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砂田喜昭 2018年11月25日更新  
265項目の要望を持って県交渉
日本共産党富山県地方議員団

 日本共産党富山県地方議員団は県民から寄せられた265項目の要望を持って11月14日、16日、富山県各部局と2019年度予算編成に関する交渉を行いました。砂田市議も参加しました。



石動駅での
 折り返し運転を


要望
 高岡止まりの列車を石動まで延長運行されたい。金沢方面への乗り入れを増やすとともに、石動駅での折り返し運転ができるようにされたい。

回答(総合交通政策室) 折り返しの設備については、費用がかかる。国費も含めて財源確保が可能かどうか、小矢部市とも連携してさまざまな課題を検討したい。

新石動駅に
駐車場の認証機設置を


 
要望 新石動駅に駐車場の認証機設置が早急にできるように、あいの風とやま鉄道に強力に働きかけられたい。

 小矢部市としては、富山・金沢・高岡方面へ所用で出かける人にも鉄道を利用してもらうため、石動駅で6時間程度の無料駐車を可能にしたいと考えている。これは地球温暖化対策の一助になるし、あいの風とやま鉄道の乗客を増やすことにもなる。

 
回答(総合交通政策室) あいの風とやま鉄道としては南北自由通路の開通後に設置スペースや乗客の動線を見ながら、早く実施したいとしている。

県種子条例
米・麦・大豆などの優良
な種子の生産に支援を


要望 
県種子条例に基づき米・麦・大豆などの優良な種子の生産・確保・普及に、今後も県が責任を持って取り組まれたい。

回答(農産食品課) 種子法で定められていた県の業務については引き続き実施する。新潟県、埼玉県、兵庫県で同様の種子条例が制定されているが、他県にない独自の規定として県内の種子産者が受託量をさらに拡大できるように原種のクリーニング施設(種子に異種・病原菌が混じらないようにする)についても規定を盛り込んでいる。

イノシシ被害対策と
ジビエ料理に活用を


要望
 被害対策として捕獲したイノシシをジビエ料理として活用されるよう促進されたい。

回答(農村振興課) 獣肉処理施設については県が支援した4箇所を含めて5箇所ある。平成29年度の受け入れ頭数は107頭で、前年度の58頭に比べて倍近くになっている。また今年の7月に、市町村や関係団体からなる富山県ジビエ研究会を設立して、捕獲から初期加工、流通までのさまざまな課題に対する連携体制の強化を図っている。安全で良質な富山ジビエの態勢整備と活用をすすめていきたい。

 また獣肉処理施設の整備支援やジビエ普及拡大に向けた調理講習会などを引き続き支援したい。

 
砂田 モデル集落でイノシシ被害ゼロとの報道があった。その教訓を明確に。

 
回答(農村振興課) 1月に開く地域実践リーダー育成研修において、その事例を発表して、皆さんで情報を共有する研修としたい。

 
個人住宅の
  耐震化促進を


要望
 国が2018年度予算で、大規模地震に備えて、戸別訪問等の方法により、積極的な取り組みを行っている自治体を対象に住宅の耐震化の補助を開始する。耐震補強の設計から改修までをパッケージとして、1戸あたり定額100万円(耐震改修工事費の8割を限度)の支援 を行うものである。負担割合は国と地方自治体が二分の一ずつというもの。この導入を市町村と協力して積極的に進められたい。

回答(建築住宅課) 今年10月に担当課長会議を開いて新制度の活用を働きかけてきた。市町村の実施に伴って県による支援を行えるよう検討してまいりたい。

 
砂田 県の支援とは何か。

 
回答(建築住宅課) 100万円のうち県がどれだけ支援できるか、検討しているところだ。

再生可能エネルギー
活用に支援を


要望
 石油や原子力に頼るのではなく、自然エネルギーの活用を図ること。そのため、太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、ペレットストーブやペレットボイラーの普及に力をそそぐこと。これらを公共施設や個人住宅、企業で導入しようとする際の補助制度の拡充を図ること。

回答(商工企画課) 太陽光発電の公共施設に関しては再生可能エネルギー導入基金を活用して平成24年度から28年度まですすめてきた。

 再生可能エネルギーの活用については、温室ガスの削減、エネルギーの安全供給、経費の節減や分散型電力供給など災害時における面からも重要視される。

 
砂田 設備をするための初期投資をどう工面するか。クラウドファンディング(太陽光発電などある特定の事業に賛同できる人々に、インターネットなどを通じて設備投資を呼びかけること)への支援はできないか。

 
回答(商工企画課) 例えば環境省の補助制度を活用するとか、あるいはまたクラウドファンディングについては支援したことはないので、そういう話があれば対応を検討させて頂きたい。

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