UP DATE 2001.02.24
平成13年2月23日。爆音号にJPSインテークチャンバーを装着していましたが
吸気系見直しのためエアークリーナー交換のパワーチェックをしたところ最高馬力が以前よりも下がっているような?
そこで吸気系の見直しのためインテークチャンバー交換によるパワーチェックをしました。

 

*** パワーチェックの詳細 ***

パワーチェックは次のケース1〜ケース2です。
ケース1  純正エアークリーナー+JPSインテークチャンバー
ケース2  純正エアークリーナー+純正インテークパイプ
パワーチェックは停止状態からD4レンジにシフト、アクセル全開で直線約1kmを走行し
ドライビングプロセッサーEJ−1により最高馬力、最高馬力までの到達タイム、0−400mタイム
そしてインテークチャンバーの効果があるといわれる低中速のパワーグラフを比較しました。
ケース1
純正エアークリーナー+JPSインテークチャンバーです。

エンジンルームに輝くピカピカタンクがカッコイイ!

純正エアークリーナーとの取り付け状態も良く
バッテリープラス端子とインテークチャンバーのクリアランスも
数センチあります。
ケース2
純正エアークリーナー+純正インテークパイプです。

純正インテークパイプは樹脂製で
手で握っても簡単につぶれるほど柔らかいです。

また中央部に長方形のエアータンクが付いています。
低中速域のパワーグラフの比較です。
ケース1
純正エアークリーナー+JPSインテークチャンバーの
低中速域のパワーグラフです。

シフトアップに応じてエンジン回転、速度、馬力の上昇が
グラフから読み取ることができます。

スタートから140m地点において
100ps/5312rpmを記録しています。 
ケース2
純正エアークリーナー+純正インテークパイプの
パワーグラフです。

ケース1と同じくスタートから140m地点において
98ps/5312rpmとインテークチャンバー装着時より
2ps低い値を記録しています。

またグラフの形状より1速、2速のパワーも
インテークチャンバー装着時の方が勝っています。

以上より、低中速域においてはインテークチャンバーは
有効であるといえます。
高速域のパワーグラフの比較です。
ケース1
純正エアークリーナー+JPSインテークチャンバーの
高速域のパワーグラフです。

最高馬力 102ps/5440rpm
最高馬力までの到達タイム 21秒00
0−400タイム 18秒91

前回のエアークリーナー交換のパワーチェック時より
0−400タイムが若干下回っていますが計測誤差の範囲です。
ケース2
純正エアークリーナー+純正インテークパイプの
高速域のパワーグラフです。

最高馬力 106ps/5568rpm
最高馬力までの到達タイム 22秒30
0−400タイム 19秒15

ケースと1比較して最大馬力が4psアップしていますが
最高馬力までの到達タイム、0−400タイムとも下回っています。

 

*** パワーの計測結果 ***

計測年月日 平成13年2月23日   天気晴れ   気温4度
    最高馬力 最高馬力までの
到達タイム
0−400タイム 備  考
ケース1  純正エアークリーナー
 +JPSインテークチャンバー
102ps 21秒00 18秒91  
ケース2  純正エアークリーナー
 +純正インテークパイプ
106ps 22秒30 19秒15  
純正エアークリーナー+JPSインテークチャンバーが純正インテークパイプに比べ最高馬力が4ps低くなっています。

最高馬力までの到達タイム、0−400タイムはインテークチャンバーの方が良く
インテークチャンバーによる低中速域のパワーアップの効果と思われます。

 

*** パワーチェックの考察 ***

・低中速域ではインテークチャンバーがパワーアップに作用しする。
・高速域ではインテークチャンバーが吸気抵抗となるのかパワーダウンする。


以上より、インテークチャンバーは低中速域のパワーアップに効果があるため
街乗りのストップ&ゴーなど低中速を多様する場合に特に有効と思われます。

ただし高速域ではインテークチャンバーが逆にパワーダウンの要因となりますが
ピークパワー時の若干の差なので実用上はほとんど影響がないと考えられます。

高速域でのさらなるパワーアップためには最大馬力向上に効果のある
パワーフロー等のエアークリーナーの交換が必要と思われます。

ますます進化!がんばれ初期型ステップ!
爆音号の今後の進化にこうご期待(^o^)/

 

*** 関連リンク ***

インテークチャンバー取り付け
さらなるパワーアップを目指してJPSインテークチャンバーを取り付けました。 

 


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