バナー2019年4月7日号本文へジャンプ
砂田喜昭 2019年4月7日更新  
3月議会
石動駅北エリア開発、財政的に大丈夫?
予算特別委員会 砂田委員が質疑

 
[砂田委員] 石動駅北地区・線路と旧八号線の間のエリアについて賑わい創出のための開発計画を検討するとのことだが、土地区画整理を想定しているのか。関係地権者数はどれだけか。費用は民間で負担するのか、市の財政負担はないのか。

市街地再開発事業を検討

 
[産業建設部次長] 土地区画整理事業は土地という平面に特化した整備手法だが、市街地再開発事業は土地とともに建物も整備していく立体的な整備事業である(概念図参照)。石動駅北地区は市街地再開発事業を主眼に置き、検討していきたい。区域を決定していないので権利者数はわからない。

地元負担だけでなく
国・県や市にも大きな財政負担か?

 
[砂田委員] 土地だけでなく建物も整備するとなるとかなりの事業費になるのではないか。

 [産業建設部次長] 地元負担だけでなく、国・県・市の補助といういろんなメニューがあるので、どんなやり方が有効か、今後検討していきたい。



難聴者のために公共施設に
磁気ループシステムの導入を



 [砂田委員] 高齢の難聴者が増えており、公共施設のバリアフリーの一環として、磁気ループシステムの導入を求める。

 
[民生部次長] 磁気ループシステムは騒音や反響に左右されずに音声を正確に伝える補聴システムであり、大声を出さなくても伝えることができるメリットがある。いろいろとメリット、デメリットもあるので、その場所にあったやり方を検討していきたい。

(仮称)石動コミュニティプラザで検討中

 
[生涯学習文化課長] (仮称)石動コミュニティプラザについては部屋数が多いとこともあり、移動型の磁気ループを現在検討している。

地籍調査に専任職員の配置を


 
[砂田委員] 小矢部市の地籍調査は1983年に中断したが、2017年にようやく山村境界基本調査に着手した。山村境界基本調査は地籍調査の事前調査であり、山林地域の主要な境界点について調査を行い、その境界情報を保全するものである。
 これから本格的に地権者の立ち会いのもとに地籍調査を進めねばならない。そのための専門職員の配置が必要だ。

 
[農林課長] 矢波地区、屋波牧地区の山村境界基本調査を国土交通省にしてもらった。そのデータを生かして地籍調査業務に移行していく。2020年度の地籍調査に向けて、19年度はその準備に入りたい。

 
[総務部長] 地籍調査のためにはかなり長期間にわたる専任職員の配置が必要で、市にとってなかなか解決できない負担である。しかし、ここにそろそろ踏み込まないと、いろんな他の事業に支障が生じる。そこで覚悟を決めて取りかかるという意思表示を、今回総合計画の中に取り入れた。本格的には後期かなと考えている。

個人住宅の耐震化へ
 身近な相談窓口を


 
[建築指導班長] 耐震化にあたっては補強設計や工事について検討することが必要となる。建築関係業者で組織する小矢部地域住宅相談所と連携し、無料相談窓口を定期的に開催している(小矢部市総合保健福祉センター・街かどふれあいサロンにて毎月第3金曜日13時〜16時。問合わせ先68ー1102)。

 また今後は、耐震化のよりいっそうの推進を図るため市内の建築設計事務所や施工業者との連携も非常に重要である。関係業者と連携して広く周知に努める。

自治体クラウド
 情報漏洩の心配


 
[砂田委員] 小矢部市では市民の個人情報を含む重要な情報は市役所内で厳重に管理しているが、新年度においてこの情報を外部の民間企業の電算システムに保管させるクラウドシステムの導入を計画している。問題の一つは情報漏洩の心配だ。もう一つはこの利用料金が妥当か、チェックはできるのか。民間企業の言い値にならないのか。

 [総務部理事] 富山県の自治体クラウドはインターネットを利用せず専用回線を利用するので、大きな問題はないと思う。ただ操作ミスとか意図的な情報漏洩などのヒューマンエラーは人間が行う以上つきものだ。情報セキュリティ研修などにしっかり取り組んでいきたい。利用料金の問題では複数の自治体で利用するので交渉力が強化されるものと考える。

 トップへ戻る
砂田喜昭(Yoshiaki Sunata)のホームページへ戻る