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免疫反応はウイルスや細菌,異物など(抗原)が体内に侵入した時にこれを排除する仕組みで,抗原抗体反応とも言います.最初の抗原の侵入により体内で抗体が作られるため,同じ抗原が2回目に体内に侵入した時には,1回目よりも急速で強い反応が起こります.
抗体は血液中にできるタンパク質の1種で,免疫グロブリンとも呼ばれており,IgG,IgM,IgA,IgD,IgEの5種類が知られています
予防接種はIgG抗体の働きにより感染症の予防に有効です.また,養蜂家など普段からハチに刺される機会の多い人が,何度も刺されているうちに強い症状が出なくなることがありますが,これもIgG抗体の働きです.
一方,この免疫反応が生体に不利に働き,さまざまな障害を引き起こす場合をアレルギーといいます.アレルギーの原因となる物質には,ハチ毒の他に,スギやヒノキなどの花粉,食物(牛乳,卵白,小麦,ソバなど),ダニなどに由来するハウスダスト(室内塵),カビ,薬物(抗生物質,サルファ剤)などがあります.
アレルギー反応は,発症までの時間が短い即時型反応(T型,U型,V型)と,発症まで時間がかかる遅発型反応(W型)の4種類に分類され,それぞれ関与する細胞や物質が異なっています.アナフィラキシー症状はIgE抗体が関与するT型アレルギーにより引き起こされます.
ハチ刺傷により抗原となる物質(ハチ毒)が体内に取り込まれると,ハチ毒に対する特異的IgE抗体が作られ,体内で肥満細胞と結合します.これを”感作の成立”といいます.
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