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砂田喜昭 2018年9月30日更新  
北陸ブロック9条の会交流会
         in福井市
憲法を守る小矢部の会も参加

 今年で9回目となる「北陸ブロック9条の会交流会」が9月2日、福井市で開かれ、憲法を守る小矢部の会の2名など約100名が参加しました(写真)。参加者の一人から感想を寄せてもらいました。
9条の会第9回北陸ブロック交流集会
世論の力は大きい
 改憲策動のブレーキに

 9条の会が2004年に発足して全国に7500を超える会が立ち上がり、活動を始めると、9条を変えようという世論が弱まり、「9条は変えるな」という世論に変わりました。この市民運動が今も改憲策動のブレーキとなっているというのが私たちの確信です。

 昨年の5月3日、安倍首相は「新たに憲法9条に自衛隊の存在を書き込む」、「2020年に新憲法施行をめざす」と述べました。期限を切った改憲宣言に対して9条の会は、昨年9月、従来の講演会や出版など、文化活動中心の運動から、署名運動に転換しました。

 それから9か月後・今年5月、「安倍9条改憲NO!」の署名1350万人分が国会に集まりました。急速な世論の高まりを背景にして、先の通常国会では、改憲勢力は議席数「3分の2」の数の力を憲法問題では使うことができませんでした。

 しかし安倍首相は先月の12日、「自民党としての憲法改正案を速やかに国会へ提出できるよう取りまとめを加速する」と発言し、改憲に執念を示しました。油断は大敵です。

3千万人署名の力で
   国会の改憲発議を抑え込む
  小矢部でも8割のお宅を訪問


 3千万署名をやり切って憲法をまもろうと、3県とも、講演会、憲法カフェ、などの学習・交流活動と署名活動を組み合わせて頑張っています。小矢部からも8割のお宅を訪問した経験を披露して学び合いました。

 富山の水橋や、金沢の寺町などでは、お寺の鐘をつかせてもらう行事を組み込んで運動の幅を広げています。「平和の旅」で日帰り旅行をした(加賀)、憲法カフェで「うたごえ」を取り入れている(福井)、退職教員に協力してもらっている(坂井)などの工夫、またチラシ、署名簿、返信用封筒をセットにして戸別配布している(敦賀)など
、その地域に合ったやり方で、粘り強く署名活動が進められています。

 南北、米朝首脳会談を契機に、朝鮮半島の軍事的対決の緊張が和らぎ、対話の流れが表に出てきました。憲法9条が、理想論ではなく、現実的な外交方針として輝きだしているのではありませんか。

初めての憲法カフェもスタート

 9月19日には、若林公民館をお借りして、午後1時30分から初めての憲法カフェもスタートします。私たち市民は、微力だが、無力ではありません。市民との対話と署名をくり返しながら必ず、日本国憲法を守り抜こうと、決意を固めました。(K)

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