スクリーンの中のマザーグース

大修館書店の「英語教育」という月刊誌に、「スクリーンの中のマザーグース」というコラムを連載中です。毎回、最新の映画を取り上げ、その中に出てくるマザーグースを紹介します。

「英語教育」誌上ではスペースの関係上、ご紹介出来なかったマザーグース登場場面のスクリプトと訳を掲載しますので、授業などでDVDを見せる時などに参考にしてください。

(大修館「英語教育」誌のサイトへ)

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2013年度 

 マザーグース


MG登場場面のスクリプト&訳

 マザーグース


 

『英国王のスピーチ』 The king's Speech (2010.UK/AUS)

英国王ジョージ5世の次男バーティ、後のジョージ6世(コリン・ファース)は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていた。そんな夫を心配する妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)に最後の望みを託す。以下は、映画の前半でライオネルがバーティの発音矯正を始めるシーン。マザーグースを使ってのスピーチ矯正は、『マイ・フェア・レディ』を彷彿とさせる。

LIONEL: Another deep breath and Jack and Jill.
BERTIE: Jack and Jill.
LIONEL: Went up the hill.
BERTIE: Went up the hill.
LIONEL: And sway. Perfect. Lessen (Rest) your shoulders.
BERTIE: Ding, dong, bell. Pussy's in the well. Who put her in? Little Tommy Tin.

ライオネル:もう一つ深呼吸して。ジャックとジル
バーティ:ジャックとジル
ライオネル:丘を登った
バーティ:丘を登った。
ライオネル:体を揺らして。完璧だ。肩を楽に。
バーティ:キンコンカン。猫が井戸の中。誰がほうりこんだ?小さなトミー・ティン。

ロンドン五輪の閉会式にマザーグースの引用がありました。閉会式のオープニングで、街が英字新聞でラッピングされていました。新聞の見出しは、イギリスの古今英文学作品から引用されていましたが、聖火近くの通路のラッピングがThe lion and the unicornでした。ライオンとユニコーンのイラストも掲載されていました。また、「鏡の国のアリス」からは、The Walrus and the Carpenter(セイウチと大工)が引用されていました。これは、マザーグースのトゥイードゥル・ダムとディーがで語るお話です。他にも、シェイクスピアの To be or not to beを始め、たくさんの作品から引用がありました。
ラッピングの写真とリンクしておきます。(朝日新聞デジタルへ)Mail on Line へ)

Jack and Jill

Ding Dong Bell

The Lion and the Unicorn



 

『スパイダーマン』 Spider-Man (2002.US)

アメコミ・ヒーローを映画化した大ヒット作品。映画の後半で、悪者グリーン・ゴブリンがロープウェイを襲うときにマザーグースの替え唄を歌っていた。

GREEN GOBLIN:Itsy bitsy spider went up the water spout. Down came the Goblin and took the spider out. Ha, ha, ha...
Spider-Man:Goblin. What you've done?

グリーン・ゴブリン:ちっちゃなクモが雨どいを登ったら、ゴブリンがやってきてクモをつまみ出しました。ハハハ...。
スパイダーマン:ゴブリンめ。何をやったんだ?

『アメイジング・スパイダーマン』 The Amazing Spider-Man (2012.US)

人気シリーズ『スパイダーマン』を3Dで再映画化したヒーロー映画。伯父夫婦(マーティン・シーンとサリー・フィールド)のもとで育った高校生ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、失踪した父親のことを調べているときに、遺伝子操作されたクモにかまれ、超人的な力を得る。一方、父の元同僚コナーズ博士も、巨大トカゲのリザードマンとなる。以下は、生物兵器をニューヨークにばらまこうとしているコナーズ博士(リス・エヴァンズ)を阻止しようとしているピーターと恋人グウェン(エマ・ストーン)の会話。"Mother Hubbard"は、Swear Wordsの"mf"の言い換えである。(映画の後半1:42)

PETER: You leave right now. That is an order, okay?
GWEN: I'll get everybody out.
PETER: Did you hear…? Gwen, Gwen! You Mother Hubbard. Are you serious?

