みーちゃんとんびさんの アナンダ旅日記

 

5 泳ぐの大好き とんびは山へ

 


シエラビューツ 真中の一番高いところに登った

 

 泳ぎに行ったのは、小学2年生のけいくんと、そのお母さんのヤンボーさん、それとわたしです。それから、アナンダ村の男の人が、一人一緒に行ってくれました。
 お父さんたちは、2台の、いつもの車で行っちゃったんで、わたしたちはトラックみたいな車に乗って、湖があるという近くの駐車場まで行きました。

 アナンダ村の人は、30過ぎの独身だそうです。すれ違う人全員にお話をしてるから、お友達がたくさんいるのかな?と思っていたら、はじめて湖のとこに行くみたいで、「こっちであってるか?」って聞いていたんだって。
 あとでヤンボーが教えてくれました。
 その話を聞いた山へ行ってた人たちも、「はるばる日本から来た人を預かった、その責任感は相当だったんだろうね」って言ってました。
 でも、聞かれた人はどう思ったんだろうな?アメリカ人の男性と、東洋人の女性は夫婦かもしれないけど、まるっきり東洋人の顔をした子供が2人一緒なんだもん。「家族かな?でも、顔を見たら違うみたいだし。でも、こんな田舎に、まさか東洋人が観光に来てるわけないだろうし、だったら何だろう?」って。

 車を駐車場にとめて、湖まで歩いて行きました。すぐ着くんだと思ってたけど、30分くらい歩きました。もう苦しーよ。でも、泳ぐためだ、がんばろう。
 すると、左手に1つ目の湖が見えました。ここは、水はキレイなんだけど、下が石ころでとても痛いんだそうです。結局、そのすぐ横にあるリトル・ベアー・レイクっていう湖で泳ぎました。
 楽しく泳ごうと思ったけど、この湖ではこの旅行で一番いやなことがありました。
 それは、この湖が「どっろどろ」だったんだ。
 下は、石ころじゃあなかったけど、足をつけると冷たい水の中にジャボジャボと足が埋まっていく。


こんなところで泳ぎました

 もーいやっ。だって、だって・・・・すぐに上がりました。
 ところで、みんなはどこで着替えたと思う?トイレも何も無いとこです。正解は、前に川で着替えたのと一緒で、木の陰に入って着替えました。誰もいないから恥ずかしくないよ。アナンダの人は、着替えずに湖の岸で待っていました。

 じゃあ、山へ行ったことは、とんびさんから紹介してもらいます。

 

 車で約30分かけて、登山道の入り口にたどり着きました。
 山を登る前に、ハリダスさんから話がありました。

 「この山は、登るのに2.5時間、下りるのに1時間くらいです。最後のところが急なんですけど、あとは、ゆっくりとした、車も通れるような道です。自分の体調を気にしながら、無理をせずに登りましょう。山頂で見ることのできるものは素晴らしいです。けれど、途中の景色も同じように素晴らしいのです。この山は、どこでも同じように素晴らしい体験ができるんです。決して無理せずに登りましょう。」

車で来るときに、かなり高いところまで登って来てるんだろう。空気の感じと、植生が下とは違うように感じられた。
 みんなで一斉に登り始めたけど、ペースが早い。先頭の方は、結構な坂なのに、競争するように歩いてるみたいだ。
 これは、単に私の体力が落ちたせいなのかな?

 キャンプ場の水が、そのまま飲める水でよかったと、しみじみ思いました。1リットルの水筒を来る前に満杯にしてきていました。汗は服につかないけど、確実に蒸発してきているなという感じです。

