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砂田喜昭 2018年1月1日更新  
えっ 市民会館利用料が10倍に?! 12月議会
砂田市議の反対討論


  12月議会最終日22日、議案の採決が行われ、砂田市議は市民体育館使用料を1.6倍ないし10倍に引き上げる議案と、議員や市長など特別職の期末手当を0.05ヵ月分引き上げる議案に反対しました。砂田市議の討論を紹介します。
                     
  
市民体育館の改修に利用団体の
     要望が取り入れられる


  市民体育館の改修に伴い、館内の照明が格段に明るくなり、トイレやシャワーなどが快適なものとなります。アマチュアスポーツで使用している団体の皆さんから改善の要望を受け、それに応える改修が実施されたもので、よいことだ。

 
一方、使用料値上げは相談無し

  しかしだからといって、使用料金を何倍にも引き上げることについて利用者の皆さんのご理解と納得を得ないまま実施することには疑問である。
  市民体育館の利用状況は、団体利用者の96%が使用料減免の対象で、2016年度に973件中、減免は929件で、ほとんどの利用団体にはあまり深刻な影響はないのかも知ない。

 
小中学生・高校生の個人利用が
     5〜10倍に


 ただ問題なのは、10人未満の個人利用だ。個人利用は年間264件で3440人だが、そのほとんどが小中学生、高校生だ。日中の利用料金が一人あたり10円から100円へ10倍の値上げ、夜間料金は20円から100円へ5倍となる。利用している子どもたちにしてみれば、突然5倍から10倍になるわけで、少ない小遣いのなかで負担がたいへんで、利用しなくなるのではないか。それでは3億3千万円もかけた改修目的が果たされないことになる。

議員・市長の期末手当引き上げをやめ
 子どもたちの負担を増やさない


 市民体育館の使用料収入はこれまでの26万円程度が、使用料金値上げで60万円ほど増え、その大半が子どもらの個人使用料金だと見られる。
 一方、議員や市長など特別職の期末手当引き上げを提案している。それに充てる税金は56万2千円だ。特別職の期末手当引き上げを我慢すれば、子どもたちに負担をさせないこともできるではないか。

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