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砂田喜昭 2014年8月10日更新  
若い世代のたいへんな働かされ方が見える
共産党の「明るい家庭づくりのために」政治への要望アンケートより

 若い皆さんの意見や要望を政治に反映させようと、日本共産党小矢部市委員会がアパート住民を対象にアンケートをしています。回答が届き始めていますが、若い世代のたいへんな働かされ方が見えてきました。


30代 独身女性

 週平均労働時間が50~59時間で 残業代が「まったく支払われない」。
「公的機関なのに昼休みなし、無給残業が当たり前で過酷すぎる、有休も一日ももらえない」。
 結婚への障壁は「相手がいない」ことと長い「労働時間」。「公的仲介所の増設」を望む。
 子育てに関する市への要望は「保育料が高すぎる」。
 国政への不満は「給料が全く変わらないのに税金は増え、仕事内容がより過酷になって、生活が苦しすぎる」。


30代 共働き世帯

 夫婦とも週平均労働時間が60時間以上で、残業代は二人とも支払われていない。「ボランティア残業」「土・日も自主的残業」。「この3~4カ月、残業が多すぎて、あまり買い物に行っていない。でも(消費税)8%は大きいと思う」。
 アベノミクスで基本給は二人とも変わらない。「下がらないだけ、感謝。」
 「子どもにかけられる時間がない。(せめて料理だけでもして、まともなものを食べさせたいが、袋に入ったものを、チンして与えてしまう。)」


日本共産党が聞いてきました
相談窓口は………
労働基準監督署


 この訴えを受けて日本共産党は早速、砺波労働基準監督署で 
残業代ゼロにどう対応すればよいのか、伺ってきました。

相談者の名前を隠すこともできる

  労働基準監督署では相談を受けています。過去にさかのぼって残業代を支払わせるには、残業として働いていたことを証明するものが必要とのことです。これから改善してもらうのであれば、使用者が労働時間をしっかり管理すべきことを指導するとのことです。事業所が具体的にわからないと指導のしようがありませんが、通報者、相談者の氏名を事業所に知らせないような対応はできるそうです。
  砺波労働基準監督署管内の事業所の残業代をはじめ労働環境の実態調査やそれに基づく改善指導はしているそうで、事業所名も相談者の氏名も事業所には明かさないで臨検指導することはできますが、公務員の守秘義務によってその結果を相談者に知らせることはできないそうです。

公的機関でも病院、保育所は労働基準監督署で

  市役所や保育所などで働く臨時職員、非正規雇用の人たちの残業の扱いや労働条件に関することは労働基準法が適用されるのか、地方公務員法が適用されるのかで、労働基準監督署が関われるかどうかが決まります。病院や保育所などの現業職場では主に労働基準監督署の管轄だそうです。市役所の本庁の場合は地方公務員法適用の場合もあるそうです。

 
 
相談窓口

☆ 砺波労働基準監督署 砺波市広上町5~3 
☎0763ー32ー3323

 (時間外の対応)
☆ 厚生労働省ホームページに【労働基準関係情報メール窓 
口】があり、そこに書き込むことができます。ここに寄せられた情報は砺波労働基準監督署管内の事業所であれば砺波労働基準監督署にも提供されます。

☆ 富山県社会保険労務士会 富山市千歳町1~6~18
河口ビル2階 ☎076ー441ー0432。
平日は20時まで対応しているが、18時ごろまでに事前予約が必要。土曜日は10時から17時まで。

☆ 全国いっせい電話相談窓口 マスコミ等で実施日を報道。今年は11月の土日あたりに実施するかもしれない。

☆ 
労働組合の相談窓口
このほか、
富山県労働組合総連合でも秘密厳守・相談無料で扱っています。
富山県労働組合総連合(略称:富山県労連)
〒931ー8313 富山市豊田町1~128~11   ☎ 
076ー433ー5850

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