「買われたウェディング」 2011年2月5日発売 ティアラ文庫 プランタン出版 イラスト/すがはらりゅう先生 令嬢エリザベスは兄である伯爵のリチャードが破産寸前であることを知り、伯爵家を救うためにグレイスン商会の社主・ラファエルの一夜の妻になることを承諾する。ラファエルは貴族嫌いで有名な男。きっと貴族の娘である自分を辱めたいだけなのだ。しかし、エリザベスは二年前の舞踏会で彼に惹かれていた。その彼に抱かれ、屈辱と共に別のものも感じてしまう。彼を憎みつつも、身体は心を裏切っていく。 やがて、ラファエルは一夜だけでなく、彼女の運命をも弄ぼうとする。
「束縛の指輪」 2011年1月28日発売 ガッシュ文庫 海王社 イラスト/三池ろむこ先生 大学生の愁は超過保護なシスコンである高宮に誤解で殴られた。後日、高宮は謝罪し、そのお詫びの流れでデートのようなことをする。 高宮が経営するアンティーク・ジュエリーの店を見学しているとき、ふと愁は目についた指輪を何故だか自分の指にはめてしまう。しかし、それは不吉な言い伝えのある指輪で、それに魅入られた人間は不幸になるという。指輪はどうしても外れず、それから愁は事故に見舞われる。高宮は過保護本能を全開にして、愁を家に連れ帰り保護しまくるが、それがいつしか過剰なスキンシップとなっていき……。