ピーター:今すぐ逃げるんだ。命令だぞ。わかった?
グウェン:みんなを逃がすわ。(字幕:避難警報を)
ピーター:わかった?グウェン、グウェン!ちくしょう。本気か?(字幕:聞け、グウェン、まったく、本気か)

ピーター・パーカーと聞いたら、マザーグースの早口言葉のキャラクター、ピーター・パイパーを思い浮かべるのは、英語圏の人にとっては当然なのだろう。『ミスター・ビーン』のローワン・アトキンソンがスパイダーマンに扮したBBCのパロディTV映画Spider Plant Man (2005)では、主人公の名前はピーター・パイパーとなっていた。ちなみに、Spider plantとは、「オリヅルラン」のことだが、彼のスパイダースーツも緑色。笑いたい方は、ぜひどうぞ。

Itsy bitsy spider

Peter Piper

       



 

『トワイライト・サーガ /ブレイキング・ドーンPart 1 』   
The Twilight Saga: Breaking Dawn - Part 1 (2011.US)

人間の少女ベラ(クリステン・スチュワート)、とヴァンパイアのエドワード(ロバート・パティンソン)の禁断の恋を描いた最終章。ついに結ばれたベラとエドワードは結婚式を挙げ、新婚旅行に出る。旅行から戻れば念願のヴァンパイアへの転生がかなうベラだったが、滞在中の南の島で自身の中に新たな命が宿っていることに気づく。以下は、映画の前半、ベラが両親から結婚式の贈り物をもらう場面。

MOM: We thought you needed something blue.
DAD: And something old. Besides your mother.
MOM: Nice.
DAD: It was Grandma Swans.
MOM: But we added the sapphires.
BELLA: It's beautiful, you guys. Wow. Thank you so much.

母:何か青いものが必要だと思って。
父:何か古いものも。ママも古いけど。
母:ひどい。
父:おばあちゃんの白鳥だ。
母:サファイアをつけたの。
ベラ:きれいだわ。本当にありがとう。

今回の映画は、高校生にも大人気のビジュアル系ヴァンパイアとの大恋愛ドラマ「トワイライト・サーガ」。「6月の結婚は幸運」という欧米の言い伝えは、「ジューン・ブライド」というフレーズとともに、我が国でもよく知られている。これは、6月が古代ローマの結婚の女神 Juno にちなむことに由来している。 そして、結婚式に花嫁が身につけるものに関する言い伝えを歌ったのが今回の唄である。この唄に出てくる品物それぞれに意味があり、「古いもの」は「過去」、「新しいもの」は「未来」、「借りたもの」は「福を借りる」。そして「青いもの」は「誠実」、「靴の中の6ペンス」は「富」を表している。キャサリン妃の結婚式を写真付きで紹介したブログへ

Something old, something new 


 
『アリス・イン・ワンダーランド』 Alice In Wonderland (2010.US)
「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン監督が、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を基に、19歳に成長したアリスの新たな冒険を描き出したファンタジー映画。原作どおり、トゥイードゥル・ダムとトゥイードゥル・ディーも登場してケンカばかりしていたが、メイキング映像のインタビューで、ジョニー・デップは、「ダムとディーが、原作で一番好きなキャラクターだ」と述べていた。

また、映画の中ごろで、マッド・ハッター(ジョニー・デップ)がキラキラ星の替え歌を歌っていた。ステインは、ハートのジャックである。

STAYNE: We're looking for the girl called Alice
MAD HATTER: Speaking of the Queen, here is a little song we used to sing in her honor.
MAD HATTER AND DORMOUSE: Twinkle, twinkle little bat,
how I wonder what you're at! Up a…

STAYNE: If you're hiding her, you'll lose your heads.
MAD HATTER: Already lost them. All together now!
ALL: Up above the world you fly, like a tea-tray in the sky.
Twinkle, twinkle, twinkle, twinkle, twinkle, twinkle…

ステイン:アリスという名の女の子を捜している。
マッド・ハッター:女王と言えば、女王に捧げる歌があった。
マッド・ハッターと小ねずみ:キラキラひかるこうもりさん、おまえはいったい何をしているの。高く…。
ステイン:もしアリスを隠しているんなら、首をはねるぞ。
マッド・ハッター:もう気は狂っているよ。さあみんなで!
皆:この世をはなれて高く舞い、空を飛ぶお盆のように。キラキラ、キラキラ、キラキラ…。

The Queen of Hearts.

