U.Gallery
2.
晴れ渡った空の白い雲の間を一羽の鳥が優雅に横切る。
耳を澄ませば小川のせせらぎが聞こえ、澄みきった空気が爽やかに駆け抜けていく。
周囲は飽きるほどに平和で穏やかな時を刻んでいるのに、ベジータは一人、屈辱極まりない姿で畑に這いつくばっていた。
「くそったれ―――!!」
振り返ると、傍らの男の手には たった今、土から引き抜いた泥の付いたままの人参が握られている。男はそれを、当然の使い道の様にベジータの尻の穴に押し付けてきた。
「くッ・・・てめぇ、いい加減にしやがれッ!!」
「おめぇこそいい加減に反省しろよ。それとも、お仕置きされるのが楽しいのか?」
返事も待たずに悟空がずぶりと一気にベジータの奥へと人参を突き入れる。
「ン、ぁあっ!!!」
悟空の指で解された蕾は容易く開かされ、葉の付け根まで飲み込まされて、ざらりとした土の感触が奥まで届くのに、ベジータの躯がぞくりと震えた。
「ずいぶん旨そうに食うじゃねぇか。おめぇそんなに人参が好きか?」
まるで尻尾のように後孔から生える緑の葉を揺すりながら、悟空がニヤニヤと笑う。
「ふぁ・・・あ、イヤだ、こんな・・・」
「何が嫌なんだ?おめぇ全然嫌そうに見えねぇぞ」
人参の葉を束ねて握ると、悟空は地面から収穫するのと同じようにベジータの体内からずるりと引き抜き、そして再び、突き入れた。
「んっ・・・ああ、や・・・カカぁっ・・・ああァ・・・」
ベジータが土を掻き毟り、背を弓なりに反らせ、声を震わせながら、喘ぐ。既にそこには痛みは無く、受け入れ難い屈辱すら、快楽の渦に飲み込まれて行方知れずになってしまう。
悟空は淫らに乱れる同族の姿に興奮し、闇雲に抽挿を繰り返した。何度も、何度も、何度も。
そして、終にはベジータの体内で人参はポキリと折れてしまった―――。
「ど・・・どうしてくれるんだ!」
体内に残る違和感に不安と恐怖を滲ませてベジータが声を震わせる。
「知るかよ、おめぇが貪欲にぎゅうぎゅう咥え込むからだろ?俺の目の前でうんこするみてぇに息んで出しゃあいいんだ。ほら、やってみろよ」
舌舐めずりをしながら、悟空は意地悪く笑った。
「だ、誰が、そんなことを・・・!!」
「だったら、俺がおめぇの尻の穴に、腕突っ込んで引っ張り出してやろうか?」
「な・・・!」
絶句するベジータを一抱えに抱え込み、強引に四つん這いの姿勢をとらせる。悟空は暴れるベジータの逆立つ頭髪に手を突っ込むと、頭を鷲掴みにして屈辱に歪む顔を畑の土の上に押しつけた。
「おとなしくしてろよな」
握った拳を後ろに宛がい、少し強めに押し付けると、ベジータが恐怖に竦みあがる。
「ぐ・・・ぅ・・・っ、そんなの、はいんな・・っ・・・ああっ!」
「・・・さすがに無理そうだな。しょうがねぇ、指で届くかやってみるか」
悟空はあっさりと諦めて、拳を解くと指だけずぶりと後孔へ突っ込み、中をぐちゅぐちゅと掻き混ぜながら弄った。指先を奥へ伸ばすと目標物に触れたが、体内に取り残されえた人参の欠片はぬるりと滑って逃げてしまう。
「何だこれ・・・おめぇの中、ぬるぬるで掴めねぇぞ、あーあ・・・どんどん奥に入っちまう」
「ふ、ふざけるな、貴様ワザと・・・!」
「こりゃあ、病院行って取って貰わなきゃ駄目だな」
「びょ、病院だと!?」
屈辱と恐怖に泣き濡れたベジータの顔がサッと青ざめた。そんなベジータを更に追い詰めるように悟空が深刻な口調で語りだす。
