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砂田喜昭 2017年5月21日更新  
津沢夜高会館建設計画
旧消防屯所リニューアルに2億円

 市議会公共施設再編特別委員会が5月11日開かれ、津沢まちづくり計画にかかる津沢夜高会館の建設計画が初めて報告されました。これは第6次小矢部市総合計画に位置づけられたものです。
 津沢夜高会館は旧消防屯所を2億1500万円(概算事業費)で改修、一部増築(公衆トイレも含む)してつくろうというものです。市はこの財源の一部に富山県まちの未来創造モデル事業補助金を充てる計画です。この補助金は知事の特認を受けると事業費の2分の1,4千万円を限度とします。残り1億数千万円は小矢部市の負担です。


住民アンケート

夜高会館「必要ない」が4割
「商業施設」が欲しいが多数


 津沢まちづくり協議会が今年2月に行った住民アンケート結果も報告されました。900世帯に対して55%の回答があり、夜高会館について、「必要」「どちらかといえば必要」が23%、「わからない」が30%、「必要ない」「どちらかといえば必要ない」が40%でした。
 一方、津沢に商業施設を望む声が多くありました。

慎重な意見が
相次いだ特別委員会


 委員の中から公共施設の整理・統廃合を検討していることをふまえて、慎重な意見が相次ぎました。砂田委員は次のような主張をしました。

砂田委員の主張
住民声をしっかりと受け止めるべき


 「これまで夜高会館については、津沢地区の住民のみなさんが多数望んでおられるものとの前提で、今年度計上された津沢夜高会館実施設計予算についても問題にしてこなかった。
 しかし、アンケート結果で驚いた。「必要ない」が4割にも達している。この住民の声をしっかりと受け止めるべきである。」

常設展示だけでは活かされない」
「何が必要か十分な検討を」


 「いまの報告では旧消防屯所を改造・リニューアルするもので、新築ではないとのことだが、夜高を常設展示するだけでは、どこの施設でもホコリをかぶっているだけといわれている。夜高をメインとしたまちづくりをすすめるとしても、どのような内容が本当に必要なのか、十分検討すべきである。その際、議会で行った『アートハウスおやべ』の建設に際しての議論を教訓としたい。私は最初、反対だったが、議会の議論を通じて単にハコモノをつくるだけにせず、学芸員を配置し美術館としての機能を十分に発揮できるのであれば建設を認めたいと賛成になった。」

そのためにもスケジュールにとらわれるな

 「住民参加でどのような施設が必要かを議論する上でも、来年度建設というスケジュールにとらわれず、十分に議論を尽くし、住民のみなさんにも喜んでもらえるものにしていかねばならない。」
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 高畠副市長は「委員の皆さんから出された意見をふまえ、まちづくり協議会の皆さんともよく協議していきたい」と答えました。

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