Tweedledum and Tweedledee

Twinkle, twinkle, little star
 



 
『M:Iー2 Mission:Impossible 2』 (2000.US)
トム・クルーズ主演の大ヒットアクション映画。映画の冒頭、ネコルヴィッチ博士が殺人ウィルスの入った鞄を手に研究所から出てくる場面で、子供たちがこの唄を歌っていた。we all fall down ではなく、they all fall down とわざと変えて歌わせたのは、博士の乗った飛行機が墜落して灰になってしまう、という暗喩であろう。
CHILDREN:Ring around the rosies, a pocket full of posies, ashes, ashes,
they all fall down.
子供たち:ポケットいっぱいのバラの花束。ぜんぶ灰になって散っちゃった。
M:i:III MISSION: IMPOSSIBLE III 』(2006.US)
トム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ第3弾。超一流のスパイとして活躍したIMFのエージェント、イーサン・ハント(T.クルーズ)。現在は引退し、教官として優秀なスパイの育成に務めていた。私生活でもフィアンセの看護士ジュリア(ミシェル・モナハン)の結婚を控え、充実の日々を送っていた。そんなある日、イーサンのもとにIMFから新たなミッションが届く。国際的な闇ブローカー、オーウェン( フィリップ・シーモア・ホフマン)を追い、イーサンたちはバチカンへ向かう。バチカンの高い塀を乗り越える場面で、イーサンは"Humpty Dumpty sat on a wall" とつぶやいていた。(映画の前半)


 

『バットマン リターンズ』 Batman Returns (1992.US)

町の実力者マックスは、自分の悪事をあばこうとするキャットウーマンを銃で撃つ。しかし「猫は9つ命を持っている」ということわざどおり、何発も銃弾を撃ち込まれても生き残っている。(映画の後半)

CAT WOMAN:You killed me. The Penguin killed me. Batman killed me. That's three lives down. You got enough in there to finish me off.
MAX:One way to find out.
CAT WOMAN:Four, five. Still alive! Six, seven, all good girls go to heaven. Two lives left. I think I'll save one for next Christmas.
キャットウーマン:あなたとペンギンとバットマンが私を殺した。これで3つ命を失ったわ。私を完全に殺すだけの弾があるかしら。
マックス:確かめてみよう。
キャットウーマン:4、5、まだ生きているわ!6、7、よい娘はみんな天国へ行く。まだ2つ命が残っているわ。1つは来年のクリスマスのためにとっておくわ。


10
 

『トイ・ストーリー 』 Toy Story (1995.US) 
  
ポテトヘッド :All right, everyone, this is a stick-up! Don't anybody move! Now, empty that safe.
Money, money, money. よし、みんな、銀行強盗だぞ!動くな!その金庫から有り金を全部出せ。カネだ!
ボー・ピープ : Stop it, you mean old potato.  やめて、ポテト。
ポテトヘッド : Quiet, Bo-peep, or your sheep will get run over.
      静かにしろ、ボー・ピープ。さもないとおまえの羊をひき殺すぞ。
羊たち : Help! Help us!  助けて。助けて。 
ボー・ピープ : Oh, no, not my sheep! Somebody do something!
やめて、私の羊に手を出さないで。誰か助けて!


ポテトヘッド : He's saying that this was no accident.  事故じゃないと言ってる。
ハム : What do you mean? どういう意味だい?
ポテトヘッド : I mean Humpty Dumpty was pushed by Woody!
ハンプティ・ダンプティは...ウッディに突き落とされたんだ!
ウッディ:Wait a minute. You don't think I meant to knock Buzz out the window, do you?
     待ってくれ。俺が窓からバズを突き落としただって?

窓から落ちたバズを「ハンプティ・ダンプティ」と呼んでいるが、これは「塀から落ちたハンプティ」という共通認識があるからこそ、わかること。唄のハンプティは壊れてしまって元には戻らなかったが、バズは、ウッディの大活躍のお陰で、最後には無事に子供部屋に戻ることができた。

Little Bo-peep

Humpty Dumpty


11
 

『ダイ・ハード3』       Die Hard with a Vengeance(1995.US)

