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砂田喜昭 2016年5月20日更新  
3月議会予算特別委員会
地域循環型社会めざし大学との連携を

 砂田市議 新年度予算には高等教育機関等連携事業費として地域課題解決業務委託20万円が計上されている。これを活用して地域循環型社会をめざすことを提案したい。とくに自然エネルギーの活用や、山林資源の活用、未活用資源である竹や生ごみの活用などの課題について大学との連携を進めてはどうか。

「地域課題解決業務委託のなかで
 提案していきたい」 企画政策課長


 企画政策課長
 昨年包括連携協定を結んだ北陸大学、2月に富山大学をはじめとする県内の高等教育機関とも地方創生推進事業に関する協定を結んだ。いろんな課題について取り組んでいけると思う。いま提案された内容は幅広いが、こういった課題についても取り組んでいけないか、このなかで提案していきたい。

 
竹材の活用を

 
砂田市議 小矢部市バイオマス活用推進計画では竹材が市内には1896トンあると見ているが、利用は現在0%で、目標とする2022年度までには利用率8%、150トンを活用したいとしている。これを遂行するためにも、市も協力して高等教育機関との連携を始めてはどうか。

 
産業建設部次長 市内で既に竹材のチップ化、堆肥化に取り組んでいる方もいる。大根を育てて、その育ち方の違いとかのデータもとっていた。この後もそういった研究を進めて、ぜひ製品化に向けて努力され、小矢部の竹材が利用されるようになることを願っている。良い製品を安定的に作ることに技術的な課題がある。ある程度確立した段階で県内、市内の生産者に奨励したい。

生ごみのリサイクルを

 
砂田市議 同計画では家庭系生ごみ1369トンの現在利用率7%、目標は16%で232トン利用したいとしている。達成までにはあと123トン利用できるようにしなければならない。また、事業系生ごみ1351トンの現在利用率3%で目標も3%のままだ。

 
生活環境課長 家庭ゴミについてはコンポストなどへの補助を行っており、この継続をしたい。事業系生ごみについては県で高岡地区において平成25年度、生ごみ広域リサイクル実証実験を行った。その結果、処理単価が1・8倍になるので、現在の技術では無理だということになった。これから民間業者による技術革新の情報を収集したり、大学にも頼っていきたいと考えている。

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