 少し登ったところで、後ろを振り返りました。すると、そこには素晴らしい景色が・・・

 ここからは、拙い文章よりも、写真の方が、その素晴らしさを伝えることができると思うので、写真をたくさん掲載します。  


登山の途中から、シェラ ビューツ山頂を撮影
景色が、まさに初級ハンドブックの表紙そのものという感じです。


突然現れた、白骨化したような木
堂々とした死というものを感じさせる。


途中には、お花畑もありました


息をのむような美しさ

以上2点 photo by Sai

 いくつもの木々を乗り越え、暗い森をぬけました。
 このあたりは、レイクス ベイスン レクリエーションエリア(Lakes Basin Recreation Area)と呼ばれている地域です。レイク ベイスンとは、氷河で削られて残った湖という意味です。
 シェラネバダ高原の北端に近いところに位置するこの付近は、本当に美しい湖が点在しています。登山の途中でも、美しい湖にたびたび(道を曲がるところなど)出くわしました。

 数人の登山客とすれ違いました。
 時間が遅かったせいか、全員が下りでした。
 夫婦で来てる人、犬を連れてきてる人など、いろんなかたちで山を楽しんでいました、私たちのような重装備の人はあまりいません。身軽にひょいひょいと、登ってるみたいです。
 圧巻は、赤ちゃん(多分1歳くらいかな)を後ろにキャリーで背負って、3〜4歳くらいの子どもの手を引きながら下りてきたお母さんです。3人で、2000m級の登山です。


そう、自分の足で歩くこと。それがはじまり。
photo by Sai


左の写真は、雪渓が下の隅に見えます。


みんなでポーズ

photo by Sai

 倒木がありました。

 大きな、おおきな木です。
 1本の木の生命が終わり、新しい生命が誕生する。そんな、あたりまえのことが、静かにそして厳かに、何よりも美しく行なわれていました。


左の木に抱きつくたくさん
決して縦横間違ってるわけじゃないです

photo by Sai

 みんなから、かなり遅れました。おかさん・なおこさん・やすえさん・すだじい、それに倒木のところからじゅんこさんとやよいさんとが遅れ組に加入しました。

 しかし、じっくりと感じながら歩きました。私は、大きな二股になった木の股の部分に、腰をどっかりと降ろしました。木に抱かれたような、とても心地良い時間でした。そこで、ランチの紙袋に入ったチョコレートを1包食べました。


山頂へは、この階段を登ります。


J・ミューアがルーズベルトを連れて見たのは、
このような景色だったのか?

 途中で、先行組とすれ違いました。
 山頂は、「すごいところ」だということです。

 行ってみて、確かに「すごいところ」でした。岩肌にへばりついたような階段を登ること。これが、高いところが苦手な者にとっては、すごいことなのです。階段を登ったら山頂の上に小屋が建っていて、下がスケスケ状態。私も高いところは苦手だったんですが、先行組のサイさんは、腰くだけ状態だったということを後で聞きました。

 次に、その小屋(展望台)からの眺めが、またすごいものでした。360度あたりが見渡せる、そんな場所です。
 その景色の中に、人の生活というものが、ほとんど出てきていません。駐車場や遠くの道くらいです。
 まさに、ウィルダネスの一部を見たような気がしました。


階段途中の落書。もちろん英語です。

 ジョン・ミューアが愛したヨセミテから、同じシェラネバダ山脈を北へ行ったところのすばらしい自然を堪能しました。


夕日って、ピンク色なんだと実感しました。
写真だと、その10分の1も美しさが表現できません。

 下山途中で、ちょっとしたアクシデントが発生。
 おかさんが生まれて初めての「めまい」でしりもちをつきました。
 実は、おかさんは食事が全然口に合わなくて、ほとんど食べられない状態が続いていたみたいです。
 こいちゃん・たくさん・まーぼう・おのりと私が、おかさんと一緒にゆっくりと帰ることにしました。

 そのおかげで、すばらしいものを見ることになるのです。
 夕日にピンクに染まったシェラ ビューツの美しかったこと!