COBB:Major Case Unit. Inspector Cobb.
SIMON:Said Simple Simon to the pieman going to the fair, "Give me your pies, or I'll cave your head in." You see Bonwit's was just to make sure I had your attention. Is there a detective named McClane there?
COBB:He's on suspension.
SIMON:No, Walter. He's not. Not today.
COBB:Who is this?
SIMOM:Call me Simon.
COBB:What do you want?
SIMON:I want to play a game.
COBB:What kind of game?
SIMOM:'Simon Says'.
コブ:捜査1課のコブだ。
サイモン:お祭りへ行くパイ売りにむかって、まぬけなサイモンはこう言ったとさ。「パイをおくれ。さもないとおまえの頭をへこましてやるぞ。」ボンウィッツを爆破したのは、君たちがちゃんとオレに注意を払ってくれるかどうか確認するためさ。マクレーンという名の刑事はいるか?
コブ:奴は停職中だ。
サイモン:いやウォルター、ちがう。今日だけでいい。
コブ:あんた、何者なんだ?
サイモン:サイモンと呼んでくれ。
コブ:何が望みなんだ?
サイモン:ゲームをしたい。
コブ:どんなゲームなんだい?
サイモン:「サイモン・セッズ」で始まる命令ゲームさ。
【状況と背景】映画の冒頭で、ニューヨーク五番街のボンウィッツ・デパートが爆破される。騒然となったニューヨーク警察本部にサイモンと名乗る犯人から電話が入る。犯人サイモンは、「ゲームの命令に従わなければ、また爆弾を爆発させる」と脅迫する。

SIMON:Where are my pigeons now?
COBB:Pigeons?
SIMON:I had two pigeons bright and gay,
Fly from me the other day.
Why was it they did go?
You cannot tell. You do not know.

COBB:You mean McClane.
サイモン:おれの鳩は今どこにいる?
コブ:鳩?
サイモン:明るく陽気な鳩を2羽飼っていた。
ある日飛んで行った。
なぜ逃げて行ったんだ?
どうしてだかわからない。
コブ:マックレーンのことかい?
【状況と背景】ニューヨーク5番街のデパートを爆破した犯人サイモンは、「ゲームの命令に従わなければ、また爆弾を爆発させる」と脅迫する。命令どおりハーレムへ行ったマクレーン刑事は、家電修理店の店主ゼウスに助けられ命からがら逃げ出した。警察本部ではコブ刑事部長がサイモンからの電話を受けていた。(映画の前半)

JOHN:Hello.
SIMON:Birds of a feather flock together, so do pigs and swine. Rats and mice have their chance, as will I have mine.
JOHN:Nice...rhymes.
ジョン:もしもし。
サイモン: 同じ羽毛の鳥は群れつどう。豚だって同じ。ドブネズミやハツカネズミにもチャンスあり。おれにだってチャンスあり。
ジョン:ちゃんと...韻をふんでいる。
【状況と背景】ニューヨーク5番街のデパートを爆破した犯人サイモンは、ジョン・マクレーン刑事に次々と難題をだす。「72丁目の地下鉄の駅の公衆電話まですぐに行け」と言われたジョンは、タクシーで駆けつけ、鳴っている電話をとる。(映画の前半)


SIMON:Now, do I have your attention? As I was going to St.Ives, I met a man with seven wives, every wife had seven sacks, every sack had seven cats, every cat had seven kittens. Kittens, cats, sacks, and wives, how many were there going to St.Ives? My phone number is 555.
JOHN:No, no, no, wait, I didn't get all that. Say it again.
SIMON:Not a chance. My phone number is 555 and the answer. Call me in thirty seconds or die.サイモン:おい、聞いているかい?セント・アイブズへ行く途中、7人の奥さんをつれた男に出会った。どの奥さんも7つの袋を持っていて、どの袋にも7匹の猫がいて、どの猫にも7匹の子猫がいた。子猫、猫、袋、奥さん、セント・アイブズへ向かったのは全部で何人?おれの電話番号は555。
ジョン:いや、ちょっと、待ってくれ。全部聞き取れなかった。もう一度言ってくれ。
ジョン:だめだね。おれの電話番号は555。残りの番号はなぞなぞの答えだ。30秒以内に電話をかけてよこさなければ死ぬことになるぞ。
【状況と背景】ニューヨーク5番街のデパートを爆破した犯人サイモンは、公衆電話でジョン・マクレーン刑事に謎をだす。30秒以内にサイモンの電話番号を当てなければ、近くのゴミ箱に仕掛けてある爆弾を爆発させるというのだ。(映画の前半)


12
 

『ホーム・アローン』 Home Alone (1990.US)
MON:Okay, thanks. Heather, did you count heads?
HEATHER:Eleven, including me. Five boys, six girls, four parents, two drivers and a partridge in a pear tree.
母:どうもありがとう。ヘザー!人数を数えた?
ヘザー:私を入れて11人。男の子が5人、女の子が6人、親が4人、運転手が2人、そして梨の木にヤマウズラが1羽。
【状況と背景】
ケビン少年が置き去りにされる場面。飛行機に乗り遅れそうになりあわてて車に乗り込んだ母親は、一番年上の娘ヘザーに人数を確認するように頼む。そのときヘザーはこの唄をもじって返答している。クリスマスの時期なので、このセリフが口をついてでたのだろう。