「けど、流石の俺でも恥ずかしくて言えねぇや『尻の穴の中に人参突っ込まれて、取れなくなったから助けて下さい』なんて。おまけに、いっぱい人が見てる前で、処置台の上に載せられて下半身丸だしのまま脚を開かされ、見たこともねぇような道具を尻の穴に入れて腹ん中の人参を引っ張り出して貰わなきゃなんねぇんだもんな・・・」
可哀想に、とわざとらしく神妙な表情で悟空はベジータへ哀れみの目を向けた。悟空の言葉に、ベジータが半狂乱になりながら、躯を捩って暴れだす。
「ふ、ふざけるな!そんなことをされるくらいなら死んだ方がマシだ!!!」
「だったら、自分で頑張りゃいいだろ?ほら、今からでも遅くねぇ、気張ってみろ!」
悟空はベジータの尻を掴んで持ち上げ、形の良い双丘をぴしゃりと叩いた。
「っ・・・!」
思わず力が入って、後ろを締めてしまうと、体内に残った異物の存在があからさまに強調されて、ベジータの顔が不快感に歪む。汗の滲む泥で汚れた顔を真っ赤にしながら、ベジータは異物を押し出そうと下腹部に力を入れた。
「――――うーっ」
嫌でも排泄を連想させる行為に、脚が竦んで上手く力が入らない。
けれど、尻を高く掲げ、はしたなく綻んだ淫孔を陽の光の下に曝け出した屈辱極まりない体勢のまま、竦んだ脚で懸命に踏ん張る。
悟空の視線を痛いほどに感じ、息を詰めていきみながら、ベジータは気が遠くなりそうな羞恥にいっそ気を失ってしまえたらどれほど楽かとそればかりを考えていた。
絶望的な気分に嗚咽を堪え、土の上に毀れた涙の染みを隠そうと乱雑に掻き混ぜる。残念なことに、意識はとてもはっきりとしていた。戦闘民族として備わった頑丈な躯は、この程度で気を失うなど決して有り得ない。
「出てきて、良かったなぁ」
拾い上げた赤い欠片をベジータの目前に差し出しながら、悟空は目を細めてほくそ笑んだ。元々只の人参だったそれは、体液と泥に塗れた汚らわしいものにしか見えず、ベジータは苦しげに呻くと目を閉じて顔を背けた。
「こっち、見ろよ」
悟空が人参の欠片を放り捨てると、ベジータの顎を掴んで強引に振り向かせる。
「くっ・・・!」
「へぇ、また泣いてたんかベジータ。おめぇは本当に泣き虫だよな」
土で汚れた頬に浮かぶ涙の跡を、悟空は指で乱暴に擦って落とした。
「煩い、うるさい・・・!黙れ!!!」
カッとなって怒鳴ると、ベジータの眦から新しい涙が一滴零れ落ちる。そして、無意識に悟空に向かって振り上げた拳は、とても空しく相手の手の内に囚われた。
「なんだ、まだ暴れる元気があるんじゃねぇか」
悟空のぞっとするような冷たく、そして愉しげな声が、ベジータの心により一層の恐怖を沸き起こす。どうしようもない無力感に、もはや抵抗する気力すら奪われていた。
腕を捕まれ、また別の場所へと引きずられていく。凌辱に薄汚れたブーツが途中で片方脱げ落ちて、畑の中にぽつんと寂しく取り残された。
手入れを怠っているのか雑草の茂った裏庭に投げ出されると、両腕を後ろで絡め取られて、足元に放置されていた園芸用の細い麻縄でぐるぐると縛られる。麻糸を縒り合わせて作られた縄は普通の人間には容易に千切れるものではなかったが、ベジータにとっては糸屑も同然の脆さだった。しかし、縄の強度の問題ではなく、悟空の発する狂気に打たれて戒めから逃れる術が微塵も判らない。
「少しは反省したみてぇだな。けど、こんなもんじゃ終わらないぜ?」
