山崎さんから「農水大臣の件で公明党をよろしく頼む。」と言われた野中さんは、以前の鈴木さんの経緯もあって、山崎さんに否定的です。(それよりもむしろ、京都の選挙ばかりを気にしていることでしょう。)

確かにさきの横浜市長選では、総理がおした「中田氏」(無所属)が当選しました。

前にもまして総理は「総理=大統領」でもあるかの如くリーダシップを強調する姿勢になってきている。
しかし、ただ今回の「議員秘書給与疑惑」に関してだけは歯切れの悪いコメントを出していると思います。
一般市民からすると、その歯切れの悪いコメントばかりテレビで流れているため、総理の支持率回復の為の努力が全く見えてこないのではないだろうか?

視聴率が良い話題しかテレビでは流されない為、報道の自由はともかく押し並べて平均的に日本にとって重要なニュースが流れない現実になってきている。

それが、報道による政治操作につながると危惧され、「メディア規正法」のような田原総一郎さんが大変怒る法律が作られてしまうキッカケになるのではないだろうか

だいたいNHKを見れば、民法と違うニュースを放送しています。
きっと視聴率獲得に走らない姿勢を取っているのでしょう。
大河ドラマや朝の連続ドラマ、紅白の出演者決定のニュースは、別ですけどね。!



●指導者の自覚2002.4.11ページTOPへ
政治への信頼をゆるがす出来事が続いています。

 政治家に対する国民の信頼なくしては、政治や政策に対する信頼も成り立ちません。まさに「無信不立(信なくば立たず)」です。今回の一連の問題は、国民の政治への信頼をゆるがすものであり、大変残念に思っています。

 先日、久しぶりに歌舞伎「元禄忠臣蔵」を鑑賞しました。主人公の大石内蔵助(くらのすけ)が、討入りをするのかしないのかはっきりしない「昼行灯(あんどん)」といわれたり、「赤穂浪士」ではなく「あほう浪士」、「大石」でなく「軽石」とあざけられながらも、最後は目的を達成する話です。

 たとえどんなに批判を受けても、それに耐えて目的を達成した主人公の強い意思に、改めて共感しました。指導者とは、艱難辛苦を自らの志を実現していくためのエネルギーに変えて努力精進するものだと痛感させられました。

 就任以来、私の改革への意欲と信念は全くゆらいでいません。改革の本懐を達成するまでには、様々な抵抗や批判もあるでしょう。指導者としての責任を改めて自覚しつつ、政治への信頼回復を進め、構造改革を着々と前に進めて行きます。


小泉メルマガの内容が久しぶりに総理自身の言葉で本人が書かれた文章になっているなぁ、と感じました。
メルマガ発行当初からしばらく(半年ぐらいかなぁ)夏休みの思い出など、内容が面白く本人の生きた言葉の盛り込まれた文章だと感じていましたが、支持率が落ちる前後から最近まで、もしかして編集長である内閣官房副長官の安倍晋三さんが書いているのかと思う内容でした。(イエイエ、決して安部さんの文章が面白くないと言っているのでは、ありません。タダ、まじめすぎだと言うかぁ。)

はっきり申しますと、私のような「にわか政治関心者」にはとうてい小さかった頃のアノ退屈な政治家の答弁の様な文章でした。外遊の報告や、政策の難しい事や、話題が乏しいのか、論語を持ってきてソノ評論で終わっている等。

さて、メルマガでは「昼行灯(あんどん)」といわれた大石内蔵助(くらのすけ)こそ、まさに現在の自分だと言いたいような内容でした。
それは、まだ「奥の手」があると言う事なのか、支持率も半数近くあることですし、総理、あまり気にせずそのまま邁進して下さい。見守っています。
先日「人気取りの為に政治をやっているわけではない」と言っておられましたが、「党第一主義ではなく、国民第一主義」と言ってもらいたいですね。
土井さんの件を見ても、あまりにも政党を擁護する行動が目立ち過ぎる永田町。
しかし、まさかここにきて田中真紀子さんの秘書給与疑惑。「新潟の選挙が終わるまで、彼女を責めるのはやめよう。」これも、政党第一主義であるがゆえ、所属議員は擁護されるという恩恵にあずかるのですねぇ。

早くこの何度も沸き上がる秘書問題をおさめて欲しいですね。



●有事法制2002.4.18ページTOPへ
(4月16日)有事法制関連三法案を閣議決定し、国会に提出しました。

 日本に緊急事態が発生したとき、日本と日本国民を守るために、政府や自衛隊がどういう行動をとるのか、都道府県や市町村はどう対応すべきか、国民にはどのような協力を求めればよいのか。

 備えあれば憂いなし。

 国の緊急事態は、武力攻撃を受ける事態、武装不審船やテロ、さらには大規模自然災害など様々なものが考えられます。いかなる事態にも対応できる安全な国づくりが必要です。

 今回の対策では、安全保障会議を強化して緊急事態への対処機能を向上させるとともに、武装不審船やテロにしっかり対処できるよう様々な施策を講じます。とりわけ、これまで課題とされていた武力攻撃を受けるような事態に対処するための法制について、整備に着手します。


有事法制についての話題が取りだたされています。
簡潔には
有事=戦争らしい。

どこの機関が避難の指示を出すのか、など、一番大切な部分が欠けていると野中元幹事長も言っています。

小泉内閣になってから、経済の政策の方はあまり進んでいないというのに、「備えあれば憂いなし。」と、 数々の大切な法案を急いで通そうとしているように思えます。小泉さんは目立たないけど「タカ派」だし、なんだか、アメリカの言いなりになっている日本が浮かんできます。

それは、昨年の同時多発テロの頃「協力しなければ、テロ国家として攻撃もじさない。」と脅迫をうけたパキスタンのムシャラフさんのようにです。

ブッシュと小泉総理は握手して友達ぶりをアピールしている反面、「高性能なイージス艦は当然出すよね。」とか「古い憲法に拘らず、アメリカに協力してよ!」と笑いながら強い握手をされているのではないでしょうか。

国債発行で赤字を増やす国家であるのに、アフガン復興には先進国の中では比較的多めのお金を投じたり(人助けを悪いと言っているわけではないですが。)、復興会議は日本で開いたり、そこでNGO出席問題で罪も無い田中外相更迭などという、いわゆる世界に醜態をさらしたり、北朝鮮への米支援、NPO、数えたらきりが無い。

もっと税金減らしてよ〜!

そこへ来て最近の公金横領!まぁ、秘書給与なら軽い罪?って思いがちだけど、年数を重ねると億単位ですし、給与は国民の税金ですからねぇ。

日本はアルゼンチンのようにはならないというが、誰かもっと明確にシグナルを出して我々国民に「このままで日本はいったいどうなるのか?」分かり易く教えて欲しいモノです。マスコミは政府に対する指摘と、国民に対する不安要素を放送してばかりのように思えてなりません。アメリカの格付け会社の評価に対する塩爺のノンキな発言に、テレビでは、「塩爺は本当の危機を分かっていない。」というばかり。

本当の危機って何?教えてくれる番組を作って欲しいよぉ!田原さんでも久米さんでも、筑紫さんでも、巨泉さんでもいいからさぁ。あれっ、大橋さんは最近、番組持ってないか。失礼!



●総理就任一周年を迎えて2002.4.25ページTOPへ
早いもので、もう一年が経ちます。総理就任以来、毎日毎日、緊張と重圧の中で構造改革に向かって一路邁進たたかっています。

 順調に、今、改革は進んでおります。

 構造改革、特殊法人改革。例をとりますと、道路公団の民営化問題、石油公団の廃止、住宅金融公庫等の廃止、あるいは医療改革。そしてこれから民間でできることはできるだけ民間に委ねようではないかということで、郵便事業にも民間企業に参加してもらおうという画期的な法案も準備されております。

 いずれも、今まで、抵抗、反対の強かった分野であります。そこに初めて大胆なメスを入れて改革路線につなげていこうということは、よく見ていただければ、「確実に進んでいるな」と。

 これからも、国民の皆さんのご理解、ご協力を得て、就任以来の改革の決意、断固たる決意を実際の法案審議の中でも示していきたいと思います。


もう一年が経過したのですね。
非常に早いような遅いようななんとも妙な気分です。
もうえひめ丸沈没の時にゴルフを続行して止めなかったM総理の時代なんてあったのかしら?って忘れている。

沖縄サミットでアムロちゃんが歌ったのも遠い昔。ましてや、O総理が亡くなったのなんて、すっかり思い出せない。
ゆう子さんは頑張っているそうですが...。

メディア規制法にあたると言われてマスコミが反対している個人情報保護法やら有事立法やら、国会は大忙しですが、紘一さん、そして足を組んで会見をした参議院のお偉い方やらが辞めた後はいよいよわれらがムネオさんの登場です。
辻元さんがテレビを見ながら「本当は追求した〜い!」ってヤキモキしている事でしょう。

離党して関係ないといいたげな自民の方々は「党では辞職要求はしない。党に関係ない」といいながらもどこかビクビクしている様子ですね。

しかし、
離党しても議員を続けていて、再び自民党に復活した人は過去にいるわけですから。マスコミの関心が薄れたら分からないですね。

それにしても小泉さんは、この1年の功績として、「国民の関心を政治に向けた」という事だけは評価されているようです。
まぁ、私なぞがホームページ上でこんないい加減な連載をしているくらいですから、その功績は大いに評価される事でしょう。

月曜日のたけしのTVタックルでは、先日まで「赤字道路の特集」(名前は違うかも?)を放送しておりました。
そしてナレーターはタイムボカンシリーズのどくろべぇの声のあの方でしたっけ?
リポーターはテレビ東京でいつも美味しいモノを大胆にほおばっている、頭にポマードべったりの鷲鼻のおじさんでした。(ヨネスケや宮尾すすむじゃないですよ。)

取材内容は、過疎化が進んだ田舎に立派な高速道路を作ったり、いろいろです。興味深くて面白かっただけに、最近やってないのが残念です。

郵政民営化と道路族撃退(失礼)
税金の無駄な使い方を徹底的に無くして欲しいですね。

日本は他の先進国からの経済的な信頼を回復出来るのはいつになるのでしょう?




●アジア・大洋州諸国訪問と新官邸での執務開始2002.5.9ページTOPへ
4月27日から5月3日まで、ベトナム、東チモール、オーストラリア、ニュージーランドの四つの国と地域を訪問し、各国首脳と二国間関係から地域問題、グローバルな問題まで、幅広く意見を交わしてきました。

 特に、日本の総理として初めて訪問した東チモールでは、国連PKO部隊の一員として、独立を間近に控えたこの地域の安定化のために活躍している7名の女性自衛官を含め約700名の自衛隊員諸君の活動を目のあたりにし、国際貢献の重要性を再確認しました。

 日本の構造改革は、日本にとってのみだけでなく、世界にとっても必要なことで、今回の外国訪問を通じ、日本の改革に寄せる各国の期待の大きさをひしひしと感じました。

 通常国会も後半に入ります。有事法制や医療制度改革法案、郵政関連法案など重要法案が目白押しです。

 最大の課題である経済再生については、6月頃を目途に経済活性化策や税制改革の基本的な方針を示します。

 国民の政治に対する信頼を取り戻すための政治改革については、今国会中に、さらに一歩踏み込んだ改善策を講じることができるようにしていきます。

 これからも、国民の皆さんのご理解、ご協力を得て、就任以来の改革の決意、断固たる決意を実際の法案審議の中でも示していきたいと思います。


「さらに一歩踏み込んだ改善策を講じる?」ですか。
政治に対する信頼を取り戻す改善策は本当にあるのでしょうか?
このメルマガが発行されたる前日に、中国での日本総領事館亡命問題が起こりました。
そのニュースと並行するように、鈴木議員のシモベ?だった佐藤さんと、加藤議員のうんぬん...。本当に大丈夫なの?

