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ハチに関する基礎知識

スズメバチとアシナガバチ単独性の狩りバチ単独性の花バチいろいろなハチのくらし

昆虫は地球上で最も繁栄したグループで,現在名前が付いているものだけでも100万種以上が知られています.ハチとはハチ目(膜翅目)に属する昆虫からアリを除いたものの総称で,世界で12万種以上,日本からは4,200種以上が記録されています.昆虫の中では4番目に大きなグループですが,大部分を他の昆虫に寄生するヒメバチやコバチなどの寄生バチが占めています.

ハチ目は広腰類と細腰類に大別されます.広腰類に属するキバチやハバチの仲間は胸部と腹部が連続した「ずんどう型」をしており,幼虫は「イモムシ」で,植物を食べて育ちます.細腰類に属するハチの成虫は,胸部と腹部の間がくびれており,有錐類(ヤドリバチ類)と有剣類に分けられます.有錐類は大部分が寄生バチで,昆虫やクモなどの卵や幼虫,蛹,成虫に卵を産み付けます.

有剣類の幼虫は,大部分が成虫によって作られた巣の中で成長します.有剣類のうち狩りバチと呼ばれるグループは昆虫やクモなどを狩って巣に持ち帰り幼虫の餌にします.一方,花バチと呼ばれるグループは,狩りを止めて花粉や花蜜を幼虫の餌として利用するようになりました.有剣類の大部分は単独生活をしており,手で握ったりしない限り決して刺される心配はありません.

人を攻撃したり,刺したりして問題となるのは,集団生活をするスズメバチ上科スズメバチ科とミツバチ上科ミツバチ科に属するハチの一部に過ぎません.この他にミツバチ上科コハナバチ科の一部のハチも集団生活をしますが,小型で性質も温和なことから,特に危険はありません.