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砂田喜昭 2017年12月11日更新  
小矢部市の定住促進制度
  「100万円が魅力
    仕事が見つかれば戻りたい」


 「小矢部市に越してきたら100万円もらえるのでしょう。仕事が見つかれば、ぜひ戻ってきたいな」。小矢部市の定住促進助成金制度に若者が注目しているという、こんな話を最近、耳にしました。

 小矢部市の定住促進助成金制度は概略、次の通りです。詳しくは次のリンク先、→
小矢部市ホームページをご覧下さい。

 
小矢部市定住促進助成金
 
(1)住宅取得助成

助成金額
 住宅(建物)の取得額の10%(千円未満切捨)を助成。
 区分に応じて限度額があります。
 同じ敷地内で住宅を取得した場合 
       上限10万円
 小矢部市内で転居して住宅を取得した
   場合 上限20万円
 転入者で市内にて住宅を取得した場合
  上限100万円+中3までの児童数×10万円

(2)賃貸住宅家賃助成

交付期間・助成金額
 転入世帯の世帯主…月額1万円
             (最大12ヶ月)
 新婚世帯の世帯主…月額1万円
             (最大24ヶ月)
 転入世帯かつ新婚世帯の世帯主…
    月額2万円(13ヶ月以降は
      月額1万円、最大24ヶ月)

2016年度助成実績

(1)住宅取得助成制度  67件
(2)家賃助成制度 新規 70件 + 
    2年目継続 74件
 助成金を受けた市外からの転入世帯は56世帯、新婚定住世帯は9世帯、転入かつ新婚世帯31世帯です。しかし小矢部市の人口の社会動態(転入・転出)は137名の減でした。この助成制度がなければもっと人口が減っていたということかも知れません。
 定住促進助成制度が転入を促した割合は76%とのことでした(小矢部市の総合戦略事業評価による)。

雇用・労働条件の
    拡充も必要


 冒頭に紹介した例のように、住宅助成制度に止まらず、地方で若者にとってやりがいのある雇用を増やす取り組みが求められます。
 農林業や中小企業の振興、再生可能エネルギーの活用、教育・福祉分野での労働条件の改善と雇用増が必要です。
 正社員が当たり前で、最低賃金を早く時給千円にし、8時間働けばまともに暮らせる社会をめざす市民運動、労働運動が求められます。

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