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Up and down the City Road 

Up and down the City Road,

 In and out the Eagle,

That's the way the money goes,

 Pop goes the weasel!

 

シティどおりを いったりきたり

イーグル亭を でたりはいったり

こうして おかねがでていく

ほら イタチがとびだす

 

【語句】

Eagle シティ通りに現存するパブの名前。

Pop ポンという擬音語。裏の意味として質屋(イギリスの古いスラング)。

weasel 「イタチ」。裏の意味として靴屋の商売道具。つまり第4行目は「お金に困った靴屋が道具を質屋に入れた」という意味も持っている。 

【解説】

 パブや質屋などがでてくる唄が平気で小学校で歌われたりしている。唄の内容より言葉の調子とメロディーが楽しいから愛されているのだろう。

 イギリスやアメリカの子供たちは、幼稚園や小学校の音楽の授業で多くのマザーグースの唄を歌う。母親から歌ってもらうだけでなく、教育の場でもマザーグースの唄は活用されている。

 興味のある方は、ロンドンのイーグル亭を紹介したホームページを訪れてみてください。

The Eagle, City Road

【日本では】

 教育の場でも活用されているマザーグース。日本ではどうだろうか。手元にある小学1年生の音楽の教科書『おんがく1』(教育芸術社)は、「ひらいた ひらいた」、「おちゃらか ほい」、「だるまさん」などのわらべうたで始まっている。「みんなであそびながらうたいましょう」との副題が付いている。

 教科書の中ごろには、マザーグースの「きらきらぼし」も載っている。

 また、1年生の国語の教科書『あたらしいこくご1上』(東京書籍)には「なまむぎ なまごめ なまたまご」などの早口言葉が収録されていた。