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サスペンションのチューニング2
1999/7/4「2.4qのリヤスタビ」 CyberGecko complete ! への道はまだまだつづく。 以前から気になっていたというか、KONIでは解決しきれなかった凸凹道での横揺れ。 本来片輪だけで吸収すべき衝撃がワンテンポ遅れて反対側の車輪に伝搬していて、これがどうにもひょこひょこ感の 基の様に考えたのです。(特にリヤの動きが大きく、これがボディを介してフロントにも伝搬?) 具体的な表現をすれば、凸凹道の直進時に必要以上と思われる横揺れを感じる。もう少しいうなら、カーブの手前で 凸凹があった場合にハンドルを切るタイミングの自由度がなくなる。という感じです。 ・・・げに、平らなところでは抜群なんですが・・・・。 フロントのスタビを強化して、無理矢理押さえ込む方法もあるかと思ったのですが、とりあえずリヤのスタビを弱く してみた。このリヤスタビの剛性を弱くする事で、挙動がどうなるか?の確認が今回の目的。 掟破りの様に思えたけれど、私的にはどうにもスタビが効きすぎの感が強かった・・・。 とりあえず、ものすごく気になるリヤから・・・・。 正直、ロール剛性を下げるのは迷いもあったのですが、あくまで目指すは直線でもCyberGecko。 予想していた弊害は、リヤのロール剛性が落ちた事によりアンダーステアが大きくなると思ってたのですが、これは そう気にする程では無く、ほっとするやら・・・でも、ちょっと疑問です。まだ、近所のワインディングロードと雨 の首都高環状線を走った程度なので結論を出せる段階ではないですが、方向的には間違って無さそうです。 凸凹道での直進時の横揺れ&カーブのアプローチも大夫楽になったような気がします。 今はもう少し走ってみるのと、フロントのスタビも2.4qの物に交換してみる気になってます。 それにしても、タイヤは失敗した様です。 1999/7/18「前後ノーマルスタビは失敗?」 今日、フロントのスタビも1.8Tqのノーマル仕様にしました。(+フロント補強バー同時装着)そこで、とりあえず高速道路を走ってみました。 直線では、思った通り結構いい感じになったのですが横羽線を走った時に事態は深刻になりました。ハンドル切り始めの レスポンスが明らかに悪化してしまった。(もともと、拳一個分はハンドルの感触に曖昧なところが新車の時からあった が、今まではそれでも車がレスポンスしていたのに完全にワンテンポ遅れる様になってしまいました・・・。) これは、リヤのスタビを柔らかくした時にもあったのですが逆にフロントのしっかり感が強調されて妥協できそうだった。 今回の前後ノーマルスタビは、もはや私の許容限度を超えてしまったのです。 (といってもリヤは2.4q用なので、完全な純正組み合わせではないのです。) これでは、ウレタン補強でリヤタイヤのレスポンスが良くなったのが台無し・・・。曲がり道でのCyberGeckoが、ど こにいったの? それでも、気を取り直してだめだと思いつつも冷静に挙動をチェックしてみると、フロントサスの動きは大夫良くなってい る。今まで、フロントがすべる時はダーっといってしまいそうな感じだったが、ロールで吸収する様になったと感じた。 (勝手にフロントに荷重が移る様になった?)確かに、前輪のグリップは落ちた様にも思うが、なんとなく滑りながらも曲 がって行く様に感じる。事実、高速道路のランプなんか、もう限界かな?と思ってもむにゅむにゅと曲がる様になっている。 (それでも、リヤの踏ん張り感が無くなったのを顕著に感じられる様になった。) これで、なんとなくイメージができてきました。 「曲がり道でのCyberGeckoはリヤタイヤの荷重をいかに抜かないか。」 ・・・・にあった様に思います。(ゴルフ2は、この辺が甘かったかもしれません。) 従って、次に試すのは「リヤスタビ」だけをスポーツ仕様にもどす。これが、結構私の好みに合うかもしれない・・。 (=直線凸凹道でのフラット感が許容できるかが、問題なのですが・・・・。) さてさて、いつやろうか? 1999/7/19「リヤスタビを基にもどす。」 今日、たまらずリヤスタビを基のスポーツサスにもどした。これでとりあえず4通り全てのマトリクスをこなした事になった。 結論は、まだ早いですが、Fr:1.8Tq/normal+Rr:1.8Tq/sportで、なかなかいい状態になりました。今まで、直線凸凹道で のぶんぶんと車が必要以上に振られるのはリヤの納まりが悪いからだと思っていたのですがそうでもなさそう。フラットな挙動に はなっていませんが、凸凹以上に揺れがあったのがほぼ気にならないレベルにはなりました。(=凸凹なり)もしかしたら、フロ ントのスタビがリヤの動きに反応して、必要以上に振られていたのかもしれません。(リヤのスタビを2.4qの柔らかい物にし た時は、単純にリヤの動きが少なくなってフロントへの伝達量が減ったせいかもしれない。)この辺は、ホイールベースが短いA 4ならではの話しの様な気がします。 明日は、audiCLUBjapanのオフミが箱根であるのでこの仕様の結論が出せそうです。箱根と首都高でokならたいがいの所は 問題ないと思っています。但し、補強バーは一度はずして効果(弊害?)を確認してみる必要ありそうです。(やっぱり、段差の 突き上げが大きくなった様に感じるのです。スタビを柔らかくしたのに・・?) これで、うまくいくと前後/横方向共ともに自分好みのバランスがとれてほぼ完成です。 1999/7/24「とりあえず、足周り完了・・・・・・・?」 箱根での自分の車。前後のピッチングバランスと左右のひょこひょこ感はほぼ満足できる状態です。