悟空は力無く横たわったベジータの髪を掴んで引き起こすと、右足の膝を折り、足首と太股とを一つに縄で束ねて、その縄の端を庭の木の枝に括りつけた。そして、左足も同様に縛ると、余った縄の端を脇の庭石にぐるりと巻きつける。
強制的に開かされた脚の間で濡れそぼった性器が剥き出しとなり、赤く熟れた状態の奥まった箇所まで暴かれて、とっくに粉々にされた筈のプライドが再びベジータを苛んだ。
「こんな・・・こんなことをして貴様は何か楽しいのか!?」
腹の底から必死で声を絞り出す。けれど、悟空はその叫びを一笑に付した。
「勘違いするなよ、俺はおめぇにお仕置きをしてんだ。楽しむのはそのついでだ」
「く・・・っ、この、変態め・・・!」
「だからさ、それはおめぇも同じだろ?ま、流石のおめぇもすっかり前の方は萎えちまったみてぇだけどな」
曝け出されたベジータの躯の中心で、力無くだらりと垂れ下がった肉塊に悟空が物足りなさげな視線を向ける。
「あっ・・・当たり前だろう、こんなことをされて勃つものか!!」
「なら、おめぇのやらしい孔ん中に俺の指を突っ込んでぐちゃぐちゃに掻き混ぜてみようか?そうすれば、直ぐに勃つもんなぁ?」
「な・・・!い、嫌だ、こんな格好で・・・」
言葉で煽りながら悟空が中心へと手を伸ばすと、ベジータは自由になる首を左右に振って拒絶の意思を示す。それでも、やはり悟空は一笑に付すのみだ。
「こんな格好でなければ良いのか?」
「ち、違う!けど、こんな格好でされるのはもっと嫌だ・・・!」
「素直じゃねぇな。嫌なら縄なんて、おめぇの力で簡単に千切れるじゃねぇか」
より一層激しく、頭を横に振るベジータに、悟空は、さも簡単なことのように返してくる。
――――そうだ、縄を千切ることは簡単だ。
けれど、その後のことは恐ろしくて考えたくは無い。俯いて黙り込むベジータに、悟空は更に言う。
「なぁ、本当はこんな風に全部を俺の良いようにされて、恥ずかしい部分を見られながら気持ち良くなりてぇんだろ?」
「なん・・・だと?」
言葉の意味を反芻して、ベジータの表情が見る見るうちに凍りついた。
―――馬鹿な。
そんなことが、あるはずが無い。
そんなものは、己の強さに酔いしれた悟空の、思いあがった倨傲たる妄想だ。
「ふざけるな――――っ!!」
絶叫と共に麻縄を引き千切ると、後先のことも忘れてベジータは悟空に飛び掛っていた。
「・・・っ、あ・・・ァっ・・・・・んっ、あぁっ、ぁんっ・・」
羽を擦り高い音を奏でる何かの虫の声と共に、山奥の一軒家の裏庭には不釣合いな乱れた嬌声が響く。
悟空の上に飛び掛ったベジータは、容易くその位置を逆転され、大きな躯に組み伏せられ、乱暴なその手で喘がされていた。
「ほらみろ、やっぱり簡単に勃ったじゃねぇか」
ぐちゅぐちゅと淫らな水音を鳴らしながら悟空が節くれ立った太い指でベジータの後孔を犯す。前など触らずとも、ベジータの躯は後ろの刺激だけでしっかりと快楽を拾い、腹に付きそうな程 反り上がった竿の先からはしたなく雫を垂らしていた。柔らかな襞を押し広げ、擦り上げ突き上げる指に、陰茎はビクビクと脈打ち、だらしなく開いた口から涎が毀れ、悲鳴が上がる。
「ぁあああっ――――カカ、カカぁっ・・・も、止め・・・」
「止める?止めていいのか?もっと欲しいの言い間違いだよなぁ?」
