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スズメバチの対処法 |
コガタスズメバチやヒメスズメバチ,アシナガバチなどの比較的攻撃性が弱い種については,誤って触れてしまうような低い場所に巣がある場合を除いて,必ずしも駆除する必要はありません.”幼虫の餌にさまざまな昆虫を狩る益虫”という側面を大切にする意味でも,そのまま放置しておくのも一つの方法です.冬には成虫は死に絶えて巣は空になります.空になった巣は翌年再利用されることはありません. ドロバチの仲間やクマバチなどの単独生活するハチは,”手で握ったりしない限り決して人を刺すことはありません”ので駆除する必要はありません. |
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コガタスズメバチのように一般におとなしいとされている種でも,直接,間接を問わず,巣に刺激を与えると激しく攻撃してきます. 巣に気づいたら,不用意に近づいたりいたずらをしてハチを刺激しないように気をつけます.巣に直接触れたり,棒や石などで刺激を加えることはもちろん,枝を揺らしたり,近くで作業をしてハチを刺激しないように注意してください. 誤って触れてしまうような低い場所でなければ必ずしも危険はありません.軒下など高い場所に作られた巣では,刺傷被害はほとんど発生していません. |
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周囲をハチが多数飛んでいるような場所で作業をする時は,巣が近くにある可能性もありますから,ハチを刺激しないように気をつけてください.長袖で白っぽい服装をして,頭部は攻撃を受けやすいので帽子をかぶり,軍手などをはめて露出部分を少なくします.また,作業前に生け垣等の周囲を点検し,巣の有無を確認してください. |
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スズメバチはアベマキ(クヌギ)やコナラ,ヤナギなどの樹液を舐めに集まってきます.また,生け垣によく利用されるベニカナメモチ(レッドロビン)にもスズメバチが集まります. その他,ヤブガラシやキヅタ,ホソバヒイラギナンテンなどの花にも,多数のスズメバチやアシナガバチが花の蜜を舐めに集まってきますが,ハチを直接握らない限り危険はありません.花の咲く時期が過ぎれば寄ってこなくなります. 例外は樹液に集まるオオスズメバチで,本種は餌場においても縄張り意識が強く働くため,近づきすぎたりすると攻撃してくることがあります.カブトムシやクワガタ採りの際には,樹液に飛来したハチを刺激しないように注意してください. |