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砂田喜昭 2017年12月11日更新  
日本共産党ここが知りたい
自衛隊と憲法
マスコミは共産党の主張を正しく伝えていない


 フジテレビで11月5日に放送された「加藤浩次VS政治家」で自民党議員らと「自衛隊と憲法違反」の問題で日本共産党の吉良よし子参院議員が激論を交わしました。吉良議員のフェースブックから、マスコミは共産党を正しく伝えているかどうかがわかります。フェースブックの一部を紹介します。()内は編集部。


 「共産党は、自衛隊は違憲だからなくすって言ってるんですよね?」―司会の加藤氏や自民党議員などからつっこまれました。

 (吉良よし子)「たしかに自衛隊は違憲だという立場ですが、いますぐなくせなんて言っていません。国民誰もが、憲法どおり自衛隊がなくても大丈夫と思える平和な国際社会をつくろうと言っているんです。」
と共産党の政策を説明しましたが、テレビを観ていたみなさんは、どんな感想を持たれたでしょうか。

 実は、テレビで流されたのはごく一部。収録時間は6時間にも及び、もっと突っ込んだ議論もしたんです。そこであぶり出されたのは、むしろ自民党の矛盾です。

 たとえば、タレントのパックンが「ところで自民党のみなさんは自衛隊は違憲という立場ですか?」と鋭く質問。それに対して自民党議員は「…合憲です」と必死で説明。そしたら、パックンに「え、じゃあ自衛隊がいま合憲なら、あえて9条を変える必要はないじゃないですか?」と返され、スタジオでも「たしかに!」と声が上がり、自民党議員はタジタジに。私も「あなたたちこそ矛盾してるでしょう?」声を上げましたが、この場面はあえなくカット。

  
共産党 憲法制定時から
   集団的自衛権を否定


 他にも放送されなかったいろんな“たたかい”はあり・・・

 「共産党は、憲法ができたとき自衛権がないからといって9条に反対した。なのにいま9条守れと言うのはおかしい」などといってくる自民党議員がいて、

 (吉良よし子)「当時の議事録をちゃんと読んで下さい。自衛権に触れているのは最後の一部分。むしろ、ちゃんと『“他国との”戦争放棄』と明記し、「他国間の戦争に絶対に参加しない」とも記せ、と言っている。その上で、当時の首相が自衛権を否定する発言を行っていたのでそれについて苦言を呈したということ。むしろ、当時から一貫して集団的自衛権(日本が攻撃されてもいないのに軍事同盟を結んでいる他国の戦争に加担すること)を否定しているのが共産党の立場です。」と反論した。でも、この場面もカット。

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