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砂田喜昭 2017年9月27日更新  
日本は核兵器禁止条約へ参加を
小矢部平和委員会が9月議会に請願

 小矢部平和委員会(代表 堀内喜亨氏)は、核兵器禁止条約に日本政府の参加を求める請願を9月4日、中西正史議長宛に提出しました。請願の趣旨は次の通りです(中見出しは編集部)。

 
「日本政府に核兵器禁止条約の調印を
      求める意見書」請願趣旨


 今年2017年7月7日、国連は核兵器禁止条約の案文を採択しました。長年日本被団協とともに核兵器の全面的な禁止を求めて運動を進めてきた小矢部平和委員会は、これを心から歓迎いたします。戦後72年間、ヒバクシャは被害の実際を示して、人類と核兵器は共存できないと訴え続け、ついに国連がこれを受け入れたのです。

「ヒバクシャ国際署名」が
核兵器禁止条約を後押し

 
 
市長、議長を含む
 市民の署名が国連へ


 この条約の直接のきっかけは、昨年4月に日本被団協が「ヒバクシャは、すみやかな核兵器廃絶を願い、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求めます」と訴えたことであり、今年6月の国連会議第2会期直前には、日本から296万余の賛同署名が届けられて、ヒバクシャの訴えを後押ししました。この中には、小矢部市長、小矢部市議会議長の署名をはじめ、多くの小矢部市民の署名も含まれておりました。

「ヒロシマ・ナガサキ『原爆
 と人間』展」を市が後援


 6月議会で桜井森夫市長は、第2会期の冒頭で発言した広島市長と同じ気持ちであると答弁され、小矢部市は「核兵器禁止条約の採択を喜び、すべての国の加入を願って」総合会館ロビーで開かれた「ヒロシマ・ナガサキ『原爆と人間』展」を後援されました。

小矢部平和委員会が
石動町から西福町まで全戸訪問

 
 
1500人を超える
 賛同署名が寄せられる


 小矢部平和委員会は条約案の採択される7月7日前後から8月31日までに、石動町から西福町までの中心市街のほぼ全戸を訪問し、ヒバクシャの「核兵器を禁止し廃絶する条約を結べ」という訴えに約1500人の賛同署名をいただきました。断る市民はあまりありませんでした。
 小矢部市議会におかれましては、核兵器禁止条約に被爆国日本が率先して調印し、世界の核兵器廃絶運動をリードしていただきたいという大多数の市民の気持ちを必ず国に届けていただきたく、意見書案を添えて、お願いする次第です。

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