カーブの切り返しもリヤ のスタビを戻した事で復活。カーブ出口でアクセルを踏んだ時のリヤにトラクションが、掛かる感じも復活。すぱっとハンドル をきった時のフロントの動きは若干にぶくも感じるが、これは、タイヤで解決できそうだし。 んひゃひゃ・・・・といいたい所ですが、この日、オフミで試乗した99.5モデルのギャップのいなし方があまりにすばら しく、なんか・・。特に凸凹での縮み側の動きはお見事としかいいようがなかったです。それにしても、フロントの補強バーは この辺に関しては、やはり失敗かもしれない。中央床面の補強もしてみてどうなるかの確認必要ありの様です。(但し、Tq用 にはこの純正部品は無い様です。=マフラーが床面より下がってる) S4を確認したら、やはりメンバーに直接ついていた。フロントのスタビライザーを柔らかくして段差の突き上げショックが 大きくなるのは理解できないので、やはりあの補強バーが原因としか思えない。それでも、段差の突き上げ感が増えたのを別に すれば、ほぼ満足できる状態になった。 このセッティングに合わせて、空気圧を変更しました。 とりあえず、足周りはこれで一段落。(と思ったのですが、フロントの補強バーはずしました。7/25) 1999/9/5「5万キロリフレッシュ計画」 どこをどう走ると、1年半で5万キロも走ってしまうのか我ながら少々あきれぎみの今日この頃。 5万キロ走れば、これはもうりっぱな中古車。特別に必要性を感じる程では無いにしろ、99.5モデルの成熟ぶりに正直 唖然としたのも事実。という事で現在リフレッシュ計画を練っている最中。 具体的には、ブッシュ類の交換を考えてるのだ。最近妙に仕事が忙しく今日も午後から休日出勤。中途半端な午前中の時間 を利用してディーラに行ってきました。 工場長に相談に乗って頂き、とりあえずフロント周りをやる事にしました。 リヤは体感的にそう変わっている様に感じなかったのと、一気にやる金銭的余裕もないのが理由です。 そこで、候補は・・・。 1,フロントサスペンション、ロアアームとアッパーアームのブッシュ。 2,メンバーのブッシュ。 3,エンジンとミッションのマウント。 現在、見積もりを依頼中。実施は9月末か10月くらいの少し涼しくなってから。 いつも、工場長にはご面倒かけて申し訳なく思います。 1999/12/19「5万キロリフレッシュ計画」 ついに、ブッシュ交換が終了した。私の場合99.5モデル(=S4)のブッシュに交換してみた。 結論は、結構いいかもしれない。今回はブッシュの効果をみる為にメンバーの補強バーは取り付けていない。 ブッシュの効能は、全体にマイルド方向に振られてきたというのが感じられる。っていうと普通の車になってしまった様 に思えるが、あながちそうでも無さそうである。ハンドルをきった時のGの立ち上がりがスムーズになった様だというと あてはまるかも知れない。 こぶし一個分の不感帯が大夫影を潜めたと言えば99.5モデル以前の方には良く分かって頂ける様な気がする。 また、懐が深い足周りになったといっても過言では無いように思う。但し、99.5モデルで感じたステアリングの支持 剛性感には及ばなかったので、あれはやはりステアリングギヤボックスやステアリングリンクの改良と合わせ技の効果では ないかと改めて思う。いずれにしてもある程度Gが立ち上がってからのフロントタイヤのグリップは向上していると感じら れるし、完全とはいえないまでも車のフラット感も向上しているのが感じられる。 ・・・やはりA4のサスペンション構造はロアアームの付け根の支持剛性?にポイントがある様だ。 そういえば、このブッシュ交換をする直前に足周りから「ぎしぎし」と歯が浮く様な音がし始めていた。hondaさんの 運営するHP、audi-japan-clubのメーリングリストでも話題になっていた項目だと思うがこれの原因はロアアームのリンク にある様で、「なんとアームassy交換!」これは痛い・・・。これだけの発生頻度があるのだから部品での供給をぜひ検討 してもらいたい。(ロアアーム1本で約5万円!くらい)、 なぜなら、これは車を手放す充分な理由になりそうだから・・。 2000/6/9「6.4万キロリフレッシュ計画2」 今回の整備で、リヤ周りのブッシュも交換してみた。個人的にはやっぱりリヤタイヤが肝と感じます。 最近は、めっきり市街地走行や高速のんびり走行がほとんどなのでダンパーの減水力を下げたのはあながち正解だった。 なんて思う今日この頃なのです。本来フロントメンバーの補強バーを追加する予定だったんですが、ディーラの方もまさか 二本もつける(メンバーブラケットに今一本ついていて、もう一本はメンバー自体に追加する予定。)とは思われなかった らしく次回持ち越しになってしまった・・・。メンバーにこの補強バーをつけると段差の突き上げは悪化するけれど、それ さえ除けば、もう完璧に近い状態になる事を実験済みなのと、ブッシュ周りを99.5モデルに変更、かつメンバーブラケット にも補強バーをつけてあるのでこれは結構期待してますです。そういえば一年点検でブレーキパッドを前後交換したのですが これって、新車を思い返してもフィーリングがかなり違う感じです。99.5モデルのフィーリングに若干近づいた様な 気がします。あの車は確かサーボ自体も違うのでまったく同じではないですが、この感じ結構良さそうです。 高速からの減速はまだ試していませんが、市街地程度のブレーキングの時に「かくん」と効く感じが薄まりいい感じで減速 します。オーバーサーボの感は相変わらずですが、色々な脚力の人が乗る事を想定した乗用車である以上これはそういう もんだとあきらめ?ますです。 ・・・そういえば、ノンサーボのウエストフィールドに乗った時最初ブレーキが全然効かない!っとびっくり仰天した 事を思い出しました。