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砂田喜昭 2014年12月12日更新  
「映画『ひまわり』を観る会」
来年2月8日(日)
小矢部市総合会館大ホールで上映
 
映画「ひまわり〜沖縄はわすれない あの日の空を〜」


 先月29日、おやべ市民活動サポートセンターで「ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を」の試写会が行われました。憲法を守る小矢部の会と「となみ九条の会」などが呼びかけたもので、試写会後、実行委員会「映画『ひまわり』を観る会」を立ち上げました。「観る会」では来年2月の8日、9日に小矢部市と砺波市で上映会を行うことにしています。

 
実話をもとにした
  学園ドラマ


 映画「ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を〜」は沖縄で実際に起こった米軍機墜落事故を背景にした学園ドラマです。本土ではあまり知られていませんが、1959年6月、米軍のジェット戦闘機が小学校に激突・炎上しました。学童11名、近隣住民6名が死亡し、210名が重軽傷を負った大惨事でした。その時生き延びた祖父・良三と、04年米軍ヘリが墜落した沖縄国際大で学ぶ学生である孫・琉太を軸に物語が展開します。

沖縄の祖国復帰
40周年記念として企画


 この映画は、2012年の沖縄の祖国復帰40周年を記念する作品として企画され、制作費の大半を沖縄県民の浄財でまかなって完成しました。沖縄の戦後史が背景に描かれています。

基地をめぐる
 複雑な思いも


 沖縄は平和憲法の下へ復帰したはずですが今も米軍基地の島のままで、オスプレイが配備され、辺野古に最新鋭の基地が新設されようとしており、「ひまわり」にも平和憲法の精神からもっとも隔たった地域の日常がそのまま映っています。その中で繰り広げられる基地をめぐる複雑な思いがドラマに仕立てあげられて、見ごたえがあります。

名優 長塚京三、
若手の須賀健太が熱演


 名優 長塚京三(良三)、若手の須賀健太(琉一)、能年玲奈、福田沙紀の熱演に、朝ドラ「ちゅらさん」のオバァ役・平良とみがチョイ役で渋い演技を折り込みます。回想場面の子役たちの素直な表現にも好感が持てます。

 
 
上映会 

小矢部市総合会館大ホール

   日時 2月8日(日)
     第1回 午前10時30分
     第2回 午後2時

砺波市曳山会館
  
   日時 2月9日(月)
     第1回 午後2時
     第2回 午後6時30分

   入場料 1000円
         (高校生以下無料)

 どちらの会場でもご覧になれます。

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