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砂田喜昭 2016年4月19日更新  
3月議会予算特別委員会
教育と非常勤職員

 小矢部市議会3月定例会では予算特別委員会(議長を除く15名)を設置し、3日間かけて全委員が持ち時間1時間の1問1答方式で質疑をします(委員長は除く)。ケーブルテレビでそのまま編集なしで同時中継と翌週の晩に録画中継をします。

砂田市議は3月16日に、
 @アウトレットの契約問題(『週刊明るい小矢
  部』3月27日号で既報)、
 A原子力防災計画の見直しについて、
 B少人数学級、学校非常勤職員について、
 C地域循環型社会をめざし大学との連携を、
 D特定健診(メタボ健診)について、質問しました。

 今週号では教育問題について紹介します。

少人数学級について
1)小学3年生での少人数学級実現の見通しは


 
砂田市議 富山県もようやく小学3年生について少人数学級(35人以下)に取り組めることとなった。ただ選択制で、クラス定数を40人のまま教科によって少人数のクラスとする少人数指導も選べるようだ。小矢部市としては少人数学級(35人以下)を選択するようにしていただきたい。

 
教育総務課長 平成28年度には該当する小学校がない。他市町村の状況を調査し、課題を整理して29年度以降の導入について適切に判断していきたい。

非常勤職員の問題について
2)学校での非常勤職員の現状と常勤化の課題


 
砂田市議 学校でも非常勤職員が増えている。クラスや子どもたちの様子を学校全体で把握・対応する上でもさまざまな問題があり、この改善は非常に重要だ。

 
教育総務課長 多人数学級支援講師4人、学校司書9人、スタディメイト13人、子どもと親の相談員8人の計34人を、週19時間以下の非常勤職員として雇用している。学校司書は平成25年度から勤務時間を一日5時間に、スタディメイトは平成27年度から1日6時間に延長し28年度から時間給の見直し(100円上げ1100円に)を行うことにしている。現在勤務している方のなかには常勤化まで求めない方も多く、また学校からの要望状況も含めて、現状では常勤化は考えていない。常勤を望む人材の確保や、社会保険料負担が必要となり人件費がいまの2、3倍となることが課題となる。

 
砂田市議 先日から結婚子育てが議論されていたが、若い人が安定した職業に就けないことがその障害となっている。この改善のためにも常勤化の努力を求めたい。

3)学校司書講習会へ非常勤職員も参加を

 
砂田市議 図書館司書講習会へ非常勤司書職員も公務で参加できるように求めたい。

 
教育総務課長 県教育委員会主催で図書館教育講習会は毎年8月に図書館教育教職員を対象に開催されている。平成28年度から本市でも学校司書の公務として出張扱いで参加を促していきたい。なお、市独自でも年3回学校司書の研修会をしている。

市長、議員らの期末手当増額反対

 
増額分は非常勤職員の処遇改善に
   砂田市議が反対討論


 一般公務員はストライキ権など労働基本権が大きく制限されており、その代わりとして人事院勧告があるので、それに基づく処遇改善はよいことだ。

 しかし、市長など特別職や議員の期末手当を引き上げることには反対だ。これに充てる予算は52万円だが、これで教育や福祉の分野で働く臨時職員の処遇を少しでも改善する努力をすべきだ。

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