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「強欲な求愛」
2010年12月21日発売
ローズキーノベルズ ブライト出版
イラスト/しおべり由生先生
祐真は5年前に別れた御崎と再会した。高校生の祐真と元家庭教師で大学生だった御崎とは相思相愛の恋人であったが、腹違いの兄に脅かされた祐真は嘘をついて別れなければならなかった。再会した御崎は冷たい眼差しで見つめてきて、幼い弟妹と病気がちの母親を守りながら貧困生活を送る祐真に手を差し伸べる代わりに、愛人になれと強要してくる。それは復讐のためだった。 |
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「ヴィクトリアン・ロマンス 夜は悪魔のような伯爵と」
2010年10月5日発売
ティアラ文庫 プランタン出版
イラスト/ひだかなみ先生
19世紀。英国。没落した子爵令嬢・セシリアは、後見人の伯父の悪巧みで老紳士の花嫁にされそうになり家を出た。ロンドンへと向かう途中、道に迷ったセシリアは冷酷な「悪魔伯爵」と呼ばれるグランデル伯爵に出会い、無理やり城に連れ込まれる。
「君の美貌に似合うドレスを贈ろう。それとも、宝石がいいか?」伯爵はセシリアを愛人にしようと誘惑してくるが、愛ある結婚を夢見るセシリアは抵抗する。しかし、キスをされると、身体は蕩けてきて……。これは危険な遊びなの?
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「難攻不落の後見人」
2010年9月28日発売
ガッシュ文庫 海王社
イラスト/いさき李果先生
大学生の達紀はゲイ疑惑のある後見人の徹を誘惑しようとしていた。何故なら徹は達紀を長い間、寄宿学校に押し込めて顧みようともしなかったからだ。復讐のため、誘惑して心を傷つけてやろうと思っていた達紀だったが、徹は思うようにはなびかない。そのうちに誘惑するのは復讐のためではなく、好きだからということに気づく。しかし、一旦、その気になった徹は達紀の手に負えない相手だった。 |
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「虜囚の誘惑」
2010年9月22日発売
ローズキーノベルズ ブライト出版
イラスト/宝井さき先生
卓哉は双子の弟・伸哉の身代わりとなり、浮気の謝罪をするため、彼の恋人である本条との待ち合わせ場所へと向かった。伸哉のふりをしていた卓哉は本条に酒を飲まされ、気がつけば人里離れた別荘へと誘拐されていた。そこで性根を叩き直してやると言われ、さまざまなエッチなお仕置きを受ける。いくら双子の兄だと言っても信じてもらえない。そのうちに、卓哉は弟の恋人であると判っていながら、本条のことが好きになってしまう。何故だか最後の一線を越えようとしない本条に、卓哉はもどかしいような複雑な想いを味わうことになって……。 |
雑誌掲載作品 |
「魔性の傷が癒える指」
2010年9月9日発売
「小説リンクス」10月号掲載
イラスト/青山十三先生
奏は掌に十字の傷跡を持つサイコメトラーだが、ドレスを着て「レディー・ジュリエット」と名乗り、占い師として活躍している。ある日、仕事で殺人犯と関わってしまい、それが原因で命の危険に晒され、山奥の超心理学研究所へと避難する。そこへやってきたのがオカルト雑誌のライター・斎木。彼は未解決事件の犯人を探すために、奏の能力を利用しようとしていた。断る奏をその気にしようと、斎木は誘惑してきて……。やがて、奏は自分の傷跡と斎木の心の闇は似たところから発生したものだと知る。「魔獣に魅入られた妖精」のリンク作。 |
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「恋の契約は偽りとともに」
2010年7月28日発売
ガッシュ文庫 海王社
イラスト/ホームラン・拳先生
二十歳のフリーター・尚也は唯一の身寄りであるギャンブル好きの叔父と暮らしていた。ある日、尚也は借金のために叔父の友人・遼司に一晩だけ身を売ることになる。ところが、遼司は気を変えて、尚也を家政夫として一ヶ月間働かせることに。ホッとしたのも束の間、尚也は約束を破った罰として無理やり抱かれてしまい、挙句の果てに愛人契約をすることになる。好きなのに、金だけで結ばれた関係が苦しくて……。
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「魔王のいいなずけ」
2010年7月13日発売
ダリア文庫 フロンティアワークス
イラスト/明神翼先生
二十歳の大学生・有馬芳人は事故に遭うところを、黒衣の男に非現実的な方法で助けてもらった。彼はアリステアと名乗り、魔王だという。そして、芳人が彼のいいなずけで、魔界に連れていくと言い張った。死んだ両親と契約を交わしたと言われたが、信じられない芳人はとりあえずアリステアを居候させることに。ところが、芳人はその後、命の危険に何度も晒されて、誰かに狙われていることに気づく。
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雑誌掲載作品 |
「魔獣に魅入られた妖精」
2010年3月9日発売
「小説リンクス」4月号掲載
イラスト/青山十三先生
天涯孤独の室橋千浦は透視能力と微弱なテレパシー能力を持ち、12歳から8年間、超心理学の研究施設に監禁されていた。たまたま研究施設を訪れた伏見瑛一と衝撃的に出会い、彼に助けを求める。伏見はある目的のために所長を脅し、千浦を家へと連れ帰った。一緒に暮らすうちに彼に惹かれていく千浦だったが、あるとき伏見の悪夢をテレパシーで感知してしまい……。
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「薔薇と血の咲き乱れる庭で」
2010年2月25日発売
アルルノベルズ ワンツーマガジン社
イラスト/織田涼歌先生
大学生の神野崇夜はイギリスに来ていた。十年前に母の遺体がボートに載せられて見つかった湖に花を手向け、その帰り道に霧に巻かれて薔薇の咲き乱れる庭へと迷い込む。そして、そこでギルバートという名の伯爵に出会った。
母を殺したのはヴァンパイヤだと信じていた崇夜だが、それを聞いたギルバートは迷信だと一笑に付す。しかし、「血の味を知っているか」と謎の問いかけをしてきて、唇を奪った。それは甘い香りのする不思議なキスで……。やがて、崇夜はギルバートの虜となっていく。 |
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「ゴージャスな下僕」
2010年1月28日発売
ガッシュ文庫 海王社
イラスト/楠木潤先生
万年ナンバー2ホストの向山佳宏は実家の倉からアンティークランプを持ち帰った。骨董趣味の高祖父のものだが、磨いてみると煙と共に出てきたのは、金髪碧眼の王子様風美貌の男・キリエだった。
本人は偉そうな態度でランプの精だと名乗ったものの、願いをかなえる気はなく、佳宏の家に住みつくことに。逆に佳宏が下僕のようにこき使われるので、キリエをホストクラブで働かせてみることにしたら、あっさりと憧れのナンバー1ホストの座を奪われてしまう。ところが、傷心の佳宏を慰めようと、いきなりキリエはキスをしてきて……。
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