亡命問題では、日本の外務省が本当にたるんでいてなさけないという事を世界に向けて発信してしまったばかりか、中国と日本では一方的に亡命の時の状況を述べ合っているだけで、内容が食い違っています。
双方が歩み寄って
今後の「脱北者問題」を話し合う必要があると思いますが、いかがなものでしょうか。

いいかげん、前進しましょうよ!構造改革もネ。

さて、最近、高額納税者の発表がありましたが、SMAPは置いといて、モー娘のメンバーが入っているのに驚きました。
まぁ、あれだけテレビに出ていれば、当然と言えば当然です。十代でねぇ。
しかし、だからこそ納税する若い人が「ちょっと待てよ。
私が払った税金は無駄なくこの国を良くするために使われているんだろうか?」と踏みとどまって考えて欲しいです。
納税と言えば、アメリカで納税する事になった佐々木投手は新聞の離婚記事に御立腹だそうです。
ちなみに、彼の一球は約100万円の金額らしい。
日本の選手がメジャーへ行きたがるわけですね。

あと納税と言えば、あれだけ悪い事を旦那に隠れて行ってきて、
実の息子に悪事を暴かれたサッチーに対して、先日のノムさんの会見を見ると、正直言って風ぼうが変わって、しょうすいしきっているように思えました。
肝心の会見内容ですがサッチーと別れないなんて、「エライ」じゃないですか。
それにしても、女房は反省しない、懲りないとしながらも、あいそを尽かさないなんて、我々凡人にはとうてい理解出来ない「愛し方」なんでしょうか。

「中村玉緒」さんの夫の(故)勝新太郎さんは、友人たちにバーでおごる事が好きで、一晩で何千万と使ってしまうという豪快にお金を使う人でした。
「夫と別れて散財しない人と再婚を考た事がありませんか?」という質問に、この歳になると、新しい人と出会ってその人の何から何まで理解するのが面倒くさいから主人以外の人となんて考えたことがない。と、答えていました。

日本は離婚率が増えてきて米国化していると言いますが、日本人の中にはこんな考え方がまだ根づいているのかもしれません。
再婚は仕事の忙しさで出来ないとする総理も、実は新しい人を知るのがおっくうなのかもしれませんね。

かたや、周囲の環境、人間どうしのしがらみや、遺産相続問題で、離婚出来ない夫婦もこの国には多いんじゃないでしょうか?

しがらみによる関係を断ち切れないのは夫婦だけでなく、政治家にもたくさんいる事でしょう。




●沖縄復帰30周年2002.5.16ページTOPへ
5月15日、沖縄が本土に復帰して30周年を迎えました。

 沖縄では、第二次世界大戦の末期に、日本で唯一住民を巻き込んだ激しい地上戦が行われました。沖縄県民は大きな苦痛と悲しみを経験しました。昭和26年にサンフランシスコ講和条約が締結された後も、沖縄は米国の施政下に置かれました。その後20年を経て、昭和47年5月15日、県民をはじめ国民の悲願であった本土復帰が実現したのです。

 沖縄で忘れてはならないのが米軍の存在です。沖縄には、日本全体の約75%の米軍施設区域があり、米軍施設区域は沖縄県の面積の約11%を占めています。

 先週、中国の瀋陽で日本総領事館に駆け込んだ北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)住民をめぐる事件が起きました。

 この事件については、日本と中国それぞれから様々なことが報じられています。全体の事実をよく把握し、日本政府として、国際法や人道上の観点にたって、冷静かつ毅然たる対応をしなければならないと考えます。


沖縄が本土復帰したのが、昭和47年5月15日だったとは。
もう私は生れていましたよ。(年代がばれてしまう!?)
沖縄は昨年の米同時多発テロの影響で、旅行者が減り、経済的に打撃を受けています。
また、国内で最も失業率が高いという事も深刻な問題でしょう。(恥かしながら知りませんでした。)
しかし、一方では米軍施設で働く人が多い事もあり、国が誠意を持って進めると言っている、普天間飛行場の移設、返還や島民悲願の米軍施設縮小はかえって雇用を減らす結果にもなりえると思います。(縮小されるとはなかなか思えませんが。)

さて、先日国後島を訪れていた尾身沖縄北方担当大臣は鈴木宗男問題で昨年10月から発電所の維持費が滞っていると島民から指摘を受けたそうです。
桟橋や船、発電所やその維持費は、日本国民の税金ですよ!
ある土地に浸透してしまったモノというのは、それを無くすのはままならない事です。しかも、発電施設が止まると「子供たちが凍え死んでしまう!」と訴えられたら、人として助けないわけにはいきません。
しかし、発電所が建設される前の島の様子はどうだったのでしょう?
この疑問の一部は5月28日のニュースステーションで解明されました。
というのも、鈴木氏が新築した発電所の前は、古い発電所が建っていたそうです。
しかし、数年前記憶にあると思いますが、北海道周辺で大きな地震がありましたね。その地震で古い発電所は倒壊した。その後、鈴木氏が人道援助を笠に発電所を新築したのです。

ここで問題になるのは、島民は
発電所の修復を要求していたのに、鈴木氏は新たに建設させたのです。

鈴木氏自身は悪い。しかし、それ以上に簡単に人道支援にお金をポンポン使う
許可を出す国の機関こそが、そのシステムが悪い!

ゴキブリ一匹殺しても、後から後から出てきますよ。根っこをやらないといけません。

沖縄と北方領土は、本当に難しい問題を抱えています。これからもたいへんですね、ため息が出ますよ。




●瀋陽の事件と東アジアとの連携2002.5.23ページTOPへ
事件をめぐる事実認識の問題など、まだ問題は残っていますが、日中友好関係はお互いにとって重要との大局的視点に立って、毅然たる姿勢で引き続き冷静に対処していきます。

この事件をめぐっては、たくさんの方々から厳しいご意見をいただきました。ご批判を謙虚に受けとめ、改善すべき点は改善していきたいと思います。

日本と東南アジアとの経済・貿易関係は、とても密接になってきています。シンガポールとの自由貿易協定や東アジア諸国との包括的経済連携構想など、関係はますます深まっていきます。いまや、日本経済の状況は、アジア各国にとっても重大な関心事項です。

アジアとの関係が密接になるにつれ、工場が中国などへ移転し国内産業の空洞化が進むのではないか、海外から安い商品が流入し失業や賃金の低下など生活水準の悪化を招くのではないかなどと危惧する声があります。私は、こうした世界の潮流を「脅威」ととらえるのではなく、「新たなチャンス到来」ととらえ、前に進んでいくべきだと思います。


海外から安い商品が流入し失業や賃金の低下など生活水準の悪化を招く事を、「新たなチャンス到来」ととらえる事は非常に難しいと思いますし、そう考えるに値する明確な説明と将来の展望が述べられておりません。
暗く考えてばかりではらちがあきませんし、前向きな考えを持つように励ましてくれる気持ちは分かりますが、抜本的な政策で示して下さい。

よく逆境に強くなるなどと言いますが、最下位層で働く労働者には、巻き返しのきっかけも無く、資金が底をつきそうな状況なのです。
日本の町工場にはアメリカの大企業が欲しがる最先端の技術を産み出す事例があると言われても、町工場は運営が厳しく、技術特許を売った後に失業した職人には会社を起こす力など残っていません。

ユニクロなどに代表される海外大量生産の品でブランドイメージを重視した会社は、日本の若者に指示され、かつては成功しました。その裏には「ハナエ・モリ」など海外生産や企業戦略に失敗し、倒産しました。
(ユニクロも食料品を売る新たな企業戦略を模索中ですが。)

一昔前の「MADE IN CHINA」やらの服は安くて一回洗濯するとボロボロになるイメージがありましたが、今は丈夫でブランドイメージでカッコ良く販売されます。

日本企業が工場を中国などへ移転し続けてきた結果、中国では労働力として使われるだけでなく、日本からのノウハウを吸収し、同じ様な企業を作り上げ経営する能力を身に付けてきました。
当然、日本の企業より優れた企業も生れています。

もし、いくら政府が日本の企業や農家を助けるために
「Made in JAPAN」を買いましょう、とうたったところで、買い物する消費者にとっては、どこで作られたにせよ、安くてかっこいい、機能的なら買いでしょう。

衣料だけでなく、ねぎ、しいたけ等、同じお金を出すと輸入野菜ならたくさん買えます。確かに品物によりますが、日本産の方が美味しいと思いますが。
でも無認可添加物の混入による商品回収や、食品偽表示、のニュースを聞くと、何でも疑いたくなります。
「遺伝子組み替え大豆は使用していません。」と表示している納豆等も怪しいなぁと思ってしまいます。

そんな中で失われた信頼を必死に回復しようと努力する会社もあります。

先日久しぶりにミスタードーナツへ行きました。もちろん「ニクマン」は食べませんでしたが、レシートと一緒に印刷ですが
ダスキン社長のサイン入り謝罪文と、次回ドーナツ5個半額券を貰いました。

「なかなかやるなぁ〜」と思いますよ。私はダンキンドーナツより高級で清潔なイメージのミスド(関西ではそう呼ぶ)はエライと感心しました。早急な行動と見苦しい責任逃れをしない点は、雪印より大分評価されるハズでしょう。
しかし、脅迫されて表沙汰にならなかったら、無認可添加物の混入を隠し通していたのでは?




●ワールドカップサッカー開幕!2002.5.30ページTOPへ
日本代表チームは、大舞台でもてる力を十分に発揮してほしい。どのチー ムも全力を尽くしてほしい。力の限りがんばるチームに大きな声援を送りたいと思います。

試合開催地や各国チームのキャンプ地などを中心に、さまざまな歓迎や交流の行事が行われている。小学生から高齢者の方々まで、幅広いボランティアの心のこもった活動でワールドカップが盛り上がりを見せていることは嬉しい限りです。

外国からもたくさんの方々が観戦に日本を訪問します。試合だけでなく、日本での滞在を楽しんでもらいたい。

この機会に日本のいろいろな町を見て、日本の文化や芸術に触れ、日本人と触れ合う中で日本を肌で感じ、「日本はいい国だな。」「また日本に来てみたい。」という気持ちで楽しんでもらいたい。


サッカーが日本の国をあげて盛り上がっています。
選手団を迎えている市町村では幅広いボランティアが...と総理は言っていますが、ボランティア以外では公的なお金が多額使われています。

招致合戦の頃から、現在の選手の宿泊施設、サッカーを全く知らなかった村民を招集しての行事とその人達の服装、応援グッズ。

ニュースで話題になれば観光などで、村おこしにつながるが、その反面失敗すれば村の財政難を招きかねない。
選手はVIP扱いで、部屋にはゲーム、インターネット環境、要求すれば何でも揃えてくれる、
「これぞまさに、王様気分!」

オリンピック同様、開催国の過剰なもてなしが習慣になっていく。
これでは経済的に貧しい国は開催国になれないのだろうか?
なれたとしても、選手達は「前の開催国はこんなだったのに、今回は...。」なんて不満が出るんだろうか。

ともあれ、お祭りは熱し易く冷め易い日本国民をフーリガン化させて、各地で問題になっている。
道頓堀に裸で飛び込んでワイセツ罪で逮捕された人がいた。パンツ一丁履いてれば良かったのに。

そんな姿が、世界からはどううつっているんだろう。「日本人ってのはまったく...」そう言う私も日本人なんだなぁコレが...。

サッカーが終わった後はなんだか、空しさが残りそうだなぁ。




●真剣勝負2002.6.6ページTOPへ

国内では、構造改革を一歩一歩進めている。道路公団改革や医療改革、郵政事業民間参入などの重要法案が国会で審議されている。

「経済活性化」や「あるべき税制改革」の姿について今月中に基本方針を示していきたい。

景気は依然として厳しいが、底打ち感がではじめるなど、明るい兆しも見え始めている。こういう時こそ、気を引き締めていきたい。

改革は真剣勝負だ。

最近、非核三原則について報道されています。「核を持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則を堅持する立場に、いささかの揺るぎもありません。唯一の被爆国として、核のない世界の実現を訴えていきます。


「非核三原則」学校で習いましたね。
あまり覚えておりませんが、福田さんもちょっと責任ある立場上、まずい発言をしてしまいました。
「次期総理候補の座を自ら降りるような発言」とまで言われてました。

総理候補に福田さんが挙がっている事そのものが、我々国民を無視した状況とは思われませんか?
誰が彼を総理候補にと思っているのだろうか?
個人的にはあまりあの人は好きではありません。

それはさておき、今回小泉総理が道路改革を考える中核メンバーに民間の一番意見が辛口だと思われる猪瀬さんを起用した事は、異例なことであり、道路族議員たちが怒る怒る!