 段々、肌寒くなってきましたが、途中で休憩のたびに写真を撮ったり、ため息とともに眺めたり・・・

 山を降りるのには、結構時間がかかりました。
 先に下りた人は、もう2台の車に分乗してキャンプ場に帰ったんだろう。

 しかし、そんなことを忘れても夕日に染まる自然を眺めていました。

 下山すると、ローマさんとなおこさんが待っていました。
 待ちついでに、落ちかけてた夕日を、もう少し感じようということで、各自が思い思いのかっこで、サンセット ウオッチをしました。

 おかげで、夜の道を走ることになったローマさんは、道を確認しながら、どきどきしながらの帰り道でした。


これが、まさにサンセット ウオッチ

 

 キャンプ場に帰ってからは、みーちゃんがお伝えします。

 

 他の人たちが帰ってきてたのに、お父さんが帰ってこなくて、「何しとんねん!」って、けいくんたちと言っていました。
 そうしていると、晩ごはんの時間になりました。ゆうくんが、「バーベキューかな?」って言ってたら、誰かが、「肉は無いから、違うと思うよ」って言ってました。わたしは、みんなでワイワイ食べるなら、何でもいいと思いました。

 わたしが、サリーさんやまちこさん、あけみさんなんかと、ごはんを食べ終わった頃にお父さんは帰ってきました。
 「何しとってん」って、わたしが大きな声で言ったら、「しゃあないやんか」って言って、スープを飲んでいました。

 そうそう、テントの話をしてなかった。テントは、車に積んで持って行ってたのを、お昼ごはんのすぐ後に、みんなで協力してたてました。建てちゃったら、部屋割りの発表です。ちょうど、お父さんとわたしが、一生懸命に最初に建てたのが、わたしたちのテントになりました。ドーム型の小さなテントです。

 夜になってから、コーネルさんがやってきました。
 大きなマキ、昼間にけいくんやわたしたちでとってたのを、四角い鉄のかこいの中で燃やしはじめました。

 「みんな、集まれ!」っていう声がしました。
 コーネルさんが、ジョン・ミューアっていう人のお話をしてくれるんだって。地面に腰を降ろしたり、イスを持って来たりして集まりました。

 ほんとに、ジョン・ミューアっていう人はおもしろいんだ。犬の話や、ガンっていう鳥の話、吹雪でお尻を温泉で温めた話なんか最高さ。 

 通訳のじゅんこさんも、途中で笑っちゃってました。
 わたしは、ジョン。ミューアっていう人の名前を初めて聞いたけど、もう絶対に忘れないと思います。
 ちょっぴり残念なのは、とても寒くて、途中でおしっこに行って、聞いていないところがあったことです。
 でも、夜食の前に帰ってこれたから良かった。
 夜食は、マシュマロを焼いて、ビスケットにチョコレートとはさむやつです。わたしは、前に何度か食べたことがあるけど、お父さんは「手作りエンゼルパイ」だって、ずーっと言ってたやつです。

インタープリテーションのひとつの型を見たような気がしました。
単に、昔の偉人の話をするのではなく、ミューアになりきったコーネルさんがとても印象的でした。
見ている人も、コーネルさんの話を聞いているんじゃなく、目の前にJ・ミューアがいて、いろんな話をしているという感じだったんじゃないでしょうか。
みーちゃんも、帰ってきてから「ジョン・ミューアっておもしろかったんだよ。」と、おかあさんに話をしていました。決して、「コーネルさんが、面白かった。」とは言いません。
翌日のQ&Aでも、コーネルさんが言っていたのは、「なりきること」が大事だということでした。

 「クマが出ます」って、ハリダスさんが言いました。誰かが言ってたけど、場所は全然違うけど、星野さんっていう人が、クマにやられちゃったんだそうです。だから、みんなはびっくりしてました。
 テントの中には、においのするものは置かないように、ということで、おやつはもちろん、歯磨き粉や歯ブラシ、化粧品もまとめて車の中にしまっとくんだって。
 後で聞いた話だけど、持って行ってた食料品も、「おとり」として、トイレの中に入れてたんだそうです。
 「アニーを、子供だと思ってペロペロしにきたらどうする?」ってお父さんがいいました。アニーというのは、お母さんがかわいがっているポストペットっていうパソコンの中にいるピンクのクマさんです。お母さんに、そのアニーの絵のタオルを買ってもらって、持ってきてたんです。
 でも、クマさんがきても大丈夫。わたしは、クマさん大好きだもん。


