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毎年秋口をを中心に,スズメバチの話題がテレビや新聞でたびたび報道され,秋の定番ニュースと化した感があります.
また,時には集団刺傷被害や死亡事故が発生するなど,”スズメバチ = 怖いハチ”というイメージが定着しています.テレビ番組のテロップには”殺人蜂”,”恐怖”などという言葉が並び,ことさら恐怖心を与えているようにも見受けられます.
スズメバチは本当に怖いハチなのでしょうか? 私たちの周りでは毎日様々な事件が起こっています.今の世の中を見ていると,本当に怖いのはスズメバチよりも,むしろ人間のような気がしますが
・ ・ ・. 厚生労働省の人口動態調査結果をみると,有毒動植物との接触の中では,ハチによる死亡者数が一番多くなっていますが,それでも2010年には20人に過ぎません.
スズメバチが人を刺すのは,ほとんどが巣を守るためです.刺傷被害はいきなり発生するように思いがちですが,攻撃の前には働きバチによる警戒や威嚇行動を伴います. この段階で巣に気づけば,被害を未然に防ぐことができますが,これを無視したり,気づかずに巣に接近し過ぎると,しばしば刺傷被害が発生します.ただし,急激に巣に近づくなどして激しく巣を刺激した場合は,いきなり攻撃してくることがあります.
ひとたび刺傷被害が発生すると,刺された人にとっては痛いだけではなく,重篤な症状になったり,時には死亡したりもします.一方,刺したスズメバチも巣が駆除の対象にされてしまします.刺傷被害の発生は人間にとっても,スズメバチにとっても,お互いに”不幸な出会い”ということができます.
こうした”不幸な出会い”を少なくするためには,スズメバチの習性や営巣場所,活動時期,対処法などをよく理解し,注意深く行動することが大切です.
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