しかし、猪瀬氏は「私をメンバーに入れた総理は改革を本気に遂行するつもりらしい」などとコメントしています。
なんとも大胆な人だぁ。こんな自信過剰な人が今の時代必要なのかも知れない。

言っては悪いけど、「道路族議員」の人達がどの人も時代劇に出てくる「悪代官」に見えるのは私だけでしょうか?

猪瀬氏、ぜひ頑張って頂きたい。




●改革を続けていきます2002.7.25ページTOPへ
暑い日が続いています。学校も夏休みに入り、子どもたちは遊びや夏休みの宿題、課外活動などに生き生きとしていることでしょう。

官邸では、国会の会期末も迫り、重要法案に全力を上げています。昨日郵政改革関連法が成立しました。残された法案についても、成立に向けてもうひとがんばりです。

 特殊法人の改革や公務員の早期退職慣行と天下りの見直し、「政」と「官」のあり方についても、指示を出しました。

日差しを一杯に受け、元気に走り回る子どもたちに、私たちがいまできることは、改革を実現することだと思います。

暑さに負けずに頑張っていきます。


毎日猛暑で、岐阜なんかではTシャツ1枚、ノースリーブでも、極端なこと言えば裸でも暑い。(裸で外は出歩きませんが...)
主婦の私は、食器を洗う際、水を使うと、手が冷えて「ホッ」としてます。ついついすすぎに時間をかけたりして。

さて、小泉改革、ジリジリと進んでいる感があります。

日本人は何かと、今の自分の地位を向上させるのに、自分より下を見て安心してはならない、もっと上を見て現在の自分はまだまだだと考えるべし。などと言われがちです。

しかし、ちょっと前まで、アメリカはテロ後から、ブッシュ人気が上がり、経済状況も良くなったハズが、先日のエンロン、ワールドコム破綻や、そしてブッシュの珍発言を集めた本が売れる等、アメリカの元気が無くなり、この日本の夏の暑い気候も手伝って、「アメリカもあんなだし、なにも日本人だけが、大変なんじゃない。」的ムードが高まり、小泉バッシングも影を潜めてます。
自分より不幸な人を見て、現在の自分はまだ恵まれている方なんだと、なだめている感じもします。

鈴木宗男、田中真紀子さん、長野県知事再選問題でマスコミの政治ネタが埋まっているスキに、住民基本台帳や、道路公団、郵政民営化等の重要法案は決まり、国会も残す所わずかになってきています。

暑いと物事をじっくり考えることが出来なくなり「まぁ、今のまんまでいっかぁ。」と投げやりになりがちです。しかし、立ち止まってよ〜く考えて下さい。今のままで、このままでいいんですか?

今週、7月28日に行われる岐阜県議会議員補欠選挙運動の「某候補者をよろしく」という電話が何度となくかかって来ました。選挙はそれ自体お金がかかりますね。秘書給与も欲しいハズです。それにしても政治家は「まず、選挙ありき」で次に「民の為」なのですね。公約も再選の為の人気取り。
「選挙前はペコペコして、当選すると大名待遇でお高いんだから...。」しかし、我々も暑さでゆだってボケてばかりいられません。

自分の一票が政治を左右するとは思わないと言いながらも、選ぶなら、しっかり各候補者の公約や思想を見極めないと。

長野県にお住まいの方々も、慎重に選んでください。誰も選びたくない?ですって?
小泉さん以外に総理候補が浮かばないのと同じ。最近マスゾエさんも自民にドップリ浸かってアノ人らしさが無い発言が多いと思います。

属すると人は変わってしまうのですね。だから巨泉さんは辞めたんだろうけど...




●夏休みに英気をやしなう2002.8.8ページTOPへ
学校は夏休みの真っ最中。今も昔も、子ども達にとって、夏休みは一年で一番楽しいときかもしれません。

私の子どものころに毎日のようにセミやトンボをつかまえていた話は、昨年のメルマガで紹介しましたが、海にもよくいった。近くの海で泳いで帰ってくると、母親がトウモロコシやお芋をふかして待っていてくれた。あれは、おいしかった。

遊びも勉強もメリハリが大事。広島、長崎の惨禍を二度と繰り返してはならない。「平和」の大切さをあらためてかみしめ、子どもたちのために、核兵器のない安全で平和な世界を一日も早く築くことができるよう、努力を続ける覚悟だ。

12日から夏休みをとります。好きな音楽を聴いたり、読書をしたりしながら、秋に向けて英気を養いたい。


海から帰ってくると母親がトウモロコシやお芋をふかして待っていてくれた。
という情景は想像つきますね。
海で遊ぶと思った以上に疲れていて、その後の食べ物がやけに美味しいんですよね。
総理にも幼い少年時代があったのですね。
お母様が亡くなられて余計にその懐かしさがいとおしくて、お芋やらの味を思い出すと「じ〜ん」とされている事でしょう。

さて、通常国会が終わり、政治家の皆様たちは、夏休みに入りますが、この時期、「外遊」なるものをされる先生方が多いのですよね。
ビジネスクラスで1回の外遊費用が200万円〜数百万円と言われています。
これは税金でまかなわれるんですが、果たして本当に実のある必要な外遊だけが行われているのだろうか?政治活動に役立てる、外国に対する見識を養うと言いつつ、実はお遊び旅行をされている議員さんもいらっしゃるんじゃないの?
海外のブランドショップで買いあさりするとか...。

以前、田中真紀子さんが外務大臣の時にパキスタンへ行かれましたが、飛行機代がバカ高いという事で、乗り継ぎで安く行かれました。
大臣として海外訪問時に、宿泊先も高級ホテルをキャンセルされ、安い宿(と言っても我々庶民からすると高級だろう。)に変更されました。

単なる人気取りでは無く、このような無駄を省く姿勢はどの議員さんにも見習って欲しいと思います。さて無駄な外遊代を削り、もっと有意義な使い方をして欲しいですね。

さきの新札発行にも正式発表はされませんでしたが、かなり費用がかかっているんだろうなぁ。
2000円札や、地域振興券の話題は最近微塵も出なくなりましたね。

今回の「住基ネット」のシステム開発にも莫大な費用がかかっているんだろうなぁ。
2000年問題が解決して、その時余ったシステムエンジニアたちが「住基ネット」のシステム開発にまわっているんじゃないだろうか?真相はどうか分かりませんが..。

それにしても、次期総理候補がいないからそのポストにいるだけと言われないように、小泉さんには夏休みで充分英気を養って頂きたい。(また、箱根で森前首相と会食するのかなぁ。)




●テロから一年2002.9.12ページTOPへ
9月11日の米国同時多発テロから一年。 グラウンドゼロ(爆心地)。ぽっかりと空いたニューヨーク世界貿易センタービルの跡地に立って、一瞬にして、あの巨大なビルを破壊し、60カ国以上の国々の3000人もの犠牲者を出したテロの残酷さに、心が引き裂か れる思いを押えることができませんでした。

 救助にかけつけ、命を落した数多くの勇敢な消防士や警察官の写真。家族の方々や世界中の人々からのメッセージ。日本からの折り鶴。

 「テロとの戦いは終わっていない。」「世界が力をあわせてテロに立ち向かっていかなければならない。」そういう思いで、黙祷を捧げました。


私は、ここしばらくの間に放送された、「北朝鮮拉致疑惑の家族の苦悩」と、NY米同時多発テロの映像を感慨深く見ていました。
2つの出来事と不審船やアフガニスタンの貧しい人々の映像も、日々私達の目に飛び込んでくる。

たまに「たまちゃん」の映像が見え隠れしますが、ほとんどが辛く悲しいニュースばかり。空は秋晴れでも自然と気持ちが落ち込んでしまう。

少数であろうと、多数であろうと、犠牲になった方々には、その人を大切に思っていただろう家族があり、生活があり、その人自身の将来もあっただろうに。
それが、本人にとっては何の前ぶれもなく、突然ぷっつりとテレビの電源が切られるように、人間を、生きる事を辞めなければならなくなる。
なにが起こったのか理解する間も無く...。
本来、人の死とはこの様なモノなのかもしれない。

しかし問題は、人間の命が人間の手によって絶たれるという事。
それに対しては憤りと、深い悲しみ、落胆を感じずにはいられません。
北朝鮮の拉致については、行方不明者を待つ家族は20年以上もの長い年月をひたすら待ちつづける。
その時間は残された者にとって、「生地獄」であり、日々の生活の中で何度ため息を付いた事か。

この様なことはもう繰り返さないと、総書記は言っていたが、果たして本当にその言葉は守られるだろうか?
もし、今後、「不審船や拉致」が起こったとしたら、
「部下が私の知らないところで行った事だから...」
と言う言い訳は、通用しません。

断言して釘を刺しておきたい所ですが、如何せん日本の外交は、少し弱腰だと思います。

石原都知事が総理になったとして、強気外交だと、衝突が恐いと批判されるのは目に見えているし。

本当に難しい問題です。




●拉致被害者の方々の帰国2002.10.17ページTOPへ
羽田空港でタラップを降りたった5人の姿、そして「あいたかった」という記者会見をテレビで拝見し、言葉少ない中にこもった長い間の思いを感じました。

 拉致された方々とご家族が20年余という歳月の間味わってこられた悲しみ、苦しみを思うとき、私は胸が痛みます。

 皆さんには、故郷で家族水入らずでゆっくりとおくつろぎいただきたい、そして、これまでのつらかった心の痛みが少しでも和らぐことを心より願っております。

 今回の帰国で、拉致問題の解決に向けて第一歩を踏み出すことができました。しかし、ご家族ご一緒での帰国や生存が確認されていない方々についての真相究明など、解決すべき課題はまだ多く残されています。

 今月29日には日朝国交正常化交渉を再開します。この中で、拉致問題を日朝間の諸懸案の最優先事項として取り上げていきます。交渉の場を通じて、拉致問題や核開発、ミサイル等の安全保障上の問題の解決を目指して、北朝鮮に粘り強く働きかけていきます。


拉致されていた北朝鮮の5人の方が日本に一時帰国されております。

家族はもちろん、友人や故郷のたくさんの人々からも歓迎と暖かい出迎えに包まれ、5人の心境はどういったものだったのでしょうか?

日本のマスコミのしつこさにうんざりしたり、連日朝から晩までワイドショーやゴールデンタイムのニュース番組にも帰国した自分達が映っている事をあるいは不思議に思われたかもしれません。

皆一様に出てくる言葉は「良かった。」「よく頑張った。」であり、やはり24年もの年月が過ぎてしまうと、人はあちら(北朝鮮)での生活が真実になってしまって、日本は別世界に思えたり、あるいは早くあちらに帰って残してきた子供や家族に会いたいのではないだろうか?