『ホーム・アローン2』 Home Alone 2 (1993.US)
DUNCAN:May I make a suggestion? Take the turtle doves.
KEVIN:I could have two?
DUNCAN:Well, two turtle doves. And I'll tell you what you do. You keep one and give the other one to a very special person. You see, turtle doves are symbol of friendship and love. Now as long as each of you have your turtle dove, you'll be friends forever.
KEVIN:Wow! I never knew that. I thought they were just a part of a song.
ダンカン:お勧めがある。キジバトを持って行きなさい。
ケビン:2つも?
ダンカン:そう、2羽のキジバト。これをどうするか教えてあげよう。君が一つ持っておく。そしてもう一方を誰か特別の人にあげるんだ。キジバトは友情と愛のシンボルなんだよ。お互いがこのキジバトを持っている限り、二人はずっと友だちでいられるんだ。
ケビン:へぇ、知らなかった。「2羽のキジバト」って、単に唄の一節だと思ってた。
【状況と背景】
玩具店の社長ダンカンは、子供病院に寄付をしたケビンに、ごほうびとしてクリスマスツリーの飾りをプレゼントする。それは「2羽のキジバト」であった。社長は、「2羽のキジバト」が友情と愛のシンボルだとケビンに説明してやっている。(映画の後半)

『ダイハード3』 Die Hard with a Vengeance'(1995.US)
CHARLIE:Six booby traps, four dead ends, and a partridge in a pear tree. Okay, honey. Let's dance.
チャーリー:爆薬が6個、ワイヤが4組、そして梨の木にヤマウズラが1羽。さて、取りかかるぞ。
【状況と背景】
爆弾処理班のチャーリーは、小学校に仕掛けられた時限爆弾の起爆装置を解除している。時限爆弾の爆発まであと14分。子供たちを学校から避難させることは犯人から禁じられている。緊張をほぐそうとこの唄をつぶやくチャーリー。(映画の後半)



 

『モンスターズ・インク』     Monsters.Inc (2001.US)
キュートなモンスターたちが活躍する大ヒットのCGアニメ。その映画の冒頭、子供部屋のベットの枕元にハンプティ・ダンプティの人形が置いてあった。また、映画の最後に出てくる子供部屋の壁には、「月を飛び越す雌牛」の絵が貼ってあった。

一方、モンスターのサリーとマイクが出勤する途中には、道でなわとびをしているモンスターの子供たちがいた。(映画の前半)
CHILDREN:How many tentacles jamped the rope? One and two and three and four and five and six...
子供たち:触覚ちゃん、いくつ跳べたかな?1、2、3、4、5、6・・・。

また、以下は、子供のブーをサリーがトイレで探す場面。(映画の中ごろ)
SALLY:Ready or not, here I come! I'm getting warmer any second now. Fee, fi, fo, fum...
MIKE:What are you doing?
SALLY:I'm looking for the kid.
MIKE:You lost it?
SALLY:No.
サリー:用意はいいかい。隠れてもすぐにわかるぞ。フィー、ファイ、フォー・・・。
マイク:何しているんだい?
サリー:子供とかくれんぼしているんだ。
マイク:逃がした?
サリー:違うよ。



 

『シュレック』  Shrek (2001.US) シュレックの中のマザーグース
心優しい怪物シュレックが活躍するファンタジー。3匹のコブタやピーターパンの妖精、3匹のクマ、ハーメルンの笛吹き男、ピノキオなど、白雪姫と7人の小人、赤ずきんのオオカミなど、おとぎ話の登場人物がたくさん出てくる。その中に、3匹の盲目のネズミも出てきていた。そのときのBGMにも、マザーグースの『3匹の盲目のネズミ』のメロディがアレンジされていた。(映画の前半と最後)
 なお、大阪のUSJのパレードには、シュレックと一緒に、ちゃんと3匹の盲目のネズミもパレードに参加していた。

また、映画の前半と中ごろで、身体の大きなシュレックが巨人にたとえられていた。
MAN:Yeah. He'll grind your bones to make his bread.
SHREK:Yes. Well, actually, that would be a Giant. Now, ogres, they are worse.
男:そうだ。奴はおまえの骨を砕いてパンにするぞ。
シュレック:そうだ。いや、それは巨人だろ。怪物はもっとすごいぞ。

