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月夜の晩、午後11時45分。 古びた雑居ビルの一室にある倒産寸前の小さな企画会社。 2000万円の裏金を納めた金庫を巡る3人の男の物語。 経理担当の尾崎(42)は、 別居中の妻とよりを戻して新生活を始めるために。 企画担当の平岡(23)は、 自分の企画を商品化して会社を立て直すために。 ガードマンの沢田(34)は、 自分の信じるカルト教団に捧げるために。 それぞれが切実な思いをもって金庫の中身を手に入れようとする。 しかし、争奪戦を繰り広げるうちに3人の間に奇妙な連帯感が芽生え、 平岡の企画を商品化するため一致団結することに。 異常な興奮のうちに一夜が開け、商品化のためのひな形が完成。 が、金庫の中の2000万円はすでに社長によって持ち逃げされた 後だった・・・。 自分の「大切なもの」への切ないほどの執着を描いたドタバタ劇。 |
1996年3月2日(土) アルテ・パティオ |
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照明 すずきこーた(Bo-tanz) |
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第2回公演(1997)『竹の間』/第3回公演(1998)『猛々しき人々』
/第4回公演(1999)『赤い薬』
第5回公演(2000)『独白王子』/第6回公演(2001)『ペコ』/第7回公演(2002)『サーキットの鹿』
第8回公演(2003)『タライの中の水』/第9回公演(2004)『サムライパン』