日本で出迎える人々としては、24年の積年の想いや疲れがあるだろうから、拉致された当初の記憶やその時の状況、その後の生活を細かく追求したいだろうけど、言い出しにくく、しかし本当の所、日本の家族や町の人々はそれが一番聞きたくてうずうずしている感がうかがえる。

やはり北朝鮮はなぞの多い国であり、核開発を進めていた事実もあり、日本にいまだに送りつづけられているモールス信号のような暗号(日本に潜伏中の工作員に向けてらしいが...)も気になる。

一時帰国の5人は胸に金日成さんのバッチをつけてTVに映っている。まるで日本国内に居ても忠誠を誓っているかのように見える。
バッチを付けた生活が日常になっており、当人達にとっては何ら不思議でも無い事かもしれないが、日本人から見ると、国会議員や弁護士でもないのにバッチなんてと思う。
あちらでは階級を表しているらしいのですが。

総理のメルマガでも言われているように、拉致されて生存が確認されていない方々についての真相究明を真っ先に行って欲しい。
アメリカは日本と北朝鮮があまり仲良くなると困るらしい。
つまりは北朝鮮を攻撃対象から外すと、標的がイラクやらだけになる。すると、対イスラムとの宗教上の対立になりかねないから、北朝鮮を標的に入れておきたいらしい。
専門家のこのような発言を鵜呑みにするのもどうかと思うが、アメリカも自国の経済から国民の関心を外す目的に他国を攻撃するなどと言わなければいいのに。
しかし、アメリカの今回の動きが直接的に5人の一時帰国のきっかけ作りになったのは否めないところです。
国外に拉致されるということは外交問題に発展させなければ、帰国出来ない。改めて、日本国の一国民としての無力さを思い知ったように思えます。




●APEC首脳会議と経済再生のための総合対応策2002.10.31ページTOPへ
メキシコのロスカボスで開かれたAPEC首 脳会議に出席しました。

 今回の会合では、APEC地域内の貿易・経済問題のほか、北朝鮮問題について熱心な議論がなされ、北朝鮮の核兵器開発放棄を求めるAPEC首脳声明を採択しました。

 同時に行われたブッシュ大統領、金大中大統領との日米韓三国首脳会談でも、北朝鮮の核問題と拉致問題の解決を求めることで一致し、共同声明を発表しました。

 北朝鮮問題に取り組む日本の姿勢に対しAPEC諸国の強い支持を感じることができました。

 クアラルンプールで、第一回の日朝国交正常化交渉が行われました。交渉は始まったばかりです。拉致の問題と安全保障の問題、過去、現在、そして将来の問題の解決に向けて、粘り強く交渉を続けてまいります。


(むー)まぁ、粘り強くやるしかないんじゃないですかねぇ。それよりも、11月10日の朝のサンデープロジェクトで、石原慎太郎東京都知事が言っていましたが、日本からの米支援が実は、金支援になっているというウワサ(事実?)がある。
これは、貧困に苦しむ人々の手に米が渡っておらず、支援したお米が即買い取られ、お金に変わっているという事。(自民党の議員が関与しているらしい。)

お金として渡っているならば、それは武器にも変貌出来ると言う物。 日本からの米支援が本当は廻り回って北朝鮮の武器支援になっているのでは?
ミサイルの矛先が日本ならば、何の為の支援なんだろうか。
支援そのものの実態を明確に出来るシステムの中で支援する必要があるのではないだろうか。




●産業再生と雇用対策2002.11.14ページTOPへ
昨日、今年の7月から9月にかけての3ヶ月間の経済成長率の統計が発表されました。前期比で0.7%の伸び。年率にすると3.0%になります。

 デフレの下では、売上数量が伸びても、売り上げの金額は伸びない。物価は下がるが、給料も下がる、という状況になります。

 バブルの崩壊後、日本は、国債増発による財政出動で、景気の回復をめざしてきましたが、短期的な効果はあっても、根本的な解決にはなりません。不良債権の処理と構造改革を進めることが、経済再生への道です。

 国会では、今週から特殊法人改革の法案審議がはじまりました。

 昨年秋に決めた特殊法人改革の方針が、やっと法律の形になります。速やかに法案を成立させ、特殊法人の改革が早く現実のものとなるよう、引きつづき手をゆるめることなく改革を進めます。

 毎週毎週いろいろなことが起こります。「新しいストレスが古いストレスを追い払ってしまう。」という私のストレス解消法を活用(?)して、頑張っています


先日、小泉内閣の支持率が5%上がったというニュースがありましたが、その反面、15日午後の記者会見では、民主党の中野寛成幹事長から、「補正予算を組むような事態を招いた政府の責任は重大だ。首相はその反省や説明責任を果たしていない」と首相の経済失政の責任を追及をされたりしている。

まぁ、自民党内でも、小泉総理に対する不満が多数あるが、かといって、党存続の為には、総理頼みをせざるを得ない所であろう。
なんせ民主党、社民党やら他の党は、自民批判ばかりで、何とも情けない。社民党の土井さんやらは、北朝鮮拉致問題に対する謝罪責任を未だ果たしていないありさま!

これが選挙結果にもろ出ており、どうしても野党が頼りなく、仕方なく自民を押す我々国民のやるせなさになっている現状であろう。




●挑戦する心2002.12.5ページTOPへ
月曜日には、官邸で燃料電池自動車の納車式を行いました。

 燃料電池自動車は、水素と酸素を燃料に、反応して起こる電気を動力に走るもの。二酸化炭素も窒素酸化物も出しません。排気ガスのかわりにでてくるのは水だけ。環境と開発の両立、エネルギー問題の解決、双方を満たす夢の車です。

 市販の燃料電池車としては世界第一号。

 以前、「燃料電池車が市販されるようになったら、政府がまっさきに購入する」と言いましたが、こんなに早く実現するとは思いませんでした。

 試乗したところ、大変静かで加速も力強い。一回の充填で東京から名古屋まで走れるそうです。霞ヶ関に「ガソリンスタンド」ならぬ「水素スタンド」を整備しました。

 昨年4月の総理就任と同時に「政府の公用車を原則すべて低公害車に切り替える。」と決定し、着々と切り替えを進めていますが、燃料電池車は、まさに究極の低公害車です。

 世界中の自動車メーカーが開発にしのぎを削る中で、世界で初めて日本のメーカーが燃料電池車の発売にこぎつけたことは、大変素晴らしいことです。開発に携わったエンジニアの方々をはじめ、関係者の皆さんに、心よりおめでとうといいたい。


癒し系と言われる「田中さん」もノーベル賞受賞の為に、旅立ちました。

日本の技術はまだまだ世界に誇れるすばらしく高いレベルだと信じたい。
低公害車の導入を率先して政府が行っている事は理想的ですが、その為に必要な費用は...?買い換えた後の要らなくなった低公害車も無駄の無いようにして下さい。
軽油車の排気ガス問題もあり、出来るなら我々一般市民だって、低公害車に買い換えたいですよ!しかし、早く手の出せる価格になってもらわないとね。
詳しい事は分かりませんが、「水素スタンド」と聞くと、給油ならぬ、給水素時の安全上の問題も出てきそうですね。

さて、このところ、人質立てこもりや、ATMのシャベルカーでぶっ壊し事件、その他いろいろ物騒な世の中になってきました。

テレビCMでは、携帯電話とキャッシングサービス会社のCMが増えているように思えます。
高齢化と少子化が進み、失業者と自己破産者と犯罪者の増加、何だかこれからの日本経済が不安でならないです。

とりあえず、道路問題に奮闘された猪瀬さん他、少し休んで下さい。ひとまずお疲れ様でした。




●天辺の月2002.12.19ページTOPへ
月曜日には、官邸で燃料電池自動車の納車式を行いました。

 先週は、税制改革大綱がまとまりました。今年は、経済社会の構造変化に見合った「あるべき税制」をつくるために、いつものような秋からではなく、1月から税制の検討をはじめました。

 目標は、「公平、簡素で、活力を生み出す税制。」一年間で減税と増税を バランスさせるのではなく、数年間かけて税収がつりあうようにするという 考え方にたって、減税は思い切って2兆円、増税分はたばこ、お酒の2千億 円。差し引き約1兆8千億円を先行的に減税します。

 貯蓄から投資へわかりやすい証券税制、親から子供への財産の移動をしや すくしたり、土地取引の税を軽くするなど、補正予算や来年度予算とあわせ て、経済の再生と構造改革を後押しするしくみです。税制改革の効果が早く 出てくることを期待しています。

「風吹不動天辺月(風吹けども 動ぜず 天辺の月)」

日本の将来を考え、「天辺の月」のごとく、動じることなく、「改革なく して成長なし」路線を進めていかなければならないと思います。


たばこや酒の増税、皆様どう思われたでしょうか?
私はたばこはやらないし、酒も飲まないから、直接ダメージを受けない立場ですが、まぁ、好きな人にとって、酒もたばこも辞めるのは大変だし、少々高くなっても消費される物でしょう。

高校生より安い小遣いでやりくりする世のサラリーマンお父さん達は、たばこどころか発泡酒も飲めないじゃないの〜!とお怒りのご様子ですが、この人々の肝臓や肺を心配する家族の手前、増税をあまり必要以上に怒れない。
世間でも禁煙ムードが高まっており、外国ではタバコ1箱1000円ほどする国だってある。
実際にこの増税を決めたお偉方は、発泡酒なんて飲まない人達だったり、少々タバコが高くなっても関係ないリッチな層に属する人々なんだしね。
結局のところ、上手い増税だった感じがします。

さて、道路問題で総理に任された石原行革大臣と、北朝鮮拉致問題を任された小泉メルマガ編集長の内閣官房副長官 安倍晋三さんは、同じような出口の見えない辛い立場に陥っている気がすると思いませんか?

この状態を、サンデープロジェクト(テレビ朝日)の田原総一郎さんは、「小泉総理はマル投げばかりで、自らが動いていない。」と指摘していた。

ここにきて、内閣支持率が下がり、上げる唯一の手段は北朝鮮拉致問題の進展だという気がする。
ロシア訪問で、何か起こるのでしょうか?早く帰国の5人の方々にご自身の子供や主人と会わせてあげたいものです。




●一年をふり返り、新たな年へ2002.12.26ページTOPへ
月曜日には、官邸で燃料電池自動車の納車式を行いました。

 早いもので、今年ももう終わりますが、予算編成作業をようやく終了いたしまして、また来年忙しい一年が待っておりますが、まずは、この一年が終 わりまして、振り返ってみたいと思います。

 税収が42兆円程度しか入ってこないにもかかわらず、国債発行がなんと 36兆円を超えたんです。そのうち赤字国債は30兆円です。一般会計に占 める国債依存度が4割を超えている国なんてありません。

 これだけ目いっぱい借金をしながら予算編成をしたということ。これは最 近の、構造改革を進めながら厳しい雇用経済情勢にも配慮しなきゃならない ということから、あえて国債の依存度を増やさなくてはならない状況をご理 解いただきたいと思います。

 歳出の厳しい見直しもやってまいりました。緊縮財政というのは、私は、 歳出を徹底的に見直したという面から出てくるのだと思いますが、全体のこ とを考えますと、むしろ将来のこの借金を誰が負担するんだろうかというこ とを考えますと、放漫財政の批判はあっても、緊縮財政の批判はあたらない のではないかと思います。

 特に歳出の見直しにつきましては、これからは環境と経済を両立させなけ ればいけないということで、科学技術。今までの捨てられたゴミも再生資源 として利用していこう、日本もできるだけきれいな、クリーンなエネルギー を使うような、ゴミゼロ社会に転換していかなければならない。

 そういう面において、私は、科学技術関係、将来の発展のためにも必要だ ということで、この予算については重点配分して、出すべきところには出し ております。

 教育についても、意欲のある人、教育を受けたいという方に対しては、し っかりとした奨学金、この拡充政策も行っております。今、日本におきまし て教育を受けたいという方には全て教育を受けられる体制ができております。

 日本が今日まで発展してきた大きな基礎は、教育に重点をおいてきたとい うことをしっかりとかみしめて、これからも資源のない日本が意欲と希望を 持って歩むことができる、人材の育成、これには今後とも引き続き重点的に 取り組んでいかなければならない問題だと思います。

 私は、今年、だいぶ「小泉総理は丸投げではないか。」という批判を受け ました。これは、ある意味においては、ひとに任せすぎる、自分の方針とい うものをなかなか発表しないという批判だと思いますが、私は大方針を発表 して、具体的な手順、手続き、これについては、できるだけ多くの専門家に 聞いたほうがいいと思っています。

 例えていえば、道路民営化の問題につきましても、道路民営化するかどう かで大反対があった問題であります。しかし、民営化をする。その実現の方 法については、識者なり専門家に聞いたほうがいいだろう。中身まで、私が いちいち関与するものでもない。ということで大方針は私が決めました。

 ともかく、何をやっても賛否両論ある難しい問題でありますが、構造改革 なくして日本の経済の再生はない。この路線を鮮明にうちだし、来年には、 更に目に見えるような形でこの路線が軌道にのるように諸々の改革を進めて いきたいと思っております。

 おかげさまで今年は、予定された計画は、一日も休まず私もこなしてまい りました。これも健康のおかげであります。多くの批判を浴びながら、また、 多くの皆さんから激励なり、声援を送っていただいております。この期待に 応えるべく、来年も一生懸命がんばっていきたい。

 来年は、未(ひつじ)年だときいております。羊といいますと、「羊」の 下に「大」という字をかくと「美しい」という字になります。最近、私心配 していることがあるんです。若い女性の中には、痩せたほうが綺麗に見える というんですけども、健康を考えますと、しっかり食事をして、適度の運動 をして、十分な休養をとる。まず食事が健康の基本なんです。

 あまり痩せすぎないで。むしろ、美しくなるというには、羊のように少し はふっくらとすることも心配しないで、よく食べて、健康に気をつけてです ね、仕事にも、遊びにもがんばっていただきたいと思います。私も最近、ち ょっと痩せているといわれてますけども。できるだけ食事はしっかりしよう と思っております。

 男も女も老いも若きも、しっかり食事をして健康に気をつけて、また来年、 意欲をもってがんばっていきましょう。ありがとうございました。


本当にこの2002年お疲れ様でした。2003年の新しい年は、テロや地震等の天災も無く、経済も上向きになるよう、平和で良い一年でありますように!



