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砂田喜昭 2019年7月29日更新  
発達障害児の早期発見、早期対応のために
6月議会 砂田市議の一般質問その2

 [砂田市議] 発達障害を抱える子、ちょっと気になる子が保育園児全体の1割もいる。発達障害は親のしつけや愛情不足、家庭環境のせいではなく、生まれつきの脳機能障害であり、早く手立てをとることによって軽くすることはできるが、完治はしない。早く対応する必要があるのは、大人になってからの社会的な適応障害を防ぐためであり、早期発見・早期対応が必要だ。

 日本共産党の県交渉で、県はいろいろと対策をとっていると述べていたが、小矢部市ではその状況はどうなっているか。課題は何か。

「保護者の気づき不足も課題」 民生部長

 [民生部長]
 コアラ相談会やペンギン親子教室なども通じて早期発見・早期対応に努めている。課題としては保護者の気づき不足が大きい場合もある。

同じ悩みを抱える者同士が交流できる仕組みは

 [民生部長]
 ペンギン親子教室という相談業務の中で発達について気になるお子さんと保護者を対象にグループ指導や、親子でのふれあいや交流を図る場を設けている。あわせて令和2年度には子育て世帯包括支援センターを設置してより充実した相談体制を図りたい。

保育士、教員、保護者の発達障害についての学習

 
[民生部長] 保育士は、県が主催しているハートフル保育普及研修会や、呉西圏域でとりくんでいるきづな子ども発達支援センター・発達支援講座に参加して積極的に研鑽に努めている。

 
[教育長] 砺波地区教育支援センター協議会が主催する特別支援教育研修会がある。全教職員が参加可能で、富山大学から講師を招いている。また市教育センターにおいて若手教員にも研修を行う。スタディメイトに対しては、県の養成講座を業務の一つに位置づけて、7回の講座を通じて理解を図っている。市独自にもスタディメイト研修、子どもと親の相談員研修を年3回行っている。

県発行のパンフも活用を 砂田市議

 
[砂田市議] 対象になる人全員が研修を受けて、発達障害に早く気付くようにしてもらいたい。県は3万部のパンフレットもつくると言っているので、それも活用していただきたい。

臨床心理士や保健師などの専門家による巡回カウンセリング

 
[民生部長] 巡回カウンセリングとして巡回訪問事業を実施している。公立、私立の各保育所を臨床心理士、保健師、家庭指導相談員などが年2回程度巡回訪問をしている。

 
[教育長] 全小中学校にスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、子ども親の相談員を配置している。巡回ではなく、学校へ配置し、相談者への系統的な支援を行っている。

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