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単独性の花バチ

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花の蜜や花粉を幼虫の餌として利用するハチを花バチと呼んでいます.花バチには,ミツバチやマルハナバチのように集団生活をする仲間(社会性の花バチ)と,単独で巣作りをする仲間(単独性の花バチ)の2つのグループがあります.

単独性の花バチは一般的には土中に営巣しますが,枯れ枝や竹筒などに巣を作る種類もいます.巣に幼虫の餌として花粉団子を準備し,そこに卵を産みつけます.孵化した幼虫はこの餌を食べて育ち成虫になります.クマバチ(キムネクマバチ)やタイワンタケクマバチ,オオハキリバチなど成虫が大型の種類は,人に恐怖心を与え時々相談が寄せられますが,いずれの種類も人を攻撃することはなく,成虫を手で握らない限り刺される心配はありません.

クマバチ タイワンタケクマバチ オオハキリバチ
フジの花を訪れたクマバチ ノブドウの花を訪れたタイワンタケクマバチ 巣材にマツのヤニを集めるオオハキリバチ クズの葉を切り取るクズハキリバチ
クマバチの巣穴 タイワンタケクマバチの巣穴 オオハキリバチの巣
タニウツギの枯れ枝にきれいな穴をあけて作られたクマバチの巣 枯れダケに穴をあけて作られたタイワンタケクマバチの巣 竹筒の中に植物のヤニを固めて作られたオオハキリバチの巣 カミキリムシの脱出孔に作られた巣に葉を運び込むクズハキリバチ