●新年のはじまりにあたって2003.1.9ページTOPへ
 新年、明けましておめでとうございます。

 今年も多事多難だとは思いますが、厳しい中にも穏やかで、一人ひとりに とって実り多き年となるようお祈り致します。

 総理になって2度目の正月。お餅をいただき、好きな音楽を聴いたり、映 画や歌舞伎を観たり、ゆっくりと英気を養いました。

 9日、ロシアに向けて出発し、モスクワとハバロフスクを訪ねま す。日本とロシアとの関係には大きな発展の可能性があるのに、ほんの一部 しか現実のものとなっていません。プーチン大統領と会うのは4回目。モス クワではゆっくり時間をとって、領土問題を含む二国間関係はもとより、北 朝鮮との関係など国際的な課題についても率直に話し合い、日本とロシアの 新たな協力関係を築いていきたいと思います。


率直に言いますと、小泉さんはよくやっていると思います。
歴代総理を見てご覧なさい。
次期総理候補が見つからないのも、不良債権が増えていくのも、歴代の方々の築き上げた古い体質のせいじゃぁ、ありませんか。
石原都知事、次期総理待望論が出ていますが、行動力は評価しますが、「ババア」発言だけは許せません。女の私はそれについてはやっぱり怒り派ですよ。
思っていても公の場では発言を控えるべきです。
「ジジイ」発言されたら、男性諸君はどう思われますか?
銀行や特殊法人の上層部でしがみついて離れない高給取りの爺さん方は、社会の役に立っておられるのでしょうか?(政治家にもN氏とかまだ、やってますね。)
中国みたいに政治も若返りましょうよ。

さて、さきほどの小泉さんの功績について、
北朝鮮政策についても、アノ大変難しい国に対し、小泉さんが突破口を開いた功績により、行方不明者が拉致されていたかも知れないと後から後から出てきています。
マスコミが動いたお陰です。
世論も動く、警察も動く、マスコミを使った政治的な手法は、ドイツのヒトラーがはしりだと言われています。

ところで、12日のサンデープロジェクトで、田原総一郎氏が、イラクへ行き、イラク政界の偉い人に対して、世界にアメリカ寄りの情報が蔓延しており、イラクが悪者になっている。と言ってました。

それを払拭するべく、この日本への放送を通じて、イラクの正当性を主張して下さい。と言っていました。

テレビ朝日は上手い交渉をするなぁと思いましたが、確かに日本でのフセイン大統領の映像は剣を抜いて振りかざしたり、拳銃(ライフル銃)を空に向かってぶっ放す映像ばかりで、いかに資料映像が入手困難であっても、あんなシーンばかり繰り返し見せられては、日本人からすると、アノ人は戦争好きの悪者にしか見えません。
ブッシュ大統領は民衆からの大声援の中でかっこ良く熱弁する映像ばかり。
反対に、もしかして、ブッシュ大統領が剣を抜いて振りかざしたり、拳銃(ライフル銃)を空に向かってぶっ放す映像を出し、「経済を潤す為に彼は戦争がやりたいんです。」と日本人コメンテーターや軍事評論家が連日言い続けたら、どうなるでしょうか?

まぁ、日本でそんな報道は出来ませんけど。
テレビタックルでハマコーさんが言うように、「日本はアメリカの植民地も同然」であり、日本の若い人達でさえ、日本はアメリカに何も逆らえない国なんだと、気付き始めているのです。

さて、最近はいつ北朝鮮からのミサイルが日本めがけて飛んでくるか気がきではありません。
これもマスコミの報道によって、恐怖心を植え付けられてしまったといえるでしょう。
世界情勢やらを何も知らないことはいけませんが、行き過ぎた報道に左右され過ぎるのも、どうかと思います。テポドン、ノドン、スカットミサイル、ダーティボン、主婦の私でもこんな物騒な名前が言えてしまうのですから。。。




●勇気と希望をもって2003.2.6ページTOPへ
 施政方針演説は、毎年通常国会のはじめに、経済、教育、暮らし、科学技術、外交など、国政の全般にわたって、内閣の基本方針を述べるもの。全体 で1万字、約35分の演説です。去年の12月からできるだけわかりやすい 内容にしようと何度か推敲(すいこう)を重ね、これからの方針を盛り込み ました。

 一番伝えたかったことは、「改革路線はまったく揺らいでいないこと」。 そして、「悲観論から、新しい挑戦は生まれない。」ということです。

 改革は途半ばにあり、成果がはっきりわかるようになるまでには、いまし ばらく時間が必要ですが、日本には多くの国民のたゆまぬ努力でつちかわれ た大きな潜在力があります。厳しい環境の中でも多くの方々が前向きに挑戦 を続け、世界からも評価されています。演説の中で、何人かの人々について 紹介しました。

 日本各地で、あるいは外国で、難しい状況の中でも毎日努力をつづけてお られる方がたくさんいらっしゃると思います。失敗してもくじけず、また立 ち上がる勇気と希望をもって、新しい日本を作っていきたいと思います。

 2月1日、スペースシャトル・コロンビア号の事故がありました。常に危 険と背中合わせのなかで、未知の探求と人類の進歩のために勇敢に宇宙開発 にあたってこられた宇宙飛行士の方々に心より敬意と哀悼を表するとともに、 ご家族、関係者の皆さんにつつしんでお悔やみを申し上げます。


スペースシャトル・コロンビア号の事故は、衝撃的でした。
夜は、バラエティやドラマ、映画をテレビで見ていて、よく、デジタルの鈍い音(アノ変な音なんとかなりませんかねぇ。)が3回ほど鳴って、ニューステキストがテレビの上に表示されます。

東海地震が懸念されているせいもあり、もう何の番組見ていたか忘れるほど、毎回私はそのテキストに見入ってしまいます。

「スペースシャトル・コロンビア号交信途絶える」とだけ、出ていました。

まさか宇宙で?と最初は宇宙人やUFOにでもさらわれたんかいなと、思いましたが、すぐにニュースで複数のすい星が明るい空を落ちてくるような映像がながれました。
テキサス州での映像です。

9.11の時と同じで、ブラウン管の衝撃的な映像をただただ見守っているしかない状況なのです。「アァ〜〜〜。」とため息のような声が出るだけで、その災難によって死んでゆく人々を見るだけです。
私は、以前テレビで、湾岸戦争のミサイル攻撃を、ただただ爆発する映像を見ていました。
アフガニスタンの時も。
そして次はイラク攻撃を見なくてはならないのでしょうか?
あまりにも、悲惨な状況がテレビで簡単に放送されてしまう。本当は大変な出来事だというのに。




●まん丸丸く 丸くまん丸2003.2.13ページTOPへ
 先日、滋賀県の航空自衛隊饗庭野分屯基地(あいばのぶんとんきち)で、 平和への祈りをこめて、日本が持っていた最後の対人地雷を破棄しました。

 現地には、アフガニスタンから、地雷の犠牲になった二人のお子さんをお 迎えしました。16歳のナディル・シャー君は両腕と片目を、10歳のムル サルちゃんは左足をそれぞれ地雷でなくしました。それにも負けず、前向き にがんばっている二人の姿を見て、対人地雷を廃絶しなくてはいけないとの 思いを強くしました。

 連日、国会審議が続いています。経済問題やイラク、北朝鮮といった外交 問題など、幅広く議論しています。

 最近の私の答弁について「おとなしい。」、「元気がない。」とか「以前 ほど絶叫しなくなった。」と云う方がいますが、常に冷静な対応を心がけて いるからかもしれません。

 まるまると まるめまるめよわが心 まん丸丸く 丸くまん丸

 これは、江戸中期の木喰(もくじき)上人のうた。
 いつも冷静でいるのはなかなか難しいことですが、おだやかで、こだわり のない修行僧の言葉を、折りに触れて思いかえしています。


確かに、国会中継でも元気の無い小泉さん。
さすがに、日朝交渉も暗礁に乗り上げてしまい、今後も解決の見通しがつかない。
平壌宣言を成し遂げた時は、「よくやった!」との世論が飛び交ったが、アレは過去の事で、マスコミやら世間は冷たいもの。
すぐに忘れて、熱も冷める。
早く目立った次の活躍をしないと、本当に小泉政権が終わってしまう感じです。
そうこうしているうちに、不況も進むし、失業者も増える。

また、イラク問題では、国際社会に対して日本政府の意思表示が明確化されておらず、テレビでさんざん非難されてきました。
しかし、2月18日にイラク問題に関する国連安全保障理事会の公開討論で原口幸市国連大使が演説しました。

その内容は、遠まわしに苦しい言い訳っぽい気がしますが、要するに日本は米国支持なのです。
日本の置かれている位置付けは、残念ながら「たけしのテレビタックル」(テレ朝)で浜こうさんが言う通り、米の植民地に等しく、米を怒らせないように顔色を窺った外交をするしかないようです。
私個人的には、原口さんの言葉が我々日本の意思だと、世界に表明した事は、好ましくない事であり、どんな理由があろうと何が何でも「戦争反対」を言いつづけるべきなのではないのか?
それが世界で唯一の核被爆国である日本としての許されるべき発言なのではないか?