上は朝ごはんの準備をしているところ
バナナがおいしかった。

右はあけみさんに髪をとかしてもらっているところ
後ろにいるのはまちこさん

コーネルさんを囲んでの食事です

phot by yanbou

 朝、お父さんに起こされました。
 何でも、わたしの顔を、クマさんが来てペロペロなめてたらしいです。そして、アニーもペロペロしてて、連れて行きそうになった時に、わたしが「これはダメ」って言ったと言うんです。ほんとかな。でもいいや。わたし覚えてないもん。

 朝ごはんのあと、髪の毛をあけみさんにといてもらいました。
 娘さんが大きくなって、最近はしてないんだって。
 でも、いつもお父さんにしてもらってたけど、やっぱりあけみさんの方がウマイよ。

 朝ごはん後は、同じキャンプ場の中をお散歩しました。
 広場でコーネルさんが、ラジカセで音を出しました。何かヘンな音だった。その後、「ピシュー、ピシュー」って、歯を閉じたまま口を広げて、大きな声を出していました。わたしは何をしてるのかな?と思って、回りを見ていると、みんなが上の方をじっと見ています。
 だれかが「やって来た!」と小さな声で言いました。他の人も「あそこにも!」と言っています。わたしは、最初は何なのか、わかりませんでした。
 たくさんが、指差して「ほら、いっぱい鳥さんが集まってきてる」って教えてくれました。
 そうなんです。いろんな鳥が、コーネルさんに呼ばれてやってきていたんです。さっきまでは、1羽もいなかったのに!
 わたしが数えたら10羽以上きていました。
 コーネルさんって、本当に不思議だな。まるで忍者。

 ネイチャーゲームをしました。
 わたしもお父さんと一緒に、ネイチャーゲームを日本でもしたことがあります。わたしは、虫眼鏡を使って地面を探検するやつが好きです。
 でも今日は、紙を配られました。大人の人はノートくらいの紙を6枚くらい綴じたの。わたしとけいくんは、色がついたのを、なおこさんからもらいました。なおこさんが「一緒にしよう」というので、わたしたちは3人でしました。
 なんでも、お父さんたちのしたのも同じようなヤツだったんだって。
 特別な場所を選んで、そこでいろんな感じたことなんかを紙の質問に答えていくんだ。

 いろいろやったけど、時間がちょっと足りなかったみたい。
 みんなが、また集まったら今度は、くじ引きでペアを決めて、自分の場所を紹介していくんです。わたしは、くじを引きそびれて、けいくんといっしょにいました。
 けいくんは、濡れたキノコを見つけてたんだ。不思議なキノコだよ。上は普通なのに、下半分がビショビショに濡れてるんだ。サルノコシカケっていうやつの仲間らしいけど、わたしはサル年なんだ。じゃあ、わたしのイスっていうこと?


こんな絵を書きました。
みんなで見せ合います。


コーネルさんの静かな口調
じゅんこさんの適切な通訳です

 また集って、やったことをお話しあうことになったんだ。お父さんは、木とお話したことを、みんなの前で言ってた。

 こんどは、散歩しながら紙にいろんな言葉が書いてあることを読みながら、また散歩するっていうやつです。
 いろんな人の詩や、昔の格言なんかが書いてあったらしい。わたしは難しいから、てきとうにお散歩しただけ。
 でも、お父さんは最初の方にスタートしたのに、一番遅いくらいまで、ゆっくり歩いていた。途中止まり止まりしてたみたい。いつも、わたしには「早くしなさい、早くしなさい」っていうのに、自分が今度はユックリしてるなんて・・・

 最後は、自然の中のものを自分の人生の生き方と重なるっていう、何かとても難しいゲームです。
 わたしは、何が何かわかりませんでした。けど、お父さんはとっても印象深いものだったみたいで、難しい顔をしてました。

今回やったのは、最初は「自然の心に触れる旅」(ネイチャーゲーム4 参照)の中の各アクティビティです。
次には、私は山形で体験してとても印象深かった美の小道(トレイル・オブ・ビューティー)。しかし、この「小道」というのは、私は「小径」と言う方がピッタリくるんじゃないかと思うんですが・・・。
最後にしたのは、メタファーウォーク(Metaphor Wark)というので、コーネルさん自身も、「これで3度目」だというやつです。
私は、このメタファーウォークに、大きなショックを受けました。詳しいことは、実際にじっくりと時間をかけて体験してみないとわからないと思います。しいて言うならば、初級指導員ハンドブックの第5章のイメージかな?

