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砂田喜昭 2018年10月12日更新  
9月議会 砂田市議の一般質問(3)
防災対策について
(1)個人住宅の耐震化促進を

 砂田市議
 西日本豪雨災害につづき、北海道胆振東部地震が襲った。被災されたみなさまに心からお見舞いを申し上げます。さて、地球温暖化による環境破壊が深刻な被害をもたらすようになってきた。小矢部 市としてもこのことに真剣に向き合わねばなりません。3月議会と6月議会でも取り上げたが、地震に襲われた際に命と暮らしを守るためにも住宅の耐震化が重要な課題の一つである。

住宅耐震化率
 小矢部市64%
 全国平均82%


 小矢部市の個人住宅の耐震化率は64%で、国の平均82%より遅れているが、小矢部市はこの遅れを取り戻し、2026年度末までに目標の90%以上を実現しようと計画している。

個人住宅の耐震化促進へ
 1戸100万円の
  国制度活用は?


 あと8年で90%の目標達成には、国が今年度、耐震補強の設計から改修までを一つのパッケージとして、一戸あたり100万円を限度とした支援を行う制度をつくったが、この活用が有効だ。6月議会では「県と協議しながら積極的に取り組んでまいりたい」とこたえられた。ぜひ、新年度予算から活用できるようにできないか。

  住宅耐震化緊急促進
アクションプログラムを今年度中に作成
県と連携した計画になるよう協議中


 産業建設部長
 住宅耐震化緊急促進アクションプログラムにもとづいて住宅耐震化を進める市町村に対し、住宅の耐震補強をする場合、設計費の全額と改修工事費の8割を合計し、建物所有者に100万円を上限に補助するもので、国と市が2分1、それぞれ50万円を負担する制度である。

 この支援制度の導入にあたっては、社会資本総合整備計画の作成が必要となる。この計画は5年間にわたり、継続的な事業量の見込みや事業の施工実績が必要であることから、県単位での計画の中に各市町村を位置づけて事業のスムーズな遂行を図ることが、有利である。富山県と 連携した計画作成になるように、いま現在協議を進めているところだ。

 また本市の住宅耐震化緊急促進アクションプログラムについては今年度中の作成を予定し、来年度からの実施を準備しているところだ。

(2)避難所間の連絡体制に
   アマチュア無線の活用


 砂田市議
 災害時に多くの避難所がつくられるが、各々の避難所で何が足りないのか、こうした情報のやりとりにアマチュア無線を活用すれば、各避難所間で瞬時に情報を共有でき、素早い物資等の融通も可能になる。日頃からアマチュア無線の皆さんとの連携を密にして、防災訓練でもそのような訓練を取り入れてはどうか。

 
総務部理事 本市では、携帯電話等の通常の通信手段が不能となる事態に備え、いろいろな通信手段を準備しているが、既存の通信手段は双方向性を有しているものが少ない。災害時にはアマチュア無線は有効な通信手段である。今回、9月23日開催予定の総合防災訓練において市内二つのアマチュア無線団体と協議し、今回初めてアマチュア無線の訓練を行うこととした。今後は本訓練の結果を生かして避難所間の連絡等にアマチュア無線の活用を図っていきたい。

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