結果的に武力行使に傾く米英との協調姿勢を明示したのは日本とオーストラリアだけ。

テロ警戒は日本でも強化しないといけなくなります。
こんなに自国を守る事が下手で手薄な国なのに。




●来年度予算の衆議院通過2003.3.6ページTOPへ
来年度予算が衆議院を通過しました。

 衆議院を通過したことで、ほっと一息ですが、とても気を抜けるような状 況ではありません。

 北朝鮮は、最近、挑発的とも受けとれる動きを繰り返していますが、米国、 韓国と連携して、冷静に対応していきます。

 イラクについては、茂木特使を派遣するなど、イラクが国連決議を無条件 に受け入れて査察に全面的に協力するように、さらに外交努力を続けていま す。

 どちらも予断を許さない状況ですが、日米同盟と国際協調の重要性を十分 わきまえて、取り組んでいきたいと思います。

 緊迫する外交問題、山積する内政問題など、気を引き締めて対応していき ます。

 先日、キューバのカストロ議長と会談しました。カストロ議長は市場経済 の日本とは立場は違いますが、在任期間42年、長期政権の秘訣は「熱意と 常に夢を持つこと」と言っていました。これは、政治家ばかりでなく、どん な立場にある人にもあてはまる言葉だと思います。  困難な問題に直面しても夢を失わない、熱意を失わない。皆さんも、日々 苦労はあると思いますが、夢と熱意をもってがんばってもらいたいと思いま す。


カストロ政権は本当に長いですね。
しかし、会談の本当の目的は、長期政権の秘訣を聞くだけではなかったのですが、残念ながら成果が得られてないようです。

イラクについては、茂木特使を派遣するなど、政府もなんとか対応してはいますが、やはり外交下手な日本は、どうも交渉事がうまくいかない。
というよりも、日本の行動で米英の武力行使をSTOPさせる事はとうてい出来ない。

どの国も無理なくらい、米英は大国だと言う事。

「何もしなかったじゃないか」と後で国民に非難されないようにするにはどうしたらよいか、「湾岸戦争の時と同じ金だけ支援」と言われないようにするにはどうしたら良いか、この辺だけを考えているような気がします。

もっと、正直に政府は国民に対し説明すべきです。

「日本は戦争には反対ですが、米に逆らうと、日米貿易や経済に打撃を及ぼし、構造改革が進みません。」やら、「北朝鮮問題は米国無しには進めませんので。」などなど。
米で報道されるなどがあり、日本政府も言動に慎重にならざるを得ないのですけど。

拉致被害者家族会の方々が米訪問されましたが、日本政府の北朝鮮に対する対応の遅さに耐えられないといった感じです。日本政府の無力さを痛感してしまいます。
米国民の拉致に対する関心が増えた事を期待します。

しかし、今後の一番の懸念事項は、米の武力行使に追随した結果、今後日本国内でテロが起こるかもしれないと言う事です。
北朝鮮のノドンも本当に心配です。




●早期の解決を望む2003.3.27ページTOPへ
日本は米国の立場を支持しておりますが、日本は一切武力行使いたしません。戦闘行為にも参加しません。この武力行使が速やかに終結して、できる かぎり犠牲を少なくするような努力をしつつ、今後日本としてイラク国民の ために何ができるか、イラクの復興のために何が必要か、周辺地域に対する 人道支援をどう進めるか、イスラム諸国との理解と協力をどのように深めて いくか、そういう点については国際社会と協調しながら、日本は国際社会の 一員としての責任を果たしていかなければならないと思っております。

 日本に対してもいつ脅威が降りかかってくるか分かりません。日本自身の 対応で不十分な場合は、日米同盟関係の強い信頼のきずなを基盤としながら、 日本国民の安全確保に十分な努力をしていかなければならないと思っており ます。

 アメリカは、日本への攻撃はアメリカへの攻撃とみなすとはっきり言って いる国です。日本への攻撃は自国への攻撃だと言っている国はアメリカだけ です。このことが日本を攻撃しようと思ういかなる国に対しても大きな抑止 力になっているということを日本国民は忘れてはならないと思います。

 今回、一時的にイラクに対して全世界の協調体制がとれなかったとしても、 将来必ず多くの国が世界の平和と安定と繁栄のために国際協調の必要性を痛 感すると思います。日本はそのために日米同盟の重要性と国際協調の重要性、 この両立を図っていくという方針に今後も変わりはありません。

 私は、戦闘が一刻も早く終結することを望みます。そして、イラクが一日 も早く再建され、人々が自由で豊かな社会の中で暮らしていけるよう、イラ クの復興のためにできる限りの支援をしていく考えです。

(マド)私の考えは、たとえどんな理由があろうと、戦争は反対NO WARです。人間というのは本当に懲りない動物です。悲しくてたまりません。昨日も今日も人が死んでゆきます。なぜこんなに技術が進歩した現代になってもなお、戦争が絶えないのでしょうか?
人間の頭の中は全然進歩していないのですね。
日本の立場(戦争賛成せざるをえない)を諸外国の反戦派の人々には理解出来るはずがありません。
ねぇ、総理。でも、あなたのお立場も解るんですよ。
(マド)戦争はしてはいけないと言っても、もう始まってしまったので、どんなに世界的にデモがあっても、米が途中で止めるとは思えません。
と、なると、今後は戦後復興が大きな問題になります。

日本では過去に米を指摘、非難する番組なんてほとんどありえなかったのですが、最近の報道の自由により、ブッシュ大統領や取り巻き達は「ネオコン」だの、「キリスト教原理主義」だの、日本の報道番組も過激になり、アメリカの石油に絡む利権までが取りだたされています。

アメリカが「兵士が命をかけて犠牲を払ったから、復興時のおいしい利権は我が国の物」そして、フランスやロシアなんかにやらないよ!と言う言い分も分かるには分かるのですが、そんな事をしたら国際社会から絶対に非難されるでしょう。

世界的枠組みの中で、鈴木宗男的行為を表立ってするようなもので、「エサに群がるハイエナ」とまである番組のコメンテーターに揶揄されています。

とりあえず、日本は国連主導を支持する英に歩調を合わせるようですが、米が黙っていないかも知れません。なんだかねぇ〜。




●君子豹変2003.4.10ページTOPへ
 中国に「君子は豹変する。」という古い言葉があります。「急に態度を変える。」という少し悪い意味で使われることが多いようですが、調べてみる と、本来の意味は「立派な人物は日々見違えるように成長する。」というこ とでした。

 新人公務員に対し「変化に臆したり、改革に躊躇することなく、自らの考 えにしたがい、大いに『豹変』してもらいたい。」と伝えましたが、公務員 にかぎらず日本中の若者に「君子豹変」していただきたいと思っています。

 イラク状勢は日々変化しています。一日も早い終結を望みます。戦後のイ ラク復興については、国連を中心に、国際社会が協調して人道支援、復興支 援に取り組まなければならないと考えています。日本は、その中で責任ある 対応をしていきたいと思います。

 アジアを中心に、新型肺炎、SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染が 拡大しています。香港と中国広東省への渡航を控えるなど注意を喚起しまし た。今のところ国内で患者は出ていませんが、万一患者が発生した場合でも、 まん延防止に万全の態勢を整えています。

(マド)湾岸戦争後の復興当時に日本は多額のお金を出したにもかかわらず、感謝リストに名前が挙がらなかった。
その事を日本人的考え方で「恥じ」とか「お金の額が1番多い」等、根に持ってこだわったりするのは、本当は非常に馬鹿げていておかしい事ではないか?
一番大切なのは、戦争後で経済や治安が不安定な国を救う事と、もっと掘り下げていくと、その国に傷つき苦しんでいる最下層の「人間」を早急に助けてあげる事。

国際社会の中での日本の役割を冷静に考え、他国と協力して行動する事。
今回の「イラク戦争」自体が本当は現代社会にあってはならない戦争で、国連が崩壊の道をたどる第一歩だと感じました。(世界が強国アメリカ一国主義に陥る前兆のような)

アメリカも日本と同じく経済的に苦しくなってきており、戦争で多額の武器や兵力を使った散財は、本来出来る道理が無いはず。
そこには、国内の悪化をたどる経済からアメリカ国民の目をそらせ、戦争の大儀で国民の指示を得たい現アメリカ政治中枢の人々の思惑が見え見えなのです!
前回のコメントで復興をアメリカ主導で行う事は
世界的枠組みの中で、鈴木宗男的行為を表立ってするようなものと書きましたが、戦争反対で脚光を浴びた、フランスのシラクさんや、ドイツ、ロシアの思惑が復興の利権で無いと信じたい。
イギリスも国民の反対を押し切ってアメリカの戦争に追随してしまい、ブレア首相も今は復興は「国連主導」と言っておかないと、本当に失墜するかもしれない。
なんだぁ〜、民主主義は政治家個人の地位維持がモロ見え隠れするなんとも汚い感じがしますよ。
独裁国家のイラクを無理矢理、民主主義国家に変えても、民主主義国家自体が汚い政治家の集まりならば、イラクの人々が実情を知ったら、気の毒になってきた。
飢餓で大変な北朝鮮と違い、戦前のイラク国民は、石油で富のある独裁国家だったから、物不足も無く平穏だったのかも知れない。
それがこれからは、見も知らぬ異教徒の外国人が勝手に国を統治し、配給制度もきっと無くなり、働かないと食べていけない競争社会になってしまう。
アメリカはきっと責任を取らないだろう。




●構造改革特区の誕生2003.4.24ページTOPへ
 21日にいよいよ構造改革特区が誕生しました。ユニークで魅力あふれる 57の特区が第一次分として実現します。各地域がみずから知恵をしぼった さまざまな規制改革や構造改革のアイデアが走り出します。

 全国から寄せられたアイデアの中に、山梨県の「ワイン特区」があります。 通常、株式会社は農業経営できませんが、世界に誇れる山梨産のワインづく りを目指して、特区ではワインを造る事業者がみずからぶどう作りに参入で きるようにしました。

 私のところでもやってみたい。自分の地域でも試してみたい、そういう意 欲がでてくることを期待しています。これからも募集しますので、どんどん アイデアをよせてください。

 22日は、東京で開かれたタウンミーティングで、観光カリスマの方々と お会いしました。(メルマガでも紹介していますので、皆さんご存知だと思 います。)何もなかった地域やさびれてしまった地域を、創意と工夫で魅力 あふれる地域に生まれ変わらせて、年間何百万人もの観光客をあつめる力は、 カリスマという名前にふさわしいものだと思います。

 これからも眠っている観光資源をほりおこし、日本のみならず世界の人に わかってもらいたい、「観光立国」をめざして、皆さんのカリスマ性を大い に発揮していただきたいと思っています。

 私もこの26日で総理に就任して丸2年になります。私の改革路線はまっ たく変わっておりません。これからも、困難な状況にも屈せず臆せず、皆さ んと一緒によりよい日本をつくっていきたいと思います。

(マド)小泉総理は総理就任2年になるのですね。
なんと時間がたつのが早い事!
他の総理候補がおらず、当分小泉さんにやってもらう事が無難だと、国民の皆が心の奥底で思っている感じです。
そもそも日本の歴代総理がコロコロ代わり過ぎていた。
アメリカやイギリスの事を思えば、日本の総理の威厳の無い事!
すぐ交代するから、通りすがりの人ってなモンで、その1番悪い例が「外務大臣」でした。
期待されて秘書給与疑惑で辞められた田中外務大臣。
あの人は外務大臣就任当時、張り切ってました。
しかし、側近や上層部の人々はもちろん、外務省のほとんど全ての人が、「ガミガミ言うけど、すぐ辞めて交代するから、ちょっとの間の辛抱だ。」と様子をうかがっていただろう。
現在の自民党抵抗勢力の人々が現在まさにその状態だ。
「小泉さんも、もうすぐ辞めるだろう。その後は我々抵抗勢力の時代が必ず来る!」と息をひそめて待ち構えている。
政権争いもいいが、そのうち日本経済がぼろぼろになってしまう。そうなったら、政権の中心にいると、世論に責任を求められるから、無難にバッチだけ付けて、目立たないでいよう、と思っているかも知れない。
なんだかなぁ〜。




●SARS対策に万全の体制をとっています2003.5.15ページTOPへ
 いま中国など世界のあちこちでSARSが流行し、たくさんの方が亡くなっています。SARSは、深刻な健康問題であるのはもちろんのこと、海外 旅行や経済活動にまで大きな影響を与えるようになっています。

 さいわい日本ではまだ患者はでていませんが、まず水際で撃退できるよう に、空港や港などでしっかりとした検疫体制をとっています。「日本の空港 は厳しすぎる」という声もあるようですが、ご協力をお願いしたいと思いま す。

 そして、万が一患者が発生した時もただちに適切な治療や必要な対応がで きるように全国47都道府県で体制を整えました。診断方法や治療法の開発 とワクチンの製造に向けて、緊急の研究開発をはじめるよう指示もしました。

