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砂田喜昭 2015年11月7日更新  
石動駅
長距離旅行者用に無料駐車場、再開!!


 石動駅から電車を利用して長距離旅行(100Km超)をする場合に、無料駐車場を再び利用できるようになりました。JRからあいの風とやま鉄道に経営が移管されてから利用できなくなっていましたが、11月1日より再開されます。10月22日に開かれた市議会全員協議会で、市が報告しました。
石動駅の長距離旅行者用無料駐車場
石動駅から片道100Km以上で

 石動駅から片道100Km以上のJR鉄道駅への乗り継ぎ切符の往復・周遊券を購入すれば、線路横の無料駐車場(40区画)を利用できます。100Km以上は福井駅以遠(JR北陸本線)、糸魚川駅以遠(北陸新幹線)、飛騨細江駅以遠(JR高山線=この駅は飛騨古川の手前で、高山駅もOK)となります。

  
利用方法

@ 石動駅で片道100Km以上の往復・周遊切符を購入する。普通乗車券でもOKです。
A 切符購入の際に利用申込書に必要事項を記入の上、駅窓口に提示します。
B 駅員の確認印を受け、それを市営駐車場管理事務所に提出し、駐車許可証の交付を受けます。利用申込書の受付時間は午前9時から午後7時30分までです。
C 無料駐車場を利用する日に、その駐車許可証をダッシュボード等に見えるように置き、指定区画に駐車します。

市の粘り強い働きかけが実る

 小矢部市はあいの風とやま鉄道に長距離旅行者用無料駐車場の再開を粘り強く働きかけてきましたが、いよいよ利用できるようになったものです。

日本共産党も市長に要望 2013年

 日本共産党小矢部市委員会もこのために努力してきました。
 2013年12月26日に、桜井市長に2014年度予算要望をした際に、次の要望をしました。
● 現在石動駅に設けてある、JR線を利用した長距離旅行者のための無料駐車場をひきつづき無料で使えるようにしてください。
● 石動駅に緑の窓口を残すように働きかけてください。

共産党富山県地方議員団 県とも交渉 2014年

 2014年8月20、21日には日本共産党富山県地方議員団は富山県の各部課と交渉し、石動駅でもJR切符を買えることになりました。
これもすごいことで、新幹線開業に伴ってJRから切り離された並行在来線の第三セクター鉄道会社の駅で、JRの切符を購入できるようにしたのは北陸新幹線が初めてだとのことでした。

 長距離旅行者用無料駐車場の利用については、知事政策局の担当者があいの風とやま鉄道にその要望をきちんと伝えると答えました。

砂田市議 昨年12月 議会で重ねて質問
  あいの風とやま鉄道
    「収益増につながらない」と難色


 これをふまえて昨年(2014年)12月議会で砂田市議は重ねて、市に長距離旅行者用無料駐車場の存続を働きかけるよう改めて求めました。

 市企画室長は「従前より要望しているが、あいの風とやま鉄道は収益の増加につながらないと難色を示している。しかし、議員ご指摘の通り、駅周辺に長距離旅行用の駐車場を設けることで石動駅利用者が増加し収益改善も期待される。市としては引き続き要望していきたい」と答えていました。

今年5月、再び県交渉
 県知事政策局
  「なるべく早く結論を出したい」


 しかし今年度(2015年度)に入っても無料駐車場は利用できない ままでした。そこで日本共産党富山県地方議員団は5月21、22日に再び富山県との交渉でこの問題を取り上げました。

 知事政策局の担当者は「小矢部市と協議している。結論を出す時期は決まっていないが、なるべく早く出したい。沿線の各市町とも協議しているところだ」と答えました。
 
これらの努力が実って、今回の再開につながったのです。


 あいの風とやま鉄道
石動駅で折り返し運転を


議会報告会で要望出される


 小矢部市議会の議会報告会が10月22、23日に開かれ、荒川公民館で参加者からあいの風とやま鉄道の石動駅での折り返し運転を求める要望が出されました。

 現状では富山から高岡止まりで石動駅まで来ない電車が12本あり、富山方面へは高岡始発で石動駅から乗れない電車が9本あります。県西部の一体化のためにも石動駅での折り返し運転でこれを解消するよう求めるものです。

 7月22日に開かれた富山県西部産業開発協議会(川村人志会長=高岡商工会議所会頭)でも同様の要望が出されました(富山新聞7月23日付)。

 
この『週刊明るい小矢部』の記事が、ある地区の公民館まつりで紹介されるという出来事がありました。嬉しいことです。

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