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砂田喜昭 2019年5月28日更新  
日本共産党 県議2議席になって初
県民要望を県と交渉

 日本共産党の県議会議員が40年ぶりに2議席になったもとで、日本共産党富山県地方議員団は5月15日と17日の二日間、県民要望を持って富山県各部課との交渉を行いました。小矢部市から15日は堀内昭世党市政策委員長、17日は砂田喜昭市議が参加しました。
 参加した地方議員からは、「県の回答が懇切丁寧になった」「やっぱり共産党2議席になると違うね」などと感想が寄せられました。
県民要望を訴える砂田喜昭市議(中央)と火爪県議(右)、津本県議(左)=5月17日、県議会議事堂第4委員会室
【要望】国保税の子どもにかかる均等割廃止を

 【厚生企画課】子どもの均等割廃止には法定外繰入となり、国保加入者以外との公平性を欠くこととなる。全国知事会とともに、国に負担軽減を働きかけたい。
 
県内統一保険料については、将来的にはすべきだが、市町村の医療費の水準など差異があるので、現時点では統一はしない。今後市町村の皆さんと協議しながら検討したい。

 【砂田市議】小矢部市が他市との差異をさらに拡大するような子どもの均等割廃止に独自に取り組むことについて、県はやってはダメだとか言うのか。

 【厚生企画課】
市町村の独自制度に対して、県としてそれはおかしいですねとか、統一化するからちょっとそれはどうでしょうかということは、県としては正直、申し上げられない。

【要望】県西部水道料金の値下げを

 
【企業局】水道管路の老朽化、耐震化対策を始めたところで、今後も相当額の施設更新事業費を要する。平成28年度から水道管路更新の国の交付金を活用するなど効率的に事業を進めている。現段階では給水量、単価の引き下げは難しいと考えているが、今後とも経営努力や、受水4団体の意見を聞きながら適切に対処したい。

【砂田市議】老朽管更新は大事だが、これに対する国の補助はどれだけか。

【企業局】耐震適合性がない水道管が補助の対象で、国3分の1補助。これに該当するのが2割弱の水道管だ。

【砂田市議】県はどれだけ出しているのか。国が3分の1なら県も3分の1か。

【企業局】いや、県は出していない。

 【砂田市議】地震の活動が活発な時期に入って国は耐震化のお金を出している。国が3分の1なら県も3分の1を出して、市民の負担を軽くすべきでないか。
 金沢から移転してきた人は小矢部市の水道料が2倍も高くびっくりしている。水道料が高いから4市もぜひ引き下げをと要望しているのだ。そもそも水道料金がこんなに高いのは、子撫川ダムをつくったときに小矢部市の人口が6万人になるなどと見込み過大な設備投資をした。この富山県の政治判断ミスが非常に大きい。県の政治責任で負担軽減にあたるべきだ。

【要望】石動駅での折り返し運転を

 【総合交通政策室】折り返し運転の施設改修にはかなりの費用がかかる。あいの風とやま鉄道では富山・東富山間で新駅整備をすすめており、2021年までは設計監理の要員確保ができない。小矢部市では地域公共交通網形成計画を改定中であり、これをふまえて、財源確保などに適切に対応したい。

【要望】単独浄化槽撤去補助金の
    条件緩和を


 【環境政策課】国は撤去された単独浄化槽は適正に処理される必要があるとしている。埋め戻しは補助の対象外としている。市町村の要望を聞きながら、必要があれば国に働きかけるなど、利用しやすい補助制度を研究して、水質保全の確保や公衆衛生の向上のために単独浄化槽から合併処理浄化槽への転換に努めたい。

 【砂田市議】岐阜市は単独浄化槽を雨水貯留槽に転換することに補助している。

 【環境政策課】全国的にもそのような事例があるのか、調べさせてもらうとともに、せっかくの補助制度の活用にどのような障害があるのかも市から聞きながら、より活用しやすいようなものとなるように考えていきたい。

【要望】県道砺波小矢部線の
    拡幅促進を


【道路課】 野寺交差点で橋の架け替えで今年度は下部工完成させ橋ケタにかかる。西中交差点の改良も進めて、残り区間に取りかかりたい。

【砂田市議】 野寺と西中の交差点の改良を進めているとのことだが、それはそれで大事だが、関係住民の方々から金屋本江地内の住宅が建ち並んでいるところで道路が狭くて、高校へ通う子どもらが危ないので、そこも早くして欲しいと強く要望されている。

【道路課】 まず今やっているところを早急に進めて、ぜひそっちの方へ行けるように努めたい。

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