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砂田喜昭 2016年7月9日更新  
6月議会 砂田市議の一般質問(2)
学童保育の終了時間延長を

 小矢部市は県内でも先駆けて公立の放課後児童クラブ、いわゆる学童保育拡充に取り組んできました。
砂田市議はまずその経過と到達点について報告を求めました。民生部理事はその概要を説明しました。

県内でも先進的な放課後児童クラブ(学童保育)


 共働きの家庭がかねてから強く望んでいた学童保育は、平成11年(1999年)9月から、鷲島の総合保健福祉センターにある子ども家庭支援センターで始まった。

市内すべての小学校で実施 
 平成14年10月から


 平成13年に石動小学校内に、平成14年10月から大谷、津沢、蟹谷、東部の各小学校内で、月曜日から金曜日の午後6時まで実施することとなった。その後平成18年8月に石動子ども放課後児童クラブ室を改修するとともに、大谷小学校グラウンド内に大谷放課後児童クラブ室を新築した。平成21年7月に利用者増に対応するため、大谷第二放課後児童クラブ室を増築した後、平成24年11月に石動小学校の改築にあわせて石動放課後児童クラブ室を新築し、現在の体制となった。

冬休み 平成14年12月から
その後、夏休み、春休みも実施


 土曜日については利用者の多い石動放課後児童クラブで開設している。
 長期休業期間は平成14年12月から冬休み期間を、平成15年7月から夏休み期間を、平成18年3月から春休み期間において、すべての放課後児童クラブで開設している。平成27年度からは保護者の利便性を考えて夏休み期間中は開始時間を30分繰り上げて午前7時30分から午後6時まで開設している。これからも保護者のニーズに沿ってすすめていきたい。

遠距離通勤の方から時間延長の要望 砂田市議

 
砂田市議 家族の勤務先が遠く、6時頃まで子どもを迎えに来られないという方から、相談を受けた。午後7時頃までの時間延長を実現できないか。

 5月26日に日本共産党が富山県と予算要望について交渉してきた。県はこの問題に関して、「18時30分を超えて運営する学童保育には1名の常勤指導員を配置すれば250万円、非常勤指導員では100万円の国の補助がある。これを積極的に活用している市が増えている」とのことだった。

ニーズ調査をしたうえで検討したい 民生部理事

 
民生部理事 平成19年に大谷放課後児童クラブを拠点として終了時間を1時間延長したが、当時は利用希望者がいなかったことから時間延長を取りやめた経緯がある。毎年放課後児童クラブの利用者募集を行う前に、ニーズ調査を実施している。平成26年度には223人中21人から時間延長の要望があった。要望された方に面談したところ、祖父母による送迎が可能とのことで平成27年度の実施は見送った。28年度については「何時に迎え可能か」を聞き取りしたところ延長を希望される方はいなかったので終了時間を午後6時としている。本年度もニーズについて調査した上で、時間延長を検討したい。

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