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9月議会
砂田市議の一般質問(2)
とやま呉西圏域連携中枢都市圏
小矢部市の自主性が失われないか
砂田市議が懸念表明
呉西6市でとやま呉西圏域連携中枢都市圏を構成する協定の締結がそれぞれの9月議会で議決されました。人口減少社会へ向け地方創生のためにコンパクトシティをめざし中枢都市に資源を集中しようというものです。
安倍内閣は「骨太方針2016」で、公共施設の集約化、公営企業の運営、業務改革や民間委託などを「自治体間の広域化・共同化」ですすめるとしています。この具体化の一つがとやま呉西圏域連携中枢都市圏であり、小矢部市の主体性がこれによって失われることのないようにしなければならなりません。
砂田市議は一般質問で@小矢部市の自主性が損なわれないようにすること、A各市の連携で住民サービスを向上させる課題には積極的に取り組むことを求めました。
企画政策部長は次のように答えました。
主体性は失われないと考える
企画政策部長 6市のもつそれぞれの個性、特性を活かし、圏域の発展に向けた新たな取り組みや、これまですすめてきた連携をさらに深めることにより圏域全体の経済成長や住民サービスの向上に努めることとしており、議員が懸念されるような本市の主体性が失われるものではないと考えている。
公共施設の集約化
財源だけの提供にならぬよう協議したい
公共施設の集約化や公共施設の使用料金や利用条件の問題は連携事業として公共施設マネジメント推進事業で検討するが、具体的な検討は今後行うこととしており、他自治体へ財源を提供するだけにならないよう、6市で構成する連携推進協議会で協議していきたい。
健康診断、子ども医療費窓口無料制度
他自治体でも利用できるよう協議する
健康診断や、子ども医療費現物給付を他自治体でも対象とすることなどについても実現に向けて協議していきたい。(あいの風とやま鉄道の石動駅での折り返し運転についても初日の代表質問に対し実現に向けて働きかけるとの答弁がありました。)
子ども医療費窓口無料制度
高岡市の先走りに懸念
砂田市議
9月議会最終日23日の全員協議会でとやま呉西圏域連携中枢都市圏ビジョンに関連して砂田市議は次の指摘をしました。
砂田市議 高岡市議会の一般質問への答弁で「来年4月から子ども医療費を呉西6市で窓口無料化にする」と報道された。これはよいことではあるが、しかし協定が結ばれてもおらず6市で協議もしていないのに4月実施と答弁したことは中枢都市が他自治体を無視して勝手をやることにならないか。
企画政策部長 この経緯を確かめる。
窓口無料制度に
所得制限を持ち込ませるな
さらに砂田市議は子ども医療費窓口無料制度で6市に違いはないか尋ねました。
子ども課長は高岡市が窓口無料制度に所得制限(一定所得以上の家庭の利用を制限)を設けていると答えました。
砂田市議 連携中枢都市圏において、高岡市の所得制限を押しつけられるのではないか、住民サービスの低い方にあわせるのではなく、高い方にあわせるべきで、少なくとも小矢部市のやり方は守り通すべきだ。
企画政策部長 住民サービスが低下しないよう協議会で主張していきたい。
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