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砂田喜昭 2016年1月10日更新  
森林資源活用のためにも、山林の境界調査を
12月議会一般質問より

 砂田市議 森林資源の活用を図るうえで、山の所有者や境界が不明になっていることが障害になっている。解決のための地籍調査とその事前調査に当たる山村境界基本調査の実施についてどうなっているか。

 
産業建設部次長 間伐や路網整備等の森林整備を目的として、平成22年度から森林の境界調査を行う森林境界明確化支援事業を実施している。平成26年度までの5年間で約215ヘクタールの調査を完了した。平成27年度においても県単事業の地域森林管理整備事業を活用して、5ヘクタールの境界の確認を実施した。

 
企画室長 森林境界明確化支援事業と並行して、来年度において事前の準備作業となる山林地域における面積や所有者等の特定する作業を行い、平成29年度において国の山村境界基本調査を導入できるよう、調査事業の体制を整えていきたい。

 
砂田市議 小矢部市は地籍調査を昭和58年に中断し、県下で再開していない4自治体の一つだ。国は費用のほとんど(95%)を負担してくれる。問題は人の配置で、その体制をつくって再開を決断すべきだ。

地籍調査の現状 2015年3月末現在


発酵竹粉に効果あり

 砂田市議は、市内の業者が発酵竹粉の効果を試した結果を写真で示しました(写真)。そのうえで、肥料としての開発推奨や荒れる竹林対策として「市も、発酵竹粉が土壌改良や肥料、防草に有効という情報を集め、アピールして、発酵竹粉の需要の喚起を」と求めました。

 
 9月8日にプランターで大根の種まきし、11月2日に収穫したものです。
 牛糞と苦土石灰を混ぜた基本土に、適量の発酵竹粉(1アールあたり5キログラム)を入れた土壌では大根の太さが最大となりました。多すぎても少なくても成長にマイナスとなりました。
 発酵竹粉は炭素と窒素の比率(C/N比)が280で大きくて土壌の中の窒素を吸うので、大根が窒素分を吸えなくて、こういう現象が起きるようです。しかし、適正に竹粉をやれば、非常に大きく育つというデータが出てきたわけです。



 産業建設部次長は「情報収集はしっかりとし、有効なものは市内の生産者のに知らせたい」と答えました。

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