 ランチを食べて、また2つに分かれました。
 少し歩いてハイキングする組と、湖で泳ぐ組。わたしはもちろん泳ぐ組。お父さんは、ハイキング組です。

 ここからは、またとんびさんがお伝えします。


この傷は雷の跡。
どれくらいかは、下の人の大きさと比較してください

 


クンクン、とってもいい匂いがするぞ・・・

 結構な道です。

 昨日の登山では、植生があの初級ハンドブックの表紙のイメージでしたが、今度は何か懐かしい、そう日本の里山のような雰囲気です。
 シダ類などもあり、日本にいるような感じでした。
 氷河によって残った湖に、いくつか出会いました。


ハイキング組の記念写真

コーネルさんが、説明しながら行ってくれます。「この木は、とても甘いにおいがするよ」とか、「この辺りで、一度白頭鷲に出会った」とか・・・
 最後に、ロング・レイクという大きな湖に出ました。
 対岸には、ジョン・ミューア トレイルという、じゅんこさんが「『東海道』みたいなもの」と例えたシェラネバダ山脈を縦断する道もあるそうです。
 しかし、この自然の大きさって・・・・というのがいたるところにあります。
 雷で真っ直ぐに割れ目の入った木が、美しく立っている姿には感動しました。

そのころ、みーちゃんは何人かのメンバーで水泳していました。
水はキレイだったけど、とっても冷たかったみたいで、すぐに上がってしまったみたいです。ちょっと欲求不満だったみたいでしたが、けいくんと、とっても仲良しになったみたいです。

 また、お父さんと別れて車に乗りました。
 とても眠かったんで、すぐに寝ちゃいました。
 「着くよ!」と言う声で目が覚めました。そう、行きにアイスを買ってもらった街にまた寄るんです。

 今度も又、アイスを買ってもらいました。とてもおいしかったです。
 あと、アナンダのおうちに帰ってから飲もうね、といってオレンジジュースも買いました。でも、うちには冷蔵庫がないんだよね。けいくんのおうちにはあるのになー。
 あとお父さんは、行く時に買おうか?どうしようか?と悩んでいたシェラビューツのTシャツをお土産に買いました。19ドルだって。ちょっと高かったみたい。ネイチャーゲームのTシャツは9ドルだったもんね。
 ああ、それから、記念に地図も・・・
 あいかわらず、ほかの人は炭酸の飲み物や、カフェインの入ったコーヒーなんかを買っていました。ピザをほおばってる人もいたみたい。
 それから、小さな置物や金製品なんかの、いろんなお土産も・・・。みんな久しぶりのお買い物に、ウキウキでした。けどよく考えたら、昨日も寄ったんだったよね。でも、長いこと経ったみたいな感じがするよ。とってもいろんなことがあったからかな。
 あっ!カップヌードルを買ってた人もいました。メイドイン USAです。でも、どうやって食べるんだろう?

 街でたくさん時間かかっちゃたんで、アナンダに帰ってきたときはもう暗くなっていました。しかも、途中から雨が降り出しました。
 ご飯を食べてからする予定だった夜の音楽会は中止となりました。みんなキャンプや山登りで、クタクタに疲れてたんだもの。ああ、カップヌードルは、お湯があれば食べられるんだ。お茶をいれるためのお湯を沸かして、食べてた人がいたよ。
 わたしは、あんまり食べたいとは思わなかったな。シャワーを浴びてから、すぐに寝ました。
 でも、アナンダに帰ってきた時は、何かホッとした感じがしました。一緒に行った人も、「アー、帰ってきたっていう感じだね」って言ってたよ。

 

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