『シュレック3』 Shrek The Third (2007.US)
おとぎの国を舞台に、緑の怪物シュレックとその仲間たちの冒険をパロディ満載で描く人気ファンタジー・アドベンチャーのシリーズ第3弾。今回は王位継承をめぐり、後継者アーサーを探す旅に出るシュレックたちと王位奪取を画策する悪役たちが未来をかけたバトル・ロイヤルを繰り広げる。

以下は、映画の前半で、航海の途中、ロバのドンキーがシュレックに歌を歌って聞かせるシーンである。なお、この歌は、ハリー・チャピンの1970年代のヒット曲である。
DONKEY: And the cats in the cradle and the silver spoon. Little boy blue and the man n the moon. When you coming home, son? I don't know when. But we'll get together then, Dad.
SHREK: Donkey! Can you just cut the part where you're supposed to me feel better?
ドンキー:ゆりかごのなかの猫と銀のスプーン。リトル・ボーイ・ブルーと月の男。いつ家に戻ってくるのかい、息子よ。いつか分からないよ。でも、そのうち帰ってくるよ、お父さん。
シュレック:ドンキー!俺をなぐさめようとする歌なんてやめてくれ。
このあと、映画の中ごろで、クッキー坊やが"Row, row, row your boat"の替え歌を歌っていた。

『シュレック フォーエバー』 Shrek Forever After (2010.US)
シュレックがおとぎの国を舞台に仲間たちと繰り広げる冒険を描く大ヒット・アニメの第4弾。今回もマザーグースが満載。
まず、ペテン師の魔法使いランプルのペットは、フィーフィーというガチョウ(マザーグース)。なので、ランプルの宮殿は鳥のモチーフがいっぱい。
0:20 パンチとジュディ風の芝居小屋で男の人形が怪物の人形をパンチしているが、その中に、シュレックが乱入。
0:52 ピーター・パイパーの笛には、ユニコーンを踊らせるダイヤルもついていた。
1:00 シュレックが暇つぶしに、"Here is the church, here is the steeple" の手遊びで遊ぶ。
1:20 3匹のこぶたの後ろに、杖をついてサングラスをかけた3匹のネズミが。
未公開シーンには、映画の前半で、沼のほとりの空き屋で3匹のネズミがシュレックを攻撃するシーンがあったのだが、カットされている。

そして、以下は1:12ごろのシーン。
DONKEY: Let go of me! I have got to save Shrek.
OGRE 1: Don't be a fool, mule!
OGRE 2: She is right. Rumpel's palace is locked up tighter than old mother Hubbard's cupboard.
OGRE 1: And that cupboard wasn't guarded by a whole bunch of mean, ugly, nasty witches.
WITCH: Hey. We can hear you!
OGRE 1: Sorry.
ドンキー: 離してくれ。シュレックを助けないと。
怪物1:バカはおよし。
怪物2:そのとおり。ランプルの宮殿は、ハバードおばさんの食器棚よりも堅く守られている。
怪物1:しかも、おばさんの食器棚は、いじわるで醜くくて嫌な魔女たちに守られていたわけではなかった。
魔女:ちょっと。聞こえてるわよ。
怪物1:ごめん。




 

『パイレーツ・オブ・カリビアン』   Pirates of Caribbean (2003.US)
海賊映画。以下は、映画の前半。
JACK:Easy on the goods, darling.
ELIZABETH:You're despicable.
JACK:Sticks and stones, love. I saved your life, you saved mine. We're square.
ジャック:
エリザベス:卑怯だわ。
ジャック:なんと言われようと気にしないさ。俺が君の命を救って、君が俺の命を救ってくれた。これでおあいこだ。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides (2011.US)

ジョニー・デップが孤高の海賊ジャック・スパロウを演じる大ヒット・アドベンチャー・シリーズの第4弾。永遠の生命をもたらすと言われる"生命(いのち)の泉"を巡って、史上最恐の海賊"黒ひげ"や、女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)、さらには英国王に仕える身となったバルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)らが繰り広げる壮絶な争いの渦に巻き込まれたジャックの運命を描く。相棒ギブスを救うべくロンドンの法廷に裁判長に変装したジャック(ジョニー・デップ)。だが、正体がばれ、バッキンガム宮殿から逃げ出す。ジャックが掴まっていたカーテンの房が路上に落ちたときに、少年が"Finders keepers!"と言っていた。(映画の前半)