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砂田喜昭 2014年10月18日更新  
国連へ核兵器禁止署名を
「核抑止論」を克服するために“仏の知恵”をお貸しください
小矢部平和委員会 取り組む

 8月6日の原水爆禁止世界大会では、来年4月に迫った核不拡散条約(NPT)再検討会議を「核兵器のない世界」を実現する決定的な転機としよう、そのために、「核抑止論」を克服すべく、核兵器の残虐性・非人道性を訴え、「核兵器全面禁止の圧倒的な世論」を作り出そうと、決意を固めあいました。
 これを受けて、小矢部平和委員会では、「2015年4月の国連のNPT再検討会議に小矢部市民の署名を届けよう」と、取り組みを強めています。

 
「核抑止論」を許さない世論を

 「核抑止論」とは、核兵器があるから戦争は抑えられている、という核保有国の言い分ですが、現に2万発の核爆弾(広島型の原爆の100万倍分の威力)が蓄えられているにもかかわらず、戦争はなくなっていません。すると、いつかは核兵器の威力を示すために、使用されなくてはならなくなるでしょう。それは人類と地球の破滅への引き金です。
 戦争を抑止する本当の力は、核による脅しではなく、「殺さない、戦争はしない」という英知にこそ宿っています。このヒューマニズム精神を強く大きくして「核抑止論」を押さえ込む努力が求められています。

 
 第1回「国際核兵器廃絶デー」に
    お寺訪問

 
 小矢部平和委員会では、被爆70年を目前にする被爆者の悲願を実現するため、「すみやかに核兵器禁止条約の交渉を開始するよう求め」る署名をできるだけ多くニューヨークの国連本部へ届けようと、訴えを強めています。今回は、お釈迦様は命の尊さをお説きになった方だから、お寺さんにお願いすればきっとご助力がいただけると、市内のすべての寺院を回ってお願いすることになりました。
 9月26日は第1回「国際核兵器廃絶デー」で、昨年の国連総会が決めた国際統一行動日でした。小矢部平和委員会はこの日を挟んでほぼ連日お寺を訪問し、10月4日現在、市内のほぼ8割の50ヶ寺にお願いを届けました。「住職が高齢で動けませんが、大事な署名ですから、やらせてもらいます」と受け止めてくださった坊守さんもあったとのことです。

   
共産党へも申し入れ

 また、日本共産党小矢部市委員会にも同じ趣旨の申し入れがあり、全面的に協力しようと署名用紙をしんぶん赤旗に折り込み、読者の皆さんの協力をいただくことにしまた。

編集部より

 今週の「しんぶん赤旗」にその署名用紙とチラシ、返信用封筒を一緒に折り込みました。集まった署名は、小矢部平和委員会を通じて国連へ届けられます。読者の皆さんの思いをこめた署名をお願いします。

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