はじめに

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駅名標のフォント 水戸支社


水戸支社管内はこのタイプに統一されています。フォントはモリサワの「見出ゴ MB31」です。ローマ字も和文と同じものを使っています。フォントだけから推測するに,秋田支社と同時期に整備したと思われます。水戸支社の駅名標はプラスチック製です。

問題はローマ字です。短いものは良いのですが,少しでも長くなると,長体にして強引に収めようとしています。少々見苦しい結果となっています。当駅と隣接駅のローマ字を一列に配置しているのが原因です。漢字とひらがなの間が空いていますので,他の支社のように,そこを詰めて,当駅のローマ字を一段下に配置すればだいぶまともになると思うのですが。
(磐城太田:10年3月)
(日立木:10年3月)


「いわき」駅も同じですが,ひらがなだけの駅名ですので,かなの「読み」はありません。5・6番線の南側に1箇所しかないようです。磐越東線仕様となっています。
(いわき:02年1月)


水郡線内では野木沢と里白石だけに設置されています。他の線区に比べて新しいものと思われます。
(野木沢:07年9月)


水郡線内の駅には,基本的にこのような駅名標が設置されています。デザインは水戸支社共通のものです。使用書体は常磐線内とは異なり,日本語部分には「ゴナ」をベースとした角ゴシック体,ローマ字にはHelveticaが使われています。
 なお,水戸線の一部の駅にも同様の駅名標が設置されています。
(磐城棚倉:08年7月)


一部の駅の,一部の駅名標は,壊されたためか交換されていました。和文書体としては「JTC ウインS 角ゴシック体」を使用しています。ローマ字は当駅は和文のものですが,隣接駅はHelveticaを使っています。こちらも,ローマ字を長体にして収めています。文字の配置は以前のものと全く同じです。
(磐城太田:10年3月)

水郡線の磐城塙駅・下りホーム1ヶ所だけに設置されているものは,一見して同様のデザインですが,隣接駅のローマ字が和文のものを使っています。
(磐城塙:07年9月)

水郡線・中豊駅と磐城石川駅(上り1ヶ所)のものは,日本語部分は「JTC ウインS 角ゴシック体」ですが,ローマ字部分には当駅も含めてHelveticaが使われています。
(中豊:10年7月)


常磐線・磐城太田駅の上りホームの1ヶ所,桃内駅下りホームの1ヶ所には「平成角ゴ」を使用した駅名標が設置されています。基本デザインは水戸支社管内と共通ですが,ローマ字の書体は和文の等幅のもの(いわゆる「半角」)を使用しており,あまり見栄えはしません。保護のためのプラスチック板がなく切り文字がむき出しで,急ごしらえの観があります。
(磐城太田:07年9月)


水郡線・磐城浅川駅の下りホームの1ヶ所,磐城塙駅下りホームの1ヶ所には「新ゴ」と「Helvetica」を使用した駅名標が設置されています。印刷で作成したものにプラスチックの保護板がかぶせてあります。路線愛称名の部分プラスチック板の上から貼っています。
(磐城浅川:12年6月)


水郡線・東館駅の駅名標はすべて「新ゴ」と「Helvetica」を使用したものに交換されています。ホーム改修の際に設置されたものと考えられます。切り文字で作成したものにプラスチック板がかぶせてあります。「し」の起筆部が新ゴのオリジナルではなく特徴的です。
(東館:12年6月)

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