1/3の行動記録

天候 快晴 コースタイム
7:00 起床
10:00 ホロンボハット発
11:20 一本
11:30 発
12:45 樹林帯に入る
13:15 マンダラハット
14:30 発
15:10 ポーター専用道分岐
16:40 マラングゲート
17:40 発
17:50 ホテル カプリコーン
ホロンボハット⇒マンダラハット⇒マラング
昨日の頂上アタックの疲れで熟睡することができ、目が覚めると非常に爽快な気分。日の出を見るために、起床時間より早い6:10に起きてロッジの外に出た。既に早起きの外国人達がカメラを構えて待機している。6:18快晴の空のもと、雲海の中から日が昇る。キボ峰、マウェンジ峰が朝日に染まる。そう言えば、20年前も頂上アタックの翌日に、この同じ場所で日の出を見たなあ。
まだ身体の奥に多少疲労は残っているが、昨日の疲労困憊状態からは着実に回復した。この高度(3720m)まで下りてしまうと、酸素濃度が濃くなってくるためか体調の悪い人は一人もなく、全員元気に朝食を摂る。陽気なコック、ユダがモーニングティーを持ってきた。彼の声を聞くと、こっちまで元気になってしまうから不思議だ。ホロンボハットは、カラスが非常に多い。残飯をあさりに来るものと見える。出発の準備をしていると、小屋の前でガイド、ポーター、コック、そして世界各国の登山者が、アフリカの歌を歌いながら踊りだす。アフリカの歌は素朴で生きるためのエネルギーに満ち溢れていて、本当に素晴らしい。私もいつしか輪の中へ入っていた。最後に、キリマンジャロをバックに皆で記念撮影。名残惜しみつつ、全員登頂の達成感を胸に、キリマンジャロを後にする。
左手にマウェンジ峰、右手下にマウンジクレータを見て、高山植物の花を楽しみながら下っていく。例によって、サドル方面には谷風の上昇流によって層雲が湧き上がって来る。足取り軽く下ること3時間でマンダラハットに到着。ここでのんびりと昼食を摂る。
キリマンジャロとホロンボハットを後にする 陽気なコック ユダと一緒に
ロベリアとマウンジクレータ マウェンジ峰の岩峰もこれが見納め
キリマンジャロでの食事もこれが最後、しっかりと味わって食べる。遮るものがなく、熱帯の日差しは強烈。日焼け止めを重ね塗りする。昼食後、小屋の前でオールスタッフが勢ぞろいして、キリマンジャロの歌や岳人の歌を一緒に歌う。
マンダラハットでオールスタッフが勢ぞろい マラングゲートをくぐり、キリマンジャロの道は完結した
スタッフとの別れを惜しみつつ、マンダラハットを後にして、長い樹林帯を抜けてようやくマラングゲートが見えてくると、長かったキリマンジャロの道もついに終点だ。全員登頂と無事の下山を祝し、皆で握手し合う。ここのショップで各自お土産を買った後、車で10分でホテルカプリコーンに帰ってきた。5日間の山旅の垢をシャワーで洗い流し、夕食にて"全員登頂"を祝って乾杯。ここに、我々のキリマンジャロ登山は幕を閉じた。

           



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