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とやま呉西圏域都市圏ビジョン(案)
中枢都市に行政サービスが集中させられないか?
市議会全員協議会で議論
8月の市議会全員協議会が22日開かれ、とやま呉西圏域都市圏ビジョン(案)が報告されました。9月議会には呉西6市でとやま呉西圏域都市圏を構成する協約の議決が求められます。砂田市議は報告されたとやま呉西圏域都市圏ビジョン(案)について、次の質問をしました。
砂田市議 安倍内閣が「地方創生」のかけ声で進める連携中枢都市圏構想は、人口減少を理由に行政サービスを中枢都市に集中しようとするものだ。こんどのビジョン案を見ると、高岡市や射水市が中心で、その他の自治体が負担を求められるだけにならないのか、懸念する。
企画政策課長 今年から平成32年度までの5か年間で21億5056万円の事業を予定しているが、その半分は広域的公共交通ネットワーク強化事業として城端線と氷見線の直通化の準備と万葉線のIC化のためで10億600万円だが、これへの費用負担が小矢部市に求められることはない。
残りは主にソフト事業で、合同就職説明会の開催や子ども医療費を現物給付に統一、人間ドック検診の圏域内相互受検の研究、電子カルテの共有化などで、小矢部市に求められるのは人口割りなどによる7〜8%で、8713万1千円だ。
石動駅での折り返し運転
砂田市議 広域的公共交通ネットワーク強化事業であいの風富山鉄道の石動駅での折り返し運転(注)は取り上げられるのか。
企画政策課長 市の重点要望事項として掲げているので、今後高岡市とも協議して、取り入れられるようにしていきたい。
(注)あいの風富山鉄道で富山ー高岡で折り返し運転している電車を石動駅まで来させて、折り返し富山へ行くようにすることを求めている。
公共施設の利用条件に
他市からの介入の恐れはないか
砂田市議 「公共施設マネジメント事業」や「権限移譲に係る調査・研究」の項目があり、この5年間は事業見込み予算は0円だが、将来的に施設の統廃合や、市施設の利用条件・利用料金等が都市圏ビジョンによって他市の介入を受けたり、自主的に決めたりすることが損なわれることはないのか。
企画政策課長 小矢部市の独自性をしっかり守っていくことを主張していきたい。
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