 国内対策だけではなく、中国などに対して、日本はすでに専門家を派遣し たり医療器材を提供していますが、積極的に協力していきたいと思います。

 SARS対策には万全の対策をとっていますが、皆さまの協力をお願いし ます。

(マド)SARS、日本に入って来ておらず、実感が無い。
テレビで連日、マスクをした人々や消毒する様子を目にするが、遠い異国の出来事で自分達の生活には縁遠い気がする。
本当はそれではダメなんだろうが、日本国民のほとんどが、テレビ映像を傍観しているだけで、死者の数を聞き、「あぁ、お気の毒に。」と映像を見た時には一時そう思うだろう。
しかし、すぐに日常の忙しい生活に追われてしまう。

SARSが日本に入らない限り、政府は「日本の水際での対策は万全ですから...」と得意になる。
しかし、私は以前にも問題になった、貨物船のコンテナにしのび込んで密入国を図ろうとした中国人の話しを思い出した。
逮捕された中国人らは「生活に苦しく、日本へ行けば金が稼げると思った。密航請負組織に金を払って入国の段取りを取ってもらった」などと供述している。
1998年8月には東京都品川区の大井ふ頭に接岸したコンテナ船のコンテナ内で中国人とみられる男女数人が暑熱や脱水症状で衰弱死する事件も起きている。

見つかって逮捕されれば良いが、うまく日本に入り込んで、密入国を果たすケースはたくさんある。
今後はその中にSARS感染者がいないとは限らない。
感染者が夜の町で働いたりしたら、爆発的に国内に広がる恐れがある。

SARSで子供の死亡例が無いという事で、子持ちの私としては一安心だが、60歳代以上の死亡率が高いのは、困り者だ。30歳代でも平気で死亡するらしい。
治療に当たった防護服を着けた医師の感染が確認された話しも聞く。
マスクのわずかな隙間から入り込んだのだろうか?
くわばらくわばら。




●サンクトペテルブルクからエビアンへ2003.6.5ページTOPへ
 サミットは、3回目、参加各国の首脳とは何度も会っているので、個人的 な信頼関係もあって、率直かつ有意義な会議を行うことができました。

 写真撮影の時、となりのブレア首相に、「ブレアというのは英語でどうい う意味?」と話しかけたら、一段下の段に立っていたブッシュ大統領がこち らを振り返って、「『ブレア』とは『勇気』という意味だよ!」と笑って答 えるなど、時々冗談をまじえながら、厳しい世界情勢について真剣に話し合 いました。

 私は、「北朝鮮の問題は核開発問題だけでなく拉致問題も含めた解決が必 要だ。」と強く主張して、議長声明にも盛り込みました。

 イラク問題をめぐって一時期意見の相違があっても、三日間の会議を通じ て、国際協調の重要性という価値観をサミット諸国首脳の間で共有すること ができたのは良かったと思います。

(マド)我々一般市民がテレビ、ニュースで見た今回のサミットの印象は、ブッシュの途中退席や、フランスへの冷たい接し方と、ドイツを無視した態度から、小泉さんのサミットが有意義な会議だったと前向きに考える楽観主義には、ちと反対の意見だろう。
どうも選挙戦略かなぁと、小泉さんを勘ぐってしまうではないですか。

それより、日本には重大な問題があります。
6月11日に朝鮮中央通信によると、貨客船「万景峰92」の運航中断に関して、北朝鮮船舶への監視や検査強化が続けば「日朝平壌宣言の白紙化もあり得る」と警告する談話を発表しているのです。
北朝鮮が平壌宣言の白紙化までほのめかしており、北朝鮮は本当に国内経済が苦しくなっているのだろうと思われます。
今後の北の動きが心配です。

私が思うに、そもそも国民を餓死するまで追いやるような国は、もはや国家ではないと思います。
国のリーダーは、そんな国家にした事を恥じるべきです。
と言っても、理屈や道理が通らない国で、世界一プライドだけは高いので困り者なのですが...。

よく、民主主義の日本でも、失業や借金返済に困り、年々自殺者が増えており、北朝鮮で餓死する人と同じで、国家がどんな体制や政権であっても、結局最下層の人々は苦しい思いをすると言いますが、それは少し違います。

失業などの理由で自殺する人は、まだ餓死より救われています。
死ぬには変わりないので救われると表現するのはおかしいかもしれませんが、それなら自殺をする人は、餓死と言う形で自殺出来ますか?
体が動かない状態ならともかく、自分から餓死出来るのは、相当修行を積んだ僧侶がなる「即身仏」くらいでしょう。

ミサイルや核を懸念するのも分かりますが、本当に北朝鮮で今日も明日も死に行く人々を助ける事は出来ないのでしょうか?
拉致されたメグミさん他も、何とか親類が生きているうちに日本に帰してやりたいとせつに思います。




●メルマガ100号記念企画
「らいおんミーティングin官邸」2003.6.26
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今年9月に総裁選挙をやります。仮に私が再選されたとしても、任期は3 年しかない、再選されるかどうかはわかりませんよ。自民党には、小泉再選 は100%ないと言っている人もいますから。わからないけれども、仮に再 選されたとしても3年間です。その間は、消費税は引き上げないで、歳出の 見直し、行財政改革をやって、効率的な政府にしていく必要がある。だから、 私は在任中は消費税率は引き上げませんと言っているので、これは本当にそ のつもりです。

 後の内閣まで、私が縛ることできませんから。次の総理がどういう判断を するかということに対して、今、私が言うべきことではない。しかし、私が 総理大臣をしている間は、消費税は上げません。

 先日、ある有名な会社の社長をしていた人から、いいことを聞きました。 入社試験で、どういう若い人を採って、入社した人たちにどんなことをいう のですかと聞いたら、3つしか言わないと。人間、明るく、元気に、声が大 きければ何とかなると。これだと。こういう人は必ずまわりから好かれ、好 感を持たれる。元気が出る。確かにそうですね。明るく、元気で、声が大き いと。逆を言うと、暗くて、元気がなくて、声が小さいと、まわりも沈んで しまう。なるほど、社長の言葉はいいなと思いました。

 総理になってみると、重圧とか緊張というのは予想以上ですよ。毎日、そ の重圧と緊張の中で過ごしていますけれどもね。そのときどきで全力を尽く すということでやっています。

 どれが大事かというのは人によって違いますけれども、総理大臣になると 全部が大事になってしまうんです。各役所の重点事項は全部違います。それ ぞれの人が大事と思うことは全部大事になってきますから、気が抜けないん ですね、気が抜けないからこそ、休みのときはゆっくり寝ているということ になるんですが、何やっても批判されますけれども、そのときどきは、これ は正しいと思って決断するしかないんです。そういう気持ちで、結果、責任 は自分がとろうという気持ちで毎日送っております。

 ストレスがどうかと、何がどうしてと迷っていると次のストレスが来ます から、新しいストレスが古いストレスを追放してくれるんですよ。だから、 くよくよしている暇はないんですよ。そういうのが健康法かな。

(マド)メルマガ100号記念企画「らいおんミーティングin官邸」は、非常に長いメルマガ文章でした。
まず、全体に好印象の意見ばかり。やはり、3000名の中からの20人官邸に呼ばれたという方々は、現内閣に対しプラス思考の考えをお持ちの方々ばかりだったのでしょう。

確かに悲観的になったり、否定的になって文句ばかり繰り返し言い続ける野党との問答よりは、読める内容でした。

しかし、問題山積のこの世の中、小泉内閣メルマガ100号記念の内容を読まれた一般市民の多くは、次期総裁選での他の候補(静香ちゃんも)には総理を任せられないし、かと言って現在のこの経済状況をすぐにどうこう出来る訳もなく、結局のところ小泉さんにお願いするしかないのか〜、と少しため息が出る感じでしょう。
経済問題の根底にある消費拡大を阪神の優勝に頼んだりしたくなります。
唯一の明るい話題である、イチローやゴジラ松井のアメリカでの活躍で日本人である誇りを再確認し、「よっしゃ、自分も頑張らないと。」と自分に喝を入れたり。
相次ぐ増税でサラリーマン中高年のお父さんのやるせなさがうかがえます。

メルマガでは、差し障りのないというか、無難なコメントを寄せる小泉さん。
しかし、こんな日本に誰がしたかと言うと、そもそもバブル崩壊後の政治の中枢にいた人達なんですよ。
その人達が何の責任も取らないで、いつまでも政治家として企業の相談役の様にぶら下っていたり、会社での年功序列が無くなりつつあるというのに、国会だけ、政治の世界だけに根強く年功序列が生き残っている。
小泉さんを責めるのはそもそもおかしいのですよ。やっぱり私は小泉さんにエールを送りたいですね。




●「命」の尊さ2003.7.17ページTOPへ
先日の長崎の事件、4歳の幼児の命を12歳の中学生が奪ったという悲惨 な事件には大きなショックを受けました。最愛のお子さんを失った親御さん の悲しみや無念さを思うと、胸が痛み言葉もありません。

 最近少年犯罪が凶悪化、低年齢化する傾向がありますが、どうしてなのか。 今回の事件の背景もいろいろな問題があると思います。

 先週の金曜日に、各大臣に少年犯罪に対する総合的な対応策を検討するよ う指示しました。治安の問題だけではなくて、学校教育の面で反省すべきこ とはないのか、地域社会がもっと協力して少年たちの成長を見守ることはで きないのだろうか、そして家庭での親子の関係でもっと気をつけることはな いのだろうか。考えなくてはいけない問題はたくさんあります。

 今回の事件では、加害者は14歳未満の中学生なので、刑罰を科すことは ありませんが、加害者の人権保護だけでなく、被害者の立場にももっと配慮 しなければいけません。

 先日犯罪被害者の会の代表の方々とお会いしましたが、「家族を亡くして もどういう状況だったのかまったく捜査の状況がわからない」と憤慨してお られました。捜査や裁判を被害者の立場をもっと重視して進めるようにする にはどうしたらよいか、早速検討を指示しました。

 子供たちは、明日の日本を支える私たちの大切な宝です。子供たちがみん な明るく元気にやっていける社会の実現をめざして、力を尽くしていきたい と思います。

 昨日、大リーグのオールスターゲームが行われました。7対6のいい試合 でしたが、松井、イチロー両選手が打撃に守備に活躍し、長谷川選手も打た れはしましたがいいピッチングを見せました。異なる環境の中でプレッシャ ーも大きいと思いますが、そういう中で自分の持てる力を発揮して、実績を あげ、ファンの人気をつかむのは大変なことだと思います。野球以外でも世 界で活躍しているスポーツ選手はたくさんいます。みんながんばって欲しい ですね。

(マド)最近少年犯罪が凶悪化、低年齢化する傾向がありますが、どうしてなのか本当に分かりません。

先日、教育テレビで「アジアの子どもたち」という番組を見ました。
母親が盲目の祖母と2歳の息子の生活を支える為に、まだ10代の少女を人身売買に出し、食料と引き換えにするという話しでした。
売られた先で少女は物乞いや売春をさせられるのです。
しかし、運良くNGOに発見され、保護施設に収容されました。
その時少女は、NGOに「家に戻りたいですか?」と質問され、「母が働く間、盲目の祖母の面倒は私が看なければならないから、戻りたい。」と答えていました。少女の本心ではなく、母に気を遣ったのでしょう。
母はゴミ置き場のゴミを拾って売り歩いて生活を支えていたからです。

NGOに保護された知らせを聞き、その後母親は施設からこっそり少女を連れ戻しました。食料をもらってしまったので、少女が売られた先を逃げ出すと困るというのです。
その後再び保護されましたが、ある日、保護施設で少女は元気が無く立ちすくんでいました。その日の朝、母親が少女に別れを言いに来たのです。
もう、スラム街から、少女の母や祖母、弟の姿はありませんでした。
天涯孤独になってしまった少女に、もう一度質問しました。「家に戻りたいですか?」すると泣きながら、「ここに居たい。」と言いました。

