バナー2015年10月25日号本文へジャンプ
砂田喜昭 2015年11月1日更新  
農協の半日ドックも特定健診(メタボ健診)に認めよ
9月議会一般質問

 厚生労働省は、生活習慣病予防のため特定健診(メタボ健診)の受診率を上げるよう求めています。
 メタボ検診は、人間ドックに比べると検査項目がたいへん少ないので、自分で健康を維持したいと厚生連高岡病院で半日ドック健診を受けている市民もいます。ところがこれらの人は特定健診の受診者にカウントされません。市が以前、厚生連高岡病院にこの健診情報の提供を申し入れたが、半日ドック健診の情報を市に提供するシステム改修に費用がかかり、小矢部市のJA組合員である国保加入者が厚生連高岡病院で半日ドックを受けても小矢部市の助成がないことを理由に断られた経緯があります(2012年9月議会)。
 そこで砂田市議は今度の9月議会で改めてこの問題を取り上げました。
  ・・・・・・・・・・
 メタボ健診は腹囲を測り脂肪の量を大まかに把握します(男性85センチ以上、女性90センチ以上)。

メタボ健診受診者2686人に
農協の半日ドック受診者340名がカウントされていない


 
砂田市議 2014年度の特定健診(メタボ健診)の受診者数は何人か。市が助成した北陸中央病院のドック健診受診者は何人か。JAいなばが実施した半日ドック健診の受診者は何人か。

 
民生部長 市の国民健康保険の方が特定健診を受診された人数は2686人(2011年度は2764人)、受診率は50.6%。
 北陸中央病院で人間ドック受診された方は244人(2011年度は204人)。この検査費用の8割を市が助成している。例えば男性の一般ドックでは通常6135円の自己負担で実施できる。
 JAいなばの組合員の方が厚生連高岡病院でドックを受けられた方は340名(2011年度は378人)。

小矢部市在住 いなば農協組合員に市の助成がない
高岡市福岡町在住 いなば農協組合員に高岡市は助成


 
砂田市議 高岡市は、厚生連高岡病院での半日ドックを受けた福岡町に住んでいるJA組合員に対して助成をしている。同じいなば農協組合員でも小矢部市民には市の助成がない。これをぜひ実現していただきたい。

 
民生部長 現在、北陸中央病院のドックの枠に比較的余裕がある。ここで受け入れられなくなったとき、検討する場合があると思うが、現在のところは考えていない。

県西部6市で連携を宣言
地域ネットワークで
 市外での人間ドックにも助成を


 
砂田市議 8月4日に富山県西部圏域連携都市圏形成推進宣言が行われた。これは、それぞれの市が自己完結型の都市機能を有しながら、観光や医療などで、六つの都市をつなぐ重層的な連携・いわゆる多極ネットワークによって地域を支えてきていたが、これからも一層地域ネットワークの強化を図る必要があるというものだ。
 この精神からすれば、人間ドック検査の助成を市外の病院にも拡大していただきたい、

他市病院でのドック助成も
 連携事業となるか検討


 
民生部長 県西部6市による連携中枢都市圏が実現することになれば、他市の病院でのドック助成についても、連携事業となり得るか検討も必要になると考えている。


子ども医療費 市外の病院・医院でも窓口無料に

 
砂田市議 こども医療費を中学3年生まで無料にしているが、高岡とか砺波などの小さい病院、民間の医院で受診した場合には、一度、立て替え払いしなければならない。ぜひ窓口無料で、立て替え払いしなくても良いようにしていただきたい。

済生会高岡病院の
  窓口無料化へ調査中


 
民生部次長 市外の医療機関において、今、救急告示病院で利用が多い小児科のある病院を対象に拡充を進めているところだ。救急告示病院である富山県済生会高岡病院の窓口無料化に向けて、今、調査をしている。近隣市における窓口無料化については、利用状況を調査して、利用の多い医療機関から、そして関係医師会とも協議を行って調整をし、適用拡大に努めてまいりたい。

 トップへ戻る
砂田喜昭(Yoshiaki Sunata)のホームページへ戻る