ぐいと、根元深くまで指を埋めると、悟空は中を弄ってベジータの快楽点を探り当てた。そこに悟空の指の先が触れただけで、ベジータの躯がびくんと跳ねる。暴れられないようにベジータをしっかりと押さえ直すと、悟空は指先を折り曲げて引っかくようにしこりを強く押し込んだ。
「ひ、ぁあっッ!」
強すぎる刺激に、一瞬息も止まる。
悟空が容赦なくベジータの快楽点をコリコリと揉みしだくのに、逃れようと躯を捩ればより一層強く押さえ込まれて、激しく指で擦り上げられた。もはや、快楽なのか痛みなのか区別のつかなくなった感覚に、全身がガクガクと震え、意識は混濁して行く。そのうちに悟空の執拗な責めに痛覚は麻痺して、後には狂おしい程の快楽ばかりが残った。
「ああッ、あっ、あっ・・・」
押さえ込まれずとも自分から脚を広げて、仰向けの身体は突き上げのリズムに合わせてベジータの意思で前後に揺れる。
「素直になってきたじゃねぇか」
悟空は満足そうに表情を緩めながら、指を激しく抽挿させた。
「んっ、く・・・ぁ、ああ――――」
射精のときを待ち侘びて、ベジータが悟空に身を委ねたまま、瞼を固く閉ざす。はちきれんばかりに勃ちあがった陰茎は、ほんの少しの刺激を与えれば、あっさりと達してしまうはずだ。
けれど、待ち侘びる僅かの刺激はいつまでも与えられる様子は無い。
「うぅ――――っ」
汗の滲む額に眉を寄せ、苦しげにベジータが呻くと、悟空は唐突に指を引き抜いた。
――――どうして?
まるで大切な何かを失ったかのように、ベジータの後孔は絶望感と喪失感にぽっかり開いたまま、ひくひくと入り口の襞が収縮を繰り返す。それは誇り高き戦闘民族の王子には有るまじき、この上なく惨めで、けれど、途轍もなく凄艶な様であった。
「カカロット・・・?」
見上げる失意の眼差しに、悟空が興奮に上ずった声で返す。
「どうして欲しいかちゃんと言ってみろよ。上手に言えたら望みを叶えてやっても良いんだぜ」
「い・・・嫌だ、そんな事 言えるか!!」
反射的に、拒絶の言葉がベジータの口を突いた。
「そんな事って どんな事だ?へぇ・・・おめぇ、クチでは言えねぇような恥ずかしい事を俺にして貰いてぇんか?」
「う・・・っ・・・!そ、それは・・・っ」
言葉に詰まったまま、何故、そんなに意地の悪いことばかりを言うんだと、ベジータは悟空を見上げながら大粒の涙をぽろぽろと零した。
もう、限界だった。口には出来ない想いの代わりに、涙がとめどなく溢れてくる。
「・・・何だよ、泣いたって、許してやらねぇんだからな」
微かに動揺を含んだ声で答えると、悟空がベジータの頬を流れる涙を乱暴に拭ってきた。けれど、際限なく流れる涙に処理は追いつかず、悟空は唇を眦に寄せると直接に零れる雫を吸い上げてくる。
「あっ・・・・・ン」
思わず、甘ったるい声が口から漏れた。同時に、ぞくりと背筋に戦慄が走りぬける。
酷薄な言葉ばかりを並べる悟空の唇は、柔らかくて、暖かくて、そして少し震えていた。
乱暴なばかりだった悟空の掌が、不意に優しい動きで肩を撫でる。
悟空に触れられた箇所が火傷したように熱く、全身の体温は上昇し、鼓動も早くなっていく。
もっと欲しい・・・カカロットが欲しい。
奥まで突っ込んでぐちゃぐちゃに掻き混ぜて欲しい――――!
心の底からそう思ったら、涙はもう流れてはこなかった。
もここ様 / LASKA!

back
U.illust/Novel / イラスト小説
BBS / 掲示板