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ハチ刺されと抗体価の変動


IgE抗体価は,一般に刺傷後1〜2週間で高い値を示すようになりますが,時間の経過とともに低下するのが普通です.大多数の人は,抗体価が下のグラフのように2年から3年位で安全とされている0.7未満まで低下しますが,一部にはなかなか低下しない人もいますので注意が必要です.

また過去に刺されたことがないにも関わらず抗体価が高い人もあるので注意が必要です.この場合も時間が経過しても抗体価はあまり低下しません.このように抗体価が低下しない人は血液中の総IgE値(アレルギー体質の目安になる)が高い傾向にあるようです.いずれの場合も,再刺傷により抗体価は再び上昇しますが,上昇の程度は必ずしも同じではありません.





スズメバチとアシナガバチの毒には共通性成分が多く交差性が認められます.スズメバチに刺されてもアシナガバチの抗体価が上昇するケース(下表のA,B,C)や,この逆(同D)もあるので,アシナガバチにも刺されないように注意する必要があります.またミツバチについてもスズメバチやアシナガバチと交差性が認められるケース(同A,C,D,H)もあります.




0.70未満であれば心配ないとされています.