NGOは未成年の保護はしますが、その親の生活までは手が回らないのです。貧富の差、比較的貧しい人が多いと社会的に問題が発生します。窃盗や人身売買などです。
しかし、日本と比べて、子供が家族思い、親思いです。生きる為に家族が一致団結しないといけないからです。
現在の日本では、貧富の差もさほど無いし、世界的に失業率も高い方とは言えません。
ではなぜ、こんなに少年犯罪が凶悪化、低年齢化するのでしょうか?
答えは、生活を豊かにするために大人が働きすぎで、子供の成長に大切な親子のふれあいの時間が少ないせいでしょう。
日本の場合、家族の経済状況を子供に教えない親が多いと思います。何も心配しないで、人並みなものを買い与える、その為に親は働きまくると言った感じです。
日本人の親は、子供に何不自由無しにすくすく育ってほしいと思っています。
ある車のCMで「モノより思い出」とうたっていますが、日本では子供の教育について、もう一度じっくり考え直す時期が来ているように思います。




●歳出改革2003.9.4ページTOPへ
9月にはいって、霞ヶ関の各省が財務省に予算要求をして、いよいよ来年 度の予算案づくりに向けた折衝が始まりました。これから12月まで折衝を 重ねて、政府案を作っていくことになります。

 総理大臣に就任してから3回目の予算づくりです。私は、就任以来、「民 間にできることは民間に」「地方にできることは地方に」という基本方針で、 予算の無駄遣いを徹底的になくす歳出改革を進めてきました。

 たとえば、道路公団のつくる高速道路の非常電話は、いままで専用のもの を買っていて、一箇所約250万円かかりました。これを15年度から携帯 電話などを利用して、一箇所約40万円でできるように合理化しました。

 ほかにも、予算の使い道を一から洗いなおして、必要な予算についても一 つひとつのコストを徹底的に見直して、この二年間で公共事業予算を14%、 1.5兆円節約しました。

 一方で、明日の日本の発展を支える科学技術予算は、厳しい状況の中でも 増額し、使い道は役所任せにしないで、ノーベル賞学者の白川先生をはじめ 専門家の方々にお願いして、一つひとつチェックしてもらっています。

 最近、若者の間でフリーターという正規の社員でなくてアルバイトを続け ている人たちが増えていますが、いまや若者たちの失業率は9.4%にまで 上昇していて、とても心配しています。

 これを何とかできないかということで、雇用を担当する坂口大臣、雇う側 の産業を担当する平沼大臣、学校教育を担当する遠山大臣と内閣府の竹中大 臣の四人で相談してもらいました。

 雇用と産業と学校の三つの分野が協力して、小中学校時代から授業の中で 仕事の体験をできるようにしたり、自分にぴったりの就職先を選べるように 一定期間、試しに就職できるような仕組みをつくったり、大人向けのハロー ワークとは別に若者向けの職業紹介の場所を地域ぐるみでつくったりと、各 省のタテ割りを超えて、予算と規制改革などを組み合わせて、今までできな かった対策を効率的に実施できるようにしていきます。

 予算の歳出改革、来年度予算についても厳しく続けて行くつもりです。

 先週北京で行われた日本、アメリカ、韓国、中国、ロシア、北朝鮮の代表 による6カ国協議では、日本は、「拉致の問題、核やミサイルの問題を包括 的、総合的に解決していかなければならない。」という日本の立場をはっき りと主張しました。

 6カ国協議の合間に日本と北朝鮮の代表の間で何度か話し合いました。日 本の主張に対して、北朝鮮側は、「日朝間には日朝平壌宣言というしっかり した基礎がある。拉致問題を含めた日朝間の問題は、宣言にそって一つひと つ解決していきたい。双方が日朝平壌宣言を履行していくことが重要だ。」 とこたえています。

日朝平壌宣言を基本にして進めるという日本の立場に全く変わりはありま せん。アメリカ、韓国などと協力しながら、拉致を含めた包括的な解決に向 け、粘り強く努力していきます。

 昨日、人間ドックで内視鏡検査をしたところ、大腸に良性のポリープが見 つかったので、ただちに切除してもらいました。きのう一日安静にして、今 日からいつもどおり執務しています。

 食欲の秋ですが、皆さんも健康に気をつけて、楽しく過ごしてください。

(マド)総裁選のお蔭で、連日テレビ出演やら地方に飛んで演説やらで総理と他の御三方は、超ハードスケジュールで大変だと思いますが、メルマガでは総裁選より、来年度の予算案づくりに向けた折衝を坦々とこなそうとしている姿勢が、小泉さんらしいなぁと、思いました。

そもそも総裁選でこれだけテレビ出演をするようになったのも、アメリカなどの影響なのでしょう。
マスコミを巻き込んで、総裁選4候補者大討論会と銘打って毎日のようにやっています。

こうも、毎日テレビに出ていたんじゃあ、なんだか昔の国会議員が持っていたような威厳が無くなってしまうなぁ。これも時代の流れなんだろうね。

それは置いといて、若者の失業率が9.4%にまで上昇しているという事に大変驚きました。
それに当然の年金問題、本当に日本の将来って危ないんだ、って感じます。少子高齢化で、将来にかけてどんどん税収も落ち込む一方です。
支払った合計金額より多く受け取れるという、国民年金ってどんな仕組みなの?
若い人は払わない人が増えているって言うじゃないの、郵便局で投資信託といいますが、自分で銘柄を選ばず、人任せで株に投資して儲かるはずが無い気もします。

他の三候補のどなたが総理になっても、あまり明るい将来が来るとは思えません。
はやり、「他に適任者がいないから。」という理由で、次期総理も小泉さんが適任なんだろうなぁ。
お金やしがらみに縁遠く、清いイメージなんですよね。森派だけど... 。小泉総理が次期総理に再選されるだろうと思います。




●バリ島から、東アジアの協力に向けて2003.10.9ページTOPへ
バリ島から、東アジアの協力に向けて

 6日(月)の夜からインドネシアのバリ島で開かれた国際会議に出席し、 今朝、政府専用機で羽田に帰ってまいりました。

 今回の会議は、インドネシアなどアセアン10カ国と日本、中国、韓国の 首脳が年に一度、一堂に集まる「ASEAN+3」という会議で、東アジア 地域の平和と安定、発展に向けた協力について話し合いました。

 13カ国の首脳全員が参加する全体会合や夕食会のほかに、中国の温家宝 (おんかほう)首相、韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領ともそれぞれ会談 しました。  

日本とアセアン諸国との間の自由貿易協定を目指していくことなど、経済 や貿易の話題に加えて、東アジア地域の平和と安定をどうやって維持してい くのか、テロや海賊にどう立ち向かっていくのか、真剣な議論が行われまし た。

 北朝鮮に関しては、私から、核の問題、ミサイルの問題、拉致の問題を包 括的に解決して、日朝国交正常化を実施していくという日本の基本方針を改 めて説明し、各国の理解と協力を得ました。

 バリ島はちょうど雨期に入ったところでしたが、幸いほとんど雨に降られ ることもなく、美しい海ときれいな空気の中で、日本人観光客が楽しんでい る姿も見られ、うちとけた気持ちで話し合いをすることができました。

 バリ島では昨年10月、ディスコで起きた爆弾テロで日本人を含む外国人 観光客など200人以上が死亡しました。今回の主催国、インドネシアのメ ガワティ大統領が会議の場所にバリ島を選んだことには、テロに対して各国 が毅然として立ち向かわなければならない、そして安全なバリ島を取り戻し たい、そういう強い気持ちが込められているのだと思います。

 会議の合間に、遠くから、長く続く美しい砂浜を眺めながら、「平和と安 全は『タダ』ではない」、「私たちは力を合わせて平和と安全を守っていか なければならない」と痛感しました。

(マドメルマガのASEANでも総理は北朝鮮問題に触れています。
核の問題、ミサイルの問題、拉致の問題を包括的に解決して、日朝国交正常化を実施していくという日本の基本方針を改めて説明し、各国の理解を求めています。
安倍晋三さんと同様、依然進展しない拉致問題に対する同じようなコメントの繰り返しで、拉致被害者や家族会の皆さんもいらだちを隠せない状況だと思います。
さて、総裁選は、思った通り、小泉圧勝に終わりましたし、安倍晋三さんは幹事長にまでなってしまいましたね。
メルマガ編集長もお辞めになり、少し残念に感じます。
メルマガの感想を書きそびれている間に、いつの間にか衆院解散もしました。
そして与野党の各党首脳は街頭演説へ、テレビ出演へと走り、11月9日投票の総選挙に向けて、それぞれ主張を訴えています。
ということは、新潟のあの人が帰ってきます。
人情沙汰や、騒動が嫌いな一部の自民党支持層の人達にとっては、厄介なマスコミを騒がす眠り姫が起きてしまったと思われていそうですが、そもそも田中真紀子さんが外務省でのゴタゴタを起こして初めて、外務省改革が口火をきられたのではなかったか?
外務官僚に対する厳しい言動、NGO排除問題での鈴木議員とのやりとり、どれをとっても真紀子さんが女だから、問題視されただけで、同じ言動を男の人が言っていたら、さほど大きな報道にならない気がします。
指輪紛失問題については、「やっぱり女の人は駄目だ。」という批判を誘発する話題を策略をもって作り上げられていたような気がしてなりません。
まぁ、今更昔の話しを言っても仕方ないですが、今後もこういった「いじめ」が起こると思います。
こうメルマガの感想コメントを書いていると、実は真紀子ファンだったかのように、私の文章には彼女を擁護する部分が多い気がします。

国民の中にもひそかに期待している人が多いんじゃないでしょうか?




●悲観は気分、楽観は意志2004.2.12ページTOPへ
バリ島から、東アジアの協力に向けて

 イラク復興支援をおこなう陸上自衛隊の本隊の一部が、活動拠点となるイ ラク南部の都市サマーワに到着しました。

 今回の会議は、インドネシアなどアセアン10カ国と日本、中国、韓国の 首脳が年に一度、一堂に集まる「ASEAN+3」という会議で、東アジア 地域の平和と安定、発展に向けた協力について話し合いました。

 厳しい環境のなかでの自衛隊の諸君の活動が、イラクの人々から評価され、 歓迎されて、立派に任務を果たすことができるように、多くの国民が声援を 送っていただきたいと思います。政府も、全力をあげて、無事任務を果たす ことができるよう支援をしていきたいと思います。

 イラクへの自衛隊派遣については、賛否両論がありますけれども、これか らも国民の理解と協力を得られるように努力していかなければならないと思 っています。

 国会では、いよいよ16年度予算の審議が始まりました。日本経済は、一 部に明るい兆しが見えてきましたが、これを日本全国に、そして、大企業ば かりでなく中小企業にも広げて、力強い成長につなげていくのが小泉内閣の 課題です。金融改革、税制改革、規制改革、歳出改革などをさらに進めてま いります。

 BSEの問題や鳥インフルエンザなど、食の安全に不安を与える事件があ いついでおこっています。国内の牛丼屋さんでは、牛丼の販売を休止すると ころも出てきました。

 日本は、食の安全ということを第一に考えていますから、早く、安心して 牛丼が食べられるように、アメリカも対応して欲しいし、そのような対策を とって欲しいと日本はアメリカに働きかけています。

 一日も早く皆さんが安心して食べられるような状況になるように、これか らも努力していきたいと思います。

 7日の土曜日に、映画「シービスケット」を鑑賞しました。誰にでもすす めたくなる、素晴しい感動的な映画でした。

 「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。」

 フランスの哲学者アランの言葉です。悲観論からは何も生まれません。困 難に直面しても、ひるむことなく立ち向かって、危機をチャンスに変えてい く。こういう考え方で日々難局に臨んでいきたいと思います。

(マド)確かに、悲観論からは何も生まれません。しかし、ここにきてこの様な精神論を言われると、 国会では、予算の審議が始まりました。私は仕事のかたわら、ラジオにて聞いてますが、そんな中で、午前中に辻元清美被告に懲役2年、執行猶予5年(求刑・懲役2年)という有罪判決のニュースが入ってきました。 政策秘書給与を国からだまし取ったとして、詐欺罪に問われた社民党の元衆院議員・辻元清美被告、土井たか子前党首の元政策秘書・五島(本名・渡辺)昌子被告の判決が12日、東京地裁であった。。政治不信ならず、政治家不信になりそうです。


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