ロンドン橋 アリゾナ州レイク・ハバス
現在イギリスにあるロンドン橋は何の変哲もない橋ですが、1831年にJohn Rennieによって造られたロンドン橋(下の絵)は、アーチ型の石造りの威風堂々としたものでした。
しかし、その後ロンドンの交通量が増えたため、現在の橋に掛け替えることになり、古い橋は1962年に競売に掛けられました。
この橋を競り落としたのが、アメリカ、レイク・ハバスの開発業者Robert McCulloch。入札価格は246万ドルでした。
1967年、古いロンドン橋は花崗岩ひとつひとつに番号を打ちながら解体され、カリフォルニアのロング・ビーチまで船で、そこからはトラックでレイク・ハバスまで運ばれました。
1968年9月23日にロンドン市長によって礎石が置かれ移築工事が始まり、3年の歳月をかけて1971年10月10日に石造りのロンドン橋が復元完成されました。
ハバス湖の中にある島と対岸とを結んでおり、一般の車両や歩行者も通行できます。ロンドン橋の周辺にはイギリスの雰囲気をただよわせたレストランや店、ホテルなどがあり、レイク・ハバスの観光名所となっています。
この移築されたロンドン橋の現在の姿が、レイク・ハバスの在住のnookokodさんのブログに掲載されています。
この移築されたロンドン橋の現在の姿が、レイク・ハバスのホームページに掲載されています。ロンドン橋の歴史や写真、アメリカへの移築の経緯なども載っています。レイク・ハバス付近の地図も掲載されています。