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名古屋のスズメバチ事情

 スズメバチに関する苦情や相談の増加に伴い,名古屋市では1983年7月から駆除対策を実施し,この間1万件を超える膨大なデータを蓄積してきました.
 本州西南暖地の都市部において増加傾向が著しいのは,キイロスズメバチとコガタスズメバチの2種ですが,名古屋市ではコガタスズメバチが圧倒的な優占種となっています.この2種は営巣場所や採餌習性に柔軟性があり,都市化に対して高い適応能力を持ったハチだといえます.
 名古屋のスズメバチの特徴としては,1 コガタスズメバチが圧倒的な優占種となっている,2 キイロスズメバチの発生が少ない,3 モンスズメバチの発生が多い,4 チャイロスズメバチが生息している,の4点が挙げられます.
 特に都市環境環境下では減少傾向にあるとされるモンスズメバチが毎年多発していることや,幻のスズメバチとも呼ばれるチャイロスズメバチが生息していることは特筆に値します.

 

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