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砂田喜昭 2018年12月4日更新  
石動駅利用者拡大へ
日本共産党の提案 実る

新石動駅オープン

 あいの風とやま鉄道の新石動駅が11月27日から利用できるようになりました。新石動駅は2階に改札口があり、南北自由通路を通って従来の駅前や、南(綾子)側からも駅へ行くことができます。自由通路や上り下りホームにもエレベーターが設置されています。

  駅が新しくなっても、自然に乗降客が増えたり、駅前周辺が活気づいたりするわけではありません。駅利用者を増やすために日本共産党と砂田市議が提案し、実現させてきたことを紹介します。

 完成した新石動駅。右側の旧駅舎はこれから新図書館に建て替える
  北陸新幹線が開業した2014年から、JRに代わり県や市、民間資本が出資した第三セクター鉄道会社である「あいの風とやま鉄道」が運行しています。砂田市議は11年3月議会で、JRからの経営分離によって運賃値上げや、運行に支障が出ないようにするためにも、JR西日本に応分の経営責任を果たさせることが重要だと訴えました。

ホームに
 エレベーター設置の実現


 2012年3月議会予算特別委員会で砂田市議は石動駅のバリアフリー化を求めました。

 これは新日本婦人の会小矢部支部が毎年、市に予算要望をしていたものです。同年7月には砂田市議も民生文教常任委員長として県や政府関係機関に直接要望しました。

 その中でJR西日本としてエレベーター付き跨線橋の設置を前向きに検討していることが明らかとなり、14年3月に完成しました。

全国にあまり例のない
三セク鉄道駅で
  JR切符購入を実現


 石動駅でもJR切符を買えるようにしました。

 2014年8月におこなった日本共産党富山地方議員団との交渉のなかで、県は「JR切符の販売システムについて、先行事例ではほとんど認められてこなかったが、特例として沿線市町ごとに1か所、具体的には泊駅、入善駅、黒部駅、魚津駅、滑川駅、小杉駅、高岡駅、石動駅の計8か所で販売ができる」と報告しました。

JR長距離電車利用者に
   無料駐車場を存続


 2015年11月1日から、あいの風とやま鉄道の石動駅から100Km超の長距離のJRを利用する場合に、無料駐車場を再び利用できるようになりました。砂田市議がくりかえし要望し実現しました。
金沢方面を見た南北自由通路の全景。左側に駅南口、右側に新石動駅の入り口
さらにこれから

 
時間制無料駐車場
  実現への取り組み

  
 2012年5月に開かれた市議会全員協議会で、砂田市議は石動駅利用促進のために無料駐車場の設置が重要であると強調しました。白井議員も「砂田議員が言った石動駅駐車場の無料化というのは、私も賛成」と発言しました。

 その後14年12月議会で砂田市議は石動駅駐車場のあり方について次の三つの提案をしました。@通勤者用には月極め有料駐車場を、A時間制駐車場を無料にしてあいの風鉄道利用者を増やそう、BJRの長距離電車利用者の無料駐車場を存続を提案しました。

 今年(2018年)9月議会で砂田市議の質問に桜井市長は、新石動駅構内に認証機設置をして、長時間無料駐車を実現したいと答えました。

 11月の県交渉でも、県は「あいの風とやま鉄道としては南北自由通路の開通後に設置スペースや乗客の動線を見ながら、早く実施したいとしている」と答えました。

 新石動駅の開所式のあとで砂田市議は、あいの風とやま鉄道社長に直接要望したところ、「設置場所の見通しがついているので、早急に対応する」と答えました。

 砂田市議は、12年、16年の12月議会で、「石動から電車で金沢や富山へ行くと乗りかえも含めれば往復2時間ぐらいかかる。所用に4時間ぐらいかかるとすれば、6時間ぐらいは無料にする仕組みを考えるべきではないか」と提案していました。

 
石動駅でも
   折り返し運転を


 砂田市議は富山・高岡間の電車を石動まで延長し折り返し運転をさせるよう繰り返し求めています。

 県は「折り返し運転について今年の大雪をふまえると必要と認識している。ただシステム改修に2・6億円の経費がかかり、財源確保が課題である。またあいの風とやま鉄道としては富山駅の高架化に人手がとられており完了する平成33年度までは無理」と述べています。

 今年11月の交渉で県は「国費も含めて財源確保が可能かどうか、小矢部市とも連携して、県としてもさまざまな課題を検討したい」と答えました。

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